シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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CD 輸入盤

R.シュトラウス・デラックス・ボックス ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル、ウィーン・フィル(11CD+ブルーレイ・オーディオ)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4792686
組み枚数
:
11
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

カラヤン/R.シュトラウス・デラックス・ボックス
11CD+ブルーレイ・オーディオ
新たなリマスターで蘇るカラヤンの名演群


音質・豪華装丁とも評判となったショルティの『指環』に続く、新リマスター豪華ハードカヴァー大型ボックス企画。今回はカラヤンがその名を一躍高めた得意レパートリーでもあるリヒャルト・シュトラウスの作品を集めています。
 5000セットのみの限定生産となるこのセットには、それぞれにシリアル番号が入り、LPサイズの立派なブックレットに数多くの写真が掲載されているということです。

【収録概容】
ドイツ・グラモフォンがアナログでセッション録音したベルリン・フィルとの演奏を中心に、デッカでのウィーン・フィルとのセッション録音、『ばらの騎士』のライヴ録音、コンセルトヘボウ管弦楽団との戦中録音などを収録。
 なお、『ドン・ファン』と『サロメの踊り』については、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管弦楽団の3種類の音源を収録し、『ツァラトゥストラ』『ティル』については、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルの2種類の音源を収録しているので、それぞれ聴き較べることもできます。

ベルリン・フィル
英雄の生涯(1959 DG)
ドン・キホーテ(1965 DG)
メタモルフォーゼン(1969 DG)
オーボエ協奏曲(1969 DG)
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯(1972 DG)
ドン・ファン(1972-73 DG)
死と変容(1972-73 DG)
4つの最後の歌(1972-73 DG)
サロメ〜7つのヴェールの踊り(1972-73 DG)
ツァラトゥストラはかく語りき(1973 DG)
ホルン協奏曲(1973 DG)
アルプス交響曲(1980 DG)

ウィーン・フィル
ツァラトゥストラはかく語りき(1959 DECCA)
ドン・ファン(1960 DECCA)
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯(1960 DECCA)
サロメ〜7つのヴェールの踊り(1960 DECCA)
ばらの騎士(1960 MONO LIVE/ORF)

コンセルトヘボウ管弦楽団
サロメ〜7つのヴェールの踊り(1943 MONO POLYDOR)
ドン・ファン(1943 MONO POLYDOR)

【DG録音】
どれも有名なもので、演奏・音質共に優秀であり、元気だった頃のカラヤンのパワフルで美しい演奏を中心に大量に楽しむことができます。
 1959年の力強い『英雄の生涯』に始まり、フルニエのソロとの組み合わせで表情豊かに聴かせる1965年の『ドン・キホーテ』、流麗さが心地よい1969年のメタモルフォーゼンとオーボエ協奏曲、そして『ツァラトゥストラ』『ティル』『ドン・ファン』『サロメの踊り』『死と変容』など、1970年代の一連の耽美モードに彩られた名演群が続き、そして1980年の『アルプス交響曲』も収められています。
 特にヤノヴィッツとの『4つの最後の歌』は、同曲の録音史上最も美しいと称えられている見事なもので、70年代カラヤン・スタイルの極致を示すものとして長く記憶されるものとも思われます。
 これらの録音の多くはLP発売時から高い評価を得ていましたが、CD時代になってリマスターが若干シャープな傾向でおこなわれてしまったこともあり、今回のハイビット・リマスターによって、ショルティの『指環』のように、原点回帰・ナチュラル志向のサウンドになっていてくれれば最高だと思います。

【デッカ録音】
ウィーン・フィルとの1959年から1960年にかけてのセッション録音による『ツァラトゥストラ』『ドン・ファン』『ティル』『サロメの踊り』を収録。この『ツァラトゥストラ』は、スタンリー・キューブリックの傑作『2001年宇宙の旅』を印象的に彩った演奏として有名なものでもあります(契約の関係でサントラ盤にはベーム盤が収められました)。欧州楽壇の頂点をきわめ始めた頃のカラヤンが、ウィーン・フィルのパワフルかつ美しいサウンドを得て素晴らしい演奏に結実させたステレオ初期の名盤で、若きカラヤンならではの意気軒昂な音楽が実に魅力的です。ゾフィエンザールにおけるデッカ「ffss」録音ならではのマッシヴなサウンドを心行くまで味わうことができます。

【ばらの騎士】
シュトラウス本人からもその実力を認められていたデラ・カーザは、1960年のザルツブルク音楽祭でも『ばらの騎士』の舞台で大きな成功を収めていました。セッション録音や映画制作では、実権を握っていたウォルター・レッグの夫人となっていたシュワルツコップが歌うことになってしまいましたが、幸いなことにその舞台がオーストリア放送によって収録されていたため、モノラルとはいえ聴きやすい音質で、デラ・カーザ、ユリナッチ、ギューデン、エーデルマン、クンツ、カラヤン&ウィーン・フィルによる素晴らしい演奏を楽しむことができます。
 放送局音源による正規盤は、1999年にドイツ・グラモフォンから発売されていましたが、長く廃盤だったため、限定盤とはいえ今回の復活は歓迎されるところです。)

【ブルーレイ・オーディオ】
ベルリン・フィルとのアナログ録音の名演を中心に収めたDisc1からDisc6までの音源については、ブルーレイ・オーディオにも収録されています。ブルーレイ・オーディオとは、動画ではなく音声が主役のブルーレイ・ディスクのことです。専用機器が必要な「DVDオーディオ」とは異なり、通常のブルーレイ機器があれば、そのまま再生できるので、ブルーレイ・レコーダーなどの普及率が高い日本の場合、実はもっとも手軽な高音質メディアといえるのかもしれません。ブルーレイ・ディスクは、SACDの5倍以上という大容量の記録をおこなうことが可能でもあり、ここでも24ビットのリマスター音源をそのまま収録しています。(HMV)

【収録情報】
【CD】
Disc1
・交響詩『英雄の生涯』 op.40


 ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン・ソロ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1959年3月2-4日
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc2
・交響詩『ドン・キホーテ』 op.35


 ピエール・フルニエ(チェロ)
 ジュスト・カッポーネ(ヴィオラ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1965年12月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc3
・オーボエ協奏曲ニ長調
・ホルン協奏曲第2番変ホ長調


 ローター・コッホ(オーボエ)
 ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1969年9月(オーボエ)、1973年3月(ホルン)
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc4
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 op.28
・『サロメ』から「7つのヴェールの踊り」
・交響詩『ドン・ファン』 op.20


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1972年12月、1973年1月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

・『サロメ』から「7つのヴェールの踊り」
・交響詩『ドン・ファン』 op.20


 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音時期:1943年9月
 録音場所:アムステルダム
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc5
・交響詩『死と浄化』 op.24
・4つの最後の歌 AV150


 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ:4つの最後の歌)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1972年11月,1973年1月(死と浄化)、2月(4つの最後の歌)
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc6
・交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 op.30


 ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン・ソロ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1973年1月、3月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

・メタモルフォーゼン

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1969年8月
 録音場所:サン・モリッツ、フランス教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc7
・アルプス交響曲 op.64


 ダーフィト・ベル(オルガン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1980年12月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Disc8
・交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 op.30
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 op.28
・楽劇『サロメ』から「7つのヴェールの踊り」
・交響詩『ドン・ファン』 op.20


 ヴィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン・ソロ)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1959年3月、1960年6月
 録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 原盤:DECCA

Disc9-11
・『ばらの騎士』全曲


 リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ:元帥夫人)
 セーナ・ユリナッチ(ソプラノ:オクタヴィアン)
 ヒルデ・ギューデン(ソプラノ:ゾフィー)
 オットー・エーデルマン(バス:オックス男爵)
 エーリヒ・クンツ(バリトン:ファーニナル)
 ジュゼッペ・ザンピエーリ(テノール:歌手)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1960年7月
 録音場所:ザルツブルク祝祭大劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)
 音源:ORF

【Blu-ray Audio】
・交響詩『英雄の生涯』 op.40


 ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン・ソロ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1959年3月2-4日
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

・交響詩『ドン・キホーテ』 op.35

 ピエール・フルニエ(チェロ)
 ジュスト・カッポーネ(ヴィオラ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1965年12月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

・オーボエ協奏曲ニ長調
・ホルン協奏曲第2番変ホ長調


 ローター・コッホ(オーボエ)
 ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1969年9月(オーボエ)、1973年3月(ホルン)
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 op.28
・『サロメ』から「7つのヴェールの踊り」
・交響詩『ドン・ファン』 op.20


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1972年12月、1973年1月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

・『サロメ』から「7つのヴェールの踊り」
・交響詩『ドン・ファン』 op.20


 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音時期:1943年9月
 録音場所:アムステルダム
 録音方式:モノラル(セッション)

・交響詩『死と浄化』 op.24
・4つの最後の歌 AV150


 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ:4つの最後の歌)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1972年11月,1973年1月(死と浄化)、2月(4つの最後の歌)
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

・交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 op.30

 ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン・ソロ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1973年1月、3月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

・メタモルフォーゼン

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1969年8月
 録音場所:サン・モリッツ、フランス教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)


 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

ユーザーレビュー

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本セット中の「ツァラトゥストラかく語りき...

投稿日:2014/08/17 (日)

本セット中の「ツァラトゥストラかく語りき」の演奏だが、従来発売されていたCDは、オイレンブルクポケットスコアのP.208/209の2小節目からP.214の7小節目までの部分がLPレコードで出ていたものと違う音源に差し替えられており、打ち鳴らされる鐘の音が突然無くなっていて非常に驚いたものである。何度再発売されても鐘の無い演奏であったが、本セットではオリジナルのLPレコードの演奏に戻っており、鐘の音もスコア通りにきちんと聴こえる。これ一つだけ取ってみても大変価値のあるセットであると思う。もちろん演奏はすべて素晴らしい。

カラヤン教徒 さん | 埼玉県 | 不明

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CD1~6をまとめて収録したBlu-Ray Audio(96k...

投稿日:2014/07/15 (火)

CD1~6をまとめて収録したBlu-Ray Audio(96kHz/24bit)を聴いてみた。 「英雄の生涯」の冒頭から当時のBPOの圧倒的な重量感溢れるサウンドにグイグイと引っ張られていく。 若干の録音の古さを感じるのを禁じ得ないが問題にならないくらいに素晴らしい。 「死と変容」は静寂の中から浮かび上がる弦楽や木管の音が美しい。反転してティンパニの強打から活力を増していき、やがて響き渡る鐘の音で終焉を迎える。 「ツァラトゥストラ」はシャープな切れ味を持った導入部から徹頭徹尾スタイリッシュにまとめた演奏。 「メタモルフォーゼン」は 絶望と希望が反復していくような内省的な雰囲気を醸し出している。 Blu-Ray Audio、CD、共にリマスターされているのでそれぞれに高音質である。 しかしながら、若干Blu-Ray Audioの方が、音の厚み・拡がり・透明度で上まっている様な印象を受けた。 CD7~11も音の厚みや芯の太さから鑑みると当時としては信じられないくらいの音質で、むしろこのままでも何の不足も無い位だが、出来るならBlu-Ray Audio化を望みたいところだ。 以上端的に感じた事は、若き日のカラヤンの野心溢れる演奏はシュトラウスの音楽に活力と方向性を与え、複雑な管弦楽法と流麗なスタイルが見事にマッチングしているという事だ。 正直シュトラウスは聴き込んでいなかったが、入門用としても、往年のベルリンフィル、ウィーンフィルの音色を堪能するにも満足出来るBOX SET だと思った。 ライナーノートもいろんな写真・資料が添付され、見ていて飽きないものだ。 以下、英雄の生涯(1959)のプロデューサーの回顧録をライナーより掲載。 【プロデューサーの回想 】(*訳注)  ”パリへの旅行の後、ハンブルグに帰宅したとたんに電話が鳴りました。 それは私たちの制作の責任者であるElsa Schillerで、単刀直入に切り出して来ました。 「明日ベルリンへ行き、ベルリン・フィルハーモニー・オーケストラとヘルベルト・カラヤンのリヒャルト・シュトラウスの『英雄の生涯』の録音を監督することができますか?」 カラヤン! 私は彼がEMIと密接に関わっていると考えていたので、そのような機会を夢に見ることもできませんでした。 幸運にも、私は既に個人的にマエストロと知り合いで、音楽を知っていました。 そうして、そのセッションはイエス=キリスト教会で1959年の3月の朝に3日連続で行われました。*(3/2~3/4) そのようなテープへの複雑な作業に関わる諸問題は、ほとんど時間の余裕がない事を意味しましたが、オーケストラがとても見事に演奏したことを私は思い出します。 振り返ってみるとこれは、カラヤンが戦争以来ドイツ・グラモフォンのために作った初めての、また1955年に首席指揮者に選ばれたオーケストラとの最初の共演のうちの1つで、真に歴史的な録音でした。 カラヤンの独占契約のサインが私たちの「試険録音」に満足だったかどうかにかかっていると私は警告されていて、それは確かに録音チームを奮起させました。 面白い事に、私がテープのための彼の賛同を得るためにウィーン国立歌劇場へ行った時、彼は会社との契約がどうしても欲しかったので、明らかに好印象を与える事を非常に切望するように変わっていました! 独占契約ははるかに後になりましたが、彼はすぐにドイツ・グラモフォンとの協力関係を再開し、次に数えきれないほどの有名でベストセラーのディスクを作りました。 不運にも私はカラヤンと、ほんのわずかな2つの更なる録音(リストの管弦楽曲)だけを作る事になっていました・・・しかし、それが人生です。 Hans Ritter (Excutive Producer)”

独居人 さん | 東京都 | 不明

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