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♂猫Junn-Junn さんのレビュー一覧 

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     2017/06/08

    この、ドミニカ共和国の伝統音楽系楽曲のコンピレーションアルバム
    「Quisqueya en el Hudson: Dominican Music in New York City」
    (全14曲計60分)は、
    2004年に発売されたアルバムみたいだけれど…自分にとっては…
    毎週聴いているNPRのAlt.Latinoの
    今年2017年2月上旬の放送で、
    「For Black History Month, Celebrate Afro-Latino Music With Smithsonian Folkways」
    という…米国では2月は黒人歴史月間で、
    この番組でも、2月はソレに因んだ特集が組まれることが多いんだけど、
    ラテンアメリカ系の音楽や文化を取り上げるこの番組としては、
    アフリカ系米国人(黒人)で、かつ、ラティーノである…つまりは、
    アフロラティーノな人達の音楽…
    キューバやドミニカ共和国やプエルトリコ等のカリブ海地域、
    あと南米でもカリブ海に面したコロンビアやベネスエラの沿岸部地域、
    の音楽、更にはソレとは別件で、
    米国よりも黒人の数が多い南米の国ブラジルの音楽の特集とか、
    そんなのがコレまでに色々と放送されていて、その中で、
    上述の2017年2月上旬の放送では、
    そういう観点+Smithsonian Folkwaysの膨大なアーカイブから、
    ってことで、
    Smithsonian Folkwaysの名誉キュアレイターの人をゲストに迎えて、
    Smithsonian Folkwaysの約5万曲のアーカイヴの中から、
    厳選したアフロラティーノ系楽曲を7〜8曲紹介する…という特集放送、
    だったんだけど…その中で、
    このアルバムの中の曲も1曲紹介されていて…その際に、
    Quisqueya(キスケイヤ)っていうのは、
    ヘイティとドミニカ共和国がある島イスパニョーラ島の、
    現地先住民タイノ族の言葉での呼び名の1つ、
    なんだとか…
    みたいな部分でも、へぇ、と思ったりしつつ色々と興味が湧いたので、
    買って聴いてみたいな、と。
    で、注文してたのが漸く届いて、実際に聴いてみて…
    先ず、第一印象としては、
    Merengue(メレンゲ)やBachata(バチャタ)という有名どころだけじゃなく、
    Salve(サルベ)とかPalo(パロ)とかドミニカ共和国のSon(ソン)とか、
    色々な音楽があるんだな、
    と。
    それと…Merengueという音楽ジャンルに関しては、
    前々から関心があったというか…
    自分が2010年以降に、Merengueというジャンルの音楽を知ったのは、
    ドミニカ共和国の伝統音楽Merengueと、ロック音楽や電子音楽とを融合した、
    Dominican rockという感じのジャンルの楽曲、
    具体的にはRita Indiana(リタ・インディアナ)のバンドの楽曲が、
    現代のドミニカのMerengue音楽だという感じで紹介されていたのを聴いて…
    というのが初めてだったので…あと、
    セリア・クルスの歌う曲の中に、Merengueのパーカッションリズムが
    背後に流れている、っていうのもその後何曲か出会って聴いたけれど…
    ともかく、その、
    元々の純粋なMerengue音楽をちゃんと聴いたことがなかったんで、
    厳密に、そういう音楽の中の、どの要素がMerengueと呼ばれるものなのか、
    っていう部分が、自分の中で、明確には、
    理解出来ていなかった部分があって…ずっともやもやしていたんだけど…。
    今回、このアルバムの収録曲を聴いて…

    少なくとも、MerengueとBachataとSalveとPaloの違いは、
    明確に聴き分けられるようになったんで、
    よかったです。
    MerengueとBachataとは、その、
    打楽器やパーカッション部分のリズム自体も違うけれど、
    それ以外でも、
    Merengueは打楽器と、アコーディオン、
    そしてサックス等の管楽器とが主体の音楽ジャンルだけど、
    Bachataでは、打楽器とギター等の弦楽器が主体の音楽ジャンルだったり、
    あと、
    SalveとPaloは、どちらも、
    メインヴォーカルとコーラスとのcall-and-response形式の音楽で、
    宗教とか民間信仰系音楽と関係した感じの音楽だけれど…
    Salveは、
    タンバリン系の打楽器や擦る系打楽器や、
    その他アフリカ系の楽器を色々と使うのに対して、
    Paloは、
    主に太鼓等のドラム楽器と歌声のみ、って感じの音楽…
    個人的には、SalveよりもPaloのほうが、
    キューバのサンテリア音楽のリズムやチャントと雰囲気が似ているかな、
    と感じたり…。
    あとは、MerengueとBachataとの違いは分かったけれど、
    同時に、MerengueとBachataとを融合したBachata-rengue(バチャタレンゲ)
    っていう音楽スタイルの楽曲もあって、
    このアルバム内にも1曲収録されていて、へぇ、と思ったり。
    あと、ドミニカ共和国のSonは、
    もっと総合的に色々な音楽要素が混ざったラテンバンド音楽って感じだな、
    と。
    その辺までは、数回程度聴いただけでも、
    わりと早い段階で聴き分けられるようになったんで、
    コレを買った目的が十分に果たせたんで個人的には、十分に満足で、
    買った甲斐があった、という感じ。
    でも、
    収録曲中の7曲目「Suite Folklorica Dominicana」は、
    コレまでに言及した音楽ジャンルとは別の、
    カリブ海地域のまた別のダンス音楽…
    tumba、carabine、mangulina、zapateo…という4種類の音楽のメドレー
    って形のソロギターと歌声の組曲になっていて、
    コレに関しては、今後もっとこのジャンルの他の曲を聴いてみないと、
    完全には分からないけど…
    でもとりあえず、他にもまだまだ、そんなのもあるんだな、
    と片鱗を垣間見れただけでも、価値はあったな、
    と。

    …それと、コレはSmithsonian Folkwaysのレーベルの楽曲アルバムなんで、
    分厚い解説冊子が付いているのが魅力の1つで…
    イントロダクション部分の解説文は、英語とスペイン語対応、
    収録曲やアーティストの解説やクレジット表記等は英語のみ…という感じの
    正味35ページの解説冊子…まだ部分的に読んだだけだけど、
    この辺をじっくり読むのも楽しみの1つ、かもね。
    余談で、
    このアルバムは2004年のものなのでアレだけど…
    コレに7曲目と9曲目で参加している、
    Luis Dias(ルイス・ディアス/1952-2009)という人は、
    ドミニカ共和国のポピュラー音楽ジャンルで活躍したミュージシャンで、
    一部では、「Dominican rockの父」と呼ばれているような、
    ドミニカ共和国では大きな影響力を持っていたミュージシャンみたいだけど、
    2009年に心臓発作で57歳で亡くなった、んだとか。
    …ともかく、
    そんなミュージシャンもいたんだな、と色々と興味深かったり。
    …そんなこんなで、
    このアルバムで、ドミニカ共和国の音楽ジャンルで、
    自分の中で色々と不明で謎だった部分も、かなり解消したし、
    収録されている楽曲自体も、
    聴いていてテンション上がる系のリズムや乗りのいい曲が沢山あって…
    …個人的にはやはり、Merengue曲である、
    1曲目と13曲目が特にお気に入り、ではあるけど…他の曲も含めて、
    今後も末永く繰り返し繰り返し聴いて楽しめそうだな、
    と思えているので、大満足です。

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     2017/05/30

    グアテマラ出身で今は米国LAを拠点に活動するシンガーソングライター
    Gaby Moreno(ガビー・モレノ)の2016年9月発売のアルバム
    「Ilusion」(イルスィオン)…
    英語歌詞の曲が5曲、スペイン語歌詞の曲が8曲
    という全13曲計44分。
    …収録時間はアルバムCDとしては短めだけれど、
    こういう輸入盤CDでは付属してないことが多い歌詞カードブックレット
    がちゃんと付いているのが、優れている点の1つかも。
    …1曲1ページ、収録スタジオ等の風景を写した写真等も載ってたり、
    なちゃんとした歌詞カードブックレットなんで、
    とりあえず、スペイン語初心者な自分的には、あり難い仕様…
    歌詞カード見ながら聴けば、
    耳でだけ聴くのだと意味が直ぐには分からない部分とかも、
    意味の確認は、確実にし易くなるんで…。
    で、同時にスペイン語の勉強にもなるしね…一石二鳥で。
    因みに…最初、あれ?と思ってたんだけど、
    よくよく考えてみると…
    このアルバムのタイトルはスペイン語で「Ilusion」(イルスィオン)
    12曲目に収録されているのは、
    英語歌詞の曲なんで「Illusion」(イルージョン)
    ってことで表記を変えてあるってことなんだね…なるほどね…。

    …ところで、自分は、ガビー・モレノという歌手の存在は、前は、
    毎週聴いているNPRのAlt.Latinoで時々、
    曲が紹介されたり名前が言及されたりってことで漠然と知ってる程度、
    だったんだけど、
    そのAlt.Latinoで1年半ほど前の2015年12月に、
    「Festivo Alt.Latino: Gaby Moreno In Concert」
    という、テキサスのラジオ局の番組と共同で、
    そこの放送局のスタジオでのクリスマスコンサートを開催した、
    のを番組で正味57分くらいで放送した、
    という…クリスマスの特別放送回があって、そこで、
    クリスマスソングを中心に歌うコンサートだったけれど、初めて、
    ガビー・モレノという人の歌をまとめて何曲も聴ける機会に恵まれた、
    というので、まず色々と興味が湧いて、
    かつ、その2015年末のコンサート内で、2016年のいつかに発売予定
    のアルバムに入る新曲です、
    と1曲…5曲目に収録されてる「Fronteras」を歌っているのを聴いて、
    そのアルバムが出たら、買ってもいいかな…
    と少し思って…
    …そういう意味では、このクリスマスコンサートの放送は、
    無料で聴けるし、ガビー・モレノを知らない人にも、曲と会話等で、
    どんな感じの人柄なのか、も伝わって来るんで、
    このアルバムを買うかどうかの、判断材料にも十分になるんじゃないかな、
    ということで、
    ここで、必聴のオススメ放送として言及しておきます。
    …で、その後、
    その新譜アルバムとか発売されたらまた番組内で紹介されるかな…
    と思ってたんだけど、特に紹介されないまま、2016年末になり…
    年末恒例の、
    2016年のお気に入りアルバム、みたいなのを紹介する1年を振り返る放送で、
    このアルバムが紹介されたんで、
    あぁ、1年前のコンサートで言ってたアルバム、忘れてたけど、
    出てたんだな…と思って…
    その後、色々予算の都合とかもあって、
    買えるタイミングを模索してる内に、季節が冬から春になっちゃったけど、
    やっと注文して、
    届いて…実際に聴いてみて…

    …ざっと全曲を通して聴いての全体的な第一印象としては、
    聴いてテンション上がる系とかじゃなくて、
    どちらかと言えば、聴いて、心が落ち着いてリラックス出来る系、
    の歌声やメロディ…または、
    お酒でも飲みながら、リラックスしてまったりと聴く系、
    な楽曲群、全13曲計44分だな…
    という感じ…勿論、中には想いを切々と歌い上げながら力強く、
    美しく歌ってる感じの曲もあるんだけど…
    その、テンション上がって飲めや歌えの大騒ぎとかがしたくなるような、
    そういう類の曲じゃなくて、
    リラックスしながら、曲の雰囲気や物語性に浸る系の歌声やメロディ、
    の楽曲群…心地よく、何度でも繰り返し聴きたくなるような。

    …で、ざっと数回ずつ聴いた後、
    せっかく歌詞カードブックレットも付いてるし、ってことで、
    見ながら聴いてみて…
    印象に残った曲を幾つか挙げると…

    1曲目「Se Apago」(セアパゴ/Our love went out)
    は…聴いてるだけだと直ぐには分からないけど歌詞カードあると、
    最低限の部分は、すぐに確認出来るから、いいよね…
    曲名の「Se Apago」だけじゃ、何が消えたのか分からないもんね…
    まぁでもこの手の歌で消えたと言えば、愛の火、
    ってことになるのが定番なのかな…
    とりあえず、曲の冒頭で、
    「Algo en mi cambio」(アルゴ・エン・ミ・カンビオ)
    →「Something in me changed」<何かが私の中で、変わった>
    で、
    「Se Apago Nuestro Amor」
    →「Our love went out」<消えたのよ、私達の愛の火は>
    という感じの歌なんだな…
    と…で、曲を順番に聴いた後、一番最後の、
    13曲目「Love Is Gone」
    は…あ!コレ、1曲目「Se Apago」と同じメロディで、
    歌詞はほぼ同じ意味の英語、で男女でデュエットしてる曲ってことなんだね…
    …コレ、歌詞カード見ながら聴いたから気付いたけど、
    そうじゃなかったら自分は絶対に気付かなかっただろうな…
    更に何十回も聴いてから、やっと気付く的な。
    …それはともかく、
    どっちの曲でも、やっぱ、サビのところは、一緒に歌いたくなるよね…
    そういうメロディと歌声の魅力がある曲。

    5曲目「Fronteras」(フロンテラス/frontiers)
    は…スペイン語歌詞の歌だけど、
    サビの部分で1フレーズだけ「This is where I belong.」
    って英語のフレーズに、してあるんだね…コレって、
    スペイン語圏の中米グアテマラから、
    夢を追って米国に来て音楽活動している彼女自身のことも投影されてる歌
    って感じなのかな…ともかく、
    「Yo pertenezco aqui」(ジョ♪ペルテ♪ネスコ♪アキ♪)
    →「This is where I belong.」<ここが私の居場所なの>
    または<ここで私は生きていくのよ>的なことを歌ってる歌なんだな…
    と、で、個人的には、歌詞フレーズも頭に入り易いし、
    けっこう好きかな、と。

    8曲目「Estare」(エスタレ/I always stand by you)
    は…「Piensa en mi」(ピエンサ・エン・ミ/Think of me/私を想って)
    から始まるサビの部分の歌詞が、心に残る感じで、
    印象深いな、と。

    9曲目「Si Pudiera」(スィ・プディエラ/If I could ...)
    は…曲の冒頭は「If I could talk with God」で…
    曲の後半は「If I could send you light」
    という意味のスペイン語のフレーズで始まってる…特に後半の部分が、
    個人的には気に入った感じ。
    一番最後の、「Corazon con corazon」(コラソン♪コン♪コラソン♪)
    って…心と心を一つに…という部分とかも含めて。

    10曲目「La Malaguena」(ラ・マラゲーニャ/The Woman From Malaga)
    は…カラオケとか、またはCDとか聴きながら、
    あの高音部分のとことかを、一緒に声に出して歌うと、
    気分がスカッとする系の曲って感じかな…。


    …ってことで、歌詞カードを見ながら、
    大体の意味内容を掴みつつ聴いてみると…失恋または、愛が冷めて、
    とか、それで誰も愛する人がいない、とか…
    去って行ったあの人がいない人生は自暴自棄な幻想だ…
    と歌ってみたり…
    そんな曲が半分くらいあったけど…
    もっと前向きに相手への愛を表現している歌もあったり、
    自由な夢を追ってここまでやってきた今ココが私の居場所だ、
    という人生の旅路を肯定的に捉えた歌とか…
    スペイン語で、歌詞が分からなくても、リラックスしてまったり楽しめる、
    っていう感じの楽しみ方だけでも十分楽しめるけど、
    歌詞カード見ながらある程度、歌の中味も、分かったら分かったで、
    また色々と楽しめるし…やっぱ、いいな、
    と…そういう意味では再度、
    輸入盤の海外のCDって歌詞カード付いてないことが多いけど、
    やっぱ、あったほうが、断然いいよな…
    と改めて思ったりで、音楽要素だけなら星4つかな的な満足度だけれど、
    歌詞カードブックレットが付属していた、
    という部分も加味したら、星5つの満足度かな…と、
    …まぁ、試しに買ってみよう、っていう程度の気持ちで買った面も、
    あったんだけれど、けっこう、というか、すっかり、
    ガビー・モレノのファンに、なったかも…
    個人的には、そんな感じで、
    今後も、末永く、繰り返し聴いて、歌詞カードブックレットも活用しつつ…
    楽しめそうなので、大満足です。

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     2017/05/29

    Calle 13(カイエ・トゥレッセ)のResidente(レスィデンテ)こと
    Rene Perez Joglar(レネ・ペレス・ホグラル)
    の初のソロアルバム「Residente」…全13曲計54分…
    先ず、
    ざっと聴いての第一印象は、
    Residente自身のDNA検査の結果に従って、
    ルーツとなる(予想外に広範囲だった)各地を訪ねての、
    音楽的交流や人的交流をしつつ…
    な世界旅行の果てに、プエルトリコに戻ってきて、のこの最後の13曲目
    「Hijos Del Canaveral」
    (イホス・デル・カニャベラル/Children of the Canebrake)
    を聴きながら、色々と想いを馳せると、
    少し感動してウルウルってなっちゃったな…
    みたいな感じで、
    ルーツを辿ると見えてきた美しくも興味深い全世界的繋がり…
    …ある意味ホントに人類皆兄弟、的な…
    …まぁ、兄弟は言い過ぎでも、人類皆親戚、なら言い過ぎじゃないのかも…
    世間的には雑種よりも純血種のほうが価値が高い的な、
    そんな価値観が支配的だったりもするけど…
    この13曲目のタイトル…雑木林的な子供達、雑種の子孫達、っていう意味…
    …ある意味、雑草魂、という解釈も出来るかも…
    で…妹iLeとのコラボ曲でもある…その美しいハーモニーを聴いていると、
    …歌声的にも、メロディやリズム等の演奏要素的にも…
    雑多に混ざった無価値な雑木林のようなアレでも、
    それだからこそ、多くのものが交じり合ったからこそ、生まれた美しさも、
    あるんだ…みたいな…
    そういうのが、感じられて…そう思うと、止め処なく、
    涙が…
    客観的には、1曲目から順に聴いてきて、
    サイベリア(日本語的にはシベリア)から中国、
    そして、アジアと欧州の境目のコーカサス地方、や西アフリカ地域、
    そしてフランス等の西欧地域…とDNA的ルーツの地を辿り音楽的コラボを果たし、
    再び故郷のプエルトリコに戻ってきて、
    ソコで、このアルバム収録曲内では一番、今までのCalle 13の楽曲、
    に近い曲が来ることで、
    生物学的DNAを辿り旅をして得た音楽的DNAが結集して、
    Calle 13の楽曲に繋がっている、
    という感じの印象になるんだけれど…この最後の13曲目のには、
    単純に「コレまでのCalle 13の楽曲」ってのとは違う、
    もっと超越した何かが注ぎ込まれ組み込まれているような…
    そういう部分が感じられて…
    まぁ、個人的には、心の琴線にかなり触れたな…という感動が得られて…
    買った甲斐があったな、
    と。

    …それはそうと、余談的に、
    このResidenteのアルバムで興味が湧くのは、
    プエルトリコ出身の彼だからこそDNAテストをした際に、
    それだけ多様なルーツが見えてきたのか、
    それとも、日本人の自分でも同じDNAテストをしたら、
    そういう意外な場所にまで繋がってくるものなのか?っていう部分が、
    凄く知りたいな、と思ったというか…
    誰か日本のアーティストでも、そういう同じ様にDNAテストをしてみて、
    まぁ、その結果が、日本や東アジア地域程度に限定されるような、
    意外性のない想定内の範囲のアレだと仕方ないけど、
    想定外に、欧州地域やアフリカ地域由来のDNA要素も多く含まれてたり、
    ってことなら、Residenteと同様なDNAルーツを巡る旅をしてみても、
    また違う面白い音楽的交流が出来て、
    面白いものが生まれるかも知れないのにな、と…
    そんなことを思ったり。

    …さて、
    自分が毎週聴いているNPRのAlt.Latinoで先月4月上旬に
    「Guest DJ: Residente On Life And Music After Calle 13」
    という、ResidenteをゲストDJに迎えての放送回があり…
    ちょうどこのアルバムが発売になった翌週くらいの放送で、
    このアルバムの制作経緯みたいな部分や、
    サイベリアのトゥヴァ共和国や、
    アジアと欧州の境目地域であるコーカサス地方や中国、アフリカ他、
    自分のDNAテストで示されたルーツの場所を旅して曲を創り、
    ソレをフィルムに収めアルバムとドキュメンタリー映画が完成した…
    っていう話を聴いて興味が湧いて、
    是非買いたい、と思って即買うことに自分は決めたんだけど…
    29分ほどの放送時間内で、
    興味深い会話の合間にこのアルバムの収録曲が5曲…
    放送内での紹介順で、
    2曲目「Somos Anormales」(ソモサノルマレス/We Are Abnormal)
    8曲目「Guerra」(ゲラ/War)
    4曲目「Una Leyenda China」(ウナ・レィェンダ・チナ/A Chinese Legend)
    7曲目「Desencuentro」(デセンクェントゥロ/discord , failure to meet)
    10曲目「La Sombra」(ラ・ソンブラ/The Shadow)
    …という5曲が、ほぼフルコーラスで紹介されているので、
    この放送を聴いて何かしら興味が湧くとか惹きつけられるモノを感じた人なら、
    100%買って間違いのない、ハズレなく満足出来るアルバムだと思う
    …ってことで、
    ここで、必聴のオススメ放送として言及しておきます。
    まぁ、ここで文字でアレコレ書くより、
    実際に曲と本人の生の声を聴いたほうが早くて確実だと思うんで。

    …ってことで、このアルバムの全13曲計54分で、
    世界一周ってわけにはいかないけど、
    シベリア、中国、西アフリカ、アジアと欧州の境界地域、
    西欧…そしてプエルトリコやNYで最終的にCDを仕上げているわけで…
    ちょっとした、音楽的世界旅行…または音楽的交流旅行…
    を満喫出来る作品になっていて…
    コレまでのCalle 13の音楽のルーツを別観点から辿り探る旅でもあり、
    同時に新しいモノを生み出す旅でもあり…
    興味深い、いい作品を入手出来てよかったな、というのが正直なところ。
    日本で公開される日が来るのかは分からないけれど、
    このアルバムの旅のドキュメンタリー映画も、日本でも公開されるのなら、
    是非、観に行きたいな…
    と、個人的には、ソレも楽しみに心待ちにしています。

    …最後に一言…
    やっぱ、Residenteは、歌声も見た目も生き様も、カッコイイな、と。

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     2017/05/29

    1970年代前半頃のブラジリアンファンクのコンピレーション
    「Brasileiro Treasure Box Of Funk & Soul」
    …毎週聴いているNPRのAlt.Latinoで紹介されているのを耳にして、
    ちょっと印象に残ったし、いいかな、
    と思ったから入手してみたんだけど…手許に届くまでは、
    漠然と、コンピレーションアルバムだから、
    沢山曲が収録されてるんだろうな、
    と事前確認せずに勝手に思っていたこともあり…
    正直、全14曲計38分っていうのは、
    過去の音源を集めたコンピレーションアルバム、としては、
    ちょっと値段のわりに分量が少ないかな、
    という物足りなさを最初は感じたんだけど…実際に聴き始めて、
    5回6回と繰り返し聴いていく内に、
    段々とハマってきて癖になりそうな感じで…
    個々の楽曲の洗練されたカッコよさ、みたいな部分がじわじわと
    理解出来てくると、珠玉の濃密な全14曲計38分だ、
    とも言えるのかな…とも思えてきたり。

    とりあえず、今みたいにインターネットで全世界が繋がっていて、
    ブラジルだろうとアメリカだろうとアフリカだろうと、
    各地の音楽がリアルタイムでネットで視聴出来たりする今の時代と違い、
    1970年代前半頃の米国とブラジルとは、
    文化交流がないわけじゃないけど…
    今みたいに映像や音楽を同時に共有出来る時代ではなかったわけで…
    そんな中、米国で生まれたファンクやソウル音楽のレコードを、
    誰かがブラジルに持込み(持帰り)…ソコから、
    ブラジルでファンクやソウルが独自の進化を遂げて、
    1970年代ブラジルで大流行した…
    というのが、ブラジリアンファンクで…その、
    1960年代に米国のアフリカ系米国人(黒人)の文化から生まれてきた、
    ファンクやソウルという音楽ジャンル…
    一方で、ブラジルは、
    奴隷貿易時代の350年間に350万人の黒人奴隷が、
    アフリカからブラジルに連れて来られた、という歴史的過去があり、
    今はナイジェリアに次ぐ世界2位の黒人人口が多い国、
    っていう…つまり、人口の絶対数的には米国よりもブラジルのほうが、
    黒人が沢山いる、そんな国なわけで…
    そんな文化土壌のブラジルだからこそ、当時、
    米国のソウルやファンクって音楽ジャンルのコンテンツや情報を、
    リアルタイムに同時に、同時代的に共有出来てたわけじゃない状況下で、
    誰かがブラジルに持込んだ米国のファンクのレコードから、
    ブラジル現地のミュージシャン達が、
    独自にブラジル流のファンクを発展させて爆発的に広まり…
    …米国のファンクと似ているけど、
    ブラジルの音楽要素が色々と組み込まれて音楽的に昇華されていて…
    (…ソレが更に発展し米国音楽との相互作用もありつつ、
    1980年代には、ファンク・カリオカと呼ばれるジャンルが出来たり…)
    という…やはり同じアフリカルーツって共通点があるからか、
    米国の黒人文化発祥のソレは、
    ブラジルの文化土壌とも親和性が高かった、ということなのかな…
    みたいな…ともかく、
    そんな相互の文化事情的な側面からの興味深さも感じつつ、
    純粋に、音楽的に聴いていて、楽しかったり、
    漲る生命力のようなモノを感じたり…っていう、そういう部分が魅力で…
    そういうのが濃密に味わえるコンピレーションアルバムだな、
    と。

    …ポルトガル語初心者な自分には、歌詞カードがついていれば、
    より嬉しかったけれど、一応、収録楽曲やそのアーティストを紹介したり、
    っていう解説文やジャケット写真等が掲載された、
    正味8ページくらいのブックレットが付属していて、
    そこは英語で書かれているんで、ポルトガル語分からなくても読める感じ、
    っていうか、どうも、このコンピレーションアルバムは、
    米国で企画されて米国の音楽ファンに向けて、
    米国音楽とも関係が深いブラジル音楽の1ジャンルである、
    ブラジリアンファンクやソウルっていうモノを特集する企画アルバム、
    っていう、そんなコンセプトのものなのかな、
    と。
    …っていうか、解説文の最後に…コレに収録された音楽が生まれた、
    リオことヒウ・ヂ・ジャネイルや、サンパウロには、
    もっともっと沢山色んな音楽があるんで探して見て下さい、
    コレは氷山の一角です…
    とか書いてあるんだけど…そんなこと言うなら、
    38分じゃなく、もっとCD1枚の容量ぎりぎりの80分くらいまで、
    もっと沢山楽曲を収録してくれりゃあ、いいじゃないか…
    とも思うんだけど…
    因みに、付属のブックレットを読んでいて得た情報だと…
    収録曲の幾つかでは、印象的なピアノ音が含まれてたりするけど、
    それはどうも、
    Dom SalvadorというブラジリアンジャズやMPBのレジェンド級ピアニスト、
    がいるんだとか…

    印象に残った曲を幾つか挙げると…
    3曲目「Bochechuda」は、
    とりあえず、「Bochechuda」(ブー♪シェー♪シュー♪ダッ♪)
    と連呼して盛り上がってるな、
    というのは記憶に残るけど…どういう意味なんだか…でもまぁ、
    ファンクでカッコいいよね…ジェイムズ・ブラウンの影響を色濃く感じる系、
    英語かポルトガル語か、という違いのみ。
    4曲目「Aposta」(アポスタ)は、3曲目のと同じアーティストの、
    ポルトガル語と部分的に英語交りな…3曲目同様、
    ジェイムズ・ブラウンの影響がもろそのまま、的な…。

    5曲目「Bananeira」(バナネイラ)は、
    サンバやボサノヴァ系のブラジル音楽要素と融合した…もう、
    米国ファンクの物真似系じゃなくて完全に、
    まさにブラジリアンファンクでソウル、な楽曲…
    バナネイラはバナナのこと?…
    歌詞内容は全く分からないけど…印象には強く残る曲。
    6曲目「America Latina」(アメリカ・ラチーナ)は、
    コレも、ブラジルの音的響きが優勢な…MPBファンクポップな感じ…
    ピアノと打楽器とエレキベイスと歌声とのまったりな融合感。

    8曲目「Swinga Sambaby」(スィンガ・サンベィビィ)は、
    打楽器要素、ピアノ、そしてブラジリアンファンク特有のあの音…
    ブラジリアンファンクの代表曲と呼べるような、
    洗練されたモノを感じる曲だな、
    という印象。

    9曲目「Jimmy, Renda-Se」(ジミー、ヘンダスィー)は、
    曲名がどういう意味なのかは分からないけど…
    打楽器、ギター、ベイス、管楽器によるファンクロックなリズムやメロディ
    は印象に残るな、と。
    10曲目「Kizumbau」(キズンバウ)は、
    連呼されるキズンバウがどういう意味なのかは分からないけど…
    打楽器、ギター、ベイス、オルガンで、
    ブラジリアンファンクでソウルな雰囲気は凄く出ているな、と。

    11曲目「A Hora E Essa」(アオラ・エ・エッサ)は、
    収録曲中唯一のメインが女性ヴォーカルのブラジリアンファンクでポップな曲。
    背後のピアノやトランペット音も曲をカッコよく賑やかに盛上げてる感じ。
    12曲目「Ei, Voce, Psiu!」(エイ、ヴォセ、プスュー)
    は、ジェイムズ・ブラウンの影響を受けたファンク&ソウルな楽曲部分と、
    ブラジル音楽要素とが上手い具合に混ぜ込まれて、
    ファンクかつまったりな雰囲気が印象深い感じかな、と。

    14曲目「Uma Vida」は、
    ポルトガル語はほとんど分からないので、歌詞的には、
    「Uma Vida」(ウマ・ヴィーダ/a life)、
    「Amor」(アモール/Love)、
    「alegria」(アレグリア/joy, happiness)
    …みたいなスペイン語と単語的に共通な部分の単語が聴き取れる程度
    にしか分からないけれど…
    連呼される「アレグリア」のフレーズとメインヴォーカルとコーラスの組合せ
    が耳に心地よく、
    ファンクかつピアノジャズ系要素も融合されていて、
    カッコよく印象深い曲だな、と。


    …収録曲中の1曲目から4曲目までは、あまりブラジル音楽要素が入ってない、
    米国ファンクの物真似的な側面もあるような楽曲だったりするけれど、
    …まぁでも、芸術は模倣から始まる、と言うから、
    初期の頃はそんな楽曲があるのも、ある意味当然なのかな、と…
    で、それ以降の残り10曲は、ブラジルの音楽要素と色んな形で融合されてるな、
    という曲になっていて…
    まぁ、1970年代前半に、色んなアーティストが、
    実験的に試行錯誤しながら、米国発祥の音楽要素をブラジル音楽に取り込んで、
    融合していって、どんどん洗練されていったってことかな、
    という全体の雰囲気は感じられて…
    現状、各曲10回ちょっとずつ聴いた程度だけど、
    まだまだ、この先も繰り返し聴いても楽しめそうかな、
    と感じているので、気長に末永く楽しめればいいかな…ってことで、
    今回入手して、そこそこ、満足しています。

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     2017/05/13

    2015年10月から放送が始まったTVアニメ『かみさまみならい ヒミツのここたま』
    で1年半ずっとOP曲だった「ころころここたま!」
    に代わって、2017年春以降(第77話以降)からの新OP曲(2代目)
    「ここたまハッピ〜パラダイス!」
    と、同じく第77話からの新ED曲(こちらは3代目)
    「うたおう♪ここったまーち!」
    と、夫々のTVサイズ版、とカラオケ…という6トラックのCD。
    とりあえず、春からの新展開で、新OP曲でのOP映像を視て即、コレは買おう、
    という気になって…
    で、注文したのが届いたので実際に聴いてみて…

    …初代OP曲「ころころここたま!」のCDの商品レビューで自分は…

    まぁ、40過ぎたオッサンが、
    ちょっと一休みして童心に返りたいなって時には、
    こんな曲も、ありかもね…
    小さい子供がいれば、子供と一緒に楽しめばいいし、みたいな。
    そういう意味では、
    文部科学省に推薦とかされてもよさそうな、
    優等生的アニメソングCD

    …と評したんだけど、この2代目OP曲と3代目ED曲のCDも、その点では同じ、
    でも、更に色々とパワーアップしてるとも言えるかも…
    各曲の印象をもう少し具体的に書くと、
    1曲目「ここたまハッピ〜パラダイス!」は、前作の初代OP曲が、
    今風で乗りがいいEDM系のPopなリズム歌謡的な曲だったのに対して、
    今回の2代目OP曲では、
    EDMとジャズとロックとを融合したPop曲になっている…
    つまり、前作ではなかった、
    ジャズやロックといった別ジャンルの音楽要素を明確に取り込んで融合している、
    というEDM系の曲になっている、という点で、
    音楽としての厚みが増して、より色々と楽しめる王道的な子供向けアニメソング
    に仕上がっているのが魅力…
    …因みにジャズ要素はピアノとトランペット…
    …ロック要素の一番の聴かせ所は、
    一番最後のサビの手前の繋ぎの間奏的部分だけど、それ以外の場所でも、
    曲の背後でロックなエレキギターやエレキベース的な音が入っていて、
    他の音楽要素としっかり溶け合って融合している感じ…
    …そうそう、コレだと、
    幼稚園や小学校でのお遊戯とかそういうので踊る曲にもピッタリなのかもね…
    そして2曲目「うたおう♪ここったまーち!」は、
    …先ずは、初代ED曲では、パンパパ♪パン♪パパン♪…パンツー?
    続く2代目ED曲では、パン♪ツー♪スリー♪
    そして今回の3代目ED曲では、ぱん♪ぱん♪ぱんぱん♪ぱ〜んつ♪
    と…共通性のあるフレーズが引継がれている趣向の面白さが第一点、そして、
    歌詞じゃなくて演奏音等の音楽要素としては、
    アニメのEDで流れている1分半のTVサイズでは基本的にマーチ要素のみ、
    それでも、こころとここたま達との歌の掛け合いの部分では、
    色んな楽器等の演奏や効果音が付いていて楽しい曲なんだけれど、
    更に、2番の曲部分では、
    1番と同じマーチ要素の中に、各キャラとの掛け合い部分で、
    ロック、ジャズ、クラシック系、リズム歌謡系サウンド、DJスクラッチ系、
    ザイロフォン系、ボサノヴァ、ストリングス系…
    という色んな音楽要素を混ぜ込んでいるという遊び心が魅力の楽曲。
    (…因みに、色んな楽器音が使われている曲だけれど、歌詞カードを見ると、
    クレジット表記されているのはフルートとクラリネットだけで…
    他の楽器音は、生の楽器演奏音を収録したんじゃなくて、
    プログラムによる打ち込みで曲創ってサンプリング音源を組み合わせて創ってる、
    という感じなのかな、と…)
    まぁ、勿論、幼稚園か小学校低学年くらいの子供とかでは、
    細かな音楽ジャンルの違いとかは、
    知識的に識別したりは出来ないかも知れないけれど…
    でも、そういう色んなジャンルの音楽要素が融合した高度な音楽に、
    幼少時から触れられるっていうことは、
    物凄く幸せで凄いことだと、思うんだよね…自分が子供の頃は、
    ここまで高度な音楽はまだ世間一般的にはなかったわけだから…でも、
    今はそういうのが身近に溢れている時代だったりするわけで…
    こういう楽曲を聴いて育った子供達が、
    将来、どんな新しい音楽を創り上げていくんだろう…
    みたいな…脈々と受継がれ発展していく音楽文化みたいな部分に、
    ちょっと想いを馳せてしまったりも、
    40過ぎたオッサン的にはしてしまうんだけれど…
    ともかく、
    理屈抜きで、小さい子供から40過ぎたオッサンまで、
    夫々の立場から色々楽しめるし、
    単純に、聴いていてテンションも上がりハッピーな気分にもなれ、
    そういう意味では今作も、
    文部科学省に推薦とかされてもよさそうな、
    超・優等生的アニメソングCDだと言えるんじゃないのかな…
    と感心しつつ、買って聴いた甲斐があったと十二分に満足しています。

    …あとは、
    …他のアニメ作品でも色々と作詞を担当しているけれど…
    今回の2代目OP曲では、歌だけでなく、
    作詞も担当した真崎エリカって人にも、引き続き注目していこうかな、
    と個人的には、そんな感じです。

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     2017/05/12

    2015年10月から放送が始まったTVアニメ『かみさまみならい ヒミツのここたま』
    の2016年6月から2017年3月末の放送まで、
    話数で言うと第35話から第76話まで使用されていた2代目ED曲
    「こころだいすきここったま!」
    と、2016年春から2017年3月末までのエピソードで登場していた、
    もう1組のメインキャラ達、
    桜井のぞみ(石原夏織)とビビット(矢作紗友里)によるキャラソン
    「きみとしあわせをあつめよう」
    そして、2017年3月末の放送まで使用されていた初代OP曲
    「ころころここたま! (TVサイズ)」
    と、
    「こころだいすきここったま! (TVサイズ)」
    と、TVサイズを除く表題曲とカップリング曲のカラオケ…という6トラックのCD。

    …余談で、この「こころだいすきここったま!」が去年放送のEDで流れ出した頃、
    インパクトがあって楽しく面白いからCD買ってもいいかな、
    と思ってたんだけど…最初、この曲は、放送で使われる少し前に、
    DVDか何かの映像ソフトの特典DVDか何かで公開されていたって話だったんで、
    シングルCDとしては出ないのかな…と思ってしまって、
    その後、チェックもしてなかったんだけど…
    今回、今年春からの2代目OP曲のCDを買う際に少し確認したら、
    実は去年の6月下旬に発売になっていたと知って…
    もう今(2017年5月中旬時点)、放送で2代目ED曲が流れなくなって1ヶ月ちょっと、
    という段階だけど、買って手許に置いておいて、
    フルコーラスでじっくりと聴いてみたいな…ってことで、注文したのが届いて、
    実際に聴いてみて…

    表題曲である1曲目の「こころだいすきここったま!」は、
    リズム歌謡系EDMポップなアニメソングで、
    アニメ放送でのED映像でも、
    こころちゃんとラキたまと、TVの前のお友達も一緒に踊りましょう、
    みたいなED映像演出だったりしたこともあり…
    まぁ、幼稚園のお遊戯会か何かで、
    小さい子供達が、ちょっと踊ったり身体を動かしたりする時の音楽に、
    使えそうな曲…そして、
    初代ED曲「ここんぽいぽいここったま!」では、
    パンパパ♪パン♪パパン♪…パンツー?
    という記憶に残るフレーズがあり…
    今回の2代目ED曲「こころだいすきここったま!」では、
    いっしょに歌おう♪パン♪ツー♪スリー♪
    とか、曲の最後も、
    パン♪ツー♪スリー♪できみに…ありがとう♪
    って感じだったりで、
    初代ED曲の、パンツー?…を引き継ぎ、パン♪ツー♪スリー♪
    というフレーズが可愛らしく連呼されて印象に残る系…
    (…そして、今現在放送で流れている3代目ED曲の、ぱん♪ぱん♪ぱんぱん♪ぱ〜んつ♪
    に引継がれていくわけで…)
    そういう、歴代の曲で共通性のあるフレーズが引継がれていく、
    みたいな趣向も、面白いな、
    と。
    で、2曲目「きみとしあわせをあつめよう」は、
    子供向けの優しい想いが詰まったアニメソングの王道系キャラソン
    …何か優しい懐かしさを感じる系…
    この曲もリズム歌謡系EDMポップな楽曲だけれど、
    ギターやドラムスのリズム音やその他のEDM系装飾音の中で、
    ストリングス音もいい感じのアクセントになっていて、
    いい感じに色んな音が渾然一体になっているのが音的に楽しい、そんな曲…
    そして、
    3月末の第76話で、物語の中では、
    家族と共に米国へ引越してしまった、のぞみとビビットだけれど、
    この曲の歌声とか聴くと、
    少し、のぞみとビビットが恋しくなって、また逢いたくなる、
    第81話や第82話辺りが放送されている時点の5月上旬から中旬の今聴くと、
    そういう感じの曲でもあり…。
    で、表題曲である2代目ED曲のTVサイズと、初代OP曲のTVサイズも収録されていて、
    短いバージョンも、どちらも聴いていて、
    テンション上がったり、楽しい気持ちになれたりで、よく出来ているよな、
    と。

    …個人的には、メインの2つの曲をフルコーラスでじっくり聴くと、
    TVサイズな1番だけだとそうでもないけど、1番2番と最後までじっくり聴くと、
    意外と、ウルウルっとなったりする部分もあったりで…
    単なる子供向けの音楽CDって枠に留まらず、
    小さな子供と一緒に放送を視たり音楽を聴いたりする親や祖父母の世代でも、
    何かしら心に響く部分があるような…または、
    穢れて草臥れた40過ぎた自分のようなオッサンの心を癒したり浄化したりするような、
    そんな効果も、あるのかもな…と思ったり…

    …そんなこんなで、初代OP曲&ED曲のCDに負けず劣らず、
    いや、それ以上の満足度があるかも、と思えるくらいに、個人的には、
    かなり満足しています。

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     2017/05/11

    2017年4月から放送中のTVアニメ『有頂天家族2』
    のED曲「ムーンリバー」とカップリング曲「Rebuilt world」
    というCD…
    とは言っても、自分は、前作の『有頂天家族』は全く縁がなくて視たことがなく、
    原作小説も知らなくて…ただ、
    数年遅れにはなったけど、最近fhanaの1stアルバム「Outside of Melancholy」
    を買って聴く縁が個人的には巡って来て、
    で、そこそこ満足度の高いアルバムで買った甲斐があったな、
    という感じだったんだけど、ソレの収録曲の1曲「ケセラセラ」が、
    fhanaの1stシングルであり『有頂天家族』のED曲でもある…ってことだったので、
    ソコから逆に、『有頂天家族』って作品があったんだな、
    と少し気になっていたところへ、今回、
    『有頂天家族2』の放送直前スペシャルってので大体の作品世界観を知って、
    『有頂天家族2』の第一話「二代目の帰朝」だけは…
    ネット配信で無料で視れたので、視たんだけど、
    …最新話1週間無料とか、だったら継続視聴したけれど…
    第二話からは有料配信だったんで、まぁ、縁がなかったかな…というか、
    アニメはもう視ないで原作小説の文庫本を買って読むほうが安上がりかな…
    と思って、幻冬舎文庫の「有頂天家族」と
    続編の「有頂天家族 二代目の帰朝」とを買って…あと、
    アニメはもう縁がなけりゃこのまま視ないかも知れないけど、
    OP曲とED曲のCDだけは買って聴こうかな、
    と思って…因みに、OP曲のとセットで買う際に、予約注文のタイミングで[アニメ盤]
    が偶々完売しちゃってたんで[アーティスト盤]でいいや、みたいな…
    そんなこんなで注文したのが届いたんで実際に聴いてみて…

    去年末くらいから縁があって何となく、
    fhanaのシングルを
    「calling [アニメ盤]」
    「青空のラプソディ [アニメ盤]」
    「ムーンリバー [アーティスト盤]」
    と買って、あとアルバムも買ったりして聴いている感じからすると…
    ここで挙げたシングル3枚は、夫々別々のアニメ作品の、
    ED曲やOP曲だったりするので、夫々の作品の世界観に沿った音楽で、
    音的なメロディや曲調とかは全然違う感じに仕上がっていて、
    でも、特徴的な女性ヴォーカルの歌声は同じで、そこを活かしつつ…
    というスタイルで…何だかんだで、
    毎回コンスタントにいい仕事をして印象的な楽曲を創り出しているんだな、
    という部分に感心したり…。
    そんな中、今作を聴いていて印象に残ったのは…このfhanaの楽曲の全体的な印象
    の内の1つは、ストリングスが大々的に使われている曲と、
    そうでない曲っていうのに半々くらいに分かれているな、という印象で…
    まぁ、外部のストリングス奏者や楽団とコラボして大々的に使われている場合と、
    クレジットには特にそういうストリングス奏者の名前はなくて、
    でも、曲の背後に微かにストリングスっぽい音が含まれてる、みたいな曲もあって、
    その場合は収録時の生演奏を録音した音源じゃなくて、
    プログラミングによる打ち込みで入れているのかな…みたいな曲もあったり…
    アルバムとか聴いた感じだと、
    アニメとタイアップしてるOP曲とかED曲とかの場合は、
    大々的にストリングスが使われている曲が多いような傾向がある感じだけれど、
    コレの表題曲「ムーンリバー」には、大々的にはストリングスは、
    使われていなくて、でも、演奏音の一部に、ストリングスっぽい音も入ってる…
    みたいな感じで、かつ、クレジット表記にも、
    ストリングス奏者名とかは出てないので…今回の楽曲では、
    プログラムによる打ち込みで、とか、
    編曲の過程で、サンプリングしたストリングス音をミックスして加えたのかな…
    みたいな、ソレは第1期のED曲「ケセラセラ」も、そんな感じなんだけど…
    そういう部分が印象に残ったりで…
    まぁ、毎回毎回、色々なパターンを駆使して創っているんだろうな…
    みたいな部分で感心したり。
    で、歌詞内容まで含めた中味については…その、
    表題曲の「ムーンリバー」は、
    弁天という作中キャラをイメージした曲なんだろうな、
    と漠然とは分かるんだけど、
    自分は、アニメはまだほとんど視たことがなく、
    大まかな粗筋や作品世界観は、第2期の放送直前スペシャルってのを視たんで、
    多少知っているという程度で、かつ、原作は買ったけど、
    読む時間を取れるのはまだ少し先になりそうなんで…とりあえず今、
    届いてから5日くらいの間に30回あまり聴いたって段階だけど、
    聴いてアニメの中味や展開と直結するようなイメージってのはないんだけれど…
    後々に、原作を読む時とかに、
    この曲を聴きながらとか思い出しながら読めば、何か、
    イメージがリンクして膨らむような、そういう感じになるのかな、と…
    その時を楽しみに、今はとりあえず『有頂天家族2』
    とは切り離した形で、まっさらな状態で、聴いているという感じ…。
    なので、聴いていて、
    アニメや原作とは関係ない部分で…
    曲名が「ムーンリバー」で、歌詞の中に、
    「漂流者」という言葉が使われているのが、この曲が、
    映画『Breakfast at Tiffany’s』(1961/邦題:ティファニーで朝食を)
    でアカデミー歌曲賞を受賞した有名曲「Moon River」…
    とは言っても自分の中ではルイス・アームストロングがカバーしたバージョン
    が手許にあって何度も聴いているので、そっちの印象が強いんだけど…
    ともかく、
    その有名曲から部分的にインスピレーションを得ている曲なんだろうな…
    と、想像したり…まぁ、聴いていて、
    そんなことを連想したり思いを馳せたりっていうのも、曲の楽しみ方の1つだな、
    と。
    あと、カップリング曲の「Rebuilt world」は、
    曲調的には、EDM系のバラード、みたいな歌唱曲で、こっちはこっちで、
    澄んだメインヴォーカルとコーラス、
    そしてピアノ系の音やEDM系の各種サウンド他が綺麗に印象深く融合していて、
    美しい仕上がりの曲…そんな中、歌詞要素としては、
    「終わりと始まりのループ」というフレーズが曲中で繰り返し繰り返し、
    4回ほど出てくるんで耳に残るけど…
    「ループ」とか「繰り返し」みたいなアレは、このバンドの他の曲の中でも、
    よく出てくるテーマの1つ、って感じだよな、
    と思ったり。

    …まぁ、そんなこんなで、現状30回以上ずつくらい聴いた段階で、
    現時点では、個人的印象では、
    前作の「青空のラプソディ」は、聴いていて少しウルウルってなる感じだった、
    そういう涙要素的なアレはない今作の2曲だけれど、
    でも、
    色々な観点から、聴きながら楽しめているし、
    今後も、まだまだ繰り返し聴き続けても楽しめそうなので、
    買った甲斐はあったな、と満足しています。

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     2017/05/11

    2017年4月から放送中のTVアニメ『有頂天家族2』
    のOP曲「成るがまま騒ぐまま」とカップリング曲「君の名を」
    というCD…
    とは言っても、自分は、前作の『有頂天家族』は全く縁がなく視たことがなく、
    原作小説も知らなくて…でも今回、
    『有頂天家族2』の放送直前スペシャルってので大体の作品世界観を知って、
    『有頂天家族2』の第一話「二代目の帰朝」だけは…
    ネット配信で無料で視れたので、視たんだけど、
    第二話からは有料配信だったんで、まぁ、縁がなかったかな…というか、
    アニメはもう視ないで原作小説の文庫本を買って読むほうが安上がりかな…
    と思って、幻冬舎文庫の「有頂天家族」と
    続編の「有頂天家族 二代目の帰朝」とを買って…あと、
    アニメはもう縁がなけりゃこのまま視ないかも知れないけど、
    OP曲とED曲のCDだけは買って聴こうかな、
    と思って…
    で、『有頂天家族2』の第一話は視れたけど、
    そこではOP曲は未使用だったんで、どんな曲なのか全く知らない状態で、
    CD届いてから、完全に初めて聴いた、
    という状態だったんだけど…第一印象としては…

    表題曲の「成るがまま騒ぐまま」も2曲目の「君の名を」も、
    …まぁ、どっちの曲も古典的なロックというか、
    歌声の雰囲気と合わせると、演歌系ロックみたいな感じかな…
    という印象。
    自分はこのmilktubというバンドの曲を聴いたのも今回が初めてで、
    今まで他にやってきた音楽がどんな感じなのか、
    も全く知らないんで、何とも言えないんだけど、その、正直、
    このCDに収録されている曲が、パンクかと聞かれれば、え?????
    って思っちゃうんだけど…
    パンクと言うにはちょっと、大人しいというか斬新さや尖ったものや主張が、
    全然強くない音楽的にもごくごく標準的な、アレだから…
    …まぁでも、やってる当人達にとってのパンクがコレだっていうなら、
    コレもパンク、ってことになるんだろうけど…
    パンクってのは「No Rules」…ルールがなく自由に何でもあり、
    なのがパンク音楽なんで、
    パンク音楽とはこうでなければならない、と言ってしまったら、
    ソレはもうその時点でパンクじゃなくなる、
    (去年2016年夏頃にたまたま耳にした、
    テキサス州サンアントニオのパンクバンドFeaの中心メンバーの話によると…)
    …パンクってのは、そういうものだってことらしいんで…。
    ともかく、
    自分の第一印象としては、聴いててパンクって認識は全くなく、
    演歌系ロック、みたいな曲だなぁ、
    と…歌詞内容はともかく、音楽的には、あまりにも、
    もっと自由にやればいいのに、イマイチ自由さがないっていうか、
    パンクと言うには随分と、手堅い堅実なところで収めてるよな…って感じで。
    まぁ、その、敢えて、そういう古臭いロックな路線で、
    ってことで、こういう曲にしたってことなのかも、知れないけれど…
    特に表題曲の「成るがまま騒ぐまま」は、
    古都京都が舞台になってる作品のOP曲ってことで、
    古臭い古典的なロックを基調に、しかしカッコよく…を追求して、
    こういう感じにしたのか…ただ、
    個人的な印象としては、もう少し、和のテイストっていうか、
    パンクやロックの音楽であっても、
    京都が舞台なんだ、と分かるような音楽要素がもう少し明確に組み込まれていれば、
    もっといい曲っていうか…
    世界的に注目を集める曲に、なったんじゃないのかな…
    みたいな、その辺が、個人的には、物足りなかったかな…という印象。
    …そうそう…ほら歌詞で「波風立たない人生は♪ちょっとばっかりつまらない♪」
    と歌ってるにも関わらず、曲のメロディやリズムとしては、
    自由さや斬新さが特にない「波風立たない」程度の音楽に収まってるのが…
    何だかな、みたいな…。
    同様に、2曲目の「君の名を」も、
    早いビートで全力疾走で駆け抜けるような3分36秒、みたいな部分が、
    曲の売りなんだろうとは思うけど…
    聴きようによっては、単調に等間隔に均質に早いだけのビートってのは、
    メリハリがないっていうか、無国籍というか…
    別に、変則的なラテンパーカッションやアフロキューバンなリズムを、
    このCDの曲でやる必要は必ずしもないけれど…
    例えば、何か、日本独自のっていうか、日本で古来からあるリズムやビート…
    …祭囃子とか神楽とか舞とか民謡とか何でも…
    そういうモノでありつつも、高速のビートだ、っていうような…
    そういうアレならば、より、ロックやパンクが日本の音楽要素と融合して、
    ってことで魅力度も、増すだろうにな…と。
    …まぁ、自分の判断基準では、
    そういう要素が上手く組み込まれている曲だったなら星5つの満足度、
    ってことになるんだけれど、そこまでの水準の楽曲では、
    なかったな…という感じ、
    でもまぁ、こてこての「演歌系ロック」または「演歌系パンクロック」
    みたいなのも、時々は、いいかな…
    という感じで、嫌いではないし…今回、ED曲のほうのCDと合わせて買ってるんで、
    「成るがまま騒ぐまま」
    「君の名を」
    「ムーンリバー」
    「Rebuilt world」
    という順番で4曲セットで一塊にして聴く分には、
    milktubの2曲とfhanaの2曲とが互いに引き立て合うっていうか、
    聴いていてメリハリが付いて、いい感じで各曲を楽しめる、みたいな…
    現状、届いて4日程で18回ずつ聴いた…段階だけど、
    まぁ、最低限度の満足度は、一応、あったんじゃないかな、
    星は3つが妥当かもだけど、甘めで4つ…
    と…個人的には、そんな感じです。

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     2017/05/10

    2017年1〜3月期に放送されたアニメ『小林さんちのメイドラゴン』
    のOP曲「青空のラプソディ」
    とカップリング曲「Forest Map」
    というシングルCD…
    2月に注文していたんだけれど、
    ちょっと一緒に注文した他のの入荷が遅れた影響で…
    手許に届いたのが5月に入ってから、
    になってしまったんだけど…ともかく、やっとじっくり聴ける、
    と聴いてみて…

    表題曲である1曲目の「青空のラプソディ」は、
    曲全体を通して聴くと、
    如何にも「ラプソディ」=「狂詩曲」って感じの賑やかな楽器演奏と歌声と、
    でもその中で、
    ヒロインのトールの想いに通じる心の部分が歌声から伝わって来る感じがして、
    聴いていてウルウルっとなるのと…
    元々は、OPのTVサイズの1分半のものを、放送当時毎週繰り返し視ていて、
    音楽とOP映像とのマッチした相乗効果的なインパクトもあって印象が強く残っていた、
    という感じだったけれど、初めて、フルコーラスで聴いてみたら…
    1番、2番と同じメロディで来た後の、
    2番の終盤以降の曲の展開が、
    あぁこんな曲だったんだ!という驚きというか色々と音楽的に楽しい造りになっていて、
    そういう部分も好印象だったな、と。
    あと、20回以上聴いても、何度聴いても、個人的には、
    サビの部分の最初の歌詞
    「僕は君の翼に♪なれる勇気があるよ!」っていうところで、
    やはり、ウルウルってなる感じで…心に、ぐっと来るモノがあるなぁ、と…。
    曲全体としては「運命の出会い」とその「喜び浮かれる日々」…
    「幸せな今の一瞬一瞬を噛み締めて生きる」…みたいな部分がテーマの曲なのかな、
    と。

    2曲目の「Forest Map」は、
    何か、こっちも賑やかな曲調だけど、少しワールドミュージックっぽい音楽に、
    仕上がっている曲だな、というのが第一印象。
    表題曲に対してこっちのは「運命の出会い」を信じ待ち望む想いや祈り…
    からの、「人類愛」「世界平和」にまで膨らむ大きさを感じる、
    そんな印象の曲…
    …で、表題曲のも2曲目のも、
    全体的に華やかで賑やかな曲調の中での、メインのヴォーカルと、
    コーラス部分の歌声とのハーモニーが、上手く機能していて、曲が持つ雰囲気や、
    世界観が、聴いていて、こっちに広がってきて、
    その中に自分が包み込まれる、みたいな…そんな音楽で…つまりは、
    自分にとって魅力的な音楽だ、ってことかな…
    と。


    …ところで、このCDが手許に来るのが遅れたんで、
    後から注文したアニメのED曲「イシュカン・コミュニケーション」
    とカップリング曲「A DAY IN THE DRAGON’S LIFE」
    のCDのほうがずっと先に3月中旬頃に届いて、
    既に60回以上聴いている、みたいな状況だったんだけど、
    今回こっちのOP曲のほうのが届いて、
    「青空のラプソディ」
    「Forest Map」
    「イシュカン・コミュニケーション」
    「A DAY IN THE DRAGON’S LIFE」
    と順番に4曲通して聴いてみると、夫々曲調とかは違っていても、
    …あと、前の2曲と後の2曲とでは作詞者が違うけれど…
    共通のテーマ性が感じられて興味深かったり、
    音楽的なバリエーションというか、夫々違う曲調の4曲が、
    夫々を互いに引き立て合っているような4曲の組み合わせなので…
    この4曲をセットで聴くことで、
    より、楽しめる、みたいな…個人的には、そんな風に思ったりも。

    …まぁ、そんなこんなで、現状、届いてから4日間で27回ずつ聴いた、
    って段階だけれど…
    ED曲のほうのCDの2曲と合わせて、まだ当面繰り返し聴いて楽しめそうだし、
    それ以降も、折に触れて聴いて末永く楽しめそうだな、
    と思えているので、入手した甲斐があった、と満足しています。

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     2017/04/03

    実際に、全18曲計77分を聴いてみて…


    …っていうか、その前に、
    今回のはレーベルが、Smithsonian FolkwaysからのCDなんで、
    そこそこ詳細なブックレットが付くんだろうな、
    とは思っていたけれど、
    最初、パッケージを開けて…
    何か、紙仕様ジャケットに分厚いアレが入ってるな、
    と思ってはいたけど、最初の1週間は何も見ずに曲だけ聴いていたので…
    その後、実際に取り出して見てみたら…
    何か表紙の前後ろが上下サカサマになってるデザインだな、
    と思ったら…
    その片側から開くと英語版、ひっくり返して反対側から開くとスペイン語版、
    という仕様になってたんで、
    …コレまで、歌詞が英語とスペイン語との対訳とか、
    英語とポルトガル語の対訳になってる、みたいな仕様のブックレットは、
    何回か見たことがあったけれど、
    こういう形式のは初めてだったんで、少し驚いたり…
    ただ、色々と、
    導入文や各ミュージシャンの紹介、各収録曲のクレジットと解説文…
    って部分では充実しているブックレットだけれど…
    歌詞カードではない…各曲の歌詞については、記載がなかったな…
    というのが日本人的には、若干残念かな…
    日本語訳の歌詞なんかは全く不必要だけど、せめて、
    各曲のオリジナルの歌詞の記載もあれば、よかったのにな…と。
    前にAlt.Latinoの放送では、
    Smithsonian Folkwaysからのアルバムは、
    ライナーノウツを全部フリーでDL出来る、って言ってたけど…
    確認したら、やっぱ、
    ソレはこのCDの付属ブックレットのPDF版、ってだけで同じだから…
    歌詞カードとしては機能しないんだな…。
    …まぁ、その辺は、若干残念ではあるけれど、その分、
    歌詞の一字一句が全部聴き取れて分かるようになるまで、
    徹底的に繰り返し聴いて楽しんでくれ、
    ということなのかな…と前向きに受止めるしか、ないのかな…
    という感じ。
    …ともかく、各曲の解説的なことはブックレットに記載があるんで、
    ソレを見ればいいとして…
    全18曲計77分を聴いて、印象に残った曲を幾つか挙げると…


    1曲目「Espejos Vs. The Gaze (Espejos Vs. La Mirada)」は、
    冒頭部分が、何語なのかな?…ってのが第一印象な曲…
    ブックレットによると、Purepecha(プレペチャ)語という、
    メキシコ中部ミチョアカン州北西部辺りの先住民族
    (タラスカンまたはタラスコ族と呼ばれている人達)の言語らしい。

    2曲目「Pillow People (Gente De Almohada)」は、
    単純に、リズムやテンポが軽くていい感じな明るめのフォークロック曲だな、
    ってことで好印象な感じ…
    1曲目のが少し重みのある感じの曲だった次にコレってことで、
    余計にそう感じたのかも知れないけど…。

    4曲目「Barrio Healer (La Curandera Del Barrio)」は、
    ともかく民族音楽系要素と西洋音楽系要素、
    ロック等の現代音楽要素とかが渾然一体となってる系の曲。
    …個人的には、このアルバムが届く少し前に偶然、
    アメリカ大陸先住民族系の伝統医学的ヒーラーのことを、
    そのヒーラーが男の場合は「Curandero」(クランデロ)、
    女の場合は「Curandera」(クランデラ)…
    そういう風習のことをCuranderismo(クランデリスモ)と言うんだ…
    ということを知ったので、
    そういうのを題材にイメージを膨らませて創った曲なのか…
    と、へぇ、と思ったりも…。

    5曲目「Olokun Y Yemaya」は、
    Olokun(オロクン)は、両性具有のオリシャで、
    富、健康、繁栄、海洋底のオリシャ。
    Yemaya(ユェマヤ)は、海、創造、母性、妊婦のオリシャで、
    母なるオリシャ、と呼ばれてたりする…で、
    そのユェマヤはサンテリア信仰のオリシャ(神様)だけど、
    キリスト教の聖母マリアといっしょくたになった混合宗教的なアレに、
    キューバとかでは、なっていて…だから、歌詞で…
    マリア♪ユェマヤ♪と並べて歌ってるのかな…みたいな部分を、
    この曲のサビっぽい部分を聴きながら、
    漠然と思ったり…。

    6曲目「La Danza De Coyolxauhqui (The Dance Of Coyolxauhqui)」は、
    Coyolxauhqui(コヨルシャウキ)はアステカ神話に登場する、
    地母神コワトリクェと狩猟神ミシュコワトルの娘、
    だとか…コーラス的なハミングっぽいのは多少入ってるかも、だけど、
    基本的には楽器演奏だけの曲。で、色んな楽器音が織り込まれた曲の中に、
    太鼓っぽい演奏音も、入ってる…そういうのをソコで使う必然性は、
    イマイチ分からないけれど…。

    7曲目「La Bamba」は、
    ソン・ハローチョの代表的定番曲のラ・バンバだけど、
    色んな人達が色んなバージョンでやっていて…
    このバージョンはこのバージョンで、ソン・ハローチョ要素に、
    アフロキューバン系なパーカッション要素を加えたり、
    また西洋音楽要素的なストリングス要素や、
    ロック音楽要素(エレキギター、エレキベイス、ドラムス)
    との混在とか融合とかって部分があったりと色々と楽しめて聴き所満載な曲
    になっていて、
    オリジナルの伝統音楽曲や他の色々なバージョンを知ってれば知ってるほど、
    聴いていて楽しさを感じる仕上がりの曲じゃないかな…という印象。

    8曲目「Get To Knowing (Conociendo) [Feat. Aloe Blacc]」は、
    コラボしているAloe Blacc(アロウ・ブラック)はカリフォルニア州出身で、
    ソウルやヒップホップ系の黒人ミュージシャン…
    この人がどれくらい有名な人なのか自分は正直実感がないけれど、
    でも、去年2016年11月発売のCeci Bastida(セスィ・バスティーダ)の
    ミニアルバム「Sueno」の1曲目でセスィとコラボしてたんで、
    あぁあの時の人か、ラテンアメリカ系アーティストと何かしら縁のある人なのかな…
    と漠然と思ったり…。曲は…
    皆、どんどん積極的に知り合いになってお互いをよく知り合って、
    人種の壁や文化の壁や、ソコから起こる人種差別等をなくしていこう!
    という想いが込められた…
    民族音楽系要素とポップでファンクなR&B音楽要素とが融合した感じの曲。

    11曲目「La Lloroncita」は、
    ラテンアメリカ圏で有名なラ・ヨロナの物語…ってのは一応知っているけど、
    そのラ・ヨロナの行動に対して、
    現代フェミニスト的な解釈で歌詞をつけたのが、
    この、ラ・ヨロンスィタ、だとか…

    18曲目「La Indita」は、
    何か急に子供の歌声が…みたいな部分が印象に残る曲だけれど…
    その子供の歌声は…バンドの創設者でリーダーの
    Quetzal Flores(ケツァル・フローレス)
    とバンドのリードシンガーで打楽器奏者で…学位を持った学者でもある…
    Martha Gonzalez(マルタ・ゴンサレス)が結婚していて、
    その2人の息子であるサンディノ・ゴンサレス=フローレス…今10歳で5年生だとか…
    とコラボしての曲…
    メキシコで最も敬愛されている宗教的シンボルだという
    La Virgen de Guadalupe(ラ・ビルヘン・デ・グァダルペ/グァダルペの聖母)
    と関係する曲…らしい…
    とりあえず、伴奏楽器はカリブ海地域の楽器で、
    ソン・ハローチョのメキシコ南部ベラクルス州ではマリンボルと呼ばれる、
    木箱にメタルプレートが付いた形態のイディオフォンの一種…
    であるマリンボルのみ、それに母子の歌声…という素朴な中にも何か、
    神秘的な雰囲気を感じるハーモニーの曲。


    …他にも印象深い曲は、あるけれど…
    全18曲中、歌詞のない実質的に演奏だけの曲が5曲…
    まぁ、歌詞のある曲もない曲も、全体的には音楽的なバラエティに富んでいて、
    飽きずに色々楽しめてかつ分量も計77分とたっぷりなので、
    初めてこのバンドの楽曲に触れる人も、長年のこのバンドのファンの人も、
    夫々に、堪能出来るように出来ていて…
    個人的には、
    14曲目「Pajaritos」では、
    Mbiraというアフリカのイディオフォン的楽器が使われていたり…
    とか、そういう今回初めて存在を知った楽器のこととか…
    まだまだ知らないことはいっぱいあって、音楽の世界は奥深いな…
    と改めて思ったりとか、そんな部分も含めて、
    ただBGM的に流し聴くもよし、ブックレットの解説文を読みながら、
    色々と想いを馳せつつ聴くもよし…
    現状はまだ、この1週間で各曲10数回ずつ聴いた程度だけれど、
    今後まだまだ繰り返し繰り返し聴いても、
    ずっと楽しめそうな感じで、
    まさに、永遠に聴き続けてもリラックス出来たり楽しめる、
    タイトル通り「The Eternal Getdown」な、
    そんなアルバムってことかな…
    ってことで、今回、縁が巡って来て入手した甲斐は十分にあったな、
    と満足しています。

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     2017/04/01

    ロサンゼルスを拠点に活動するメキシコ系米国人バンド
    La Santa Cecilia(ラ・サンタ・セスィリア)
    の2016年のアルバム
    「Buenaventura」(ブエナベントゥーラ/Good fortune/幸運)
    は全10曲計36分の中身で…
    アコーディオンがカッコいい!
    La Marisoul(ラ・マリソウル)の歌声がカッコいい!
    テンション上がる系!
    というのが全体的な第一印象。
    勿論、アコーディオンがカッコいい、歌声がカッコいい、
    っていうのも、
    ギター等の弦楽器音やドラムスのリズム音やビートと合わさってこそ、
    ではあるけれど。
    ただ、このバンドのメンバー構成で少し、へぇ、と思うのは…
    ソウルフルな歌声が印象深い女性リードヴォーカルのラ・マリソウル
    を中心としたバンドだけれど、
    レギュラーのバンドメンバーは、ヴォーカルのラ・マリソウル、
    アコーディオン&レキント奏者のペペ・カルロス、
    パーカッション奏者のミゲル・ラミレス、
    ベイス奏者のアレックス・ベンダニャ…という4人で、
    ドラムスやギター、
    サックスやキーボード等の楽器演奏者は、
    複数のゲストミュージシャンを迎えて、このアルバムでも、
    各曲を収録しているようで…
    その、曲によって、
    ヴァイオリンとかストリングスやサックスとかトランペットとか…
    の演奏者を外部からゲストとして呼んで…
    みたいなことは、よくあることだと思うけど、
    ギターとドラムスの正規メンバーがいなくてゲストで、
    っていうのは、何か、
    あぁ、そんな形式のバンドもあるんだな…と、素朴に、思ったり…
    まぁ勿論、アコーディオン奏者の人が、
    レキント(小型クラシックギター)も演奏出来る人ってことみたいだから、
    そういうメンバー構成で成り立つ、
    ってことなんだろうけど。…因みに、このメンバー構成は今現在のアレで、
    結成当時は6人で結成されていて、4〜5年前までは、
    6人組のバンドだったみたい…そう言えば、
    初期メンバーだった女性ギタリストのグロリア・エストラーダ
    って人は脱退して、
    Chicano Batman(チカーノ・バットマン)のドラムス担当ガブリエル・ビーヤと、
    Sistema Bomb(スィステマ・ボム)のベイス奏者フレデリコ・スニカ
    っていう3人で、アーバン・クンビア系バンド
    Viento Callejero(ビエント・カイエヘロ)を結成して云々って話は、
    3年位前に耳にした記憶があるけれど…。

    …まぁ、それはともかく…
    ダウンタウン・ロサンゼルス内の、
    メキシコ系米国人コミュニティがある歴史的区域
    Olvera Street(オルベラ・ストリート)で生まれ育った、
    ラ・マリソウルことMarisol Hernandez(マリソル・エルナンデス)
    が色々な出会いの縁を経てメンバーを集めて結成したという、
    …音楽家と盲人の守護聖人Santa Cecilia(サンタ・セスィリア)
    に由来するバンド名を持つ…
    このラ・サンタ・セスィリアというバンドの存在は…
    自分は…
    毎週聴いているNPRのAlt.Latinoがこのバンドに注目して何度も紹介してたり、
    ってことで5年位前から知ってはいたものの、
    今までCDを買ったりするほどの縁はなくて…でも、そろそろ、
    このバンドのCDも1枚欲しいな、と思っていたら去年2016年末に、
    2016年のラテンアメリカ系楽曲のベスト10とか、
    アルバムベスト10とか、そういう話題で、
    このアルバムの収録曲9曲目「Pa’ Que Trabajar」が紹介されてるのを聴いて…
    いい感じの曲だな、と印象に残って…
    それから暫くして、日本でもわりと安く買えると分かって、
    最近になって注文出来るタイミングが巡って来たんで注文して…
    という感じ。
    で、実際に聴いてみて……


    …コレまでにこのバンドの曲を聴いていた印象では、
    メキシコ系米国人のバンドで、
    メキシコ系のサウンドと米国のロックやブルースやジャズや…
    っていう音楽要素が混ざった系かと思いきや、
    スペイン語で歌ってるけどボサノヴァ系の曲とかもあったりで、
    メキシコに限らず、広く、
    マリアチ、ボレロ、ランチェラ、クンビア、アフロキューバン系、ボサノヴァ
    …等々のラテンアメリカ圏での伝統音楽系サウンドと、
    米国の音楽要素とを融合させた楽曲を色々と創造していて、かつ、
    メキシコ系米国人コミュニティで生まれ育った人達にとっては移民問題、
    ってのは身近で重大な関心事だからか、
    そういう社会問題をテーマに織り込んだ曲を色々創っていたり…
    一方で、社会的メッセージって意味では繋がりがあるのかも、だけど、
    ビートルズの有名曲をカバーした「Strawberry Fields Forever」
    を2014年頃に、
    ラテンロック&ソウルフルな雰囲気で歌っていたのも記憶に残っていたり…。
    そんな感じだったけれど、
    今回のアルバム全10曲計36分では、
    ボサノヴァ系やクンビア系要素が含まれた曲はなくて、
    各曲、アコーディオンは凄く使われているけれどクンビア系じゃなくて、
    米国とメキシコの国境付近のアコーディオン系とか、
    メキシコのフォーク系のアコーディオン要素にロックとかジャズとか、
    米国の音楽要素が合わさってる系の曲が大半だった印象。
    あとは、
    3曲目「Calaverita」は、南国のトロピカルな感じのメロディだったのと、
    8曲目「Caminante Nocturno」は、ストリングスが、
    Latino Arts String Program Of Milwaukee, Wisconsinとのコラボで、つまり、
    楽器演奏教育を受けているラティーノ系の学生達とのコラボで、
    それ自体面白い試みだな、と思うのと、曲自体が、
    心が和む3拍子系のハーモニー+ラ・マリソウルの力強くも包容力ある歌声、
    が印象深いな、ってことや、
    10曲目「Sucede」は、
    ラテンパーカッション部分が、ちょっと、メレンゲっぽい?…という印象
    …あと、スカ要素とかも入った、ロックでもありラテン歌謡曲でもあり、
    な音的には華やかな印象が残る曲だったな…
    みたいな部分…スカと言えば、
    1曲目「Sacudo La Pereza」も、スカ要素が入った比較的スローなラテン歌謡曲系
    だったな…と思ったり…そしてやっぱり、
    9曲目「Pa’ Que Trabajar」は、ノリノリのアコーディオンロックがカッコいい、
    生命力を感じる系っていうか、
    困難な世の中でもしっかりと生きていきたい、生きたい、
    という力強い意思が感じられるところが…個人的には惹かれるというか…
    多分、今の自分には、そういう部分が欠如してるから、
    そういう部分が羨ましく思えて、印象に残るのかも知れないな…
    と思ったり。
    2曲目「I Won’t Cry For You」は、
    ゲストミュージシャンによるサックス演奏部分もいい感じの、
    ノリのいいソウルフルさが印象深い曲だな、
    と…


    …まぁ、そんなことを思ったり…
    ってことで、全曲がいい感じではあるけれど、個人的に特に好みだったのは、
    2曲目3曲目と8曲目9曲目10曲目の5曲が、
    特に好きかな…まぁ、今とりあえず、1週間弱で各曲20回ずつ以上は聴いた、
    という感じだけれど、
    当面は、まだまだ繰り返し聴いて楽しめそうだし、
    それ以降でも、折に触れて繰り返し聴いて楽しみたいな、と思えているので、
    個人的には、1,000円未満という安い価格で入手出来たって点も加味して、
    今回入手した甲斐は十二分にあったと、
    満足しています。

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     2017/03/30

    一言で言おうとするともう、
    筆舌に尽くし難いほどに多彩でゴージャスな、
    アフロキューバンジャズベースの多文化融合系ヴォーカルアルバム
    全11曲計41分。

    去年2016年5月に出たDayme Arocena(ダイメ・アロセナ)のEP
    「One Takes」
    は、収録曲が夫々、誰かの曲をカバーして、オリジナルに、
    何某かの要素やテイストを加味した、そういう楽曲集だったのに対して、
    今回の「Cubafonia」は、
    全曲、ダイメ・アロセナが作詞作曲した楽曲集…
    歌詞は、スペイン語歌詞の曲、英語歌詞も混ざった曲、
    英語歌詞のみの曲、
    特に意味ある歌詞はなくて即興的なスキャット系の歌声のみの曲、
    とか色々あるけれど…
    どの曲も、夫々にインパクトがあって凄いな、という印象。

    付属ブックレット等はなし…
    ジャケット本体にクレジット表記以外で記載があるメッセージは…

    Cubafonia is a journey around cuban rhythms, culture and history.
    It’s the beginning of my journey...
    - Dayme Arocena

    という、ほぼ一言のみ。

    このアルバム内での
    キューバ音楽要素関連のキーワードは…
    Santeria(サンテリア)
    Rumba(ルンバ)
    Mambo(マンボ)
    Cancion(カンスィオン)
    Changui(チャングイ)
    Cumbanchera(クンバンチェーラ)
    …とか、そんな感じかな…
    で、
    上述のメッセージ「journey around cuban rhythms, culture and history」
    ってことに絡めて言うと、
    これ等は多彩なキューバの音楽ジャンルや要素の、
    ごくごく一部分に過ぎなくて…
    1つのアルバムで全部を網羅とか到底無理なので…まぁ、そういう意味でも、
    「It’s the beginning of my journey...」
    ってことになるんだろうね。
    ともかく、
    そういったキューバの音楽要素に米国または北米系の音楽要素…
    ポップ音楽やR&Bやソウル音楽等…更には、
    キューバ音楽とは切っても切れない関係性がある、
    ニューオリンズジャズやブラス楽器音楽、
    なんかが組み合わさり、
    そして、ダイメ・アロセナのゴージャスでソウルフルな歌声…
    が密度濃く詰まっている41分間、
    という感じ。

    …収録曲の簡易メモ的雑記としては…


    1曲目「Eleggua」
    →サンテリア要素を取り込んだアフロキューバンジャズ系…
    エレグアは、道を守護するオリシャ。

    2曲目「La Rumba Me Llamo Yo」
    →ルンバ&サンテリア&アフロキューバンジャズ系。
    即興スキャット系の歌声部分が特に凄い、と圧倒される印象。

    3曲目「Lo Que Fue」
    →アフロキューバンジャズ系ラテンソウル歌謡曲…ディープな歌声。

    4曲目「Maybe Tomorrow」
    →少しポップなアフロキューバンジャズ系ラテンソウル歌謡曲で、
    ストリングスも入って曲をいい感じに彩っている英語歌詞のみの曲。

    5曲目「Negra Caridad」
    →トランペット他のブラス楽器類とラテンパーカッションのリズムが印象的
    なラテン歌謡曲…歌声的には、セリア・クルスやラ・ルーペ
    というレジェンドから続く流れを継承している、と感じる部分もあり。

    6曲目「Mambo Na’ Ma」
    →アフロキューバンなリズムとニューオリンズジャズ+ヴォーカル
    (歌詞はなく、スキャット系の音のみの声を楽器のようにしてのヴォーカル)
    が多彩に織り込まれた濃密でダンサブルな3分22秒。

    7曲目「Como」
    →個人的には少し、India.Arieを連想するような…
    人によっては、Whitney Houstonを連想するのかも…英語で歌い始めて、
    スペイン語にスイッチして、また英語で…と英語とスペイン語と両方で歌って
    いる曲…ストリングスも加わったラテンソウルなR&B系。

    8曲目「Todo Por Amor」
    →カンスィオンまたはボレロ系な歌謡曲…序盤少し英語歌詞も混ざるけど、
    基本的にスペイン語歌詞の曲。

    9曲目「Angel」
    →スローな、アフロキューバンジャズ系…その中で、
    日本人にも馴染みのあるラテンパーカッションとウッドベイスのフレーズ
    が含まれてたり…ってのが印象に残った系。

    10曲目「It’s Not Gonna Be Forever」
    →「I know you like it. But it’s not gonna be forever.」
    基本的な歌詞はコレだけ…でも、それ故、深く染み入る歌詞でもあり…
    曲のメロディ、リズム、熱量が心に残るインパクトある曲。

    11曲目「Valentine」
    →ヴァレンタインとバレンティン…英語とスペイン語両方使った歌詞
    の少しほんわか系の曲…でも中盤以降は、スペイン語だけで、
    フリーセッション的に盛り上がるミュージシャン達…が印象的な曲。


    …全曲素晴らしいけど…個人的には、
    2曲目「La Rumba Me Llamo Yo」
    5曲目「Negra Caridad」
    10曲目「It’s Not Gonna Be Forever」
    が特に好きかな…あと、
    このアルバムの楽曲を聴きながら、日本の音楽は、キューバを含む、
    ラテンアメリカ系音楽要素を相当取り込んで、
    最初から日本の音楽であるかのように吸収してしまってるんだな…
    と感じる部分もあったりして、
    その辺も、色々と考えさせられたり…。
    まぁ、ともかく、
    今回も、ただただ凄いなと感嘆させられることが多かったアルバムで…
    コレまでのアルバム同様に、
    末永く聴いて楽しみたいな、と思える出来栄えで買った甲斐があったし、
    今後も、キューバのダイメ・アロセナの音楽が、
    どのように進化・変貌を遂げていくのか、注目を続けたいな、
    と改めて思いました。

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     2017/03/28

    先ず…
    輸入盤の洋楽系CDは歌詞カードとか付いてないモノが多いけど、
    コレには、ちゃんと折りたたみ式の歌詞カードが入っているので、
    好印象だよね…あと、
    その歌詞カードの最後のところに、
    家族や関係者、そして活動を支え応援してくれるファンへの謝辞、
    が記載されてあって…その、家族や関係者への謝辞のあと、
    We dedicate this album to them
    and to our loyal fans for all their support over the years.
    Thank you, you make Chicano Batman possible.
    We love you dearly.
    と締め括ってあるのを見て、素朴に好感度が増した感じ…
    家族や仕事関係者やファン達…
    全てを大事にし感謝しつつ音楽活動を続けているんだな、
    っていうのがさり気なく、伝わってきて。

    で、中身は収録曲12曲で計40分という中身…
    印象としては、
    1960〜1970年代のレトロなラテン音楽要素を、
    クリエイティヴに現代に蘇らせよう、という感じの
    Chicano Batman(チカーノ・バットマン)の音楽の基本路線ってのは、
    コレまで通りで、
    チカーノ・バットマン節とも言えるような、
    このバンド独自のマッタリ系サウンド…そこでは、
    1970年代とかの、
    ジェイムズ・ブラウン的なソウルやファンク要素の定番フレーズ
    の引用があったり、
    同じく70年代頃の特徴でもあるサイケデリック調な要素とか、
    その他、スムーズジャズ的だったり、ロックやポップな要素も含まれてたり…
    で、総括すれば、主にマッタリとしたイージーリスニング的な楽曲群、
    って感じで…
    ちょっとリラックスしてマッタリのんびりしたいな、
    という時とか、お酒でも飲みながら、マッタリとしながら聴く、みたいな…
    そんな40分を過ごすのにもってこい、
    なアルバム…という印象。
    因みに、スペイン語の歌詞で歌っている曲は2曲のみで、
    残りは英語歌詞、または楽器演奏だけの曲。

    個人的には、今回のコレでは、
    収録曲の内の4曲…
    2曲目「Friendship (Is A Small Boat In A Storm)」
    4曲目「Freedom Is Free」
    10曲目「Run」
    11曲目「The Taker Story」
    のバックコーラスで参加している女性3人
    (Mireya Ramos, Shae Fiol, Julie Acosta)が、
    2008年にNY市で結成されたメンバーが全員女性のマリアチバンド
    Mariachi Flor De Toloache(マリアチ・フロール・デ・トロアチェ)
    …このバンドのメンバーは、
    米国、プエルトリコ系、シンガポール系、ドミニカ共和国系、
    イタリア系、キューバ系、コロンビア系、メキシコ系と多様性のある、
    多国籍な、人種の坩堝なNY市を拠点にするバンドならではの顔触れなんだけど…
    そのバンドのメンバーの内の3人が、
    同じく2008年に米国の反対側西海岸のロサンゼルスで結成された、
    このチカーノ・バットマンのアルバムでコラボして、
    バックコーラスで参加しているっていうのも、
    へぇ、と思って興味が湧いた点の1つだったり…。
    今月3月上旬に発売になったこのアルバムのことを自分が知ったのは、
    1月上旬に、毎週聴いているNPRのAlt.Latinoで、
    収録曲2曲目「Friendship (Is A Small Boat In A Storm)」
    が放送内で流されて、その紹介の際に、
    曲のMVで映っている女性達はマリアチ・フロール・デ・トロアチェのメンバーだ、
    って言及されていたので…
    そっちのバンドも前々から気になっていたバンドの1つだったんで…
    そういうコラボって部分で、
    今回、この新譜を買ってもいいかな、と購買意欲をそそられて…
    という面が、少なからずあった…個人的には、
    そんな感じ。

    …基本的には、お酒でも飲みながらマッタリとしながら聴く、
    のに適した楽曲群だけれど…
    せっかく歌詞カードも付いてるしってことで、
    その辺もチラチラ確認っていうか見ながら聴いてみると…
    やっぱ、
    11曲目「The Taker Story」は、
    ボーっと聴いてても、途中で、大量殺戮とか集団墓地とか、
    大量虐殺と絶滅とか、そういう意味の単語が歌詞に含まれてるんで、
    あれ?コレって政治的なメッセージ性のある曲なの?
    と気になったんだけど…まぁ、政治的メッセージってのとは違うかもだけど、
    人類の生の営み、の歴史(の中のある側面)について歌った歌なのかな…
    みたいな…で、最後の部分の歌詞が、
    一番のメッセージってことなのかな…コレは、
    人類が繰り返してきた血塗られた歴史のようなモノを歌いつつ、
    そういう殺し合いのない平和な世界を願う、
    っていう、そういう歌だってことかな…あの、終盤の…
    Take the dagger out your mind.
    Take the Taker out your soul.
    When you do you’ll find
    The Taker’s lost control.
    っていう歌詞は…
    「Take the dagger out your mind.」

    「Take the Taker out your soul.」
    を皆が実践出来れば、血塗られた連鎖から解き放たれる…
    的な意味合いなんでしょ…
    …まぁ、現実的には、実践出来ないから、
    殺し合いや紛争はなくならない…とも言えるんだけど…。
    とりあえず、
    こんな歌詞内容の曲も歌うんだな、的な、そういう観点も含めて、
    へぇ、とインパクトを感じた曲だったな、
    という感じ。
    コレまで、そういうメッセージ性のある曲を歌うバンドっていう認識を、
    特に抱いていなかったんで…、
    マッタリとしたイージーリスニング系なモノだけやってるわけじゃ、
    なかったんだな、と。

    個人的に印象に残った他の曲…
    7曲目「Flecha Al Sol」(フレッチャ・アル・ソル/Arrow to the Sun)
    のサビのとことか、耳に残るんだけど…
    最初、太陽に向けて放つ矢、って何のことなんだろう?
    と思ってたけど、少し確認すると…アコマ・プエブロの昔話だか民話だか、
    ってのがあって、父親が太陽神らしいという少年が、
    父親を探して試練の旅をして…というようなアレがあるらしい…
    1973年に短編映画化されて1974年に絵本になり1975年にコールデコット賞
    という米国の子供向け絵本の優秀なモノに授与される賞を受賞している、
    らしい…だから、米国では有名な話、を下敷きにした歌、
    ってことなのかな…
    みたいな、ともかく色んな意味で印象に残った…
    それと、
    2曲目「Friendship (Is A Small Boat In A Storm)」も、
    この曲名のフレーズが、バックコーラスで何度も何度も連呼されるんで、
    耳に残るのと、曲の締め括り方が、
    ジェイムズ・ブラウン的なソウルやファンク要素の定番フレーズを使っての、
    ああいう終わらせ方が、カッコよく決まってて、
    印象に残るよな…と、
    あと、3曲目「Angel Child」も、
    ジェイムズ・ブラウン的なソウルやファンク要素を取り入れつつも、
    他の音楽要素と融合させて曲調が変化していく様…
    変化させたり戻したり…とかも面白い感じで…とか…何だかんだで、
    じっくり聴けば、
    全ての収録曲夫々に、へぇ、と思う部分があるな…
    ってことで、
    今回の新譜、そこそこの好印象度と満足度なんで…
    その、このバンドのアルバムを実際に買うのは今回が初めてで、
    前作の「CYCLES OF EXISTENTIAL RHYME」(2014)
    とかは、上述のAlt.Latinoで何度も紹介されてたけど、
    そういう放送で聴く程度で十分かなって感じで買おうとは思わなかったんだけど、
    また今度縁があれば、
    2010年や2014年のアルバムとかも、購入を検討してもいいかな、
    と思ったり…。
    まぁでも、とりあえず、当面は、
    今回のコレを、もう暫く、繰り返し繰り返し聴いて楽しんで、
    後のことは、またソレから考えればいいかな…
    と、個人的には、そんな感じです。

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     2017/03/21

    …先月2月中旬に偶々、
    1990年に米国のPaul Simon(ポール・サイモン/1941-)
    がアフロブラジリアンな文化団体とコラボして制作したアルバム
    「The Rhythm of the Saints」
    ってのがあると聴いて…少し興味が湧いたので確認してみると、
    1,000円くらいで買えると分かったので、注文し、
    届いたので、聴いてみて…


    先ず…
    輸入盤の洋楽系CDは歌詞カードとか付いてないモノが多いけど、
    コレには、
    ちゃんと全曲の歌詞や各曲の楽器担当者のクレジット表記等も記載された
    ブックレットが付いてあったので、
    そういう面では親切設計なCDと言えるね。
    …ただ、クレジット表記を見ていて、Ringo Starr(リンゴ・スター)
    って出てる曲があって、
    でも楽器はギターになってて、え?…みたいに思って確認してみたら、
    ソレは誤植で、ビートルズのドラムスのリンゴ・スターとは一切関係なく、
    Rigo Star(リゴ・スター)っていう、
    コンゴ出身でパリを拠点に活動する著名なギタリスト、
    のことだったみたい…という、
    間違いも含まれてるんで、100点満点のブックレットでは、
    必ずしも、ないんだけど…。
    あと、オリジナルのは1990年に出た全10曲のアルバムだけれど、
    コレは2004年に再発売されたリマスター盤で、
    オリジナルの10曲の後に、4曲のボーナストラックが追加された、
    全14曲計62分、という仕様。
    (…っていうか、考えたら、2004年に再発売するにあたって、
    上述のクレジット表記の誤植とかきちんと訂正しとけよ!
    って素朴にツッコミ入れてしまうんだけど…)

    …それはそうと、自分がこのアルバムのことを知ったのは、
    毎週聴いているNPRのAlt.Latinoで、
    ポール・サイモンがブラジルのミュージシャンとコラボして、
    創ったアルバムがあって、という紹介の仕方で、
    その収録曲の1曲目の「The Obvious Child」が番組内で流れたのを聴いて、
    それで、
    アフロブラジリアンなサウンドとポール・サイモンの音楽の融合系
    なモノが聴けるアルバムなのかな、
    と興味を持ったんだけど…
    よくよく確認してみると、キューバ系のパーカッション奏者や、
    プエルトリコのパーカッション奏者も参加してたり、
    あと、
    コレの前作で世界的にヒットしてグラミー賞も受賞した、
    南アフリカのミュージシャンとコラボした「Graceland」でコラボしていた、
    南アのミュージシャン達も参加したりしていて…
    …その外にも色々…ってことで、
    自分は「アフロブラジリアン」に特化したコラボの何か、
    だと思って注文したんだけど、
    コレだとその、1曲目のヤツはアフロブラジリアンとのコラボだけど、
    他のは、
    アフロキューバンだったり、アフロカリビアンだったり、
    南ア系や西アフリカ系の要素も混ざってたり、
    とか…そういう、
    自分が思っていたのよりも、幅の広いアレだったんだな…
    と。
    ただ、でも、
    キューバやプエルトリコやアフリカのミュージシャンが参加しているのは、
    ごく一部の曲だけで、
    全体的には打楽器系は、ブラジルのミュージシャンが担当しているようだし、
    そういう意味では一応、ほぼアフロブラジリアン系がメイン、
    のコラボアルバムだと言ってもいいのかも…。

    …とりあえず、全体的な印象としては…
    米国からの音楽要素はフォークロックや米国南部のザイデコとか、
    ブラジルやアフリカ各地から、
    打楽器系もギターもベイスも…色々な人を集めて…
    楽器的にもブラジルや西アフリカの民族楽器的なのを一部の曲では、
    使っていたりとか…
    ともかく色々と混ぜ合わせた結果…
    個別の音楽要素に耳を傾ければ、西アフリカのリズムだったり、
    西アフリカ由来のアフロブラジリアンなリズムだったり、
    はするんだけど、全体としては、
    …ブラジルのサウンドとかラテンアメリカ系のサウンドの楽曲だ
    っていう印象はほとんどしなくて…
    結局は、米国人ミュージシャンであるポール・サイモンの楽曲、
    っていう感じに仕上がっている、
    んだな…と。
    …ブラジルやアフリカのミュージシャン達と、
    文化やジャンルの壁を越えたコラボをしている、とは言っても、
    双方が対等のコラボっていうんじゃなく、
    あくまでも主体はポール・サイモン側にあるコラボだ、
    っていうことなのかな…
    勿論、ポール・サイモンの個人名義で発売してるアルバムなんだから、
    あくまでも主体はポール・サイモン側にあるコラボ、
    ってのは当然のことなんだけど…。

    …まぁ、とりあえず、各種打楽器による、
    アフリカ系のビート…は、
    ルーツである西アフリカ出身ミュージシャンによる本流西アフリカビート、
    更には中央アフリカのビート、
    と、ブラジルのミュージシャンによる、
    西アフリカから派生したアフロブラジリアンなビート…
    更に一部楽曲では、キューバ系やプエルトリコ系ミュージシャンによる、
    アフロキューバンやアフロカリビアンなビート…
    一方、
    サックスやトランペット、トロンボーンといった管楽器系でも、
    米国のジャズ関連ミュージシャンから、
    南アのミュージシャンまで、色々な人達が参加し曲を華やかに彩り…
    (…中には、ユーフォニアムで地味に曲に装飾を加えてるって場合もあり…)
    ギターやベイス要素でも、
    米国とブラジルだけでなく、一部楽曲では、
    カメルーンやコンゴや南アのミュージシャンも加わっていて…
    一見、無節操にも思える多国籍感ではあるけど…前作「Graceland」の成功で、
    ワールドミュージックというジャンルで新たな道を切り拓いた、
    そこからの延長線上として、
    更に、ワールドミュージックの可能性を広げようと、
    南ア、西アフリカ、中央アフリカ、からブラジル、キューバ、プエルトリコまで、
    ポール・サイモンが気に入ったミュージシャン達と続々コラボして、
    得られた各種サウンド素材、リズム素材を、
    ポール・サイモンの感性でポール・サイモン色の楽曲に組立てて仕上げた…
    その結果が、こういう収録曲になった…
    ってことで、中には、前衛的な実験音楽的雰囲気すら感じる曲も、
    あったり…2曲目「Can’t Run But」とかがそんな感じ…
    4曲目「Proof」は、華やかなラテンジャズ系のワールドミュージック・ロック
    …みたいな感じだったり…

    …何というか、自分は最初、
    有名ミュージシャンのポール・サイモンが、
    ブラジルのアーティスト達とコラボすることで、
    そういうブラジルのアーティストやブラジル音楽にも光を当てて、
    世界に紹介したという意味で偉大な作品だ、
    と紹介されてたので興味を抱いてコレを買ったんだけど…
    実際に聴いてみての印象は、
    そりゃ、マニア的には、リズムセクションとか色んな部分で、
    アフロブラジリアンな要素とか、組込まれているから、そこから、
    そういう部分に興味を抱く人もいるかも知れないけど…
    でも、素人的にはっていうか、
    そんなマニアじゃない観客的な感覚からすれば、
    ほとんどの収録曲は、曲全体の印象としてはブラジルっぽくない曲、
    …言い換えれば、ポール・サイモン印な曲…
    に仕上がってると思うんで、
    このアルバムの収録曲を聴いて、ブラジルの大衆音楽に興味を抱く、
    っていうふうには、あまり、ならないんじゃないかな…
    と、個人的には、そんなふうに思ったんだけど。

    …結局のところ、
    このアルバムは、米国のポール・サイモンとブラジル音楽要素、
    というコラボっていうんじゃなく、
    米国、ブラジル、ラテンアメリカ、アフリカ…の音楽要素をごちゃ混ぜにして、
    ソレらに共通のルーツとなる部分はアフリカにある、
    アフリカを軸に全て(というか、米国音楽とブラジル音楽と)が結び付く、
    みたいな…そういう、
    ポール・サイモン印の楽曲群が収録されたアルバムだった、
    ということなんじゃないかな…
    と。

    …まぁ、収録曲を全曲20回以上ずつくらい聴いた現時点の総括的印象では、
    とりあえず、1990年当時で、
    色んな音楽要素を包括して創った意欲作だったんだな、
    ということだけは、分かった…という感じ。
    まぁ、今後、焦らず気長に、繰り返し聴いていく内に、
    何か、ハッと気付く部分とか分かってくる部分があるかも知れないし…
    今後も折に触れては聴いて、
    末永く楽しんでいければいいのかな…という感じで、
    それなりに、買って聴いた甲斐はあったと満足しています。

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     2017/03/20

    …1986年夏に発売された、
    日本でもサイモン&ガーファンクルで御馴染みの、
    ポール・サイモンが南アフリカのミュージシャン達とコラボしたことで、
    南アフリカの音楽を広く世界に知らしめる形で注目され、
    第29回グラミー賞「最優秀アルバム賞」
    も受賞した、音楽史に名を刻んだアルバム「Graceland」
    ってのがあると先月2月中旬頃、偶々知って…
    少し調べたら、
    ソレの、2012年に出た「25th Anniversary Edition」
    ってのが1,000円以下の値段で買える、
    というタイミングが巡って来たので…注文して…
    で、届いたんで、聴いてみたんだけど…
    聴いてみての第一印象としては…


    …コレって、一体、具体的にどの辺が、南アフリカの音楽要素なの?


    …という印象。元々の買った動機は、
    コレをキッカケに南アの音楽についても少し知れたらいいな、
    と思ったからだったんだけど、考えたら、
    自分は南アの音楽について何にも知らないわけで…
    でも、だから、聴けば、コレが南アの音楽なのか!と分かるのかな…
    と思って聴いたら…
    何か、コレって、アメリカのカントリーとかフォークロック系音楽と、
    何が違うんですか??…
    コレって、アメリカの音楽じゃないの?!
    …という第一印象だったんで…え?…みたいな…。

    …でも、繰り返し聴いてみて徐々に分かってきたことは…


    表題曲である収録曲2曲目「Graceland」は、
    米国のフォークロック系サウンドと、
    南アのズールー人の伝統音楽系打楽器ビート等とが組み合わさった曲、
    ってことで、いいのかな?…
    まぁ、打楽器だけでなく…、もう少し確認してみると、
    曲を創ったのはポール・サイモンだけど、
    ギターやベイスやドラムスやパーカッション等の演奏をしているのは、
    ほぼ全員南アのミュージシャンっぽいと分かったり…
    一人だけ、Pedal steel guitarの演奏者として、
    西アフリカはナイジェリアのワールドミュージック系ミュージシャン
    King Sunny Ade(キング・サニー・アデ)
    という人のバンドで演奏していたミュージシャンが参加してるんだとか…。
    そんなこんなで、米国、南ア、西アフリカ系のミュージシャン達が、
    夫々自身の音楽をやりつつ、
    一緒にコラボする相手の音楽を聴いて模倣して取り入れたりしながら、
    互いの音楽がフィットするように微調整したり…
    (…とやってる内に、互いの音楽が持つ共通性のようなモノも見出せたり…)
    ってことで、こういう米国のフォークロック系と南アの伝統音楽系、
    更には、
    米国南部のフォークと西アフリカ系に共通する楽器要素
    …即ち、Pedal steel guitar、を交えたり…
    という複数の音楽文化を融合したワールドミュージック系楽曲が生み出された、
    ってことらしいね…
    ボーナストラックとして一番最後に収録されている
    15曲目「The Story Of ”Graceland” - As Told By Paul Simon」
    で、その辺のことが語られていたり、
    ってのも興味深く聴けて、面白かったね…。

    …他の収録曲に関して…

    周囲を南アフリカ共和国に囲まれた世界最南の内陸国
    Lesotho(リスートゥー/レソト王国)由来の音楽形式Famo(ファモ)
    のアコーディオン奏者Forere Motloheloaとコラボして創った曲
    が1曲目「The Boy In The Bubble」…
    ってことで、コレはズールー人の、じゃなくて、
    ソト族の伝統音楽系サウンドとのコラボ系…ってことになるんだとか。
    録音等は南アでやってるみたいだけど。

    3曲目「I Know What I Know」でコラボした
    General M.D.Shirindaという人も南アの「Tsonga-traditional」
    というネオ・トラディショナル系ジャンルのミュージシャンだとか…で、
    彼の率いるバンド名は、
    「General M.D.Shirinda and the Gaza Sisters」で…
    南ア北部地域のShangaan(シャンガーン人)のバンド、ってことらしい。

    南アのThe Boyoyo Boysというバンドとコラボしたのが、
    4曲目「Gumboots」
    …コレのオリジナルが、「Mbaqanga」(ムバカンガ)
    という音楽スタイルの曲で…このアルバム制作をする一番のキッカケに、
    なった曲だとか。で、オリジナルに、
    サックス要素等を加えて完成させたコラボ曲ってことらしい。

    ズールー人の伝統文化由来のアカペラ系音楽「Isicathamiya」(イシカタミア)
    というジャンルを代表する南アの男性コーラスグループ
    Ladysmith Black Mambazo
    とコラボした曲が
    5曲目「Diamonds On The Soles Of Her Shoes」

    8曲目「Homeless」
    で、
    5曲目「Diamonds On The Soles Of Her Shoes」
    のリズムセクションには、
    西アフリカはセネガルのYoussou N’Dour(ユス・ンドゥール)
    が参加している…
    21世紀になった今では、
    「セネガルを拠点に、Mbalax(ンバラ)って音楽ジャンルの曲を発展させ、
    アフリカを代表する歌手」と言われている伝説級アーティストだけど、
    この1986年当時は、まだ世界的名声を得る前ってことで、
    そういう部分も、興味深いな、
    と思ったり。

    6曲目「You Can Call Me Al」と7曲目「Under African Skies」
    は、南ア滞在時に、リズムセクションだけ収録したモノをNY市に持帰って、
    米国に戻ってから、作詞したりメロディ付けたりして、
    米国側のミュージシャン達があれこれ加わって完成させたコラボ楽曲、
    ってことらしい…。

    9曲目「Crazy Love, Vol. II」は、
    南アのミュージシャンの演奏だけれど、南アよりも北の、
    ジンバブエやマラウイの音楽っぽいテイストの曲だ、
    と付属のブックレットのポール・サイモン本人の簡易解説には、
    書いてあったんだけど…
    ジンバブエやマラウイの音楽について何も知らない自分には、
    実感を持っては分からないな…
    でも、アフリカのそういう各地の音楽を徐々に知っていって、
    何時か、分かって聴き分けられるようになれば、
    もっと音楽が楽しくなるかな、
    と。

    10曲目「That Was Your Mother」は、
    ルイジアナのザイデコのミュージシャンRockin’ Dopsieとかとコラボした曲…
    南アで聴いた音楽と米国の音楽とで類似点を探した際に、
    アコーディオンとサックス要素が似ている、と感じたポール・サイモンが、
    ザイデコのアコーディオン奏者Rockin’ Dopsieを紹介されて、
    ってことだとか。
    で、ルイジアナの小さなスタジオで収録した、とか。
    同様に、
    11曲目「All Around The World Or The Myth Of Fingerprints」
    では、イーストLAのロス・ロボスとコラボしていて、
    理由は、ポール・サイモンが、
    アコーディオン要素も組込んだロック音楽を創造するロス・ロボス
    の楽曲のファンだったから、だとか…
    で、1985年にLAのスタジオで収録し…因みにコレは、
    1987年の映画『ラ★バンバ』のヒットでロス・ロボスが世界的に名声を得る前、
    の段階なんだよね…勿論、
    ラティーノ系コミュニティ等を中心に米国内では、
    1970年代から活躍して有名なバンドだったわけだけど…だから、
    ポール・サイモンも彼らの音楽のファンだったわけで。


    …そんなこんなで、コレは当時としては凄く画期的なアルバムで、
    だからこそ賞も受賞したり、したんだろうけど…
    でも、結果、多くのミュージシャンに影響を与えて…でも自分自身は、
    その当時、このアルバムのことを多分知らなくて…
    でも、このアルバムに影響を受けた後発の色んな融合系音楽を、
    そうとは知らずに、色々と耳にしていた結果…
    第一印象で、
    コレってほとんどアメリカのフォークロック系の音楽と変わらないんじゃないの?!
    みたいに、感じちゃったということなのかな…
    と思ったり。


    …まぁ、そんなこんなで、
    ワールドミュージックというジャンルが大きく花開くキッカケを切り拓いた、
    というアルバムだったのかな…という意味では、
    興味深く聴けたし…
    まだコレだけだと、南アの音楽の全貌っていうのまでは、
    到底掴み切れないけれど、少しは、触れて感じることが出来たんで、
    今後もコレはコレで、
    折に触れて繰り返し聴いて楽しみつつ…また縁があれば、
    他の南アの音楽も聴いてみたいな…
    という、新たな音楽の楽しみが増えたっていう意味では、
    買って聴いてよかったと、満足しています。

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