A Celebration of Sam @ 95〜ピアノ曲と歌曲集　エフゲニー・ヨントフ、ザビーネ・ゲッツ、他

A Celebration of Sam @ 95〜アドラー：ピアノ曲と歌曲集

2023年3月4日に95歳の誕生日を迎える作曲家サミュエル・アドラーの生誕95周年を記念するアルバム。アドラーは1928年にドイツ、マンハイムのユダヤ系の音楽一家に生まれ、1939年にアメリカへ亡命。作曲をコープランド、ヒンデミット、ピストンらに学び、更に指揮をクーセヴィツキーに学びました。戦後はドイツに駐留する米軍に加わり、第7陸軍交響楽団を創設して自ら指揮を務め、その後はイーストマン音楽学校やジュリアード音楽院などで作曲を教えました。アドラーの作品はニューヨーク・フィル、シカゴ響、クリーヴランド管などアメリカの主要オーケストラで演奏され、またベルリン・フィルをはじめとするドイツのオーケストラでも演奏されています。
　このアルバム収録曲の多くは90歳を超えてから書かれた作品で、どれも彼の師コープランドやヒンデミットのような新古典派の感性と、21世紀音楽の持つ斬新さを兼ね備えており、飽くなき音楽への情熱が伝わってきます。演奏にはアドラー作品の熱心な紹介者のローラ・メルトン、さまざまなユダヤ系のプロジェクトでアドラーと協力している歌手ザビーネ・ゲッツ、ベルリン・フィルの第1コンサートマスター、ノア・ベンディックス＝バル グリーらが参加しています。（輸入元情報）

【収録情報】
アドラー：
1. デュオ・ソナタ（1983）〜2台ピアノのために
2. イン・メモリアム：RBG（2020）〜高声とピアノのために
3. 6つの短い機会小品（2019-20）〜ピアノのために
　No. 1: Little Chromatic Trio (Slowly)
　No. 2: For Harriet (Very Slowly - Fast)
　No. 3: Your Music Will Prevail (Slowly and reverently)
　No. 4: Devotional (Quite slowly)
　No. 5: Bagatelle for Jurgen (With a happy spirit)
　No. 6: Toccatina (Fast)
4. 音楽を聴きながら（2020）
　I. On Hearing a Symphony of Beethoven
　II. Lines (To a movement in Mozart's E b Symphony K.543)
5. 4つのコレオグラフィ：独奏ピアノのための組曲（2018）
　No. 1: サティへのオマ-ジュ（Quite slowly）
　No. 2: トッカータ・コン・フーリア（Fast and furious）
　No. 3: 悲しみのないワルツ
　No. 4: クロマティック・ジーグ（Relentless driving）
6. 無邪気な愛の歌（2016）〜ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのために
　I. Lied
　II. Ich bin die Nacht
　III. Schlaflied fur dich
　IV. Lied
7. 若者のための音楽（若い心に）：10の性格的小品（2021）〜独奏ピアノのために
　No. 1: Questions and Answers (With a happy spirit)
　No. 2: Toccatina I (Fast)
　No. 3: Lyric (Slowly and expressively)
　No. 4: Waltz (Upbeat)
　No. 5: Toccatina II (Fast and furious)
　No. 6: March (Steady and rhythmic)
　No. 7: Intermezzo (With an innocent lilt)
　No. 8: Toccatina III (Fast and constantly driving forward)
　No. 9: Bleak Soundscape (Quite slowly)
　No. 10: Tango (In a dancing mood and very rhythmic)

　ザビーネ・ゲッツ（ソプラノ：2,4,6）
　ノア・ベンディックス＝バルグリー（ヴァイオリン：6）
　ローラ・メルトン（ピアノ：1,3）
　エフゲニー・ヨントフ（ピアノ：1,5,7）
　アクセル・バウニ（ピアノ：2,4,6）

　録音：
　2022年6月28,29日、7月6日　Bryan Recital Hall, College of Musical Arts,Bowling Green State University, Bowling Green, Ohio, USA（1,3,5,7）
　2022年10月1,2日　Akademie der Kunste, Berlin（2,4,6）
　世界初録音（2-7）