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ブルノのおっさん さんのレビュー一覧 

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     2013/09/03

    ヴィヴァルディの副題付きの協奏曲を集めた面白い1枚!特に「恋人」が非常に気に入りました。ヴィヴァルディの作品には副題付きの協奏曲は他にも多数あり、個人的には「安らぎ(協奏曲ホ長調 RV270)」も聴いてみたいです。それはともかく、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の中では比較的落ち着いた作品ばかりで、技巧よりも旋律を楽しむことのできるものです。

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     2013/09/02

    ヴィヴァルディの出版された作品の中では、この「ラ・ストラヴァガンツァ」は、あまりにも有名な「四季」を含む作品8や、作品3「調和の霊感」の次に有名な作品といったところでしょうか。この協奏曲集は主に、複数の独奏楽器を扱う、いわゆる合奏協奏曲の形式をとった作品が多く、一世代前のコレッリを彷彿とさせるようなところもあります。やはりヴィヴァルディらしい、美しく、さらに華やかな技巧も感じさせる作品ばかりです。気に入って何度も聴いています。

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     2013/08/31

    テレマンの音楽は、バロック期とは思えないほど優美で情緒にあふれています。同時代のバッハとは作風は異なり、ドイツの作曲家としては珍しく軽快で、舞踏的、フランス風などと形容できそうです。作品数はおそらくクラシック音楽界最多の5000曲以上といわれています。このCDに収められた協奏曲はその膨大な作品たちのなかのごく一部です。しかしながら、テレマンの代表作でもあります。最初の「フルート、オーボエ・ダモーレ、ヴィオラ・ダモーレのための協奏曲」は、複数楽器のための協奏曲としては最も有名でしょう。他にも、独奏楽器にコントラバスやシャリュモーという珍しい楽器が使われるなど、面白く、楽しい作品ばかり。そして、有田正広によるフルートの高級感ある音色と、ラ・ストラヴァガンツァ・ケルンの正確な演奏が本当に素晴らしいです。何度聴いても飽きない、珠玉の名盤です。

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     2013/08/27

    トゥルノフスキーの録音を買うのは初めてで、大変興味がありましたが、期待以上の演奏を聴くことができたと思います。チェコの指揮者の中ではそれほど突出した存在ではないと思われるトゥルノフスキーですが、明確で堂々とした表現は、しばしば複雑で不明瞭な表現に陥りやすい近代作品を、見事に輪郭のくっきりとしたものに仕上げています。特に、レコードグランプリを受賞したマルチヌーの「交響曲第4番」の録音は、本当に心から感動するものでした。編成が大きめなので、音の大きさはやはり大きいのですが、それに加えてこの演奏はとにかく広々としていて奥が深いです。しかも、決してうるさくならないように配慮されています。他にもヒンデミットやプロコフィエフなど、近代の名作がそろっています。

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     2013/08/26

    生涯に残した作品は決して多いとは言えないシャブリエですが、そのわずかな作品はどれも不朽の名作!今日私たちがフランス音楽と聞いて連想するような都会的で華やか、あるいは茶目っ気、ユーモアといった感じは、シャブリエから始まったのだと思います。伝統的なウィンナ・ワルツに異国のスパイスを加えた独特な音楽です。ウィーン・フィルの演奏はさすが、軽快な曲も野蛮なテンポに陥らず、高級感を保っています。最大のポイントは、指揮者のガーディナー。古楽の指揮者というイメージが強いのですが、現代楽器演奏も見事。彼ならではの理論的な分析や思い切った表現が随所に見られます。特に、「ポーランドの祭り」における、リズムを完璧に捉え、自由自在に操る様は驚くべきもの。また、シャブリエの代表的な管弦楽曲がほとんど収録されているという点でも、このCDは価値ある名盤と言えるでしょう。

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     2013/08/25

    近代チェコの作曲家マルチヌーの描写的な管弦楽曲を集めたCDです。「ハーフタイム」や「サンダーボルト」など、曲名を一目見ただけで興味がわいてしまいます。どの曲も傑作なのですが、特に魅力的だったのが、交響的前奏曲「ザ・ロック(岩)」。マルチヌーの晩年の最高傑作ではないでしょうか。マルチヌーらしい幻想的で深みのある曲で、晩年のマルチヌー作品にはしばしば見受けられる望郷の念もより一層強く感じられます。他のCDではほとんど見られない、マルチヌーの面白い秘曲ばかりです。マルチヌーは多作家でしたので、おそらく今後もまだまだ未知の作品に出会うことでしょう。相変わらず興味が尽きない作曲家です。

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     2013/08/22

    DECCAの3CDシリーズのひとつ。10枚以上の大型ボックスはなかなか買いづらくても、3枚組だと手が届くものですね。しかもスクリャービンの交響曲全集とピアノ協奏曲どちらも収録されており、主要曲はもうほとんど揃ってしまいます!本当にお得なセットです。演奏はロシアの音楽の権威であるアシュケナージ。ピアニストとしてもスクリャービンのピアノ曲を録音するなど、この作曲家の音楽に対する愛着は確かなものでしょう。管弦楽についても、「法悦の詩」や「焔の詩」などの難曲をあっさりときれいに仕上げてしまいます。

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     2013/08/22

    最初の「タラス・ブーリバ」から早速、迫力や緊張感があります。指揮者イーレクは長らくチェコ、主にモラヴィア地方にあたるブルノで活躍してきただけに、地元のヤナーチェクの演奏には独特の説得力を感じます。他の録音と違うと感じた点は、「タラス・ブーリバ」の第2曲目です。テンポが速めで、ヤナーチェクの曲にはしばしば起こり得る、ぼやぼやとした感じがなく、極めて明確な音が流れてきます。地元色の強い、土臭い演奏を予期していたので、そういう点では意外な演奏を聴いたものだと思いました。また、他の曲目はどれもヤナーチェク作品の中では珍しい、隠れた名作です。「シンフォニエッタ」や「タラス・ブーリバ」などの有名曲を聴き終えた後に、さらに知られざるヤナーチェクの世界に足を踏み入れてみるのも面白いかもしれません。

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     2013/08/21

    マルチヌーの作品は、とにかく楽しいものばかり。特に室内楽作品は大編成の曲と違い、肩肘を張ることなくリラックスして楽しめるうえに、マルチヌーの近代的な手法が最も色濃くあらわれていると思います。このCDに収録されている曲の作曲年代は様々で、マルチヌーが多彩な作風の持ち主であることを改めて感じさせられます。東洋的だったり、ジャズみたいであったり、しかしクラシックの伝統もよく守られており、マルチヌーの音楽には底がなく、興味が尽きません。演奏のフルートの音色はやはり印象的で、小刻みの音も、伸びやかな音もきれいです。素晴らしいCDに出会い、嬉しい限りです。

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     2013/08/19

    グローヴズという指揮者は聞いたことがありませんでしたが、彼の音楽は1回聴いてみると直ぐにその素晴らしさが分かりました。英国的な、クールな面を覗かせながらも、独特の情味に溢れた演奏です。特にエルガーの「威風堂々」をはじめとした自国(英国)ものの演奏には、その自信に満ちた雰囲気に圧倒されました。また、CD2枚目の曲目はどれも珍しいもので、それだけでもこのCDの価値を高めているといえます。

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     2013/07/27

    現代音楽と聞いて難解な音楽を想像していたのですが、ジョリヴェの音楽はひと味違うような気がします。複雑な音の中に密かに美旋律が隠されていたり、時には異教の儀式のような不思議であやしい世界を表現したりするなど、多彩な作風を楽しむことができます。特に、「オンド・マルトノのための協奏曲」は素晴らしいと思います。オンド・マルトノは、メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」において有名な楽器ですが、メシアンはこの楽器を効果音的に用いているのに対し、ジョリヴェはより技巧的な要素を際立たせていると思います。それはともかく、どの曲も一流の演奏家による大変貴重なものです。

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     2013/07/25

    私がターリヒの録音に初めて触れたのは、まさにこのCDがきっかけでした。古い録音にはあまり触れたことがなかったので、どんなものかと思いながら聴いてみると、あまりの素晴らしさに驚きました。チェコ・フィルを地域水準から世界水準にまで引き上げたターリヒの演奏は、独特な親しみやすさを秘めています。とりわけスークの弦楽セレナードの美しさは格別。他にも、有名なドヴォルザークのセレナードやチャイコフスキーのアンダンテ・カンタービレなど、美しいメロディーが次から次へと流れてきます。

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     2013/07/23

    新世界は壮大な曲というイメージがありますが、数ある録音の中には、表現が大袈裟と感じてしまうものがあります。そんな中、ターリヒの演奏はあくまでチェコ色を守り通した「本来の」新世界像をつくり出していると思います。巨大で、情感たっぷりであることだけが新世界ではないのかもしれません。物足りなさを多少感じるかもしれませんが、この曲の本来の意味を改めて考えさせられる演奏です。録音時期は古く、当然モノラル録音ですが、それほど問題はありません。

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     2013/07/22

    自己批判が激しかったというデュカスは、自作を破棄することが多く、生涯に残した作品は非常に少ないようです。このCDに収録されているバレエ「ラ・ペリ」も、危うく捨てられてしまうところだったとか・・・。自己批判のためか、作品はどれも練りに練った素晴らしいもので、このCDにはそれらのデュカスの主要作品が見事にそろって収録されています。演奏も安定しており、デュカスを聴くなら、まずはこれを買うと良いでしょう。

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     2013/05/29

    ロシアのレーベルのCDを買うのは初めてでしたが、収録内容はいづれも充実しており、作曲者の自作自演も入っている大変貴重なもので、印象が良かったです。演奏はさすが本場ロシアと言える、力強く、真摯なもの。特に、オイストラフによるヴァイオリン協奏曲には、その技巧に裏付けられた高い民族性に、終始圧倒されるばかりでした。余計なことを考えず、純粋にハチャトゥリアンの世界を味わえます。しかし、演奏があまりに素晴らしいだけに、音質が気になってしまうところです。録音が古いのも原因でしょうが、もう少しリマスタリングの質が良ければとも思います。いずれにしても、お薦め出来る名盤です。

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