マルセル・デュプレの思い出に
2015年に完成したブロツワフのナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック(ヴィトルト・ルトスワフスキ国立音楽フォーラム)。ポーランドで最大の規模を誇るこのホールに新しく設置されたオルガンを用いた演奏会の録音です。
ドイツのオルガン会社「クライス・オルガン工房」のフィリップ・クライスによって2018年から2020年にかけて製造されたこのオルガンは、19世紀から20世紀にかけてのフランスのシンフォニック・オルガンをモデルとしています。その特性を最も良く反映するために、今回の録音には2021年に没後50年を迎えたフランスの作曲家・オルガニスト、マルセル・デュプレの作品が選ばれたということです。ブロツワフとオランダでオルガンを学び、現在はブロツワフ古楽アンサンブルの芸術監督も務めるトマシュ・グウホフスキの演奏で。(輸入元情報)
【収録情報】
デュプレ:
● 聖母の晩祷による15の唱句 Op.18(1919-1920)〜第6,7,8,9曲
● 行列と連祷 Op.19-2(1922-1923)
● サンフォニー・パッション Op.23(1921-1924)
● 哀歌 Op.24(1926)
● 入場、瞑想と退出 Op.62(1967)
トマシュ・グウホフスキ(オルガン/Orgelbau Klais Bonn)
録音時期:2021年5月16,17日
録音場所:ポーランド、Main Hall of the National Forum of Music
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)