ホヴァネス:ピアノ作品集 第2集
アルメニア系アメリカの作曲家アラン・ホヴァネス。20世紀アメリカを代表する作曲家のひとりであり、ヨーロッパの前衛芸術を避け、アルメニアやインド、東洋の音楽要素を採り入れた作品を数多く残しました。
このピアノ作品集第2集には、詩人・神秘家であるフランシス・ベーコンに捧げられた『ヘルメスの星』を始め、ギリシャ系アメリカ人ピアニストに捧げられた、コーカサス地方オセチン(オセチア)の民謡をモティーフにした舞曲『オセチアの旋律による幻想曲』、複雑な音型でありながら魅惑的な旋律に満たされたピアノ・ソナタ『アークトゥルス(夜空に輝く星「うしかい座α」)への旅』、彼が好んだ日本の題材を用いた『Komachi(小町)』、アルバムの最後に置かれた『ギリシャ・ラプソディ』など、民謡などのさまざまな素材を練り上げ、新しいものへと昇華させたホヴァネスならではの作品が収録されています。
第1集に引き続き、ホヴァネス作品の良き理解者として知られるピアニスト、アレッサンドラ・ポンピーリは、世界初録音を含む彼の神秘的な音楽をじっくりと聴かせます。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)
【収録情報】
ホヴァネス:
1. オセチアの旋律による幻想曲 Op.85-6
2. ヘルメスの星 Op.247
3. 小町 Op.240
4. ソナタ『アークトゥルスへの旅』 Op.354
5. ギリシャ・ラプソディ第1番 Op.63
アレッサンドラ・ポンピーリ(ピアノ)
録音時期:2020年2月24,25日
録音場所:イタリア、Studio 111、Cereveten, Rome
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
世界初録音(2,5)