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タテキ32 さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/09/01

    いやー、結構な音でした。確かに最新の録音のようにはいきませんが、トスカニーニがこんな音で聞けるなんて、誠に結構結構。他にも、こういう音源はないのですかね。ミサ・ソレムニス、第3、第9などがこのような音で聞ければ言うことなしですね。針の孔のような可能性かもしれませんが、期待を込めて言うだけ言わしてもらいます。それにしても、欲を言えば、解説はなくても、章名や録音時間くらいは書いておいて欲しいものです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/09/01

    このCDの発売は結構でした。実は29番も38番も持っているのだが、音があまりにも悪すぎた。今回、特に38番がそうだが、大幅に音が改善されていた。このCD、39番以外は正規?盤とは音源が異なるらしいが、しかし、正規?盤では見られないような、しなやかな歌や情感が溢れているように思える。良くなったといってもやはり昔の録音である。35番など強奏部分はバケツをひっかいたような響きがする。そして激しい部分は激しい。しかし、その前後や至る所で、弦や管が控えめだがしっかりと情感豊かな歌を歌いかけてくる。38番の序奏部分など、ワルターやマークにロマンチック?な進行という点では敗けてはいない。他の曲でもそういう感じは随所にある。正規?盤では強壮部分や低音部分によってゴリゴリと流れが邪魔されるような感じに襲われるのだが、この盤ではそういう感じは大きく後退している。このようなSP?時代の録音や正規?盤でない音源に関して、何とか、もっと良い音のものを発売してもらえないものであろうか。このCDも音はよくなったとはいっても、不満は多く残るのである。もっと高くなってもかまわない。それはそれとして、何故、トスカニーニに36番リンツがないのであろうか。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/08/14

    この演奏は既に何種類かのCDで持っており、この新しいCDの音質がどの程度のものなのかが問題。値段からすれば、これまでのものの再発売であろうか。厳しく熱く、それでいて美しく清明な演奏、このトスカニ−ニのミサソレムニスはトスカニーニの演奏の中でも最高の演奏であるだけでなく、ミサソレムニスはもちろんベートーヴェンの管弦楽曲の演奏のうちでも最高のものだと思っている。トスカニーニのXRCD化のプロジェクトでは何故かこの曲はとりあげられなかったのであるが、高くなっても良いから、徹底的な高音質化を図ってほしいものである。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/08/14

    SP時代のトスカニーニの演奏はLP時代のものとは違った魅力がある。しかし、SP録音をCD化したものの音は、多くの場合、残念なものでしかない。少々高くなっても良いから、もっと良い音のものにしてもらえないものなのかなあ。しなやかでいて、誰かさんが言っているように、もっと激しく熱く暴力的な音楽、未だ誰も聞かせてくれたことのない、そのようなSP時代のトスカニーニをもっと良い音できかせてほしいものである。トスカニーニは残響は各自が好み?に応じて入れれば良いように考えていたとも聞くが、そういう点も考慮した技術開発などもありではないか。ガラスを何かでひっかいたような音はもう勘弁してほしいもの。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/07/03

    彼らのベートーヴェンやモーツァルトの演奏はブダペスト四重奏団の演奏ともに半世紀も前の時代に一世を風靡したものである。誤解を恐れず雑駁な言い方をすれば、ブタペストの剛に対しバリリの柔(優)という感じか、ウイーン風というべきなのか。ただ、音がどうなっているのか。前にも当時の最新マスタリングで発売されたものも幾つかあったが、最新の録音に親しんだ耳には不満がないではなかった。そして、モノラル〜アナログ時代の音の艶やかさや厚み、温もりといったものが希薄になったようにも思ったものである。昔の名演の再発売には、音に関して関してもっと豊富に情報を提供してほしい。マスタリングをやり直したのか。どんなマスタリングなのか、等等。そうはいっても、かってのCDにも、バリリの何とも言えない控えめでいてそれでも優艶典雅な調べを感じることができたことも確かである。この音の問題ともう一つ気になる問題はベートーベンの7重奏曲が入っていないことである。名手ウラッハなども加わって、対照的な演奏ながらトスカニーニの演奏とともにこの曲の演奏も双璧をなすものである。トスカニーニもモノラルで音に不満が残るが、最新録音のものであっても、これらの二つを知っているものには、大いにものたりないのである。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/05

    昔日の感ありか。かって一世を風靡し、今もこれを越える演奏はないといっても良いような、このトスカニーニのロッシーニに対し、何の投稿もないとは残念。確かにこの音では、何も知らない今の世代の眼(耳)に止まらないのは仕方ないかもしれない。そしてまた、新しく聞き好い音の録音で楽しめる盤が出ているのだから、このような事態もやむを得ないとも言えよう。しかし、音の古さ?を越えて、音楽の愉悦が火の玉となって驀進し弾け飛び散る、これほどの音楽のエネルギーが走る演奏は他にはない。私自身はこの盤そのものは持っていないので、音質がどれぐらい改善されているのかわからないのであるが、一つの決定盤とも言えるこの盤をXRCDなどの方法で可能な限り音質改善を進めて欲しいものである。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/10/26

    オーマンディは音楽の精神的な内容を軽視ないしは無視して派手でゴジャースな色彩で塗りたくって省みない安物の指揮者、そんな風に言われ続け、我国のクラシック音楽好きはそのように洗脳され、その呪縛は今も残っているようである。彼の本格的な曲の録音で、私が厚くて陰翳を無視したステンレスな響きに悩まされた、などということは一度もない。このモーッアルト、オケが殊更出しゃばっているというような所があるように思えないし、独奏オケ共々、瑞々しく叙情的であり、音楽そのものの美しさをオーソドクスに何の衒いもなく表現しているとしか思えない。彼等の音はなるほど流麗で美しい、そして濁りや澱みがない。そこのところが陰翳がない等という先入観に絡め捕らえられてしまうのではなかろうか。彼等のその濁りのない美しい響きを虚心坦懐に聞けば、その美しさの中に音楽そのものの持つ鮮烈で細やかな色合いが流れているのが感じられるはずである。考えても見て欲しい。彼は優れた独奏者の伴奏を多く録音しているが、彼の伴奏がそんなにチープなものであれば、いくら何でも、ほいほいと独奏者が共演してくるようなことがあろうか。確か、アイザック・スターンはオーマンディに対する評価の低さを嘆いていたはずである。虚心坦懐にオーマンディを聞こうではないか。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/03/05

    CDジャーナルの評に賛成である。オーマンディは華麗でゴジャースだが深みがないなどという偏見が流布しているが、とんでもない。この9番の演奏、率直でありながら瑞々しく美しい歌が何の嫌味もなく終始流れている。濁りも弛みもなく美音?が繰り広げられていくが、派手とか華美、大げさな表現などということとは無縁である。聞いた後にはさわやかな読後感?が残る。この演奏はまさしく青春の謳歌であると言いたい。この演奏の前ではフルベンの演奏など演出過剰の田舎芝居に聞こえることもある。トスカニーニが振った同じフィラデルフィアの9番を除けば一番良い演奏だと思うが、録音の良さも考えると、これが一番だと言いたい。ステレオで音のマシなものと求めていたが、やっと巡り合えた感じである。この録音もXRCDとかSACDとかして、もっともっと高音質化を図って欲しいものである。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/18

    メンデルスゾーンのクワルテットの5番はヘンシェルのものも持っているが、断トツにこちらの方が良い。Vコンツェルトのような華やか過ぎる面は陰を潜め、内に秘めた熱い思いが、優美さと優しさのヴェールで細やかな陰翳を与えられて表現されている、いかにもメンデルスゾーンとでも言おうか、そういう感じの演奏であり曲である。穏やかで上品な、ベートーヴェンやシューベルト等とは違った味わいがあり、これはこれで捨てがたい曲である。これに比べれば、ヘンシェルはゴツゴツしていてエレガントな感じが希薄。この四重奏団、シューマンの1番も良かった。エレガントで上品な味わいというのはこの四重奏団の持ち味であろうか。彼等がモーッアルトやベートーヴェンをやったらどうなるのであろうか。もっと注目されて良い四重奏団だと思う。

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  • 15人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/09/04

    がっかり。特に、2番と3番で強く感じたのだが、弦の音がひどい。ガラスを擦ったような音が混ざった感じで、きしきしした潤いにも厚みにも欠ける響きになっているのだ。菅や打楽器はまあそれなりの音だと思うが、弦がいけない。オーケストラの根幹である弦がこれでは、ワルターの素晴らしい演奏も台無しではないか。かって、CDの初めの頃のワルターのCDは低音が膨らみすぎていたような印象があったが、その後、出てくるCDは逆にギスギした感じの方に傾いていたような印象があり、そういう風評もあった。今から50年程前、ワルターのブラームスがステレオのLPで出た時、その悠然とした響きとテンポに乗って流れてくる美しい調べに強く魅せられたものだ。その印象は他の曲の演奏にも共通していた。がしかし、ニューヨーク・フィル時代の演奏とはかなり異なり、賛否両論があったが、私は晩年に達したワルターの境地が窺えるような気がして好きだった。このCDはワルターのそのような魅力を大きく削いでいるように思われてならない。安いものばかり出さずに、もっと音質にこだわったものを出してほしいものだ。ソニーには耳の良い人間はいるのであろうか。

    15人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2014/07/18

    グールドのピアノからは、彼独特の音色やリズム感、歌い口によって、みずみずしい抒情的な世界が紡ぎだされてくる。そしてその世界は私には青春のうずきや憧憬といった情景を懐かしく思い起させてくれるものになっている。この運命、本来の管絃楽で奏される運命とは別物かもしれないが、それにしても見事な音楽が作りだされている。何か心が弾んでじっとして居られないような青春の思い、一楽章はまさにそういう思いが伝わってくるような演奏である。そして、この2楽章、まさにグールド独特のめんめんとした音詩のしっとりしたリリシズムが繰り広げられていく。3楽章もそういう調子は基調として残るが、それに続く4楽章、管絃楽の演奏が何か英雄傑物の歓喜の爆発といった趣であるのに対し、こちらは青春の全身全霊のしなやかな歓喜の雄叫びといった趣の音楽になっている。そしてそれは何かワルツを聞いているような感じなのだ。強いて言えば初めから終わりまで何かワルツのように弾んでいるとさえ感じられるのである。「かく運命を叩く」運命ではないが、グールドは別の素晴らしい音楽を聞かせてくれる。管絃楽の演奏の運命の多くは忘れられても、こちらの方はずっと残っていくかもしれない?

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/06/06

    ディアベッリのテーマのイントネーション?リズム?の付け方が他とは違った印象があり、そこに戸惑うことがあるかもしれないが、力強く明晰で濁る所はなく、歌うべき所は十分に歌い、文句なしの名演。また、録音自体もそういう特徴をよく捕らえているように思える。この人、あまり知られていないようだが、リヒテルその他の名人の演奏に遅れを取っているとは思えない。ナクソスにはそういう世に知られない名演が多くあるような気がする。ブランド・イメージに惑わされないで虚心坦懐に聞けば、有名でない演奏家であっても、良いものは良い、ということ。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/04/29

    ラインスドルフは米国でプロの音楽家として生涯の大半を過ごした人ではあるが、もとはオーストリアに生まれ、そこで音楽を修業しキャリアの基礎を形成した人である。だから、彼が亡くなった時は祖国オーストリアでは自国出身の優れた音楽家として大きく報じられもしたのである。また、シカゴは独逸系の移民、あるいはその子孫の多い都市であり、戦後、フルベンがシカゴ交響楽団に招聘され物議を起した背景にはそういうことも関係があったとも聞く。こういう事実を踏まえる時、このリヒテルのブラームスの伴奏を、どうしてドイツ系フランス系の指揮者で独逸系のオーケストラにするべきだった、等と言えるのであろうか。何故か我国では往々にして、米国に活動基盤を置いた指揮者は欧州系、特に独墺系の指揮者に比べて、音色や合奏の精緻さ等では優れてはいるが、音楽の精神的?な面での表現は一歩も二歩も譲るかのような評価される傾向がある。そして、このことと裏腹の関係で、米国のオーケストラは外面的な効果に優れるが精神的な深さには欠けるとでも言いたげな評価も良く見られるのである。困ったものである。かって米国で活躍した指揮者の多くは、ラインスドルフに限らずセルもライナーもオーマンディ等もそうであるが、中東欧に生まれ独墺圏で音楽修業した人達だったのである。米国のオーケストラにしても欧州のオーケストラに劣らぬ歴史を有しており、また楽団員にしてもかっては欧州出身が非常に多かったのである。我国では、音楽に関しては、独○、仏英△、米×、日本?というような評価が底流としてずっと流れているような気がする。いい加減にしてもらいたいものである。このブラームス、リヒテルはラインスドルフに不満はあったかもしれないが、私はラインスドルフに対して何の不満もない。これで十分である。もちろんリヒテルにも不満はない。リヒテルは非常に繊細な表現もするが、豪放強靭な響きも一杯醸し出す人である。私には、この演奏において、どこでラインスドルフがリヒテルの繊細な表現を邪魔したのかさっぱりわからない。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/04/12

    雑なアンサンブル?恣意的なテンポ設定?トスカニーニに対する非難はいろいろ見てきたが、こういうケチの付けかたは初めてだ。彼のアンサンブルの正確さやテンポの楽譜指定への忠実さは多くの人が指摘してきた筈である。小生、楽譜は読めないから自ら確かめる術はない。こいう非難が正しいのなら、日本の音楽関係者の多くはザル耳の持ち主だということになる。他方、彼の録音に関しては、音のきつさや響きの悪さ等、確かに問題はあろう。そして、XRCDになってこういう面は大分改善されたが、それでも不満は残る。特に最新のよく出来た録音に比べれば、その感は強い。しかし、それでも、トスカニーニの演奏や音の魔力は他をもって替え難いものである。彼独特の強靭な音楽〜音作りには、音楽の持つ力を渾身の力を込めて実現しようとした彼の熱い思いが貫いている。この魅力に絡め取られた者には彼の音の悪さやきつさを忍んでも余りある感動が得られるのである。彼のローマの松を聞けば気の遠くなるような音楽的な感動と興奮の高みに否応有無なく押し上げられるのだが、そのような音楽的体験は他の如何なる演奏からも得られることはない、如何に音が良くてもである。彼の演奏は時代の録音技術の限界を大きく越えていたのだと思う。だから、彼は音楽の力を残すことを第1義として、こういう残響を削いだような、きつい音の録音を選んだのではないかと私は思っている。何でもかんでも豪華流麗な響きをもって良い音楽を実現したかのように勘違いしているカラヤンやベルリンフィル等のような根本的にはチープな田舎芝居でしかないようなものを良しとする人には、トスカニーニは猫に小判でしかないのだ。きつい音や厳しい音楽に耐えても本物が欲しいという人以外の者には無用のものであろう。しかし、XRCDとなって、不満は解消されたとは言えないにしても、満足感は大きく上昇した。より一層の音の改善を願う次第。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/28

    さすがは、この曲集では一番多く投稿され高い評価をされているだけのことはあります。トスカニーニの演奏から、激しすぎる激しさ?、強すぎる強さ?、いわば灰汁の強さ(トスカニーニの場合、これは必ずしもで貶し言葉ではありませんが)を除いて、しなやかさ、爽やかさ、快適さだけを残して、軽やかに疾走していく、とでもいうべきか、そんな演奏のような気がします。そして、トスカニーニの録音とは違って、こちらの方は断然音がよいのです。他にオルフェイスやライナーも聞きましたが、この二つに比べれば問題になりませんでした。ただ、だからといって、トスカニーニは不要というわけにはいきません。やはり、激しすぎる激しさ?、強すぎる強さ?、灰汁の残味も感じる強烈な味も欲しい時が多々あるのです。コンソメの透明な食味も嬉しいが、こってり強いパンチの効いたシチューも恋しいというわけです。だから両方愛聴しています。できればトスカニーニの音質改善が進められてほしいものです。もちろんデュトワの方も最新技術でもっと高音質化されればなお結構なことです。ALOHA21のコメントには同感ですが、あえて一言書きました。

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