デュボワ、テオドール(1837-1924)

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CD 輸入盤

フリチョフ序曲、ピアノ協奏曲第2番、十重奏曲 ロト&レ・シエクル、V.ワーグナー

デュボワ、テオドール(1837-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ASM09
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


大好評のロト&レ・シエクル、
ピリオド楽器演奏の次なるチャレンジは
「和声学」の大家デュボワ作品集


ピリオド楽器によるストラヴィンスキーの『火の鳥』サン=サーンスのオルガン付き交響曲が大絶賛のロト、SWR響との来日公演も大成功に終り、現在最も注目される指揮者のひとりとなりました。今後のリリース予定も充実していますが、まずは近代フランスの作曲家デュボワ作品集の登場です。デュボワは非常な多作家でしたが、CD自体が珍しく、またピリオド楽器であるのももちろん初の試みです。
 テオドール・デュボワはパリ音楽院で作曲をトマに師事、マドレーヌ教会のオルガニストを務めるかたわら母校でも教鞭をとり、デュカス、マニャール、アーン、フロラン・シュミットを育て、1896年には院長となりました。しかし1905年にラヴェルがローマ大賞応募資格を無効とされたことが物議を醸し引責辞任。フランス音楽史上では悪役のイメージがついています。作曲家としては500を超える作品を残していますが、むしろ今日では音楽作品よりも、日本でも音大生必修だった「和声学」の著者として名を残しています。
 このアルバムでは、デュボワの長い創作期の3つの時代を代表する3篇をとりあげています。初期1880年作の『フリチョフ序曲』は、「スカンジナヴィア伝説」の副題を持つ交響詩で、フリチョフ物語を描いています。劇的なアクセントやリズムを駆使してオーケストレーションの秘術を披露。中期1897年のピアノ協奏曲第2番はロマン派風の大協奏曲で、ショパンを思わせるメロディに満ちた魅力的な作品。ヴァネッサ・ワーグナーは1880年製のエラール・ピアノを用いて薫り高き演奏を繰り広げます。後期1909年の十重奏曲は、弦楽五重奏と木管五重奏の組合せにより、フランクを思わせるオルガン的な響きに満ちています。ガット弦と20世紀初頭のフランス製管楽器ならではの音色を存分に堪能できます。
 ロトの演奏は相変わらず才気煥発。『フリチョフ』での強烈なリズム、ピアノ協奏曲でのロマン性、いずれもきびきびした推進力で表出。忘れられていたデュボワ作品からいきいきとした息吹を再現しています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
デュボワ:
1. フリチョフ序曲 (1880)
2. ピアノ協奏曲第2番 (1897)
3. 十重奏曲 (1909)

 ヴァネッサ・ワーグナー(ピアノ/1880年製エラール:2)
 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

 録音時期:2011年
 録音方式:デジタル(ライヴ)

ユーザーレビュー

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デュボワのこの3つの作品は今回初めて聴い...

投稿日:2016/04/14 (木)

デュボワのこの3つの作品は今回初めて聴いたが、どの作品もとても魅力的だ。 デュボワの作品は録音も少なく、演奏されることが稀なことがもったいない。 そして、これまでロトとレ・シエクルによる録音を数枚買ったが、この1枚によってやっと19世紀のオーケストラの魅力に目覚めた。 個人的に古楽器アンサンブル等にも興味がなく、現代のオーケストラのサウンドに耳慣れているので、19世紀のオーケストラのサウンドに物足りない気がしていた。 作曲家がイメージしていた当時のサウンドは確かにこのようなものかもしれないが、時代によって楽器や演奏方法が改良されてサウンドが変わるのは良いことだと思っている。(作曲家の楽譜に手を加えているわけではないのだし。) ただロトの録音を聴いて、音楽を楽しむ幅が広がってきた。 当時の楽器を使用して、当時の演奏方法を再現しようという試みは、古楽器演奏に特に興味がなくても楽しめるということにやっと気付いた。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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