パム・ムニョス・ライアン

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夢見る人

パム・ムニョス・ライアン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001160208
ISBN 10 : 400116020X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
285p;19

内容詳細

美しいものを愛することも、空想することも、決してやめることはできない。チリの世界的な詩人パブロ・ネルーダの少年時代。

目次 : 雨/ 風/ 泥/ 森/ 木/ 松かさ/ 川/ 海/ 潟湖/ 恋/ 情熱/ 炎

【著者紹介】
パム・ムニョス・ライアン : 1951年アメリカ生まれ。メキシコ系アメリカ人。『Echo』(未邦訳)でニューベリー賞オナーに選出。『夢見る人』(岩波書店)でボストングローブ・ホーンブック賞オナー、プーラ・ベルプレ賞(ラテンアメリカの文化を伝える優れた作品に贈られる)、ドイツ児童文学賞を受賞した

ピーター・シス : 1949年チェコ生まれ。プラハとロンドンで美術を学んだのち、映像作家として出発。82年にアメリカに亡命したのち、児童書の挿絵や絵本を手がける。『星の使者』(徳間書店)でコールデコット賞オナーに選出されたほか、数々の賞に輝き、国際的に高い評価を得ている。2012年に国際アンデルセン賞画家賞を受賞

原田勝 : 1957年生まれ。東京外国語大学卒。翻訳家。ヤングアダルト小説を中心に英語圏の児童書の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    小さな頃から空を見上げ、雲を目で追い、草や虫に目をとめ、耳をすまして鳥の声を聴いていた。部屋には拾ってきた宝物がいっぱい。いつしかそれらは、言葉となり詩となった。1971年、68歳の時にノーベル賞を受賞したチリの詩人パブロ・ネルーダの子供時代のお話を、ムニョスライアンが書き上げる。強い言葉による糾弾でなくとも、真実を唄う詩は、時に独裁者がおそれるほどの強い力を持つ。彼の父は、理解が足りない頑固者に思えるが、それは父と息子の間におこる不理解であり、父は彼なりに立派だと思った。

  • mocha さん

    チリの詩人パブロ・ネルーダの少年時代。威圧的な父にも夢見る心は止められない。自然の中に美しさと驚きを見つけ、言葉の魔法に魅入られたネフタリ(ネルーダの本名)まさに生まれながらの詩人だと思った。彼が好んだという緑色のインクで綴られた本書、ピーター・シスによる挿絵と構成がとても詩的で美しい。ネルーダの詩を原文で味わってみたい。

  • フム さん

    1971年ノーベル文学賞受賞の詩人パブロ・ネルーダの子ども時代を描いた物語。ネルーダを知ったのは、これも『褐色の世界史』からだ。チリで起こった軍事クーデターによって独裁的なピノチェト政権が誕生したことが書かれている章でネルーダの詩が引用されていた。権力を正面から批判する情熱的な詩は虐げられた人々をどんなに力づけたことか、そして独裁的な軍事政権下においてそれはどんなに勇気のいる行為であったろうか。不平等や差別に敏感でそれを言葉の力で世に訴え社会を変えようとしたネルーダという詩人を育んだものは何だったのか…

  • mntmt さん

    原作者に、挿し絵画家はもちろんのこと、これを訳した人、出版した人たち。たくさんの人の静かな情熱を感じた。

  • ぱせり さん

    パム・ムニョス・ライアンの文章とピーター・シスの絵とが手を結び、ネフタリ少年の思い描く夢の世界のなかに、読者を飛ばす。はるかな広がり。激しい力では、決して征服しつくせないものがここにあるのが見える。それはきっと詩の種みたいなものじゃないか。芽を出させるのは、読者それぞれではないだろうか。

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