エレニ・カラインドルー

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CD 輸入盤

『コンサート・イン・アテネ』 カシュカシアン、ガルバレク、カメラータ・フレンズ・オブ・ミュージック・オーケストラ、他

エレニ・カラインドルー

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4764984
組み枚数
:
1
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

アンゲロプロス映画の音楽でもおなじみ
女性作曲家エレニ・カラインドルーの作品集
カシュカシアン、ガルバレク、クリストフォロス
ミラート指揮カメラータ・フレンズ、ほか


テオ・アンゲロプロス監督の名作を数多く手掛けてきたことでも知られるギリシャの女性作曲家、エレニ・カラインドルーの作品をとりあげたコンサートのライヴ・アルバム。
   バルカン半島の伝統的な楽器 ・ 音楽へのこだわりをいしずえとし、クラシカルな雰囲気を湛えた美しいそれらの作品はどれも第1級の仕上がりを見せていますが、中でも『ユリシーズの瞳』におけるキム ・ カシュカシアンによる哀感漂うヴィオラ ・ ソロには忘れがたいものがありました。その他の作品も味わい深いものが多く、ほの暗い叙情を得意とするカラインドルーの個性的なサウンド ・ デザインにより、静寂もその音楽の重要な要素とする独特の音楽世界が展開されています。

【美しい代表作を有名アーティストの演奏で】
『The Beekeeper(蜂の旅人)』(1986)、『Landscape in the Mist(霧の中の風景)』(1988)、『Ulysses´Gaze(ユリシーズの瞳 )』(1995)、『Eternity and a Day(永遠と一日)』(1998)、『The Dust of Time(第三の翼)』(2009)等のアンゲロプロス作品の音楽はもちろん、『Death of a Salesman(セールスマンの死)』ほかの有名戯曲の音楽をカラインドルーが手がけた楽曲等、全曲がカラインドルーの作曲。カラインドルーは自らピアノで参加。さらにキム・カシュカシアン、ヤン・ガルバレク、ヴァンゲリス・クリストフォロス、そしてアレクサンドロス・ミラート指揮によるカメラータ・フレンズ・オブ・ミュージック・オーケストラが参加。

【カラインドルーとは】
エレニ ・ カラインドルーはギリシャ中部の山村に誕生。その後、アテネのヘレニコン ・ オディオンでピアノと音楽理論を学び、1967年の独裁政権誕生によりパリに移住して民俗音楽学を修めます。母国民主化後は帰国し、伝統楽器研究所をORAカルチャー ・ センターに設立。 1982年、テサロニキ映画祭で最優秀作曲賞に選ばれ、その時審査委員長を務めていたアンゲロプロスとの交流が始まるのです。
 以来、18本の映画のための音楽、35に及ぶ舞台音楽などを作曲してきましたが、その透明度高く美しい音楽は多くのファンの支持を集めています。 中でも人気のあるのがアンゲロプーロスの監督した一連の傑作映画、『シテール島への船出(1983)』、『蜂の旅人(1986)』、『霧の中の風景(1988)』、『こうのとり、たちずさんで(1991)』、『ユリシーズの瞳(1995)』、『永遠と一日(1998)』などの音楽で、静かな画面からたちのぼる詩情豊かな彼女の音楽は、アンゲロプーロス作品にふさわしい深い感動を呼び起こしたものです。(HMV)

【収録情報】
1. Requiem for Willy Loman (Death of a Salesman) - tenor saxophone, piano, string orchestra
2. Eternity Theme (Eternity and a Day) - piano
3. Closed Roads - viola, string orchestra
4. Waiting (Number Ten) - piano, accordion, harp
5. Voyage (Voyage to Cythera) - oboe, string orchestra
6. Invocation (Who's Afraid of Virginia Woolf) - tenor saxophone, string orchestra
7. Tango of Love (Number Ten) - violin, accordion, string orchestra
8. Tom's Theme (The Glass Menagerie) - tenor saxophone, string orchestra
9. Laura's Waltz (The Glass Menagerie) - viola, tenor saxophone, accordion, mandolin, string orchestra
10. Adagio (Landscape in the Mist) - viola, tenor saxophone, oboe, string orchestra
11. After Memory - viola, tenor saxophone, oboe
12. Farewell Theme (The Beekeeper) - tenor saxophone, piano, string orchestra
13. Seeking Theme (Dust of Time) - flute, oboe, clarinet, bassoon, french horn, trumpet, string orchestra
14. Nostalgia Song (Number Ten) - piano, accordion, flute, mandolin, harp, string orchestra
15. Waltz of the Rain (Number Ten) - accordion, flute, mandolin, harp, violin, string orchestra
16. Adagio for Saxophone - tenor saxophone, string orchestra
17. Dance (Ulysses' Gaze) - viola, oboe, french horn, accordion, string orchestra
18. Requiem for Willy Loman, var. (Death of a Salesman) - tenor saxophone, piano, string orchestra

 キム・カシュカシアン(ヴィオラ)
 ヤン・ガルバレク(サクソフォン)
 ヴァンゲリス・クリストフォロス(オーボエ)
 エレニ・カラインドルー(ピアノ)
 カメラータ・フレンズ・オブ・ミュージック・オーケストラ
  Cecile Boulard (Cl), Sonia Pisk (Fg)
  Vangelis Skouras (Hr), Socratis Anthis (Tp), Maria Bildea (Hp)
  Dinos Hadjiiordanou (accordion), Aris Dimitriades (mandolin)
 アレクサンドロス・ミラート(指揮)

 録音時期:2010年11月19日
 録音場所:メガロン・アテネ コンサートホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

収録曲   

  • 01. Requiem For Willy Loman
  • 02. Eternity Theme
  • 03. Closed Roads
  • 04. Waiting
  • 05. Voyage
  • 06. Invocation
  • 07. Tango Of Love
  • 08. Tom's Theme
  • 09. Laura's Waltz
  • 10. Adagio
  • 11. After Memory
  • 12. Farewell Theme
  • 13. Seeking Theme
  • 14. Nostalgia Song
  • 15. Waltz Of The Rain
  • 16. Adagio For Saxophone
  • 17. Dance
  • 18. Requiem For Willy Loman, var

ユーザーレビュー

総合評価

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映像作品 ”Elegy of the Uprooting”-『絶...

投稿日:2013/03/09 (土)

映像作品 ”Elegy of the Uprooting”-『絶望に寄せる哀歌』から5年後の2010年、再びギリシアの地で行われたコンサートの録音で、彼女のECM通算10枚目の作品だそう。本作の目玉はなんといっても、ソリストにオリジナル作品からキム・カシュカシャンとヤン・ガルバレクが参加していること。二人参加のライブ音源は例の映画 ”Sounds and Silence” (2009)の中にも収められていたが、本作はこの映画の後に行われたコンサートであることがわかる。▽作品全体の演奏としては前述の二人の存在感が大きい。オーボエのヴァンゲリス・クリストプロス含め、カラインドルーが待望にしていた共演らしく、彼女の三方への信頼は高い 。彼女自身も幸福に包まれ演奏しているのではないかと思う。この雰囲気が全体にも伝わってかオケの演奏も非常にリラックスしていて、演奏曲目全体をつなぐ精神的支柱になっている気がする。▽ブックレットには三人への思い出や出会いが書かれていて興味深いほか、式台の左右に座したカシュカシャンとガルバレクの写真も見れる。格好良い。▽映画を通しての旅、音楽を通しての旅、音楽家を通しての旅、カラインドルーの言及する「旅」について良く理解できる素晴らしい作品だと思う。

kentrane さん | 埼玉県 | 不明

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私は映画は見ないので知らなかったのですが...

投稿日:2013/02/02 (土)

私は映画は見ないので知らなかったのですが、ユリシーズの瞳という意味深なタイトルが目に留まり、このCD購入にいたりました。 クラシックと上品なジャズを融合したような感じですが、今までに聴いたことのないような感触で素晴らしいと思います。 興味本位で未知のCDを購入することはあっても、後悔半分のことも多いのですがこれは期待をはるかに上回りました! ライヴの雑音もほとんど感じられず鮮明です。

manmansaru さん | 神奈川県 | 不明

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