ジャチント・シェルシ〜Natura Renovatur
1988年に世を去ったイタリア人作曲家ジャチント・シェルシ。彼の作曲家としてのキャリアはその当時としては当たり前であった12音技法から始まりましたが、残されたその独創的な作品は、いまだ現代音楽界の中でユニークな光を放ち続けています。
「自然の再生」と名づけられた今回のアルバムは、ECMとしては初めてのシェルシ作品となります。
フィンランド系の両親を持つシカゴ生まれのチェリスト、ウィッティは、1975年にローマでシェルシに出会い、彼の晩年の創作に大いに貢献したことで知られ、多くのチェロ作品が彼女のために書かれてもいます。ポッペン＆ミュンヘン室内管弦楽団による管弦楽作品と無伴奏チェロ作品が交互に現れる構成となっています。
シェルシ：
・Ohoi
ミュンヘン室内管弦楽団
クリストフ・ポッペン（指揮）
・Ave Maria
フランセス＝マリエ・ウィッティ（チェロ）
・Anagamin
ミュンヘン室内管弦楽団
クリストフ・ポッペン（指揮）
・Ygghur
フランセス＝マリエ・ウィッティ（チェロ）
・Natura renovatur
ミュンヘン室内管弦楽団
クリストフ・ポッペン（指揮）
・Alleluja
フランセス＝マリエ・ウィッティ（チェロ）
録音：2005年6月、ヒンメルファールトゥス教会［デジタル］
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