19世紀を代表するギター音楽作曲家、マウロ・ジュリアーニの世界初録音を含む作品集。2つの部分にそれぞれ性格的な4曲が収められた組曲『ジュリアナーテ』は、1806年からウィーンで生活していたジュリアーニが、経済的な理由でイタリアに戻った1819年以降に書かれた曲集で、控えめながらも成熟した作風と親密さを感じさせる名作です。
世界初録音となる『Choix de mes Fleurs cheries(私の最愛の人が選ぶ花)』は、さまざまな花や植物の名が付された10曲からなる組曲。しかし誰に捧げられた作品なのかは今でもわかっていません。『ロッシーニの『セミラーミデ』より『麗しい光が』のカヴァティーナ』は、ギターの性能を存分に披露できる技巧的な作品。イタリアを中心に幅広く活躍するギタリスト、クリスティアン・エル・コウリの演奏でお楽しみください。(輸入元情報)
【収録情報】
ジュリアーニ:
● ジュリアナーテ Op.148
第1部:
1. La Risoluzione 解決
2. Lo Scherzo スケルツォ
3. L'Amoroso 愛らしく
4. Giocoso おどけて
第2部:
5. L'Armonia 調和
6. Il Sentimentale 感傷的に
7. La Melanconia 憂鬱に
8. L'Allegria 快活に
● ロッシーニの『セミラーミデ』より『麗しい光が』のカヴァティーナ
● 私の最愛の人が選ぶ花 Op.46
1. Le Myrte ミルテ
2. La Pensee パンジー
3. Le Lis あやめ
4. Le Jasmin ジャスミン
5. Le Romarin ローズマリー
6. L'OEillet カーネーション
7. Le Narcisse スイセン
8. La Violette すみれ
9. La Rose ばら
10. Le Laurier 月桂樹