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La Mancha さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/13

    マイケル・ファンの心をがっちりつかむ、さらにキャッチーできらびやかな内容となっているが、純粋に音を追求する音楽ファンは、この作品を機に徐々にマイケルから離れていったように思う。
    とは言え、一時代を築いた名曲・佳曲が満載のアルバムだ。詞とメロディにマイケルは自分の世界観を託し、人々に切実に訴えかけている。まさに徹底したマイケル・ワールドが展開している。
    ただし、「音的」には個人的には少し厳しい。特にテディ・ライリーの楽曲は、音の処理などクインシーによる前作のBADに比べるとかなりチープに聴こえる(端的には、6曲目のCan’t Let Her Get Awayの冒頭と、BADのAnother Part Of Meの冒頭を聴き比べていただきたい。ライリーの音は二番煎じで、しかも音が貧弱だ)。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/11

    ひと言で言い表すと「ゴージャス!」がぴったりくるではないかと思います。

    あの「スリラー」の後継作に相応しい華やかで革新的かつスケールの大きい作品に仕上がっていると発表当時から思いました。
    やはりクインシーの味付けがあるだけに、サウンドは聴くたびに味わいがあります。巨大現象にまでになったマイケルは、クインシーの音楽的補佐がなければ語ることができません。
    「3部作」はそれぞれに個性がありながら、どれも図太い「force」が脈打っていると感じます。この「force」に堪え得るマイケルのボーカルはやはり特別と言うほかありません。「マイケル・ワールド」はその辺のレベルの音楽とは訳が違うのです。
    今市場で手に入るリマスター盤やベスト盤は、発売当時の原盤と若干アレンジに変更があります。私が気づく限りでは「BAD」のシンセ部分(ジミー・スミスのハモンドオルガンとグレッグ・フィリンゲインズのシンセとの掛け合いは、グレッグの音が弱められてしまっている)や、「I Just Can’t」のスポークン・イントロが削除されていること、また「Smooth Criminal」もドラムやベースの響きが違うことなど。やはり私は原盤が好きです。音の印象は大変大きな印象の違いがありますので、関心のある方は是非LPなどの原盤も手に入れて下さい。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/10

    「マイケル・ジャクソン」の始まりはここ!

    ジャクソン5(ジャクソンズ)としての輝かしい活躍があったものの、ソロ・アーティストとしてマイケルが満を持して音楽シーンに登場したのはこのアルバムから。
    クインシーの手によって生み出された新たな若い才能といった初々しさ、エネルギー満載のゾクゾクするような興奮は、30年以上経っても全く色褪せることはありません。間違いなく、そしてこれこそマスターピースのひとつなのだと思います。

    表現者としてのマイケルのエッセンスがすでに最高の形で詰まっています。
    ソリッドな印象を保ちながら、全ての音がが一つのパワーとして統合し、調和している。名曲に共通する要素がこのアルバムに備わっていると感じます。
    そして何より、このアルバムの中に人間マイケルの魂の叫びを聴くことができる。「あの娘が消えた」のあの名唱はマイケルの人生のハイライトととも思えます。聴くたびに深みを感じる類まれなアルバムだと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/24

    発売から一週間を過ぎ、静かに作品を聴く余裕が出てきました。改めて聴いてみると、なかなかと言うか、かなりのレベルの作品に仕上がっていると思いました。とは言え、これはマイケルがGOサインを出した作品ではないことは常に頭の片隅に入れておくべきではないかと思います。特にカシオ・トラックと呼ばれる3曲は個人的には素晴らしいと思いますが、マイケルのボーカルはまだデモ段階です(他の多くの曲も同様ですが)。間違いなく、この曲を世に出すならばマイケルはボーカルにさらに磨きをかけなければならなかったでしょう。こうしたリスナーの嘆きを生み出さぬべく、制作スタッフは納得のいく制作の裏側の説明が欲しかったと思います。私は輸入盤ですが、そのあたり、言葉が足りなさすぎる。それが非常に残念です。
    無念の死を遂げたマイケルの遺志を汲んだニューアルバムとしては、パッケージングなど扱いが若干お粗末というか雑な気がしなくもありません。

    ビハインド・ザ・マスク、82年のマイケル版オリジナルに忠実にアレンジして欲しかった。冒頭のサックスを使ったライブ仕立てはチープ。だいいちマイケルはサックスは好みでないと思います。YMO原曲の魅力を平気で削ぎ取った感じ。YMOのボコーダー部分を今回サンプリングしたのは、YMO側へのリスペクトの表現と思いますが、マイケル版オリジナルはその部分は間違いなくマイケル一人による超絶のコーラスであったはず。今回のアルバムに関わらなかったクインシー・ジョーンズはどう思っているのか実に興味深いです。エンディングに、シャニースのボーカルとの「共演」がありますが、無理やりと言うかやや浮いた印象。マイケルの最も脂の乗ったボーカルが堪能できる曲だけに、個人的にはこのミックスは非常に残念な出来です。

    マッチ・トゥー・スーン、素晴らしい出来。ジャクソンズ時代以来のスージー・カタヤマによるアコーディオンが今回加えられ、切なくも味わい深さが増している。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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