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またたび度々 さんのレビュー一覧 

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     2009/11/10

    ナクソスからは既に3番の協奏曲がリリースされているので、本盤にて3曲が出揃うことになるのか。2番はヴァージン・クラシックからもブラームスとのカップリングでCDが出ているから、そちらとの聴き比べも可能。キムのヴァイオリンは特に強い個性はないが、すっきりとして若々しく親しみ易い音色である。近い将来、大手レーベルからCDがリリースされるかも知れない。

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     2009/10/25

    この時期にVPOと録音した編集ライブ盤が正式録音だが、時期が同じ時分のBPOとのライブと言う事で、大いに期待できる。VPOとの録音盤は金ぴか外盤の国内盤CDだったけど、25年間経った今でも輝きを放っている。84年度レコードアカデミー賞を取った名盤の「隠れの名盤」になるのだろうか?第三楽章で頂点を迎えてしまう演奏が多い中で、第四楽章もそれと同等か、それ以上の表現が出来ている演奏は、なかなか出会えないのでは?と感じます。ノーヴァク版とのことですが、VPO盤同様に第三楽章などのカットを忠実に実行しているのかも気になるところです。7番も同じように同時期にVPOとの編集ライブ盤が正式録音。

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     2009/10/04

    このシリーズもこれにて完結となる。5番に始まり完結には数年を要した。グラズノフの交響曲全集は、本場ロシアの指揮者とオケによるものが多いだけに、旧西側オケとロシア人以外の指揮者による全曲録音には、一定の存在価値があると思う。3番から7番までがベートーヴェンの交響曲と調性が同じで、7番に至っては「田園」と言う標題まで付いている。また、未完となった9番はニ短調である。2番、3番は40分を超える大曲でもある。保守本流のロシアもの演奏に水が合わないと思う方には、心待ちのCDである。

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     2009/09/30

    これは驚きのCDが登場した。古典派と前古典派の境界線に位置している作曲家をピリオド演奏的なアプローチとモダン演奏のアプローチの折衷で演奏している。オペラの序曲集となっているが、何れの曲も実態は急−緩−急のイタリアシンフォニア形式で書かれている。単なる序曲集ではなく、交響曲の発展過程も辿れるし、序曲としてのシンフォニアの最期を聴くこともできる。ロココ風の作風を強調する弦とピリオド楽器で演奏される木管セクション。古典派の起源と演奏様式の研究成果を示した一例とも思える。何よりピリオド楽器を採用していながら、ギャラント的な表現を排除している点が斬新。この世代の作品演奏は、こうした形態での演奏が良いのかも知れない。今後、交響曲の録音も期待したい。尚、作品自体は明るく、元気系の音楽が連発している。ホルンの活躍が印象に残る。

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     2009/09/27

    ケルルのオルガン音楽からトッカータ、カンツォーネを中心に収録されている。この種のCDは多数発売されているようだが、BMGグループの一翼のエームズレーベルから発売されている点は期待するところ。ややオフマイク、かつクリアな音作りは流石にエームズ録音と感服し、期待を裏切らない。バッハやブクスフーデのような重圧で劇的な作品は少ないが、オルガン音楽の発展を把握するには絶好のCDと言える。有名なカッコウ変奏曲では、はじめカッコウの泣き声がゆったりしたテンポで表示されるが、その後はメリハリの利いたテンポ設定が特徴的である。最終トラックのパッサカーリアは、ブクスフーデを思わせる。

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     2009/09/25

    本CDではデュフリの4巻のグラブサン曲集から、何曲かを抜粋して収録している。
    第1巻から7曲、第3巻から5曲、第2巻と第4巻からそれぞれ1曲ずつ。
    この種のアルバムに、よくある劇的な曲や切ない曲を中心にして、その間にほっとする曲や明るく弾むような曲を選曲すると言った具合である。何の先入観も無くチェンバロ音楽を聴いてみるにはお薦め。しかし、本格的にデュフリのチェンバロ音楽を聴くには、ちょっと物足りない感じである。むしろ第1巻を全曲収録し、続編として2巻以降を紹介するという戦略の方が話題性的にも、ファンからの歓迎度からも、よい結果を得るのではないかと思う。
    録音はアルファーレーベルらしいクリアで鮮明な音に、適度な残響も取入れられていて、個人的な感想としては合格レベルであるのだが。

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     2009/09/19

    NYPのチャイコン1番と言うと、ギレリス、メータのライブ盤を思い出す。本盤もテンポ設定的には共通する点が多い。特に1番の第1楽章のスマートな演奏は、技巧で駆け抜ける演奏とは1線を置いていると感じる。また1番冒頭の弦のカンタービレのかけ方は、工夫が見られるように思う。第2楽章冒頭のピチカートがギレリス盤よりはっきり聴こえる点は、録音技術の進歩を実感できる。
    2番もスマートな演奏に感じるが、例えば第3楽章のロンド主題と副主題間の移行句ではぐっとテンポを落として、叙情性を浮き上がらせる点は流石と感じる。
    3番は未完に終わった交響曲の改作で、第1楽章のみが作者自身の手で完成されている遺作。本盤では作者自身の完成部分のみ収録している。珍しい作品56の幻想曲も収録されていて、こちらも興味深い。録音はデットな会場で録ってマスタリング時に残響を電気的に処理した感じで、やや音場感が不自然に感じる部分がある点が惜しまれる。

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     2009/09/13

    A.スカルラッティによる室内楽曲の音源も、作品数も決して多くはない。90年代前半までDHMでテレマンなどの室内楽作品を録音していたカーメラータ・ケルンによる演奏なので期待が持てる。三省堂の音楽辞典によるフルートと弦楽のための7つのソナタとは1作品を除いては一致している。これによると編成はフルート、2つのヴァイオンリン、チェロ、通奏低音となっているが、本演奏ではヴァイオリン1台がヴィオラに置き換えられている。フルートはトラヴェルソー使用している。通奏低音部は五曲がオルガン、1曲がチェンバロである。主役は恐らくフルートなので、ヴァイオリは内声部を支える存在と考えられる。そこでカーメラータ・ケルンは内声部をヴァイオリンとヴィオラで支える事で、重心を下げてアンサンブルに安定感を安定させようと試みているのかも知れない。演奏は流石にカーメラータ・ケルンの名人芸が聴ける。録音も各パートが鮮明で、かつ、アンサンブル全体のバランスもまとまっている。トラック20ではヘンデルの水上の音楽を思わせる部分が聴けるのも興味深い。

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     2009/09/08

    近年のモーツアルト演奏では速めのテンポで演奏するのが、スタンダードである傾向が強い。内田の録音は、こうした傾向に逆行するかのごとく、重圧なオケと落着いたテンポ演奏されている。80年代の全集録音がセッションだったのに対して、今回の再録は2日間のライブの編集と手間を省いている。こう言うと評価が下がりそうだが、実際に聴いてみるとクウォリティーは決して低くないように感じる。確かに24番のオケ伴奏部からソロにが始まる直前に思いも寄らない溜めがあったりして、ここまでやることはないとも思うかもしれない。しかし、こうした微細な弱点があっても、全体的な落着いたテンポ設定が前回の録音より、曲の魅力を高めているように感じる。23番の終楽章では、前回録音ではロンド主題を含めて前のめり気味に感じたテンポが、自然な速さに落着いている点だけでも、再録音の意味を感じる。作品を知り尽くした演奏者が余裕を持って演奏する時に、自然体の姿勢が見られる好例の一つと考える。

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     2009/09/07

    CPOレーベルとしては珍しいライブ録音である。テレマンの同シリーズでも初ライブ録音となる。ノイズを拾うのを避けるためであろうか、マイク設定がオフ気味になっている。同シリーズの他のオラトリオ録音と比べてもマイクはオフ気味である。とは言っても、残響過多やモヤモヤ録音ではない。このくらいなら許容範囲と思える程度。演奏面では合唱が小編成で、こちらは同シリーズでの整合性が図られている。ヘンデルものとは異なり、前半からティンパニーやトラペットも加わり華やかであるが、オラトリオの従来の神聖で重鎮なイメージとは異なる感じになっている。始めのうち合唱は堅い感じだが、トラックが進むにつれて、どんどんと良くなっていき、のびのびと歌う。結果として音楽全体が盛り上がってくる。

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     2009/09/04

    A.スカルラッティのオラトリオは音源自体が少ない。ハイペリオンによる新録音となると、尚更期待が膨らむ。本盤は期待を裏切らないが、弱点は僅かながら見出せる感じ。ソリストの歌手人は概ね良いが、カウンターテナーは独奏曲になると声に艶がなくなってしまう。デュエットではソプラノ他に対抗して艶っぽく歌っているので、なぜ大人しくなるのかが不明である。合唱は混声で編成も大きそうだが、今ひとつのっていない(歌っているだけ)感じが少し気になる。オケ伴奏は弦楽器中心の編成で、ヘンデルのオラトリオの時とは、響きがかなり異なる。シンフォニアなどでは低弦楽器の分厚いが生々しく聴こえる。
    アリアやデュオ曲も大半は3分以内で終わるので、オラトリオとしては短い部類の作品に入る。以上、若干の欠点はあるものの、その他は概ね良好なので、本盤の登場を喜ばしく歓迎したい。

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     2009/09/02

    スヴェンセンはグリーグとほぼ同時代のノルウェーの作曲家。2曲の交響曲も書いていて、その第2番を聴いたグリーグがノルウェーの交響曲の理想を感じ、以降、自作の習作交響曲の演奏を封印し、また、新たな交響曲の創作も行わなかったと言われることがある因縁の人。このノルウェー狂詩曲も、グリーグのノルウェー舞曲を思わせる面がある反面、自身の交響曲と同様に、ノルウェーの民族色を描ききれず、消化不良な側面も感じてしまう。スヴェンセンが何ゆえ、保守的な作風を持ち合わせているのか、それは彼が軍楽隊の出身だからなのかも知れない。

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     2009/09/02

    カルッリ親子によるピアノとギターのデュオの2作目。前半のトラックではギターが中心的存在に感じられ、ピアノは思わずフォルテピアノかと思ってしまうほど。後半になるとピアノが優勢となって、ギターの音量的なハンディーが出てしまう。しかし、両楽器とも単独で多数の曲が作れる楽器で、音量が違うもの同士のデュオ。それをバランスよく捉えるには録音の技術、演奏面での工夫などクリアーすべき問題点は少なくないはずだ。次回の録音にも期待したい。

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     2009/08/30

    この種のCDだと、最近は低音部がチェンバロのみというパターンがしばしばだが、本CDではガンバも加わっている。ガンバ等が加わるとアンサンブルが豊かになり、安定感が増して雄弁に響くように思う。現実にヴァイオリンのメロディーの合間にガンバがずーんと響いている。各楽器のバランスも程よい感じに録られている。優雅に、時には劇的に時が過ぎていく。後期バロックの醍醐味を味わえる。海外では既に5〜8番のCDも発売されているようだ。

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     2009/08/20

    J.S.バッハ、ファッシュに次ぐ同時代の作曲家としてグラウプナーの作品が再評価、録音も増えてきている。本CDでは序曲や協奏曲も比較的小編成の作品を取上げている。従って、録音も室内楽的なこじんまりとして、各パートの明瞭さを追い求める傾向にある。
    フレイのリコーダーは、はっきりと自己を主張しアンサンブルの中心的存在となっている。全6曲中、GWV216以外のソナタはフルートのために書かれている作品だが、このCDではリコーダーで代用されている。あくまでもフレイが中心と言う事だろう。知られざる作曲家を紹介するアルバムとしては、編成通りの楽器で演奏して欲しいところだが、半分はリコーダーのため作品であり、音源自体もまだ少ないことを考えると、投資額は高めだが押えておくべきCDではある。

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