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エステ荘の噴水 さんのレビュー一覧 

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     2019/03/28

    この録音が行われた1971年あたりからロッシーニ歌劇の再評価が始まりました。それまでは『セヴィリア』だけが、歌手・指揮者とも「アドリブ満載のコント劇」のごとく自由に楽しんで上演されていたであろうことは、50・60年代の録音を聴いても想像できます。この時代を懐かしいという人がいるのはわかります。一方トスカニーニもカラヤンもジュリーニも、序曲集のレコードは作っても『セヴィリア』の録音は行っていません。やはり何か手を出しがたい事情があったのでしょうね。プッチーニには手を出さなかったアッバードがロッシーニの上演に積極的だったのは何か使命感みたいなものを持っていたのかもしれません。私はこの録音を非常に楽しんでおり何の不満もありません。もっとも、それはこの録音の10年後、81年9月のスカラ座来日公演でのアッバードの『セヴィリア』を十分に楽しんだ、という思い出からかもしれませんが。

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     2019/02/15

    BPOのシェフ就任後、アッバードはマーラーのライブ録音・録画をかなり頻繁に行っています。しかしかつては必ずしもマーラーの録音に積極的ではなかったと思われます。むしろ、各々の曲をレパートリーに加えることに慎重だったと言えるかもしれません。デビュー当初の60年代から指揮していた2番がマーラー初録音で76年。8曲目となった9番の録音は87年で10年以上後です。70年代後半、同じように「若手マーラー指揮者」と注目されたメータ、レヴァインは結局全曲録音を残していませんが(?まだ存命中)、アッバードも当初は全集を作成するつもりはなかったのだろう、と思っていました。最近マーラーの全曲録音は簡単に行われます。しかし、この頃は正に「指揮者としての力量を世に問う」録音だったのかもしれません。この鋭くも細部に目の行き届いた指揮、そしてそれに応える見事なオーケストラからはその“覚悟”を聴くことができます。おふくろの味を懐かしく思い出していることとは違って“現役”の音楽として聴いています。

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     2018/12/04

    70年代になって行われたベームのブルックナーのスタジオ・ステレオ録音は、VPOとの3番と4番(DECCA)、7番、8番(DG)で、一般には「番号が若いほど好い」と言われています。70年代のベームはVPOを信頼しその自主性に委ね、ゆったりとした美しい音楽を志向していたようで、その場合長大・劇的な曲よりも古典的な曲の方が結果はうまくいくかもしれません。『ロマンティック』と呼ばれている曲ですが、構成はいたって古典的、VPOの美しい調べに乗った素晴しい音楽を楽しむことができます。この録音後にも優れた録音が次々と提供されていますが、この録音の魅力は少しも減じられていないと思います。

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     2018/12/04

    60年代DGではヨッフムのブルックナー全集録音が進んでおり、またVPOもDECCA専属のためか、ブルックナーも得意なはずのベームの正規のスタジオ・ステレオ録音は、70年代になってからのVPOとの3番と4番(DECCA)、7番、8番(DG)だけです。60年代までの緊張感が高く引き締まっていると同時に堂々たる演奏から、70年代には、VPOを信頼しその自主性に委ね、ゆったりとした美しい音楽を志向していたようで、4曲のブルックナーの評価は「番号が若いほど好い(後ろほど緩い?)」というものでした。ブル8の演奏時間は80分超です。カラヤンやジュリーニ、ヴァントと比べて「時間かかり過ぎ」ではないのですが、聴かせどころを巧み設計したりしないベームの場合はどうしても“間延び”した印象が残ります。70年代に行われたブル8のライブ録音が何種か発売されていますが、いずれも演奏時間75分以下。いったい何が起こったのかしら? なお、ベームのブル8のサイトは投稿時点で2種あるようなので、両方に投稿します。悪しからず。

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     2018/12/04

    60年代DGではヨッフムのブルックナー全集録音が進んでおり、またVPOもDECCA専属のためか、ブルックナーも得意なはずのベームの正規のスタジオ・ステレオ録音は、70年代になってからのVPOとの3番と4番(DECCA)、7番、8番(DG)だけです。60年代までの緊張感が高く引き締まっていると同時に堂々たる演奏から、70年代には、VPOを信頼しその自主性に委ね、ゆったりとした美しい音楽を志向していたようで、4曲のブルックナーの評価は「番号が若いほど好い(後ろほど緩い?)」というものでした。ブル8の演奏時間は80分超です。カラヤンやジュリーニ、ヴァントと比べて「時間かかり過ぎ」ではないのですが、聴かせどころを巧み設計したりしないベームの場合はどうしても“間延び”した印象が残ります。70年代に行われたブル8のライブ録音が何種か発売されていますが、いずれも演奏時間75分以下。いったい何が起こったのかしら? なお、ベームのブル8のサイトは投稿時点で2種あるようなので、両方に投稿します。悪しからず。

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     2018/11/15

    カラヤンはこれら3つの抜粋版組曲のいずれも4回ずつ録音している。ただ、3つをLP1枚に収録することは困難であるため、4回とも『白鳥』と『美女』を組み合わせる一方で『人形』は別の曲と組み合わせてきた。現在CDでは3つが一つにまとめられているが、この事情から録音時期は若干離れてもいる。ここに収録されているのは3回目の『人形』、4回目の『白鳥』と『美女』である。同じ『三大バレエ組曲』のVPO盤がDECCAから出ており「どっちが上か?」という議論も興味深い。しかしながらカラヤンの解釈に大きな変化はなく、所詮は抱いた印象の域を出ないかもしれない。で、私は「VPO盤は素晴らしい」&「BPO盤は凄い」という印象である。さて、ここまではVPO盤、BPO盤への投稿のどちらへも同じ文章を書いています。ここからが本番? カラヤンは60年代に素晴らしい録音を行い、解釈にほとんど変化がないにもかかわらずなぜ70年代に再録音を強力に進めたのか。この録音を聴くとやはり高度に発達したアナログ録音を改めて残したかったのだろうと納得します。ともかくここでのBPOの迫力には圧倒されます。このLPを初めて聴いた日からカラヤンは私の“永遠のアイドル”になりました。

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     2018/11/15

    カラヤンはこれら3つの抜粋版組曲のいずれも4回ずつ録音している。ただ、3つをLP1枚に収録することは困難であるため、4回とも『白鳥』と『美女』を組み合わせる一方で『人形』は別の曲と組み合わせてきた。現在CDでは3つが一つにまとめられているが、この事情から録音時期は若干離れてもいる。ここに収録されているのは2回目の『人形』、3回目の『白鳥』と『美女』である。同じ『三大バレエ組曲』のBPO盤がDGから出ており「どっちが上か?」という議論も興味深い。しかしながらカラヤンの解釈に大きな変化はなく、所詮は抱いた印象の域を出ないかもしれない。で、私は「VPO盤は素晴らしい」&「BPO盤は凄い」という印象である。さて、ここまではVPO盤、BPO盤への投稿のどちらへも同じ文章を書いています。ここからが本番? カラヤン生前中は再録音について「一掃磨きがかかった」と高く評価されることが多かったように記憶しています。しかし改めて全録音を眺めると60年代のカラヤンの録音は設計が大変巧みで、表現意欲・エネルギーが強く感じられます。ここでもVPOの表現力を利用した素晴らしい演奏が繰り広げられていて“音楽を聴く愉しみ”ここに極まる、です。

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     2018/09/05

    2枚組2セットの第2集。『映像』や『前奏曲』、『子供の領分』といった代表的な人気作品集が収められています。『ドビュッシー:ピアノ曲全集』は実に多くのピアニストが取り上げており、それぞれが様々な“印象”を醸し出していて、どの演奏が一番といった比較はとても不可能。そんな中、50年近く前の録音であるモニク・アースの演奏は、独自の色彩感や雰囲気を表出するというよりも「ドビュッシーの曲はどういう仕組になっているのか」をしっかりと伝えようとしているようで、非常に好ましく感じられます。

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     2018/09/05

    ラヴェルのピアノ曲全集とともにモニク・アースの代表的録音であるドビュッシーのピアノ曲全集。2枚組2セットのうちの第1集には『エチュード』の他、アラベスクやベルガマスク等の小曲集が収められており、ドビュッシーの様々な世界を愉しめます。モニク・アースは構成のしっかりとした、見通しのよい演奏を行っています。“印象派ドビュッシー”の絵画的・色彩的といった要素に寄り掛かり過ぎておらず、ドビュッシーの音楽そのものに浸り切れる最良の録音の一つ。

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     2018/08/29

     20世紀フランスを代表する女流ピアニスト、モニク・アースの代表的なレコードといえば、やはりエラートに録音されたラヴェルとドビュッシーのピアノ曲全集。もう50年近く前の録音であるにも関わらずいまだに現役なのはうれしい。ラヴェルのピアノ曲はドビュッシー風の「印象主義」的な音楽にとどまらず、「論理的・古典主義的」あるいは「破天荒で情熱的」な作品が混在しており“全集の録音”としてまとめるのは結構厄介と思われるが、さすがにベテランの技を聴かせてくれる。キャリアの総決算を意識した挑戦だったのだろうと推測される。名盤です。

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     2016/10/05

     デプリーストの指揮する音楽は、快速なテンポでグイグイ突き進むというものではなく、むしろゆったりとした足取りでバランスに一層配慮した音楽づくりを旨としていたように記憶している。「気合で何とかなる?」ベートーヴェンとは相性は良くないような懸念もあったが、聴き始めてすぐに勝手な思い込みとわかった。アレグロ楽章では音を短く切って颯爽と音楽を進めている。一方テンポを落とす箇所や緩徐楽章では細部に神経を行き届かせた丁寧な音楽作りでデプリーストの特長が生きている。特に田園と8番が気に入った。また、パワーで押し切るのではなく、柔らかくしなやかな都響の合奏力にも拍手を送りたい。

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     2016/07/22

    人間が素直?にできているせいか、歴史的名盤と称される録音について異論を唱えることはほとんどないのですが、数少ない例外の一つがこれです。恐らくは先にボストン盤LPを購入し擦り切れるほど聴いていた、ということが原因でしょう。激しい情熱に身を焼き焦がすブラームス、という構図はボストン盤の方が上で、それにはまってしまった耳にはこの録音はどうにも間延びして聴こえます。ボストン盤の方にコメントしろよ、という声も聞こえてきそうですが、この録音を聴くたびにこう感じてしまうので、ユーザー評価平均点を下げる方へ行動しました。なお、この投稿は2008年6月に行ったものを再投稿したものです。小生の投稿は結構削除されているのですが、人様に見せられないような、それほど酷いものなのでしょうか?

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     2016/07/13

    この文章はDOCUMENTSの10枚組セットへのレビューです。1930年代の録音というのに、この聴きやすさには驚かされます。確かに時にザーッと雨が降ってきたり、ブチブチという音がしたりすることもありますが、それは一瞬、鑑賞に支障はありません。音質も若干こもり気味の感があるもののキンキンという金属質的なものではないので聴き疲れはしません。その昔、東芝EMIのLPを聴いたときの、あのガッカリした思いは何だったのでしょうか? こうなると録音上シュナーベルはもはや“伝説の”ではなく“現役の”ベートーヴェン弾きとして現在に復活することになりますね。競い合うことになる現代の“本当の”現役ピアニストにはなかなか厳しい時代が到来していて同情します。なお、小生最近は「年代を表示する」としていますが、「不明」となります。どうしたのかしらん?

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     2016/07/07

    ラサールSQによる後期作品のLPもポリーニの後期の録音とほぼ同時期に出ていて、両者ともになかなか“後続”を出さず「後期以外の作品の録音には興味がないのか」と思っていました。実際ラサールSQはそのまま解散してしまいました。今ここに、完成はないと思っていた全集を手にしていると感無量です。全集として素晴らしい出来上がりですし、40年前の後期の録音もアナログの究極完成頃のものだけにデジタルに劣りません。ポリーニに素直に感謝したいと思います。ただ、収録曲をほぼ作品番号順にしている編集について、オリジナル通り、更にはオリジナル・ジャケットを使用して欲しかったというコメントも見受けられますが、それはオールド・ファンの感傷に過ぎないのではないですか? 録音当初に全集完成を考えていなかったことは確かでしょうが、ポリーニ自身が今回の全集の編集方針を了承しているのですからこれでよいと思います。もちろん将来、オリジナル収録の形で、オリジナル・ジャケット使用のセットが発売されることは結構なことですが。

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     2016/06/28

     VPOとのベートーヴェンには「聴き始めてすぐにフルトヴェングラーの真似をしているのか?と気になってしまう」とマイナス評価の投稿をしています(現在販売中バージョンのユーザーレビューでは削除)。しかしながら、フルトヴェングラーが独特すぎたからか、「交響曲」と「オペラ」の違いからか、ワーグナーではティーレマンが入念に行う表情付けはなかなか堂に入っていて面白く聴くことができました。聴き手を圧倒するような迫力あふれる録音ではありませんが、バランスを含め特段の不満はありません。今更ながら、ではありますが、ティーレマンの実力やその高い評価に関する認識を改めました。

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