ヘッセの読書術 草思社文庫

ヘルマン・ヘッセ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794220042
ISBN 10 : 4794220049
フォーマット
出版社
発行年月
2013年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;16

内容詳細

古今東西の書物数万冊を読破し、作家として大成したヘッセが教える、読書の楽しみ方とその意義。ヘッセの推奨する「世界文学リスト」付き。

目次 : 書物(詩)/ 書物とのつきあい/ 本を読むことと所有すること/ 保養地での読みもの/ 言葉/ 読書について/ 世界文学文庫/ 世界文学リスト/ ベッドで読んだもの/ 本の魔力/ 本のほこりを払う/ 愛読書/ 日本のある若い同僚に/ 「パン(ブロート)」という言葉について/ 書くことと書かれたもの

【著者紹介】
ヘルマン・ヘッセ : 1877〜1962年。ドイツ、バーデンヴュルテンベルク州生まれ。詩人、作家。1946年ノーベル文学賞受賞

フォルカー・ミヒェルス : ドイツの出版社ズーアカンプ社の編集顧問。ヘッセ研究の第一人者

岡田朝雄 : 1935年東京生まれ。ドイツ文学者。東洋大学名誉教授。日本昆虫協会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    二十歳代の頃、ヘッセの本は一通りは一度ならず読んだ。特に『荒野のおおかみ』は繰り返し。仕事の合間の息抜きに。と思ったが、さすがに硬派。訳者の岡田朝雄氏が編集したもの。蔵書が数万冊だとか(当然読んだ)。西欧の古典から幅広く読んでいるが、世界を幅広く読もうとしてきたようだ。日本は、禅宗への関心止まりか。禅は際立つが、それだけというは淋しい。

  • ユメ さん

    読書の意義や愉しみ方を惜しみなく教えてくれる本。ヘッセは、読書の目的は手近な必需を満たすことではないと述べる。本を読むことは、人類が考えてきたことを少しでも理解しようと努めることであり(それは決して死んだ知識ではない!)、人類の歴史や文化と繋がること、つまりよりよく生きることなのだ。本と向き合う姿勢は、生きる姿勢なのである。本を読むことで自分の世界はどんどん豊かになり、目の前にひらける景色が変わってゆく。私ももっと真摯に、意識的に、書物という神聖なる小さな奇跡を紐解いてゆこう。

  • morinokazedayori さん

    ★★★ヘッセの、本や読書に関するエッセイがおさめられたもの。国や時代の違いを面白く感じる部分もあり、共通点を見つけて嬉しく感じる部分もあり。世界文学文庫の章は、ヘッセが読破し自分のものとした本の量と質に脱帽。本の選択や本とのつきあい方は人それぞれとしつつも、ヘッセ自身は精神を高める読書に重きをおき、実用書や情報を得るための新聞は軽んじていたようだ。自分は精神を高める読み方に到達するにはまだまだだなと、本の世界の広さと深さを痛感した。

  • ともっこ さん

    ヘルマン・ヘッセの読書に関するエッセイ集。 読書は日頃からしているものの、何をどう読むかというのは常に悩みどころ。 ヘッセが提案する読書術はまさに私の理想とする読み方で、ヘッセが警鐘を鳴らす読み方はまさに私が時々陥ってしまう読み方だ。 読後ますます読書への意欲が高まった。 これからも自分の感性に合う本を、じっくり吟味しながら、マイペースで読もうと思う。

  • しゃん さん

    本書を読み、ヘッセの「本」に対する愛情が読み手にも伝わってきて、これから一冊一冊、一作品ごと、慈しむように味わいながら読書し、そして本を大切にしていこうと思った。たしかに、「本」自体が高価で貴重な時代があったことを思うと、あらゆる本にアクセスできる現在の読書環境に感謝である。ヘッセが言うように、世上で盛んに挙げられる読書リストに惑わされることなく、自分の心の声に従って読書の森を歩んでいこうと思った。「美しい絨毯が床を、高価な壁掛けと絵が壁を飾っていようとも、本のない家は貧しい」の一文には痺れた(39頁)。

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ヘルマン・ヘッセ

1877〜1962年。ドイツ・バーデンヴュルテンベルク州生まれ。詩人、作家。1946年ノーベル文学賞受賞。代表作に『青春彷徨』(「郷愁」)『車輪の下』『デーミアン』『シッダールタ』『荒野の狼』『ガラス玉遊戯』などがある

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