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tak さんのレビュー一覧 

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     2017/05/14

    この時代に交響曲を書く意義をきちんと示し得た素晴らしい作品群!楽想も楽器編成も「ナニコレ?」と思わせておいて、最後には腑に落ちる。演奏も申し分なし。エルガーともウォルトンともRVWとも違うイギリス音楽の一つの姿。

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     2016/03/09

    なんと瑞々しい音楽! 映像で見られる通り、すべての聴衆が幸せを感じたコンサートだったことでしょう。映像に写っている人たちは時を経ずクラウディオ・アバドが亡くなるなんて想像もしなかったはずです。アバドがこの散々演奏され尽くされた2曲から新たな響きを提示することに涙を禁じ得ません。

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     2009/07/02

    ギョーム・ド・マショーに始まる7世紀に渡る「クラシック」音楽と、それらをジェルジ・クルタークがオマージュ、あるいは追憶、さらには形式の借用として作曲した作品を併置することで、それぞれの作曲家の根幹に流れる嗜好、あるいは嗜好、あるいは志向のようなものを「亡霊」のごとく浮かび上がらせる。まずは、クルタークの音楽の素晴らしさに、それにも増してピアニストのマリーノ・フォルメンティのコンセプトとプログラミングに脱帽。短いものでは9秒(3曲ある)、長いものでも5分半と、超小曲ぞろいだが、短さゆえにコンセプトが際立つ。
    クルタークの作品以外に登場する作曲家は、以下のとおり。

    J.S.バッハ(1曲)
    ベラ・バルトーク(3曲)
    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1曲、9秒!)
    ピエール・ブーレーズ(2曲)
    フレデリック・ショパン(1曲)
    ヨーゼフ・ハイドン(1曲)
    レオシュ・ヤナーチェク(1曲)
    ジェルジ・リゲティ(2曲)
    フランツ・リスト(2曲)
    ギョーム・ド・マショー(2曲)
    オリヴィエ・メシアン(1曲)
    モデスト・ムソルグスキー(2曲)
    ヘンリー・パーセル(1曲)
    ドメニコ・スカルラッティ(2曲)
    フランツ・シューベルト(2曲)
    ロベルト・シューマン(6曲)
    カールハインツ・シュトックハウゼン(1曲)

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/17

    錯綜する「言語」の嵐に翻弄され、自分の中での「音楽」の定義が変容する。まさに「リンガル」という作曲者創作のジャンル名がぴたりと当てはまる、疑いなき20世紀の傑作。なのに、今のところこれしか入手できないとは。聴くしかない!

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/17

    本気のウィーン・フィルを見ることができる貴重な映像。とはいえ、ウィーン・フィルのメンバーは、全然楽しそうではない。ドホナーニのリハーサルが相当厳しいのだろう。おかげで、「役人」のアンサンブルは完璧。

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