『キリストの受難』　マルコ・フリジーナ＆マラガ・フィル、カミナ・ノーヴァ合唱団、アントニオ・バンデラス（語り）、ダミアン・デル・カスティーリョ、他（2CD）

フリジーナ：キリストの受難

マルコ・フリジーナはローマに生まれ、サンタ・チェチーリア音楽院で学んだ作曲家。ローマ・カトリックの神父であり、新福音化推進評議会の顧問を務める彼は、これまでにもダンテに基づく「神曲」のような宗教的な作品などを幅広く発表し（2005年のイタリア映画「マリア・カラス　最後の恋」の音楽も手掛けています）、世界平和の実現を祈っています。
　このオペラ＝オラトリオ『キリストの受難』では、最後の晩餐から復活の夜明けまでのイエスの受難の出来事が、ペトロ、ユダ、聖母マリア、マグダラのマリア、キレニア人、兵士ロンギヌス、天使などの様々な登場人物の視点を通して語られます。また、彼らが操る言葉はイタリア語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ラテン語、古代ギリシャ語と多岐にわたり、歌と音楽が織りなす壮大な音絵巻が人間の苦悩を綴っていきます。
　物語を繋ぐ重要な役割を担う福音史家を務めるのはマラガ出身の名優アントニオ・バンデラス。1995年製作の映画「デスペラード」の主演を務めるなど数多くの映画で強い存在感を示しています。（輸入元情報）

【収録情報】
● フリジーナ：オペラ＝オラトリオ『キリストの受難』

Disc1
1. プロローグ、最後の晩餐
2. ゲッセマネ
3. サンヘドリン
4. ペトロの否認
5. ペトロの嘆き
6. ユダの後悔
7. ピラト
8. 鞭打ち
9. おお見よ、マッダレーナのアリア
10. 判決

Disc2
11. 受難の道行
12. 「彼は決して話すことはなかった」 - キレニア人のアリア
13. 磔刑
14. 良い盗人
15. ユダとペトロ
16. イエスと彼の母
17. イエスの死
18. 槍
19. ロンギヌスと十字架降下
20. マリアの涙
21. 埋葬
22. フィナーレ

　アントニオ・バンデラス（ナレーター…福音史家）
　マリア・グラツィア・スキアーボ（ソプラノ…マグダラのマリア）
　ダミアン・デル・カスティーリョ（バリトン…イエス）
　ローラ・カサリエゴ（メゾ・ソプラノ…マリア）
　ダヴィッド・ラガレス（テノール…ペトロ）
　フランシスコ・サンティアゴ（バス…ユダ）
　ビクトル・クルス（バリトン）
　ルイス・パセッティ（テノール）
　フランシスコ・フェルナンデス＝ルエダ（テノール）
　ルルド・マルタン（ソプラノ）
　カミナ・ノーヴァ合唱団
　プエリ・カントレス・マラガ（合唱）
　エスコラニア・デル・エスコリアル（合唱）
　マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
　マルコ・フリジーナ（指揮）

　録音時期：2018年4月
　録音場所：不明
　録音方式：ステレオ（デジタル）