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歴史 1

トゥキュディデス

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784876981175
ISBN 10 : 4876981175
Format
Books
Release Date
May/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

西洋の「知」の源泉であるギリシア・ラテンの主要な著作・作品を可能な限り網羅し、西洋古典の一大書林の形成をめざすシリーズ。専門研究者による厳正な原典理解を基にした、正確でわかりやすい新訳。

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Book Meter Reviews

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  • roughfractus02

    G・アリソンが台頭する大国と既成の大国の間に起こる現代の抗争を「トゥキディデスの罠」と呼んだのは、古代ギリシャに出た本書が現代世界の対立構造モデルとして有効だと考えたからだろう。本書は、著者がアテナイの将軍として27年に及ぶスパルタとのペロポネソス戦争を記述した戦史だが、その記述は自国の国益を主張する視点から書かれていない。自ら従軍したこの覇権戦争が、国家自体を揺るがす危機を抱えると捉えた著者は、後の世代に正確にその有様を伝える姿勢を貫いたのだという。本館ではメロス対談の権謀術数が国際政治の今を思わせる。

  • ヴィクトリー

    ペロポンネソス戦争について知りたくて読む。印象に残ったのが記事中の演説の多さ。腰の定まらない自国民や配下の兵士を宥めたり、激励したり、他国の人を相手に自分の有利な様に交渉したり…。弁舌で相手を説得させる事が重要なのは「アナバシス」でも描かれていた様に古代ギリシアの特質なのだろう。その中で、相手に嘆願しているはずなのに少しも卑屈なところがなく、やたらと堂々としているのも気になった。自分の立場の正しさ、嘆願に応じた場合に相手が如何に得をし、応じない場合は如何に損をするか説く。ソフィストが流行るのも当然か。

  • Hotspur

    ヘロドトスに批判的なスタンスで書かれた本書は、バーバラ・タックマンの『八月の砲声』を想起させる。アテナイとスパルタ(この名はほとんど使われず、主に「ラケダイモン」)の対立構造とこれを取り巻く複雑怪奇なポリス間の政治外交。トゥキュディデスも脱線ではヘロドトスに負けず、現在と過去を頻繁に往復する。敵と、敵の敵と、敵の敵を裏切る者と、アンプラキアとアンピロキアと、何が何だか分からなくなる。武器を取っての闘いと等しく、各所での弁論の闘い。アテナイとラケダイモンの講和条約で上巻は終わる。

  • InTheCastle

    過去読了分追加。面白い。陰謀・調略をはりめぐらし、敵と味方が目まぐるしく変わる。作者の冷静な観察力には感服する。古代の人間だからといって妙なオカルト理論を持ち出すわけでもなく、原因と結果の考察力がすばらしい。

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