オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史 1 二つの世界大戦と原爆投下 ハヤカワ・ノンフィクション文庫

オリバー ストーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150504397
ISBN 10 : 4150504393
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
448p;16

内容詳細

過激な政治的発言で知られるアカデミー賞監督、オリバー・ストーンによれば、自由の擁護者というアメリカのイメージは虚像に過ぎない。アメリカはかつてのローマ帝国や大英帝国と同じく人民を抑圧搾取する「帝国」なのだ。私たちはその真実の姿を今こそ知らねばならない。全米に大論争を巻き起こした歴史大作、待望の文庫化第1巻は、第1次大戦で世界の支配者にのしあがってから日本へ原爆を投下するまでを綴る。

目次 : 帝国のルーツ―「戦争はあこぎな商売」(「覇権国家」アメリカの光と影/ 歴史に縛られたくないアメリカ人 ほか)/ 第1章 第一次世界大戦―ウィルソンvsレーニン(ウィルソン―革命嫌いの人種差別主義者/ メキシコ革命とウィルソン ほか)/ 第2章 ニュー・ディール―「私は彼らの憎しみを喜んで受け入れる」(世界大不況下のアメリカとFDR/ 「あこぎな両替商」との決別 ほか)/ 第3章 第二次世界大戦―誰がドイツを打ち破ったのか?(枢軸国の侵略、始まる/ スターリンのあせり―独ソ不可侵条約 ほか)/ 第4章 原子爆弾―凡人の悲劇(歴史の流れを変えた発明/ 核エネルギーへの危惧―アインシュタインの後悔 ほか)

【著者紹介】
オリバー ストーン : アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。監督作品『プラトーン』『7月4日に生まれて』でアカデミー賞監督賞を2度受賞

ピーター・カズニック : アメリカン大学歴史学部教授、同大学核問題研究所所長

大田直子 : 翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒

鍛原多恵子 : 翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)

梶山あゆみ : 翻訳家。東京都立大学人文学部英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    映画監督オリバー・ストーンによるアメリカ史。全3巻。1巻はWW1からWW2、原爆投下迄。この内容と正反対の内容がアメリカでは教育され、一般化していることに恐怖する。原爆投下が戦争を終わらせ、数万の米軍将兵の命を救ったと言う欺瞞はよく聞く。恐ろしいのはアメリカが世界を侵略するのは「自明の運命」という考え。白人以外の人種は未開で、教化すると言う傲慢。白人が優れているのは集団での暴力であろう。今も続く死の商人。WW1参戦は連合国への貸付を回収する為。WW2は漁夫の利だった。今も変わらぬアメリカの姿に嫌悪する。

  • 雪風のねこ@(=´ω`=) さん

    良くも悪くもアメリカ中心に描かれていると思う。ま、当然か。ただ内情も描かれているので資料的価値は高い。何時の時代であっても戦争は、エネルギー、産業、軍事、政治に密接に関係しており、産業革命以降増えてきた人口規模に"乗じて"規模を大きく複雑にしているのだと感じた。アメリカの国民性を強調していた印象もあって、続刊に向かうよりむしろアメリカ建国の歴史を知りたくなった。

  • 読書ニスタ さん

    第二次大戦でドイツを真正面から押し留めたのはソ連、支援を出し渋り、最後に漁夫の利を得たかの如く登場し、国力を温存したアメリカ。対日本では、ソ連侵攻に戦意を喪失し降伏を決めた日本に、不要な原爆の投下、徹底した人種差別による見下し。高潔なウォレスを副大統領の座から引き摺り下ろし、無能なトルーマンがルーズベルトの死去に伴い、大統領へ。ソ連を英雄視していたアメリカ世論も戦後、冷戦に突入、滅亡寸前の日本はアメリカの属国へ。英国等の帝国主義を否定し、反面、一般市民を不必要に殺戮するアメリカの真の姿とは。2巻へ。

  • やいっち さん

    戦争末期、アメリカはロシア(ソ連)より原爆製造、さらには実戦での使用を急いだのだが、ソ連はとっくに開発に着手していた。  が、ソ連は、アメリカが実際に原爆を投下したことに驚愕する。降伏の意思は示しているし、日本列島の随所を空襲で焼け野原にした以上は、軍事的には原爆投下の意味はないってことは、ソ連もだが、アメリカの多くの軍事当局者も知悉していた。トルーマン大統領に投下はやめるよう進言していた。  が、人種差別主義者で特に日本人を軽蔑していたトルーマンは聞く耳を持たない。

  • かんけー さん

    原爆投下を正当化する米国、この本を読むと第一次、第二次大戦の裏の世界情勢が筒抜けで?解ってしまい、空恐ろしくなる。国は変わっても人と云う者は同じで、他国に対するスタンスは本当に十人十色だ。穏健派の人もいれば?強硬派の人も...時流を如何に的確に捉えて最善の施策を施すか?国のトップに座する首長クラスの人物なら尚更である。ルーズベルトとトルーマン、この二人の大統領の人物像の違いが広島と長崎の悲劇を分けてしまったとの文面が読んでて悔しくて。核の抑止力と言うが?笑止千万である!新大統領が強いアメリカとな?→

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人物・団体紹介

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オリバー ストーン

1946年、ニューヨーク市生まれ。アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。ベトナム戦争で陸軍兵として従軍した経験をもとに、代表作『プラトーン』と『7月4日に生まれ』で戦争の非人間性を暴き、アカデミー賞監督賞を2度受賞した。さらに、『JFK』、『ニクソン』では、米国の政治の暗部を描き、『ウォー

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