パルムグレン、セリム(1878-1951)

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SACD 輸入盤

ピアノ協奏曲第1番、第2番『川』、第3番『メタモルフォーゼ』、ヴァイオリン小品 ヘンリ・シーグフリードソン、ヤン・セーデルブロム&ポリ・シンフォニエッタ

パルムグレン、セリム(1878-1951)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ABCD385
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

魅力的なパルムグレンのピアノ協奏曲集

セリム・パルムグレンは1878年生まれ。ヘルシンキ音楽学校でシベリウスの師でもあるマルティン・ヴェゲリウスに作曲を学びました。パルムグレンはピアニストとしても知られ、5つのピアノ協奏曲と約350のピアノ曲、男声合唱を中心とする200曲以上の合唱曲、歌劇『ダニエル・ユート』などを作曲、その多くがフィンランド・ロマンティシズムの大切なレパートリーとして記憶されています。
 フィンランドのピアニスト、シベリウスのピアノ曲やラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と第3番の録音で知られ、作曲家でもあるヘンリ・シーグフリードソン[1974-]のパルムグレン・アルバム。ピアノ協奏曲第1番は1904年の作曲。南オストロボスニアの旋律による序奏とマーチ風の音楽、ゆっくり流れる中間部、スケルツォ風のフィナーレから構成される一楽章の短い作品です。第2番の協奏曲はパルムグレンが生まれ育ったポリ市を流れるコケマキ川をインスピレーションに作曲され、「人生の流れ」を重ねる「川」の副題がつけられました。序奏、2つのカデンツァ、賛歌のフィナーレをも「急緩急」の単一楽章の音楽。主題のひとつにスウェーデンの民謡が使われています。第3番『メタモルフォーゼ』は、合唱指揮者クレメッティによるオストロボスニア敬虔主義者の旋律と9つの変奏曲による作品です。シューマン、リスト、グリーグ、ブゾーニ、ロシア・ロマンティシズム、とりわけラフマニノフの伝統に沿いながら印象主義の色彩をいち早く取り入れたパルムグレンのピアノ音楽の魅力が3つの協奏曲に美しく示されます。
 シーグフリードソンとポリのオーケストラは、それぞれの曲の特徴を明確に示しながら、瑞々しくのびやかな音楽を展開していきます。指揮者のセーデルブロムがヴァイオリンを担当した『ヴァイオリンとピアノのための小品』は、フィンランドの民謡に基づくカンツォネッタや「祈り」のプレギエラなど、1921年から翌年にかけて作曲された小曲集です。(輸入元情報)

【収録情報】
パルムグレン:
● ピアノ協奏曲第2番 Op.33『川』(1912-13)
● ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.13(1904)
● ピアノ協奏曲第3番 Op.41『メタモルフォーゼ』(1916)
● ヴァイオリンとピアノのための小品 Op.78(1921-22)
(前奏曲/ユモレスク/カンツォネッタ/フィドル弾き/フィンランド・ロマンス/東洋風セレナード/プレギエラ)

 ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
 ポリ・シンフォニエッタ
 ヤン・セーデルブロム(ヴァイオリン、指揮)

 録音時期:2014年9月11,12日
 録音場所:フィンランド、ポリ、プロムナードホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

ユーザーレビュー

総合評価

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英文のライナーノートによると、パルムグレ...

投稿日:2021/05/02 (日)

英文のライナーノートによると、パルムグレリンは「北欧のショパン」と言われているらしい。70分以上の収録時間となっており、5作あるピアノ協奏曲のうち第1番から3番までとピアノとバイオリンのための小品が7作収められている。ピアノ協奏曲の第4番と第5番はない。作風としては、すべてロマン派に分類できる作品である。録音は北欧の演奏家たちによる完成度の高いもので、音質も極めて優秀であり、条件としては文句のないものであると考えられる。個人的には、作品そのものが取り立てて推すほどのものではないかな、もっとはっきり書けば、期待したほどではなかったかなと思ったが、あとは好みの問題である。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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作曲者も演奏者もすべてスェーデン語系のフ...

投稿日:2016/08/16 (火)

作曲者も演奏者もすべてスェーデン語系のフィンランド人。そういう、滑らかに流れる音楽が奏でられている。フレーズ末に重みのくる独特の輪郭がなくて、フィンランド音楽入門には向かない。気合を入れて聴くのでなければ充分心地よい。録音も西フィンランドらしい重心の低い仕上げ。

doghkikuo さん | 所在地 | 不明

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第2番「河」は描写音楽として聴いても優れ...

投稿日:2016/07/13 (水)

第2番「河」は描写音楽として聴いても優れていますが、絶対音楽としても第一級の作品だと思います。ピアノ高音部の美しさや曲の盛り上がりなど、古今東西の他のピアノ協奏曲にひけをとりません。幸福感に溢れた情景描写的な曲想が魅力的です。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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