Blu-ray Disc 輸入盤

『ミレイユ』全曲 N.ジョエル演出、ミンコフスキ&パリ・オペラ座、ムーラ、カストロノヴォ、他(2009 ステレオ)

グノー(1818-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FRA502
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明

ミンコフスキ、オペラ座を大いに沸かす!
グノー三番目の名作『ミレイユ』、初の全曲映像がBlu-Rayに!


オペラ・ファン、ミンコフスキ・マニア注目の映像が登場です! 2009年9月、マルク・ミンコフスキはパリのオペラ座、それもバスティーユではなくガルニエ宮の方で、グノーの『ミレイユ』を上演、たいへん大きな話題を巻き起こしました。
 『ミレイユ』は、プロヴァンスの作家フレデリック・ミストラルが1859年に発表した長編詩「ミレイオ」を原作とするオペラ。1864年3月19日にパリのリリック劇場で初演されました。十数あるグノーのオペラの中では、『ファウスト』、『ロメオとジュリエット』に次ぐ三番目に人気のある作品とされるも、上演は多くありません。このオペラ座での上演では、ミンコフスキの生命力豊かな音楽と、優れた歌手、そしてオペラ座監督であるニコラ・ジョエルが丁寧に南仏の美しさを描いた演出によって、『ミレイユ』の魅力がかつてなく引き出されています。なおグノーは初演と同年に、オリジナルの5幕版を3幕仕立ての改訂版に改訂し上演していますが、この上演では5幕版が用いられています。
 タイトルロールのインヴァ・ムーラは、アルバニア出身のソプラノ。2002年9月に新国立劇場でのヴェルディ『トラヴィアータ』に、Bキャストのヴィオレッタとして登場、その素晴らしい歌と演技は大きな話題になりました。今日ムーラは、イタリア、フランスでたいへん人気のあるソプラノとして活躍しています。
 ヴァンサンのチャールズ・カストロノヴォはニューヨーク出身のテノール。欧米の様々な劇場で引っ張りだこの人気で、伊独仏いずれのオペラも達者にこなします。アラン・ヴェルヌはリヨン生まれのベテランのバリトン。フランス人バリトンならではの味わいに優れています。フランク・フェラーリはニース出身のバリトン。『カルメン』のエスカミーリョが当たり役として知られています。
 ミレイユには数種の録音がありますけれど、こうして映像で見ると、美しい南仏の風景を背景にした悲恋というのがこの作品の大きな魅力であることがよく分かります。グノーの隠れた名作をお楽しみください!

【簡単なあらすじ】
19世紀のアルル。地主の一人娘ミレイユは、貧しい籠編み職人ヴァンサンと愛し合っている。だがミレイユの父ラモンはこれに反対し、ヴァンサンの父アンブロワーズに警告し、ミレイユを叱り付ける。ミレイユへの求愛を撥ね付けられた青年ウリアスは、山の中で出会ったヴァンサンと喧嘩になり、彼に瀕死の重症を負わせてしまう。ウリアスは逃げ出し、舟でローヌ川を渡ろうとするが、水の中に沈む。ヴァンサンの妹ヴァンスネットから彼が大怪我をしたこ
とを知らされたミレイユは、サント=マリー=ド=ラ=メールの教会に恋人の回復を祈りに行くことにする。だがその途中、クロー平野の砂漠での強い日差しに、ミレイユは衰弱してしまう。回復したヴァンサンはサント=マリー=ド=ラ=メールの教会にミレイユを捜しに来る。やっとのことで教会まで辿り着いたミレイユは、恋人の胸の中に倒れこむ。ラモンは後悔し、二人の結婚を認めようとするが、ミレイユは力尽きて死んでしまう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・グノー:歌劇『ミレイユ』全曲

 インヴァ・ムーラ(S ミレイユ)
 チャールズ・カストロノヴォ(T ヴァンサン)
 フランク・フェラーリ(Br ウリアス)
 アラン・ヴェルヌ(Br ラモン)
 シルヴィ・ブリュネ(Ms タヴァン)
 セバスチャン・ドロワ(T アンドレルン)
 ニコラ・カヴァリエ(Bs-Br アンブロワーズ)
 アメル・ブラヒム=ジェユール(S クレマンス)
 アンヌ=カトリーヌ・ジレ(S ヴァンスネット)、ほか
 パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団
 マルク・ミンコフスキ(指揮)

 演出:ニコラ・ジョエル
 美術:エツィオ・フリジェーリオ
 衣装:フランカ・スクワルチャピーノ
 照明:ヴィニーチョ・ケーリ
 振付:パトリック・セゴ

 収録時期:2009年9月
 収録場所:パリ、ガルニエ宮(ライヴ)

 収録時間:152分
 画面:カラー、16:9
 音声:Dolby digital stereo、DTS 5.1
 字幕:英独仏伊西
 Region All

※ブルーレイディスク対応プレイヤーでのみ再生できます。

ユーザーレビュー

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ブックレットによると、ディレクターのジョ...

投稿日:2021/07/09 (金)

ブックレットによると、ディレクターのジョエルは本作を深く愛しており、オペラ座の総裁就任早々相当な意気込みで上演を実現させたらしいが、鑑賞してなるほど、これはそれだけの名舞台だと思った。ストーリーだけ追えば大した作品にも思えないのだが、この作品の魅力は、もっと別の所にあるように思う。聴けばすぐにそれと分かるグノーならではの流麗な旋律美。素朴な農村の美しく詩的な舞台と、そこで繰り広げられる若者たちの純愛。月夜のローヌ川のシーンにおける、ドイツ・ロマン派オペラにも通じる超自然的な世界。また、若い頃宗教音楽に傾倒していたグノーだけあって、このオペラにはそれが色濃く反映されているように感じた。すべてが自分のテイストに合っていて、見終えた後は、レクイエムでも聴いた後のように、浄化された静かな感動が残った。 万人受けするような作品ではないかもしれないが、もっと舞台にかけられてもいい名作だと思う。

グー さん | 兵庫県 | 不明

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