CD 輸入盤

歌曲集『エレジー』 クリスティアン・ゲルハーヘル、ハインツ・ホリガー&バーゼル室内管弦楽団

シェック(1886-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
19439963302
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


現代最高のリート歌手ゲルハーヘルが、
ドイツ・リートの終着点ともいえるスイスの作曲家シェックの代表作に挑む。
鋭敏なサウンド・パレットを織り成すハインツ・ホリガーの指揮のもと、
インティメートかつ豊穣な音世界に耽溺できる名歌曲集の決定的演奏が実現。


チューリッヒとライプツィヒで作曲を学び、レーガーに師事した20世紀スイスの作曲家オトマール・シェック。シェックの歌曲集はレーガーの影響はあまり受けていませんが、声楽曲の分野で300以上の作品を残し、特にドイツ・リートの伝統を受け継ぐ意味で重要な作曲家です。保守的な作風を持ち、その特徴は寡黙でありながら重い情熱で満たされたロマンの香りを色濃く残したものでありました。
 この連作歌曲集『エレジー』は、アイヒェンドルフやレーナウらの詩によるもので、歌劇『ヴェーヌス』に続くシェックの最も初期の作品です。作曲の由来は、シェックとピアニストのマリー・ド・サンジェールとの恋愛関係にあるとも言われています。2人は1918年に出会い、1923年までさまざまな喧嘩、和解を乗り越えました。その前年に書かれたこの作品は「死にゆく愛の物語」を描いていると言え、内容的には衝動に駆られた自伝的なものに仕上げられています。
 この歌曲集はバリトンと室内オーケストラのために書かれていますが、最初の音符から、リスナーはシェックの世界に引き込まれていきます。想像力に富んだ24の歌曲は、独創的で繊細な色彩に満ちています。たとえば、3番目の曲『Stille Sicherheit(静かな確実性)』はわずか1分半の曲ですが、集約された感情が詰め込まれています。同じことが11曲目の『Vesper(晩課)』についても言えます。シェックのハーモニーとオーケストラのパレットは繊細の極みで、その上に浮かぶバリトンのメロディが美しく描かれ、詩に込められた内面の動きが歌いだされていきます。
 今やドイツ・リート界での最高峰として揺るぎない地位を確立しているバリトン、クリスティアン・ゲルハーヘル。シェックのリート世界に魅了され、2009年にはこれまたシェックの代表作である歌曲集『ノットゥルノ』をロザムンデ四重奏団と「ECM」に録音しています。美しく明快なドイツ語のディクションによって、ひとつひとつの単語に込められた作曲家の思いや情景が鮮明に浮かび上がってくるのがゲルハーヘルの持ち味。師フィッシャー=ディースカウが得意としたシェック作品の21世紀の解釈者として、ゲルハーヘルほどの適任者はいないでしょう。
 共演は、昨年(2021年)超絶的なシューベルトの交響曲全集を完成させ「レコード・アカデミー賞」を受賞した、ハインツ・ホリガー指揮するバーゼル室内管弦楽団。このシェックの『エレジー』は、ホリガー&バーゼルのシューベルト・チクルスの最終回に、『未完成』交響曲などと併せて取り上げられました。ホリガーの鋭敏極まる指揮が、ゲルハーヘルとともに、作品に内包する揺れ動く感情を繊細に汲み取っています。(輸入元情報)

【収録情報】
● シェック:歌曲集『エレジー(悲歌)』 Op.36〜バリトンと室内オーケストラのための


 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 バーゼル室内管弦楽団
 ハインツ・ホリガー(指揮)

 録音時期:2020年3月7-9日
 録音場所:スイス、ラントガストホフ・リーエン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


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