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いやみなぶらいあん さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/05/31

    おかえりグレアムと言った感じで、やっと彼が重い腰を上げたからのリユニオンだろうか。oasisのリユニオンを待ちかねていたら、まさかまさかのblurのリユニオンライブそしてニューアルバムリリースと、UKロックファンとしてはここ数年で一番の嬉しいビッグニュースとなった。内容はthink tankの結構前衛的な渋いものを想像していたのだが、意外にもブリットポップ風ありblur、13期風ありthink tank風ありと、キャリア総決算ベストアルバム的な作風になっていた。やはりデーモンの作曲能力とセンスはとても高いし、blur以降もgorillasなどでの活動で蓄積した音楽的経験はここでも生きている。変則的なコード進行にグレアムのギターと素っ頓狂なデーモンのボーカルが絡む得意のblur節はM3ぐらいだが、他にもキャッチーなM1、M6、深い叙情性を感じるM7、M8とか楽曲のクオリティは高く、これが16年振りのメンバー全員でのレコーディングとは思われない出来あがりだ。ただ、あまり前衛的に進化した楽曲やアレンジは見当たらず、作り込んだ感はなく(実際にそうしていないのだが…)blurや13のような凝縮感や迫力は無く、いい意味で肩の力を抜いた一筆書きのような爽快さシンプルさが、アルバムトータルで今までで一番の聴きやすさにつながっているのだと思う。デーモンの言うようにこれで最後にしてしまうのが惜しい出来あがりだ。

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     2015/05/15

    初めてネットで聴いた時は凄く感動したが、その後CDを買って繰り返し聴くと、いいのは確かだがそれ程でもないと思うようになった。1stよりは曲順やバラエティーが豊富になり、このアルバムから本領発揮してきた感じがするが、やはりoasisの時の方がいいと思わざるを得ない。ノエルのメロディーをリアムが歌う、これに尽きるのではないか。買うのならば、国内盤2枚組を是非お薦めする。2枚目最後のバラードLeave My Guiter Aloneが素晴らしいからだ。それに2枚目も足して15曲で聴いた方が(M4のリミックスは不用)お腹いっぱいで満足度が高まるから。

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     2015/03/01

    強制DL騒動のお陰でちょっと色眼鏡で見られた評価が確定してしまっているとしたら(特に日本で)、それは彼らの本意ではないだろうし、もう一度ニュートラルに向き合ってみるべき作品なのかもしれない。デンジャーマウスをプロデュースに迎えた明らかな効果は出ていない様にも聴こえたが、細かく言うとポールエプワースとのプロダクションの棲み分けやコラボの一定の成果は出ていると感じた。各楽器、とくにドラムスの表情付けや、ベースラインの引き立たせ方、またこれはエプワースの領域なのかもしれないが、アンビエントなシンセサイザーやキーボードの使い方が、各楽曲そしてアルバムトータルでの印象にかなり効いていると思った。また、リリックがまたレトリックで味わい深いし、全体的には大人しめの内省的な曲が多いのが評価を下げているのだとしたら、ちょっと残念なことで、物議を醸した?ジャケットデザインとも併せて、この辺の内的なマインドをバンドとして訴えたかったのだろうと推測した。プロデュースとも相まって、サウンドや楽曲トータルなアルバム構成のアバンギャルドな面は、年内にもリリースされるかもしれない次作で表されるだろうから、このアルバムでは特に詩的な内面的な部分をじっくりと聴き味わえばいいのだと思う。たとえ、その表現が幾分かはルーティンな手法の印象が強かったとしても。

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     2014/09/25

    突然のHPでのリリース発表に驚いたが、昨年のボウイを踏襲したわけではあるまい。前作のOlympiaに期待を多いに裏切られただけに、今作も正直プラスマイナスゼロの心境で待ち受けざるを得ないのだが、1stシングルでリードトラックのLoop De LiとラストナンバーのJohnny & Maryを聴いた限りでは、前作にあった極度の声の衰えと新しいチャレンジの上滑りがなく、収まるべきところに収まった感があって、いつも通りのbryanが帰ってきた印象を持ったので、今作は先ず大丈夫だろうと思う。多分、プライヴェート(女性)が創作に多大な影響を及ぼしてきた彼のこと、Olympiaはあまりに若い相手との無理な関係がマイナスに働いたのかもしれない。だとすると、永遠のLove Hunterたるbryanが、短期間で破局しまた独身に帰っての今作は、数々のアルバムで聴かせた濃密なロマンティシズムを漂わせた傑作になるだろうことを、信じて疑わないのである。

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     2014/03/07

    リリースから3年以上が経ち、こちらも大分冷静に聴ける様になって来たので再び。他のレビューでどなたかが自らの老いをベースに表現したアルバムと書いておられたが、よくよく考えてみればブライアンの音楽性と人間性を考え合わせれば、それも至極当然と言うか自然な成り行きで、問題は如何に音楽的に昇華、結実しているかになる訳だ。メイキングのDVDやトラック毎のゲストミュージシャンを見ていて感じたのだが、従来の様な決まったメンバーで綿密に作り込まれたのではなく、曲によって自由に構成や演奏を変えて、時には即興的な要素も加えてゆく、とそういった印象を今回は改めて持った。特にフリーとマニのベースセクションが目立った成果を上げている様に思う。トラックではカバーなのが玉にきずだが、M6のギタートリオとロキシートリオの共演が見事だ。M3、M5などで見せた新機軸もアルバム全体に花を添えているし、ロキシー1stの再現を狙ったかの如きケイト・モス起用のカバーデザインも洗練された見事な出来栄えだ。と、あまり文句の無い内容に思えなくもないのだが、やはり問題はボーカル、声の衰えで、これは近年のライブ映像でもかなり顕著になってきていて、ボイストレーニングや体調管理を含めてフィジカル面でブライアンの今一度の奮起を促したいと切に思ってしまう。
    どうやら老いらくの恋(結婚)が短期間で幕を閉じたみたいで、また彼本来の恋する男、叶わぬ恋に身をやつす姿勢から次なる創作意欲が湧き上がらんことを願う次第である。

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     2014/03/02

    キングオブリムズが完全に期待外れだったのでこれもどうかと思っていたが、シンプルな編成故変な抽象性が無くなり、エレクトロニカなプログラミングとアコースティックなパーカッションとベースが巧く有機的に絡み合い、結果優れたアンビエントミュージックが持つ具現性とフリーらの肉体性を併せ持ったかなり聴き応えのある内容になった。ただ、フリーでなければならなかったのかはアルバムを聴く限りでは不明で、そこはライブで実際に観て感じ取るしかないだろう。レディへもそうだが、ロックバンドはライブで経験しないと全体像が掴めない。

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     2014/02/19

    モノクロームなジャケットや、いかにもなビジュアルそしてマンチェスター出身と言うことでかなり期待して買ったのだが、いざ聴いてみるとかなりポップスに振れていて、車のクルージングでのBGMにはいいが、ちゃんと向き合うにはサウンド面共々一面的で物足りないしすぐに飽きてしまった。曲作りもボーカルも新人バンドとしては相当上手いんだけど、表現が軽いのとワンパターンなのとで通して最後まで聴くのが辛いアルバムだった。

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     2014/01/08

    どうしてこんなにオリジナリティの高い充実した内容のアルバムにレビューが載らないのだろうか?ミステリアスだ。プロデューサーの起用に賛否が生じるのは分かるが、このビートとギターのリフを含めたサウンドそしてリリックと、その全体を貫くクリエイティビティの統一された高さは、認めざるを得ないと言うか正直感動した。ミューズ或いはコールドプレイとも通じるプログレ風な壮大な設計や叙情性が際立つが、プレイのテクニックはともかくも音楽性はこちらの方が高い、と聴いた。

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