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mari夫 さんのレビュー一覧 

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/03/14

    皆さん評価が高いんですねぇ。私の好きなプロコフィエフのレパートリーを最近評判のヴァイオリニストが弾いたというので買ってみましたが、どうもピンと来なかった。プロコの乾いた叙情や突っ張ったモダニズムがあんまり感じられなかった。

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     2018/03/07

    ストコフスキーは華麗なハリウッド風のロマン主義の指揮者という印象が強いが、どうしてどうして、シリアスな音楽をやる指揮者でもある。それはこのショスタコーヴィッチのBoxでも遺憾なく発揮されている。デフォルメも少ないし、集中力も凄い。5番以外は大部分がモノラルで、音は良いとは言えないが、40年録音の6番とか42年の7番とかでも、演奏の傑出ぶりを知るには充分である。実は唯一のステレオの5番が一番集中力が弱いかなぁという印象がある(NY.でやったステレオ録音の方がいいという話があるが未聴)。7番は初演を争ったトスカニーニに譲ったわけだが、その直後に同じオケでやった演奏で、比較したら面白いだろうが、トスカニーニ盤はずっと前に聞いたきりなのでそれは出来ない。ショスタコへの傾倒で言えばストコフスキーの方が上だろうに。外にもステレオ吹き込みがあったりするので、これがベスト盤とは言えないかもしれないが、7番はこれしかないはずだし、値段を含めたら充分買う価値はある。

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     2018/02/28

    50年の8番と67年の(ステレオの)2番。しかもフィラデルフィア。となればどうしたって期待されるのは「復活」、となりそうなものだが、実際には逆。ステレオには違いないが、どうも芯のない、ふやけた音で締まりがない。演奏もどうも気秋穂が入っていないように聞こえるのはこの音のせいだろうか。こうも気合の入らないストコフスキーも珍しい。翻って「千人」の方はもちろんモノーラルだし、年代なりだが、締まった音で、演奏も実に力の入った名演。圧倒的と言っても良い位。 8番=☆5つ、2番=☆1つで、平均☆3。

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     2018/02/23

    若き(33歳)ベルガンサのイサベッラが聞ける「イタリア女」(ベルガンサはスペイン女だが)。何といっても当時の若々しい美声は堪えられない。二つのアリアでは本当に滴り落ちるような(何がと言われても困るが)色気に満ちた声が聞ける。アバド盤のバルツァもいいけど、あちらがおきゃんで気丈な女でいささか深情け風(?)なのに対して、こちらは才気煥発でさわやか系の美人さん、って感じ?それとここで素晴らしいのはコレナのムスターファ。ドライブのかかったバスで飛ばす、飛ばす。これぞ絶品というところ。アルヴァやパネライも申し分ない名唱。ヴァルヴィゾはこれも活気溢れる棒で、名歌手たちをサポート。少し柔らかさに欠けるとしてもそれ以外は古さを感じさせない名録音も興趣を高めている。

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     2018/02/20

    ストコフスキーの戦後、60年までの録音集。ということは大部分がステレオ。RCA録音もあるが、殆どがキャピトル・レーベル。昔このレーベルは音が堅くてと思っていたが、これはそんなことはない。夫々結構いい音で聞ける。演奏も彼なりのスタイルだけれど、素晴らしい。編曲も多く入っているが、ただ表面だけの効果狙いではない。機械的なアンサンブルとかはあまり気にしていないみたいだが、表現能力の幅の広さは瞠目すべきだ。このボックスの多くは20世紀前半の曲で、十二音以降とかはないけれども、彼が当時の近現代音楽の旗手でもあったことを証している。これだけの幅広いレパートリーをどれも聞かせると言うのは凄いことだ。オペラものはどれも19世紀でスタジオ録音のハイライトだろうけど、面白いのはピアースとかアルバネーゼとか仲の悪かったトスカニーニの手勢が登場すること。一番面白いのはロッシ・レメーニをフィーチャーした「ボリス」。編曲もりもりだけど、凄い度迫力。ただしモノーラル。

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     2018/02/15

    昔から名盤として知られているのに手を出してこなかったのは、ヴィッカースの喉の詰まったような老け声が好みでなかったため。これはカラヤンとのレコーデイングでも同じで、何故カラヤンとかベームがこの歌手を重用していたのか分らなかった。でもセラフィンとゴッビが聞きたくて、手を出したら、びっくり。この頃のヴィッカースは素晴らしいではないか?デル・モナコのような突き抜けるみたいなハードエッジな声ではないが、オテロ役としては充分ありで、セラフィンのつくり出すドラマに過不足なくはまり込んでいる。リザネックのデスデモーナも同様で、カラヤンの新旧両盤でのテバルディやフレーニほどの美声ではないが、薄幸の奥方にはぴったりだ。ゴッビはもちろんいうことがないはまり役。ほぼ同時期のカラヤン旧盤と比べるとデッカとRCA の録り方の違いも上記の違いに沿った感じで好ましい。人によってはあちらは録音も含めてキャラが立ち過ぎると思う人もいるだろう。

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     2018/01/16

    とにかく目覚ましいとしかいいようのない奇跡的な「皇帝」である。ピアノという楽器の極限がここには標されている。清冽な輝きをもった音の連なり。ミケランジェリの常の演奏はもっとクールで、殆どニヒリズムと言って良いような、トーンで行なわれることが多いが、この演奏では全く感興が横溢している。ただ美音をスタチックに連ねただけの演奏ではなく、あちこちで聞き手に感極まらせるような感情の迸りが聞ける。この音質で聞けると言うことが我々にとって如何に僥倖であることか!チェリビダッケ指揮のオケもドイツ風の重厚な演奏ではないが、精妙なバックを提供していて見事なものだ。同じ組合わせのシューマンも同様に見事な演奏だが、モノであり(それとしては悪い音ではないが、この年代にはステレオ録音されていただろうに!)、「皇帝」が余りに素晴らしいので、音の輝きという点では比較にならない。それだけは残念というか遺憾。

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     2018/01/07

    67年と言えば最初の来日公演の少し後。高校生の時に聞いたこの公演は、当方の未熟な理解度にとってさえ隔絶した名演だった。あのベートーヴェンのOP.111の響きは生涯忘れられない。けれど、このプラト・ライブは、残念ながらそれを想起させてはくれない。慎重なリマスターだとか、某批評家氏の「あらゆる音の響きや動きを手に取るようにわからせる」とかいう触れ込みとかに騙されてはいけません。冒頭からぼこぼこしたSP並みのレンジの狭い音にがっかり。変なノイズ・フィルターもかかっているみたいだし、とても、脳内に半世紀以上を経てさえ焼き付けられたあのOP.111の透徹な響きとは並べられません。演奏は確かに高度な集中度が感じられ、実際にはさぞやと思わせるものですが、CDでそれを補正しろと言うのは、日頃モノ時代の録音を脳内補正している私でも厳しい。

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     2018/01/05

    チェリビダッケはNHKのFMでSROの演奏会が定期的に放送される前、AMで時々放送されていた頃から聞いているし(判断能力が追いついていたかはともかく)、読響以降の来日公演も随分聞いたが、とんでもなく素晴らしい演奏がある一方、どうも乗り切らない演奏もあった。チェリ自身の問題もあったろうし、オケが過剰に神経質に構えて萎縮してしまうこともあったような気がする。このショスタコーヴィッチは初めてのレパートリーなので期待して聞いたが、残念ながら外れの部類だ。全体に遅いテンポをオケがもたせ切れていない。5番のスケルツォの冒頭などを聞いてもオケの共感不足か、緊迫感に欠けている。三楽章もチェリ流のテクスチャーの綿密な描き出しが、さすがと思わせる所もあるが、全体としては今イチ乗り切らない。某評論家が「龍安寺の石庭」に比していたが、どうしてどうして贔屓の引き倒しの部類だろう。フィナーレもやはりこなれが良くない。こう構えてしまうと曲の弱さが露呈する。オケもうまくないし(読響に劣る)、録音も強奏が汚れ気味で結晶化した透明な音が聞けないせいもあるかもしれないが、それだけではないと思う。9番はやや良いが、圧倒的というほどではない。期待値が高かった分減点☆二つ。

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     2018/01/04

    一楽章やとりわけ三楽章の実に目の詰まった繊細な表現から怒濤の終楽章まで、とてもチェリらしい「幻想」。遅めのテンポでテクスチャーをじっくりと細かいヒダにまで分け入って描き出す三楽章は、晩年のブルックナーを多少連想させる。つまりテンポが遅くなると、それだけ描き出しの濃度は高まる。ここがとてもユニーク。ただしそれが100%聞き取れるかと言うと、一つはオケの性能の問題であり、もう一つは時代(60年代終わり)並のライブの音とはいえ、濁り気味で透明さに欠ける録音の問題で、やや限界がある。つまりチェリの意図が完璧に音化されて聞こえるかといえば、ちょっぴり歯がゆい。☆一つの減点はそのため。「魔法使い」は立派な演奏だが、そういう曲だろうかという気はしないでもない。

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     2017/12/25

    これを聴く直前にグリュミオーのBOXを買って、ハスキルとのやはりベト全を聴き、エラく感心したばかりだった。しかしこれはまた全然違う。基本的にピリオド奏法だから、ファウストはノン・ヴィブラートで、音はチェンバロみたいに冒頭が発せられると、あとは中間で膨らませたりしない。メルニコフの楽器のことは書いていないけれども、響きはかなりモダンに近いとはいえ、ペダルの使い方は同様にセーヴ、従って音の粒が極めて明瞭。こういうアーティキュレーションだから、グリュミオー/ハスキルと同じ感じになる筈がない。しかし、これがまた面白い。ああそういう風に来るか、みたいな。どちらがいいとかいうのでなく、別の曲みたいなアプローチ。新しいベートーヴェンのソナタ像が見えた(聞こえた)。まずは必聴の名演というべきだろう。

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     2017/12/21

    LPの頃からご無沙汰していた62年全集をこの値段ならと思って久しぶりに聞きました。同じ演奏でありながら一方では高価なリマスターもあるのに、この値段では気の毒みたいなものですが、聞く方からすると有り難い。実はLPで聞いていた頃には必ずしも満足していなかったのですが、聞き直してみたら随分印象は違いました。高価なリマスターがどれだけ良くなっているか分りませんが、この廉価版で充分いい音がします。LPの時にはとくに緩徐楽章がくっきりとしないで音としての力がないという印象だたったのですが(アンチがいう「空虚なだけの音響」というのにやや近いかな)、今度はどれも素晴らしい力に満ちた名演だと思いました。設計の綿密かつ流れが自然で運びが実に巧妙であることが大きな特徴です。例えば第九冒頭のキザミが明確に聞き取れる様から高揚して主題に運ぶ箇所とか、印象論で速すぎるといわれることも少なくない「田園」の冒頭の運び(速さならではのもって行き方)とか、カラヤンの機能主義的な音の作り方が(ただゴージャスだとかいうのではなく)、壮年期のエネルギーと相俟って素晴らしい完成度に達していると思いました。その後の全集と比べるとこの頃の音の録リ方が全体の響きを優先にして個々の楽器の音色を際立たせていないことが、LP時の曖昧な印象に繋がっていたのかも知れませんが、それは今回で払拭されました。BPOとの最初のベートーヴェン全集への意気込みが感じられます。

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     2017/12/20

    グリュミオーの50年代を中心としたレパートリーのBOX。バッハだけはステレオだが、他はモノで、ステレオ録音の筈のベイヌムとのブラームスの協奏曲も何故かモノ(メンブレンは時々そういうことがある。バーンスタインのBOXのラヴェルとか。私はステレオ盤もっているからいいけど、これ目当てだったら怒る人も出そう)。グリュミオーというとベルギー・フランコ楽派の名手という触れ込みが出てきて、そういうレパートリーやモーツアルトの奏者というイメージでとられがちだが、このBOXはそうした偏見を一掃してくれそう。とにかく素晴らしいのはハスキルとのベートーヴェン全集。それだけで出た時に随分安くなったと喜んだ人がいたが、これはもっと安い。けど圧巻で良い!初期のだけではなく、「クロイツェル」の迫力なども凄い!モーツアルトのソナタの方が注目されがちだが、私はこっちの方がいいと思う。必聴の名演。それと並ぶのはブラームスと(これまた何故かの意外や意外)ストラヴィンスキー。前者は前述のようにモノだが、後者はステレオ・プレゼンスがある。疑似だろうが、ふやけた音ではないので気にならない。とはいえ、10枚目のフランス物もやはりとても良い。

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     2017/12/20

    トゥルトゥリエの主として50年代の演奏を集めたBOX。基本的にモノーラルで、多くの曲はステレオの再録音があるがケンペとの『ドン・キホーテ』だけはステレオ。ただし、これもオケだけBPOからSKDに換えた新録音がある。時代としては悪くない音がしていて、壮年期に入りかけた頃のトゥルトゥリエの張りのある音による雄渾な名演が聞ける。同じフランス人といってもフルニエのように洒落た演奏ではなくて、もっと質朴で骨太な演奏。彼はバッハ以外では比較的注目度が低い(低過ぎる)と思うが、20世紀最高のチェリストの一人だ。エルガーはデュプレばかりが有名だが、彼女にも全く引けを取らない。『ドン・キホーテ』は新盤の方が(ケンペもオケも)メロウな演奏だったと記憶するが、こちらはずっとダイナミックな演奏だ。ヒンデミットやオネゲルの協奏曲はあまりやられない曲だが、トゥルトゥリエの十八番で、何故か5番の欠けたベートヴェンやブラームスのソナタも、10枚目の小曲集も、つまり大曲も小曲も素晴らしい。プラド音楽祭での豪華メンバーによる二曲の室内楽も名演だが―シューベルトではカザルスのうなり声がふんだんに(?)聞こえる。ただ少しマイクが遠いのか(ワンポイント?)各楽器の音に鮮明さがやや欠けるのが惜しい。旧盤中心ということを分って買うならお買い得。

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     2017/12/09

    バーンスタインはヨーロッパに本格的に進出して以降は、新マーラー全集は別として、あまり好きではない。このBOX は若武者がニューヨークで「番」を張っていた時代の演奏で、それも代表的な名演を並べている。久々に聞いて、やはりこの頃の方がずっといいと思った。CBSの録音も含めて、オケはブリリアントだが粗い。けれども、いい意味で楽観的で活力に満ちている。怖れを知らないというか。この時代のニューヨークを象徴するような演奏だ。マーラーの二曲はいずれも名演だが、特に4番は新盤のソロがボーイソプラノで不安定で聞き辛いので、グリストの素晴らしい歌唱によるこの演奏の方を買いたい。『春の祭典』はこの時期の彼ならではの怪演。ロシアの原野というよりマンハッタンの超高層街に響きが交錯する。オケはブーレーズ盤のクリーヴランドとかとは比べられないが、この荒々しさも魅力のうち。後年のLSOのとよりもずっといい。ただラヴェルは何故にモノーラル?これはステレオ録音の筈でしょう?演奏はフランスの香りや繊細さ、エレガンスなどは皆無だけれど、ジャジーな感じで面白いのに。ゼルキンとの『皇帝』は、ソロもオケも活力に溢れている。とりわけ三楽章のゼルキンが見事だ。グールドとの4番は、遅いテンポとうなり声の演奏で(笑)、しかし呼吸の深さが感じられ、それはそれで4番だけに面白い(とくに二楽章)が、そうなるとこの時期のバーンスタインは少々手持ち無沙汰という感じは否めない(晩年だったら違ったかもしれないが)。でも三楽章は彫りが深くて悪くない。『新世界より』はやや時代が下った(62年)のと録音会場の違いもあって表現もオケの響きも円熟が見られ、奇数楽章は従来通り颯爽とした闊達さで押し通しているが、偶数楽章はテンポを落としてじっくりと盛り上げる。ボヘミアへの郷愁よりも「新世界」の偉容に傾いた演奏だが、彼のベストの演奏の一つだろう。もちろん、アイヴス、ガーシュインからコープランドを経て自作に至るアメリカ音楽が自家薬籠中のものであることはいうまでもない(もっともレニーの初演での解釈が恣意的だとして批判を浴びたというアイヴスは、そもそも曲として面白いとは思えないけど)。とくに『新世界』と同じ年の『ウエストサイド』は全くもって精彩に富んでいる。何十枚組のBOX が出ているけれど、このBOXがあったら、私としては、新マーラー全集は別として、ほかにはショスタコとかバルトークとかが少しあったら、バーンスタインはそれでいいなぁ。ファンの方々からすればとんでもない発言かもしれないが、ご容赦。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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