スネークマン・ショーのオリジナルアルバムとは別に編んだ一種のコンピレーションもの。これはこれで面白いと思います。オリジナルを知ってる人達の中にはあまり評価されない方も少なくないのかも知れませんが、まぁ、オリジナルではないのは確かだし、同時代でない時期にわざわざこういうものを出さなくても、ということなのかも知れませんが、それを踏まえても評価していいのじゃないかなとは思います。

スネークマンショーの一連のアルバムの中ではクセが強い方....っていうと、全部クセ強いだろ、と突っ込まれそうですが、まぁ相対的にみてもクセが強いと思います。より黒い感じ、ですかね。好き嫌いは人によってあると思いますが、まぁ、とりあえず4枚全部聞く、というところでは、これも外せないのかなと。

YMOの関連音源とは失礼な話で、むしろYMOがスネークマン・ショーの関連音源なのでは....というくらいにインパクトがあったのであります。いや、これ、よく復刻して今でも現役で残してるよね、という。「はい、菊池です」とか、この時何が起きていたか知らないと分かんないでしょうしね。とはいえ、時代を超えて笑えるものも満載なのでして。「急いで口で吸え」とか、「シンナーに気をつけろ」とか。元々ラジオ番組だったので、そこにいろいろ楽曲が織り込まれているのも時代を感じさせます。「レモンティー」とか「メケ・メケ」なんて、もう、時代を超えてますしね。

スネークマンショーの1stアルバム、というか、デビューというか。私、リアルタイムではさすがに知りませんで、後から友達に録音カセットを借りた覚えがあります。ジョークの内容があまりわからなかったが、なんかすごいことしてるんだな、ということは伝わりました。今聴くと、本当にこれラジオでやったんかい、という内容。放送局関係者、必聴。

まあ、海賊版が正規盤みたいなものなのですが、こういう人を食った感じが80年代はクールでした。で、このアルバムは、途中にY.M.O.のメドレーが入っているので、ちょっと気分がそがれますが、それ以外は危ないギャグ満載。お宅に小さいお子さんがいる人はご遠慮ください。そんな大人のあなたに。

どうですか、このストレートなメッセージ。I LOVE NYのTシャツがださいからこそかっこいい、みたいな感じでしょうか。内容は、ブラックなジョーク満載で、彼らがお手本としていた、モンティ・パイソンのギャグの香りがぷんぷんです。

ピテカン、というと、かつてのバンド野郎には懐かしい響き。まさか、あの桑原茂一さんがやっているとは知りませんでした。どっちかっていうと、これは音楽バージョンで、本当に桑原さんがやりたかったこと、というのはこっちだったのかもしれません。

ｽﾈｰｸﾏﾝｼｮｳもｼﾃｨﾎﾞｰｲｽﾞもせいこうさんも有志さんも・・・もぉ出てる人たちはこの時代から今も変わらず大好きな人たちばかり！ 貴重な時代の作品なので、微々たる迷いもなくｿｯｺｰ予約しました。

イブさん、笑える。

なんですけど・・・「ピー音」は消せないんですね。。あとギャグ１の「リアルな内容」も入っていますね。子供が居ると音が出せません。 レコード版の完全復刻版を望みます・・・