アーン、レイナルド(1874-1947)

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Blu-ray Disc 輸入盤

『シブレット』全曲 ミシェル・フォ演出、エキルベイ&トゥロン歌劇場響&アクサンチュス、フュクス、J.ベーア、他(2013 ステレオ)

アーン、レイナルド(1874-1947)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FRA509
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明

パリのオペラ・コミック座が大盛り上がり!
オペラ・マニア必見のアーンの傑作『シブレット』、世界初映像!
アクサンチュスでお馴染みのエキルベイが指揮!


素晴らしい舞台の映像が登場しました! アーンの人気作『シブレット』の初映像です。しかもオペラ・コミック座での新制作上演の収録。オペラ・マニアは必見です。
 レイナルド・アーンはベネズエラ生まれのドイツ系ながら幼くしてパリに移住、20世紀前半のパリの雰囲気をもっとも濃厚に伝える作曲家の一人として根強い人気があります。オペラ、オペレッタとも多く書いた中で、最も人気が高いのがこの『シブレット』。主人公の名前シブレットとは、葱(シブル ciboule)の縮小形で、日本ではアサツキに当ります。言わば「お葱ちゃん」。その名の通り野菜売りの娘で、彼女が心優しいがちょっと優柔不断な若い貴族アントナンと結ばれる物語。1923年4月7日、パリのヴァリエテ劇場で初演され、大成功を収めました。アーンの音楽はとても充実していますし、貴族の夜会、下町の市場、郊外の田舎、偽スペイン歌姫と変化に富んだ展開も楽しく、人気の高さも納得です。『シブレット』はオペラとオペレッタをこよなく愛した故永竹由幸氏が特に好んだ作品の一つで、30年ほど前に初録音が登場した時に作品の素晴らしさを熱心に説いていました。
 この映像は、2013年2月、パリのオペラ・コミック座で新制作された舞台の収録。フランスの人気喜劇役者ミシェル・フォの演出で、舞台を台本に設定の1867年から初演の頃、つまり「狂騒の時代 Les Annees folles」と呼ばれる1920年代のパリに移しています。これは大変よく出来た舞台で、たっぷり愉快で、時にお洒落に、時に羽目を外してと、観客も大うけ。幕切れのアンコールの歌を客席中が一緒に歌う様子にはホッコリさせられます。大好評のため2015年に再演が予定されているほど。
 出演者は若手とベテランがうまく組み合わされています。タイトルロールのジュリー・フュクスはフランスの若いソプラノ。2013年プラシド・ドミンゴ主催のコンクール「オペラリア」で女声部門第2位受賞なので歌の実力は保証済。加えて健康的な容姿もシブレットにピッタリ。ジュリアン・ベーアは1982年リヨン生まれのテノール。近年はモーツァルト・テノールとしての評価が高まっており、2015年にパリ・オペラ座で『魔笛』のタミーノを歌う予定です。この若い二人ががんがんキスをする様子も微笑ましいもの。デュパルケのジャン=フランソワ・ラポワントは、カナダはケベック州、サグネ=ラク=サン=ジャン生まれのバリトン。歌手暦30年を越すベテランで、物語に大人の深みと渋みを与えています。魚売りのバングレ婆さんは、フランスの大女優ベルナデット・ラフォン。フランソワ・トリュフォー監督の映画「私のように美しい娘」で知られるラフォンは1938年生まれ。この時74歳で、5ヵ月後の2013年7月に亡くなりました。この舞台ではまだまだ元気、味のあるダミ声と絶妙な演技で会場を沸かせています。ところで軽薄女ゼノビーを演じたエヴァ・ガニザトは、1986年パリ生まれの有望な新人歌手でしたが、この公演からおよそ1年後の2014年1月に交通事故でわずか28歳で亡くなりました。この『シブレット』はガニザトの貴重な舞台姿の記録でもあります。
 指揮は、人気合唱団「アクサンチュス」の指揮者として知られているロランス・エキルベイ。ピットの中なので彼女の颯爽とした指揮姿がわずかしか映らないのは残念ですが、パリ風味を醸しつつキチッと纏め上げています。
 第3幕冒頭には、演出を務めるミシェル・フォがカスティリョーヌ伯爵夫人に扮してハチャメチャな歌を歌い、それに本当のオペラ・コミック監督ジェローム・ドゥシャンが劇場支配人役で絡む抱腹絶倒の寸劇が挟まれます。こうした作品は音だけで聞くより舞台で見るほうが断然面白いというもの、日本語字幕はありませんが、あらすじさえ押さえておけば映像で物語は簡単に理解できるでしょう。パリっ子を熱狂させたアーンの傑作を鮮明映像で楽しみましょう!(キングインターナショナル)

【収録情報】
● アーン:『シブレット』全曲

 ジュリー・フュクス(S シブレット)
 ジュリアン・ベーア(T アントナン)
 ジャン=フランソワ・ラポワント(Br デュパルケ)
 エヴァ・ガニザト(S ゼノビー)
 ロナン・ドゥボワ(Br ロジェ)
 セシル・アシール(S フランソワーズ)
 ジャン=クロード・サラゴス(Bs グレニュ氏)
 ギルメット・ロランス(S グレニュ夫人)
 パトリック・カボンゴ・ムベンガ(T オーギュスト,ヴィクトル)
 フランソワ・ルジェ(T 市長)
 サフィル・ベルル(T グリサール)
 オリヴィエ・デジャン(Bs-Br 中尉)
 ベルナデット・ラフォン(パングレさん)
 ミシェル・フォ(カスティリョーヌ伯爵夫人)
 ジェローム・ドゥシャン(劇場支配人)

 アクサンチュス
 トゥロン歌劇場交響楽団
 ロランス・エキルベイ(指揮)

 演出・装置:ミシェル・フォ
 装置:シトロネル・デュフェ
 衣装:ダヴィド・ベリュグ
 照明:ヨエル・ファビング

 収録時期:2013年2月
 収録場所:パリ、オペラ・コミック座(ライヴ)

● 特典映像:ロランス・エキルベイ、ミシェル・フォ、アニェス・テリエ、ジェローム・ドゥシャン、ジュリー・フュクスのインタビュー

 収録時間:本編145分、特典31分
 画面:カラー、16:9、HD 1080i
 音声:PCM 2.0 / DTS-HD Master Audio 5.1
 字幕:仏英独西伊
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

【アーン『シブレット』 簡単なあらすじ】
若い貴族アントナンは、入れ込んでいる軽薄娘ゼノビーからあっさり袖にされてガッカリ。一方、早朝の市場ではシブレットが魚屋のバングレ婆さんから、恋の成就の奇妙な占いを告げられる(三つの占いはすべて当たることになる)。彼女が荷台いっぱいの野菜を売り損ねて落胆していると、市場責任者のデュパルケが、ちょうど朝帰りのアントナンに少し負担してあげるよう頼む。その後アントナンは野菜を積んだ荷車で寝入ってしまうが、そうとは知らぬシブレットは彼を荷車に乗せたまま郊外へと戻る。
実はシブレットにはたくさんの婚約者がいるのだが、彼女は誰にも乗り気でなかった。荷車のアントナンが目を覚ますと、彼に偽の婚約者になってもらい、他の婚約者たちを追い払ってしまう。やがて二人はお互い惹かれ合い本当に愛し合ってしまう。だが軍隊とともにやって来たゼノビーを、シブレットが歌い負かした上に追い返してしまうと、アントナンはゼノビーを追って去ってしまう。その様子を見たデュパルケは、自分も浮気性の恋人がいたものだと昔語りをしてシブレットを慰める(彼の台詞から、デュパルケがかつての「ボエーム」のロドルフォだと分かる)。デュパルケは彼女をスペインの歌姫に仕立ててアントナンに一芝居打つことにする。
劇場支配人の館でのパーティ。あっという間にゼノビーと別れたアントナンは、シブレットが行方不明と聞かされ絶望する一方で、魅力的なスペインの歌姫に心を奪われている。しかし歌姫からシブレットをもう愛さないと誓うよう求められると、アントナンはそれはできないと拒む。彼の愛を確かめたシブレットは喜び正体を明かし、歌姫がシブレットその人だと知ったアントナンと結ばれる。(キングインターナショナル)

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