CD 輸入盤

ピアノ協奏曲第1番、第2番 クリスチャン・ツィメルマン、ポーランド祝祭管弦楽団(2CD)

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4596842
組み枚数
:
2
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番(2CD)
ツィメルマン&ポーランド祝祭管弦楽団

まず驚かされるのは、そのたっぷりしたテンポ感覚とポルタメントまで用いた曲線的な表情の豊かさでしょう。ツィメルマンの弾き振りによるリードなので、ピアノ・パートの解釈がそのままオケにも反映されたものとみるべきなのでしょうが、このロマンティシズムには大きな魅力があります。
 ともすると名技とのコントラスト的なものとして扱われがちな叙情的成分への配慮が、オケ・パートの隅々に至るまで完璧に行き渡っており、声部の対話や絡み合いが非常に密におこなわれているのです。
 特に第1番第1楽章12分22秒からは聴きもので、類例の無い深い雰囲気を漂わせて説得力絶大。ふだん見過ごされがちな民族的リズムへのこだわりも魅力で、全体のサウンド傾向に素朴な力強さが感じられるのがユニークです。

 総勢60名弱の二管編成オケ、ポーランド祝祭管弦楽団(1998年にツィメルマンによって設立)が、第2ヴァイオリン右側の両翼配置を採用していることも見逃せません。響きの立体感と風通しの良さは、ふだん混濁気味に受け止められるショパンのオケ・パートから、とても鮮やかな表情を引き出してピアノと絶妙に絡み合うからです。
 いろいろな意味で興味深い演奏の登場と言えるでしょう。

1999年8月デジタル録音。

収録曲   

クラシック曲目

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  • Frederic Chopin (1810 - 1849)
    Concerto for Piano no 1 in E minor, B 53/Op. 11
    演奏者 :
    Zimerman, Krystian (Piano)
    指揮者 :
    Zimerman, Krystian
    楽団  :
    Polish Festival Orchestra
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Concerto
    • 作曲/編集場所 : 1830, Poland
    • 言語 :
    • 時間 : 46:0
    • 録音場所 : 08/1999, Giovanni Agnelli Auditorium, Torino [Studio]
  • Frederic Chopin (1810 - 1849)
    Concerto for Piano no 2 in F minor, B 43/Op. 21
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Concerto
    • 作曲/編集場所 : 1829-1830, Poland
    • 言語 :
    • 時間 : 35:44
    • 録音場所 : 08/1999, Giovanni Agnelli Auditorium, Torino [Studio]

総合評価

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冗長すぎる演奏で呆れます・・・。i楽章だ...

投稿日:2024/04/06 (土)

冗長すぎる演奏で呆れます・・・。i楽章だけで23分超(2番は15分超)。これは繰り返しの長いベートーヴェンの皇帝の1楽章(20分)や英雄1楽章(15分)をも超過する長さです。アルゲリッチの疾走感に慣れ過ぎているせいか、この牛歩のような演奏はまるでハイドンの時代の演奏のように遅くゆっくりで好まない。とにかくオケ伴奏が遅い。

guiliamtell さん | 長野県 | 不明

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話題となった録音で、今も人気があるのは承...

投稿日:2021/07/07 (水)

話題となった録音で、今も人気があるのは承知しているが、個人的には、数回聴いて、ダメだった。最近、もう一度聴いてみたのだが、やはり私の好みではなかった。とにかく情念たっぷりで、マーラーをおもわせる爛熟の表現で、オーケストラはスローなテンポで切々と泣かせ節を歌い上げるのだが、旋律の性向とあわさっての「ど演歌調」が、私の肌に合わない(すいません、演歌が苦手なもので・・・)。弦のこれでもかとういたっぷりしたポルタメントも、思いっきりコブシの利いた歌みたいで、もう、付いていけない。もちろん、こういう解釈や、表現があっても全然いいと思うのですが、これらの曲の演奏として、好きか嫌いか、で問われれば、私は、残念ながらダメですね。ちなみにこれらの楽曲で私の好きな録音は、ルガンスキー/A.ヴェデルニコフ盤、アックス/マッケラス盤、ネボルシン/ヴィット盤です。興味のある方は、聴き比べてみてください。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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ショパンのピアノ協奏曲の代表的なアルバム...

投稿日:2021/03/12 (金)

ショパンのピアノ協奏曲の代表的なアルバム。 同郷のポーランド祝祭管弦楽団とツィマーマンとの共演。 昔はピアノ協奏曲1番が好きだったが、 歳を重ねるごとに、若き日のショパンの恋心とパッションを感ずる 2番の蒼さがたまらなく愛おしくなった。 今では2番が圧倒的にロマンチックで好きだ。

ハッチ さん | 愛知県 | 不明

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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