シュガーローフの戦い 下

しんざとけんしん

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784897421902
ISBN 10 : 489742190X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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209p;26

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沖縄出身の漫画作家が描いた 沖縄戦の激戦...

投稿日:2021/06/26 (土)

沖縄出身の漫画作家が描いた 沖縄戦の激戦地の劇画3巻(完結) です。 沖縄の作家 しんざとけんしん先生は、 沖縄戦を描き続ける大家です。 この作品は彼の代表作であり、 また集大成ともいえる作品です。 時系列にそって 克明にシュガーローフ であった出来事を 記録していきます。 ここには1人のスーパーヒーローも 不死身の英雄もいません。 時にはグロく人が死んでいく瞬間を 活写します。 日本から見た、そしてアメリカから見た 群像劇が展開されていきます。 雰囲気としては 岡本喜八監督の映画、 エヴァンゲリオンの庵野秀明も好きだという 「激動の昭和史 沖縄決戦」 に近いかも。 あの作品も 1人の英雄を主人公にしない 群像劇でした。 実際の現場、 首里城公園を訪ね、展望台から見ると、 シュガーローフ は目と鼻の距離にあり (おもろまち駅付近)、 大本営のあった首里城地下の参謀たちにとって、 このシュガーローフ が最後の砦(とりで)だったことが 分かります。 実際 シュガーローフの陥落後、 大本営は首里城を放棄、 南部の摩文仁に転進(撤退)します。 その転進の結果、 南部に避難していた沖縄県民を 巻き込むことになり、 多くの県民が犠牲になりました。 (県民の多くは首里城放棄後、 ”劇的に”死者が増えました) もし転進という判断がなかったら? 6月23日の慰霊の日、 なぜ沖縄県民が、 沖縄海上自衛隊のトップが日本軍司令官らを祭る れいめい之塔を参拝することに対し批判し、 自衛隊のトップは「私的参拝だ」と説明を避けるのか、 その意味を考えてほしいです。 忘れてはならない歴史、 5月6月になったら 沖縄戦のことを考えてみては いかがでしょうか?

hiro さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 二人娘の父 さん

    初めての新里堅進さんの作品。残念ながら本作は上中下三巻でセットとのことだが、上中二巻が手に入らず。Amazonでは上巻38500円、中巻4950円の価格が付いている。唯一通常の販売価格だったのがこの下巻。とりあえず常に観察を続けながら、上巻、中巻も手に入れたいと思う。というか、版元である琉球新報社さんは、増刷して販売をしてほしい。内容的には沖縄で動員された兵士がウチナーグチを話しているなど、非常にリアル。現在のシュガーローフ、おもろまち周辺から想像もつかない「地獄」があったことに思いを馳せた。

  • gonzui さん

    今暮らしている場所でかように凄惨な戦闘行為が行われていたということに言葉がなく。日米両軍関係なく、死と生は紙一重。時折挟まれる生き残ったエピソードにほっとする。

  • Y子 さん

    時間がなかったのでざっと読んだ。悲惨。

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