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ふくろう さんのレビュー一覧 

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/05/18

    やっと理想の平均律に巡り合った感じである。今までのは演奏効果を駆使して作り上げたものばかりだったので、私の気持ちとはかけ離れたものが多かった。シフの演奏を聴いていると、音楽のはるかむこうに、後光をさした観音様のようなバッハが見えてくる。リヒターのマタイ以来である。(マタイの場合はバッハではなく神がみえてくる)   シフは自分の演奏にバッハが見えてこないとだめだという一つの基準を持っているように思う。  CD4枚分のピアノだけの音楽をこれだけおもしろく、新鮮に、楽しく聴かせてくれるシフもすごいが、作曲したバッハはもっとすごい、偉大だ。じっくりと人の心を落ち着かせ、やすらぎが得られる音楽である。中に難しく、分からない曲もあるけど、決して駄作とは思えず、聴き飽きないし、いい曲なんだろうと思う。(BWV910〜916のような偽作は3分も聴いていられないから、歴然とした差がある。)  ピアノのことですが、独特な音色がします。これがベーゼンドルファーでしょうか。古楽器とも思えません。解説にも記載がないようです。誰か教えてください。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/12

    これにはおどろいた。ブランデンブルグ協奏曲第5番、うわさには聞いていたが、フルトヴェングラーが指揮兼ピアニストでやると、こんなすごいことになるのかと、おどろくやら、感動するやら、余計なことまで想像した(あとで書きます)。第1楽章からフルトヴェングラーらしい演奏で、他の人のとは全く違う感じで、さらりと聞き流すわけにはいかない。何か作業でもしていたら、必ず手が止まるだろう。特に第2楽章は巨大な音楽を聴いているようで、大変おもしろかった。しかし音が質の悪いSPレコードを聴いているようで、耳が痛かった。それを差し引いても☆5つだ。この演奏をだれか再現してくれないかなと思った。「フルトヴェングラーのブランデンブルグ協奏曲第5番の再現盤」と銘打って。今のステレオ録音で聴いてみたい。こまかいことをいいっこなしで。バレンボイムか、内田、テイト組か、乗ってきそうだけど。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/25

    大変自然な演奏で、テンポもいいし、こちらにやさしく語りかけているようで、心にしみいってくる。長い曲だけど、全く飽きないし、むしろバッハのすばらしさがますます分かってくる。ジャレットのこの演奏を聴くたびに涙が出てくる。きっとα波もいっぱい出ているのだろう。体内にがん細胞があったら、どんどん消えていってるんじゃなかろうか。  私は死の床に着いた時は、このジャレットのフランス組曲を聴きながら、黄泉の国へ旅立ちたいと考えている。きっと両目から涙を流しながら、しあわせいっぱいな気持ちで死んでいけると思う。これで私の人生は完結するのである。

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