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キラール、ヴォイチェフ(1932- )
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キラール:祈り、出エジプト記、クシェサニ 最大の問題作『出エジプト記』は必聴の20世紀音楽です。聴き始めてすぐ、ラヴェル『ボレロ』の模倣であることに気づきます。なかなか加わらないなと思っていた合唱は終わり近くで入り、クライマックスでは高らかに本物のボレロのリズムが登場。『ヴィクトリア』はその短縮版の趣きです。『祈り(Angelus)』は合唱による詩の語りで始まり、難解な現代音楽かと思いきや、これが平穏で敬虔な曲想。管弦楽だけの『クシェサニ』は、ごった煮風の楽想が洪水の如く押し寄せます。(輸入元情報) 【収録情報】 キラール: 1. 交響詩『クシェサニ』 2. 祈り 3. 出エジプト記(エクソダス) 4. ヴィクトリア ハスミク・パピアン(ソプラノ:2) クラクフ・フィルハーモニー合唱団(2-4) ポーランド国立放送交響楽団 アントニ・ヴィト(指揮) 録音時期:1994年1月28,29日(2-4)、1997年1月29日(1) 録音場所:ポーランド、カトヴィツェ、グジェゴシュ・フィテルベルク・コンサート・ホール 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
総合評価
5.0
投稿日:2005/01/13 (木)
日本フィルの2004年9月定期で演奏された「クシェサニ」を含む一枚。何だかよくわからない「現代音楽」なのだが、作曲家のセンスがよいのか、不協和音を多用する割に聞きやすい作品である。合唱付の作品は、さほど興味を引くものではないが、「クシェサニ」一曲で十分に元は取れる。とにかく派手にオケを鳴らす作品が聴きたい人はこの作品を。ヴィットの指揮は作品をよく理解した、職人芸。
フリッチャイマニア さん | 埼玉県 | 不明
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