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avanti さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/25

    現代音楽のスペシャリストでもあるギーレンによるマーラー全集.インターコード・レーベルで発売された録音も含めた演奏ということになる.交響曲10番については,アダージョのみの収録となり,現在のギーレンの10番に対する姿勢とは若干異なる.9番も再録された演奏.マーラーの表面上の叙情性を削りとり,テキストの織り成す糸を解きほぐした解釈には,うっとりとしたマーラーを期待する向きには無条件にオススメできない.しかし,マーラー後の新ウィーン楽派との連続性を聴覚上感じたい向きには必携のアイテムでしょう.

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/13

    SHM-SACDでのレビューです.このシリーズ全てに共通しますが,ジャケットからディスクを取り出すのが面倒です.紙ジャケにするのもいいですが,ビニール包装ののりしろ部分に毎度毎度ジャケットがくっついてしまいます.この点改善が必要だと個人的には感じています.音質ですが,音匠仕様の盤となってますが,我が家の安オーディオ機器では劇的に音質を改善させる効果を生み出しているのか,分かりませんでした.また,せっかくのSACD化ですが,かつてのリマスター盤のほうが音のバランスや音色的には好みでした.エイジャでのスティーヴ・ガットのドラムソロをいつも聴き比べの基準にするのですが,スネアの音色がこの盤ではちょっと硬くて,それが個人的にはあわなかったようです.このへんは個人的な好みの問題でしょう.あとは価格がせめてもう1000円程度安くなってくれればいいのですが.

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/10

    HQCDとして発売されるとしても,できれば他の交響曲とカップリングして欲しかった.1番に関しては,シカゴ響との熱いライヴ演奏があり,どうしてもスタジオ収録のこちらの演奏は分が悪い.どうせなら,シカゴ響とのライヴをカップリングして,テンシュテットのライヴ演奏が絶好調の時にスタジオ演奏とどう違うのかを聴き比べできるようにしてもらいたかった.

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/07

    私もLP時代から初発からの全CD,SACDにDVD-Audioと一通り揃えてしまいました.アルバムとしてのクオリティはAjaに譲るかもしれませんが,個々の楽曲の質は劣りません.DVD-Audioの音質にも満足なのですが,ディスプレイをつけないと操作ができないのがちと面倒ではあります.

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/04

    偶然だが,クライバーの生誕80年の前後にこの本を手にし,読み終えた.すでに他のレビューでも指摘されている翻訳の問題は,特に前半のいくつかの章で目立つように思う.文中での登場人物の発言の引用の仕方も違和感をおぼえる.内容は,これまで情報の少なかった活動初期やプライヴェートについて,興味深いエピソードを提供してくれている.この本を読みながら,該当する演奏のディスクを引っ張り出して,収録当時の状況を念頭におきながら,新たに演奏を楽しむことができた.ただ,これらの情報も,どちらかというとエピソードの羅列に終始している感が否めない.演奏の解釈についても,当時の楽団員のコメントを引っ張り出している点は面白いのだが,もう一歩踏み込んだ演奏論にまで展開されておらず,その点が残念.

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/02

    ヤンソンスの指揮には,「偉大なる中庸」という表現がよく似合う.いつでも安心して聴ける楽曲の解釈と演奏.問題は,それが曲によってはかぎりなく「退屈」になるおそれがあるということだ.バイエルン放送交響楽団とのこのブルックナーの演奏はどうだろうか.フレーズとフレーズとの推移がブツ切れの印象をあたえる箇所もあるが(第1楽章),全体としては,やはり,安心して聴くことのできるブルックナーとなっている.あえて注文をつけるとすえれば,2楽章の高揚感のなさだろう.これがライヴ演奏であることを忘れさせてしまう程だ.もちろん,4楽章全体での構成を考えてのことかもしれないのだが,最終楽章でもテンポ設定で難があるように思えてならない.録音は優秀で,我が家の安オーディオでもよく鳴っていて,ブルックナーのオルガン的響きが堪能できた.

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/31

    DGから発売されていたディスクの再発のようです.バーンスタインのマーラー9番は,ニューヨーク・フィルとの最初のチクルス,ウィーン・フィルとの映像,最後となったコンセルトヘボウとの演奏,どれをとっても素晴らしい演奏です(ベルリン・フィルとの演奏はここでは取り上げません).とりわけ,第4楽章の魂を込めた演奏が聴く者の心を打つ名演だと思います.コンセルトヘボウというマーラー自身ともゆかりの深いオーケストラを使い収録した最期の9番は,ライヴ録音を基にしているだけあって,臨場感にあふれた演奏です.再発でこのライヴ感がさらに再現されていることを期待します.

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/31

    OIBP化され1枚ものとして再発されたので,買い替えです.良くも悪くもこの演奏は,歴史的記録としての意味を持つものであって,それ以上でも以下でもないように思います.バーンスタインのマーラー9番を代表する演奏ではないでしょう.全体としてノリが悪いだけでなく,4楽章でトロンボーンが落ちてしまうのは致命傷です.ライヴならではのハプニングとみなすこともできますが,バーンスタインが生前発売に前向きでなかったことからも,彼のマーラー解釈をオケが理解しての演奏ではありません.この演奏の価値は,歴史的記録としての価値をどのように評価するかによると思います.

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/31

    このディスクが出た少し後でしょうか,ザルツブルクでウィーン・フィルを振った演奏を聞く機会に恵まれました.ソロはラーションだったかな.ビロードのような滑らかな音がオーケストラから出てきて,第1楽章が終わったあとはため息が出るほどでした.美しい.ブーレーズの演奏は,オケの音色を輝かしくしていました.4番にはまさにぴったりの演奏でした.ディスクはクリーヴランドですが,こちらはやや冷ややかな美しさです.

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2010/07/31

    アルバムのタイトルは「進め!」を意味するイタリア語だ.しかし,全編にわたって散りばめられた選曲と写真を見れば,これはただのAvanti!ではない.真っ赤なジャケットからもわかるように,これはイタリア人ならほとんどの人が知っているかつてのイタリア共産党の党歌の最初のフレーズなのだ.だが,ディスクを再生した途端,目の前に広がるリリカルなピアノの演奏に一気に引きこまれ,政治的メッセージなど忘れてしまう.まるでポリーニの演奏を聞くのと同じ政治と音楽との関係がここに繰り広げられている.ミラバッシを体験するというのは,そういうことなのだ.このようなジャズ・ピアニストと同じ時代を共有することができるのは,幸せだとしか言いようがない.

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/30

    ソロのスティングは,このライヴアルバム以降,ほとんど聞かなくなってしまった.彼がジャズ・プレーヤーと組んだ理由がスタジオ・アルバムではよくわからなかったのだが,このライヴを聴いてみて,はじめて納得したことを今でもよくおぼえている.Children’s Crusadeでのブランフォードのソロは,今でも鳥肌がたつ.SHM-CDではなくSACD化して欲しい1枚だ.

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     2010/07/30

    ストーンズがそれまでのR&Bのコピーを脱却して,ストーンズになっていく過程の傑作.幅広い曲調が散りばめられ,最後まで一気に聴き通してしまう.個人的には,これこそストーンズの1枚として選びます.

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     2010/07/30

    このライヴは,実際にコンサート会場で聞くことができた.当日の演奏を彷彿とさせる録音だ.満員のコンセルトヘボウが,第4楽章とともに高揚感でいっぱいになり,フィナーレで割れんばかりの拍手に包まれたことを思い出してしまう.シャイー時代に疎遠になっていたオケとも,この頃には再び共演を果たすことが増えてきており,両者の呼吸もいい.ハイティンクによるブルックナーの交響曲第8番は,他のオケとも収録されているが,楽曲の解釈はさておき,オケの響きという点では,録音にも助けられたせいか,このディスクが一番よい響きを伝えているように思う.ペレイラとの演奏を含め,DVDで発売されている9番もCD化してほしいものだ.

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/30

    ハイティンクとシカゴ交響楽団によるマーラーも3番を皮切りに,1番,2番,6番がリリースされてきた.契約が打ち切られて頓挫してしまったベルリン・フィルとのマーラー・チクルスで収録された6番の後にも,フランス国立管弦楽団との6番がリリースされていることから推測できるように,ハイティンクにとってマーラーの交響曲の中でこの「悲劇的」は得意の曲なのかもしれない.シカゴ交響楽団にとっては,久しぶりのマーラーのはずで,奇をてらう解釈を排するハイティンクが,まばゆい音の響きを特色とするシカゴ響に対して,どのようなアプローチをとるのかが興味深かった.優秀な録音にも助けられ,音響的には申し分ない演奏だ.抑揚の効いたマーラーで,3楽章も過度に歌わせすぎず,フィナーレも淡々と進んでいく.金管が時々歌いすぎるような箇所でも手綱を締めているせいか,オケがシカゴ響であることを忘れてしまいそうな演奏だ.ハイティンクとシカゴ響とのコンビも残念ながら終りをむかえるようで,結局,このオケともマーラーのチクルスは完結しそうにない.ドレスデン時代に聞いてみたかった曲目でもある.

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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