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ROYCE さんのレビュー一覧 

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     2020/11/26

    厳格で折り目正しい、しかめっ面のバッハというイメージがある演奏。遊び心があまりにもなさすぎて息が詰まりそう。ある時代までのバッハに対する考え方を反映した演奏だが、今となっては過ぎ去った遠い昔の思い出のよう。かしこまりすぎて愉悦感がさっぱり感じられず面白くないのだ。

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     2020/05/12

    旧ソ連時代に最初にバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ、パルティータ全曲録音を成し遂げたのがピカイゼンである(オイストラフは全曲録音を残さなかった)。そのバッハの演奏スタイルは今となっては旧式となってしまったが、シゲッティとかシェリングの録音が好きな人にはこれも好まれるだろう。シャコンヌなどは重心の低い音楽が簡単にはヒートアップせず、ひたひたと押し寄せてきて、やがて大樹を仰ぎ見るような雄大なスケールとなって終わる。古楽器演奏が台頭する以前はこういう威厳のあるバッハ演奏が賞賛されていたのだ。CDはLPレコードで聞いた音よりも若干高音域が持ち上がっている印象を受ける。とはいえメロディア盤はヴェネツィアレーベルから出た復刻CDほど高音域がささくれ立っていないので聞きやすい。

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     2020/05/11

    使用楽器はモダンチェンバロ(ノイペルト)。出てくる音は柄が大きくて低音域は鈍重、高音域はシンセサイザーみたい。今となってはかえって希少価値がある楽器かもしれない。演奏スタイルは楷書体の謹厳実直なもの。カール・リヒターやヘルムート・ワルヒャと同じ路線で、ピシュナーも頑固さでは負けていない。古楽器ブームが起きる前はこういうものものしいバッハ演奏が尊重されていたのだ。演奏スタイルは随分と古めかしくなってしまったが、この録音全体にあふれている真摯な姿勢、生真面目さが醸し出す端正な雅趣は時間の経過によって古びてしまうものではなく、今でも傾聴に値する。軽快なスピード感や意表を突く演出を売り物にする古楽器演奏と対照的な渋くて重厚なバッハも悪くない。102歳で大往生した演奏者の100歳記念盤とのこと。100歳の誕生日を祝うためのCDなんて前代未聞、これが最初で最後かも。録音はステレオが大半で、モノーラルも聞きやすい音質で不満はない。1台のチェンバロのための協奏曲のバックは、クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団(現在のベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)で、なかなかの聞き物。2〜4台のチェンバロ協奏曲のバックはクルト・レーデル指揮のドレスデン・シュターツカペレ。こちらもまろやかな音でそつはない。ソロにはヴェイロン=ラクロア、イゾルデ・アーグリム、ズザナ・ルイジッチコーヴァラが参加している。

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     2020/05/08

    ピリオドスタイルを取り入れた演奏であるが、古楽器アンサンブルにありがちな過度のデフォルメがないので安心して聞いていられる。穏健な解釈といえるが凡庸ではく、随所にきらりと光るセンスの良さが感じられる。日本の演奏家によるとか、山形のとかの但し書きなしで国際的に通用する立派な全集に仕上がっている。ラインスドルフ、ベーム、レヴァイン、マリナー、テイト、ホグウッド、ピノック、マッケラス、テア・リンデン、アーノンクール、アダム・フィッシャーなどのモーツアルト交響曲全集と比較しても遜色はなく、録音の良さを考慮すると、現時点ではトップクラスの一組と言ってよいだろう。予想以上の出来栄えで驚いた。これは買って損はない。

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     2020/04/03

    録音状態に関するクレームがあるので同じ歌劇場でライブ収録されたマゼールのトゥーランドット(1983年9月収録/CBS)と比較したら、DGのリングは確かに音像がやや遠くて薄いベール越しに聞いているみたいな雰囲気があります。一方、マゼール盤は細部まで克明、実にクリアに記録されているため、古い録音とは思えないほどに鮮度が高い音が聞こえる。この違いは、収録会場は同じなので録音チームの考え方の相違なのでしょうかね。DG盤はライブ録音を流すFM放送程度と思えば我慢できるレベルでしょうか。名門レコード会社が制作した2011年の録音だと期待するとちょっと残念ですが、ラジオ局が収録した音源ぐらいに思えば、こんなものかと。バイロイトのリング、1950年代のモノーラルライブ録音をいろいろ聞いている耳には、ステレオであるだけでも満足です。演奏は昔の方が歌手はすごかったと思います。

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     2020/03/23

    この演奏会を聞かれた東賢太郎氏のブログには以下のように書かれている。『足がおぼつかず階段を登れなかったヨッフムが最後の力を振り絞ったアンコールが終楽章とは驚いた。ヨッフムはスコアにない金管を増強(記憶ではHr4,Tr3,Trb3,Tuba1)していたが、そうしないと奏者は肉体的負担が大きく終楽章のコラールが天界に響き渡るほど豪壮に鳴ることはない。彼らには受難だったかもしれないが、オーケストラにとってもヨッフムにとっても、もしかしてこれが最後という思いはあったと思料する。そうでなければこんな音楽は生まれないだろうというほど稀有な演奏で、こういう質のものは「聴く」という言葉では浅く、「参加する」「体験する」とでも書くしかない』。アンコールで終楽章を繰り返したとは驚きだが、この演奏会の三か月後に死去したヨッフムにとって、音楽家人生の締めくくりとなったアンコールが収録されていないのが残念である。

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     2020/03/11

    ベートーヴェン生誕200年記念演奏会の映像である。フィルム編集者の名前がクレジットされているから、原版はフィルム収録なのだろう。オケ全体を撮影した時の細部の解像度はよくないが、指揮者の姿などを近接撮影した場合は鮮明に撮れていて、この年代にしては悪くない。初期のビデオ収録映像のようなボケボケじゃないので安心して鑑賞できる。音声はモノーラルだが映像と一緒に見ていると不足は感じない。撮影されるのが嫌いだった伝説の巨人の指揮姿を拝めるだけで満足。クレンペラーファン必携のソフトといえよう。

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     2020/02/25

    箱の裏側にこのシリーズのお約束である24ビットのリマスター印が書かれていないのは何故だろうと思いながら聞き始めたら、ピアノの音が割れるというか歪むというか耳障りな音が聞こえてきたのでがっかり。1978年ごろのセッション録音とは思えない低レベルな仕事だと思う。

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     2020/01/24

    20世紀の曲を弾くと恐るべきパフォーマンスを披露する庄司だが、これは凡庸な出来のディスクといえる。ベートーヴェンは真面目によく考えて慎重に弾いているが、それだけしか取り柄がないともいえる。流れが悪く退屈な演奏なのだ。庄司が実演で聞かせる華を期待すると裏切られる。ベートーヴェンのコンチェルトにつけたオリジナルのカデンツァはクライスラーやヨアヒムのレベルには遠く及ばず、ステージでの一回かぎりの実演ならともかくも、繰り返し聞かれるCDでは粗が目立ってしまう。第二楽章の聞かせどころ、霊妙な音楽をソロが奏でる箇所も予想の範囲内、普通の演奏に終始していて新たな啓示は感じられない。第三楽章はリズムが重くて少々もたれる。ライブ録音のシベリウスも湿っぽい演奏で切れが悪い。30歳を過ぎた庄司は音楽家として難しい年ごろに差し掛かってしまったようだ。

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     2020/01/23

    ジャケットに書いてある使用楽器の説明によるとモーツアルテウム大ホール所蔵の2台の小型据え置き型ポジティフ・オルガンと1台のCONTREPOSITIF WALKER・オルガンを使っているようです。マイクを接近させて録音しているため、かなり生々しい音が聞こえます。演奏、録音のいずれもいい感じで楽しめますよ。

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     2020/01/23

    CDのリマスターを手掛けたのはパリのスタジオ。旧EMIのART判の艶出し加工とはちがって、きめ細やかでしっとりとした落ち着いた音で聞くことができる。まだ全部を聞いたわけではないが、フルトヴェングラーとの一連の録音などは十分に満足できる上質な音質に改良されていて満足した。ブラームスのヴァイオリンソナタ3曲などもLPで聞けた音に近づいていて、かつて日本で出たセラフィム盤CDとは大違いの鮮明な音質になっていてうれしかった。

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     2019/10/22

    16ビットのデジタル録音をSACD化したいわる「なんちゃってSACD」だろう。オリジナルのCDと聞き比べると全体的に音が柔らかくなっているが、悪く言えば輪郭がすっきりしないふやけた音に変化している。質感も曖昧でオリジナルのCDの方がよほどナチュラルでいい。SACDといっても、音源が初期デジタル録音の場合は猫に小判、SACDの高性能が活用できないし、デメリットの方が目立ってしまう。

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     2019/10/09

    チャイコフスキーの音楽をド派手に鳴らすと外連味満載で嫌らしくなる。そういう大時代的な演奏も少なくない中で、賢明なユロフスキーは純音楽的な再現を心掛けているのだろう。これほど静的で繊細な味わいに満ちた「白鳥の湖」は珍しい。ロシアの楽団による演奏だが、ロシア的な土着性を強調せず、あく抜きをして、つとめて上品に演奏したチャイコフスキーになっている。外面的な効果を狙った仰々しいチャイコフスキー演奏が苦手な人でも、これなら拒絶反応は起こるまい。細部を丁寧に吟味して練り上げ、落ち着いたテンポでじっくりと聞かせる。今までにありそうで無かったタイプの演奏だろう。

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     2019/08/04

    さらさらとと流れてゆくようで、時々、ハッとさせられる瞬間がある。この大作が人間の声を主役にした音楽であることを、そして声の魅力そのものを再認識させてくれる演奏といえよう。曲自体に声を器楽的に扱う要素があるのに、そうは聞こえないのが好ましい。ヨーロッパの地方の小ぶりな教会で歌われた、ものものしくないミサ・ ソレムニスといった風情を感じる。スタイリッシュに決め過ぎてないこういうアプローチは、ありそうでなかった。オケは小編成と思われるが、ノンビブラートで弾いている。

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     2019/07/29

    インテンス・メデイアとかメンブランとかの安売りセットでも聞ける録音だが、こちらは放送局のオリジナルテープからCD化した正規盤だけあって、一皮むけた鮮明な音質になっている。モノーラルだが観賞するうえでの支障はない。フィッシャー・ディースカウの柔らかい歌唱に感心させられるし、クリュイタンスの指揮もあか抜けたすっきり系の音楽の運びで好印象。

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