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greyfalcon さんのレビュー一覧 

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/24

    全て持っているが、音質向上を期待しての買い直し。一抹の不安はあったが、結果はまずまず。このレーベル音が硬い印象があったが、しばらく休眠している間に装置を入れ替えたか、マスタリングポリシーを変えたか、硬いとまでは言えないまずまずの音で、手持ちの古い盤より音質は向上している。欲を言えば、もう少し深々とした響きが出れば・・・と思うが、安価なので十分我慢できる範囲。演奏は、もうこれ以上ない古武士のごとき風格にあふれ、ドイツ魂の権化を聴くことができる。最近のペラペラした軽薄で軟弱なあくびの出る演奏を撫で斬りにしてくれる貴重な名演集だ。 

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/23

    私の持っているのは、昔の PHILIPS 盤です。それでも、この手の放送録音としては上々の音質で、オケに厚みもあり、何よりヌヴーのヴァイオリンが良く録れています。朗々と太く深い響きで、高域の煌めきにも欠けていません。イッセルシュテットのドイツ魂あふれる十全なバックを得て、「短くも美しく燃え」を地でいく
    演奏を繰り広げてくれます。文字通り、魂の炎を燃やしているかのような演奏です。これを聴いて感動しない人はいないでしょう。ヌヴーのブラームスはこれがベストです。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/23

    ナバラのチェロが朗々と逞しく歌い聴かせる。アンチェルの指揮も雄渾でブラームスの渋い響きを満喫できる。ドイツのオケよりどことなく艶やかさもあり、チェコフィルいい味出してます。スークは例の滴るような美音で情緒連綿と歌う。これは名演に入れるべき一枚だ。雄渾かつ歌にあふれロマンティックな味わいもある、いいとこ取りのブラームスだ。最初は4つ☆にしようと思っていたが、やはりこれは5つ☆にして広く訴えるべきだ、と思い改めた。聞けば思いの外の名演ですぜ〜。音もいいです。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/23

    ミルシテインは若い頃、完璧な技巧ですいすいと水上のアメンボよろしく自在に弾き飛ばしていくスタイルだったので、その真価が理解されているとは言い難い巨匠の一人だ。味付けがあっさりしているうえに、稀代のテクニシャンなので冷たい演奏と感じる人が多かったのだ、と思う。ところが、その怜悧な妖刀のごとき煌めきの下には、熱い情念の炎が揺らめいているのだ。これに気づくと表面上のつれなさの下の深情けが良くて堪らなくなるのだ。若い頃から年季の入ったミルシテインのファンは、私同様このメカニズムによるものと思う。いくらミルシテインでも歳をとってくると、豊穣なとろみが出てきて丁度良い塩梅になり、ようやく一般受けするようになった訳である。両曲ともにゾクゾクする煌めく音色で弾かれるスタイリッシュな名演をお試しあれ。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/23

    ミルシテインは若い頃、完璧な技巧ですいすいと水上のアメンボよろしく自在に弾き飛ばしていくスタイルだったので、その真価が理解されているとは言い難い巨匠の一人だ。味付けがあっさりしているうえに、稀代のテクニシャンなので冷たい演奏と感じる人が多かったのだ、と思う。ところが、その怜悧な妖刀のごとき煌めきの下には、熱い情念の炎が揺らめいているのだ。これに気づくと表面上のつれなさの下の深情けが良くて堪らなくなるのだ。若い頃から年季の入ったミルシテインのファンは、私同様このメカニズムによるものと思う。いくらミルシテインでも歳をとってくると、豊穣なとろみが出てきて丁度良い塩梅になり、ようやく一般受けするようになった訳である。両曲ともにゾクゾクする煌めく音色で弾かれるスタイリッシュな名演をお試しあれ。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/23

    ヨッフムの重厚なバックの下、ミルシテインが妖刀村正の切れ味を見せるブラームス。ちょい聞きには冷たく聞こえるきらいのあった若い頃のやや素っ気ない快速スタイルから、よりゆったりと表情をつけ円熟味・とろみを加えている。音色は若い頃のまま扇情的なほど艶やかで美しい。巨匠のブラコンの最終到達点として実に味わい深い演奏だ。ミルシテインの音色は、怜悧なきらめきの下に熱く情念がたぎっており、一度この魅力にはまると虜になる。

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     2014/03/20

    完璧な技巧で軽やかに爽やかに歌い込まれる中に、ブラームスの叙情が春風のように匂い立ってくる様が素晴らしい。シュタルケルは旋律を粘らないので、聴き始めはブラームスにしてはいかにもあっさりしているように聞こえるのだが、すぐにそんな不満は吹き飛び、爽やかなロマンに魅せられていく。録音の素晴らしさにも助けられ、この巨匠のスケールの大きな至芸を堪能できる。惜しくも去年亡くなられたが、膨大な録音を残されているので彼を偲ぶ材料には事欠かない。ありがとう、シュタルケル。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/16

    世界的に長らく廃盤になっていて、今や忘れ去られようとしていた全集。この演奏のどこがそんな扱いを受けなければならないと言うのか?まったく理解に苦しむ、とはこのことだ。本物だけが持つ、あのずっしりとした重みをこれでもかと感じることができる。びっしり目の詰んだ織物のような緊密なアンサンブルで、恐るべき集中力をもって弾かれて行く。凄い演奏だ。耳に心地よいところは皆無だが、それがいけないというのか?へらへらしたペラペラな演奏ばかりでもいいのか?たまにはこういう内省的な深みのある演奏にじっくり付き合うべきじゃないのか?これはまさしく一生聴き続けて行く全集だ。4ヶ月待ちでやっと買えたが、私が最後だったようで即廃盤になってしまった。何と言うことだ。今度は何時出るか分からないから、ほんとにラッキーだったが、こういう文化遺産は永続的に出していくのがレコード会社の使命じゃないのか?

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/16

    録音は古いが音は非常に良い。鑑賞には全く差し支えない。シューリヒトのつまらない演奏など聴いたことがないのに、音質が良いなら、もう無敵だ。この渋〜い長大な曲を一気に聴かせてしまう。とにかく一瞬たりとも退屈することがないのだ。この曲の美しさを余すところなく表現しつくした名演だと思う。シューリヒトが振ると音楽が一瞬の弛緩もなく心地よく流れ滞ることがないのはどうしてなのだろう、本当に魔法のようだ。シューリヒト、あなたこそ真の名匠だ。

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     2014/03/16

    いまだにこの References 盤が現役とは心底驚いた。廃盤よりはマシだが、いくらなんでもリマスターしろよ、需要があるから現役なんだろうから。録音、マスタリングともに古い割に聴きやすい音ではあるが、合唱は多少混濁して聞こえるのは否めない。グリュンマーの清純な歌唱と若々しいFディースカウが聴けるのがこの盤の魅力を高めている。敬虔な祈りと真摯な情熱が音のハンデを吹き飛ばしてしまうのだから名盤には違いないが、リマスターされもっといい音で聴けたらどんなに良いだろうと思わせる演奏だ。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/16

    この演奏の価値は、重厚でマッシブな響きが残っていたベルリンPOを、洗練とかスマートさを全く意に介さない質実剛健を絵に描いたような若かりしケンペが振ったことにある。とにかくこてこてのマッチョなブラームスが展開される。絶滅した恐竜が生き返ったようなもので、今では絶対に不可能なスタイルだ。こんな田舎くさいブラームスは嫌だという人は目もくれないだろうが、私のような者にはお宝である。武骨でごつごつした、古武士のようなブラームスが愛おしい。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/16

    正に巨匠同士ががっぷり四つに組んだらこうなるという、見本のようなライブ録音。年代からすれば音が良く、ピアノの粒立ちの良さに驚く。アラウもクーベリックも叙情を大切にして慈しむかのようにゆったりと進めていくが、ここぞという時の盛り上がりも凄まじく、美しくも雄大な名演だ。とにかく叙情的な美しさが際立っており聴き惚れてしまう。私の盤はDDDのデジタル録音の表記がしてあり笑わせるが、出て直ぐに買ったものだから今は修正されているだろう。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/16

    女流とは思えない芯の通った剛毅なピアニズム。風格というか貫禄も凄いし、リリシズムにも欠けていない。これほどのピアニストがなぜ埋もれてしまうのか?残念でならない。とにかくコンクールの名前だけでしか残っていない現状は寂しすぎる。音も凄く良いし、一人でも多くの人に聴いてもらいたいバッカウアー最良の遺産の一つである。20年前初めて聴いたとき驚いたものだが、今聴いても十分凄い演奏だ。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/13

    コンツェルトハウスSQをステレオで聴ける喜びは何ものにも代え難い。こんなにほんわかとした味わいは、もはや聴くことのできない耳の愉悦だ。今のスタイルから見れば洗練を通り越してもはや鄙びた味わいなのだが、古きよきウイーンのとろけんばかりの優美な響きには身も心も奪われる。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/13

    なんとも優しげな歌にあふれた美しい演奏。在りし日の追憶にひたっているかのように哀しげに、時には情熱的に歌い込まれているのを聴くと、愛おしくて堪らない気持ちになる。立派なステレオ録音で聞けるのは望外の喜びだ。なんだかんだ言っても、モノラルよりは百倍楽しめる。類似の盤が見当たらない希有の演奏。

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