カンタータ『雪が降る』、ロシア漂流、室内オーケストラのための音楽　ユーリ・セーロフ＆サンクト・ペテルブルク交響楽団、ミラ・シキルティル

スヴィリドフ：歌曲集『ロシア漂流』、他

20世紀ロシアの作曲家スヴィリドフ。1935年、専門学校在学中にプーシキンの詩による『6つのロマンス』で成功を収め、レニングラード音楽院に進みショスタコーヴィチに師事、映画音楽や付随音楽など数多くの作品を書きましたが、中でもロシアの民族的主題に基づく声楽曲はスヴィリドフの得意とするジャンルで、比較的平易なメロディを用いた作品は、現代でもロシアを中心に広く愛されています。『雪が降る』はスヴィリドフが生涯愛した、小説家パステルナークのテキストが用いられた小カンタータ。深々とした静けさと、民族的な温かさが感じられる3つの部分から成っています。1966年まで作品が禁書とされていた詩人セルゲイ・エセーニンの詩による歌曲集『ロシア漂流』は、詩の持つ神秘性が際立つ名作です。（輸入元情報）

【収録情報】
スヴィリドフ：
1. カンタータ『雪が降る』 (1965)
・雪が降る
・魂
・夜

2. 室内オーケストラのための音楽 (1964)

3. 歌曲集『ロシア漂流』 (1977/2016)　L.レゼトディノフによる管弦楽伴奏版（世界初録音）
・第1番：秋
・第2番：私は最愛の家の後ろに残る
・第3番：門を開けよ、守護天使
・第4番：銀の小道
・第5番：ロシア漂流
・第6番：シモン、ペーター・・・あなたたちはどこに
・第7番：わが父の家よ、あなたはどこに
・第8番：天の川の汚れなき祈り
・第9番：死の角笛の響き
・第10番：秋のフクロウの叫び
・第11番：私は幸福を信じる
・第12番：わが祖国、幸せと永遠の時

　ミラ・シキルティル（メゾ・ソプラノ：3）
　ニコライ・マツァーラ（ピアノ：2）
　セルゲイ・ヴォロシュウク（フレンチ・ホルン：2）
　リムスキー＝コルサコフ音楽大学女声合唱団（1）
　サンクトペテルブルク・ラジオ＆テレビ少年合唱団（1）
　サンクト・ペテルブルク交響楽団
　ユーリ・セーロフ（指揮）

　録音時期：2016年6月19-21日
　録音場所：サンクト・ペテルブルク、Radio Studio
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）