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meji さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/14

    SACD化で客席ノイズや弱音部の解像度が向上しティンパニの一撃も実在感を増した。残念なのはCD同様にヒスノイズを除去し過ぎていること。これが全体的に演奏の勢いの再現性を著しく損ねている。アウディーテのクーベリック盤のように、マスタリング無しのオリジナルサウンドも一緒にカッティングすべきだと考える。また解説書の写真がCD時のデータをスキャンしたのか、細部が潰れ色もベタ塗り状態になっているのも興ざめだ。値段を考慮するとやや残念。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/18

    本XRCDは問題作だ!そもそもXRCDの精紳はオリジナルマスターテープのダイレクトトランスファーだったはずであるが、今回はいかにも日本人が好みそうなサウンドにイコライジングされているのが気になった。客席ノイズも低減処理されており、ライブ感も薄くなっている。NHKによるNHKホールでのライブ収録の録音自体、TVやFM放送を前提に収録されており、そのサウンドの限界は過去の音源を聴けばいわずもがなであり、本録音とて例外ではない。かかる歴史的な演奏の再発盤に求められる事は、マスターテープをなにも加工しない状態でそのままDSD化し、後はリスナーが各自記憶の中の好みの音色に調整できるようにすることだと思われる。間違っても本ディスクがマスターテープに一番近いサウンドだと思ってはいけない。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/22

    キージェ中尉における演奏と録音のポイントは、次から次へと名人芸を披露するソロ楽器群のミクロダイナミクスの再現性とプレゼンス、そして要所要所で部屋を揺るがすバスドラムの迫力との両立に尽きるといっても過言ではない。
    そして録音ではルイス・レイトン収録による本盤と、ジョン・ダンカーリー収録によるデュトワ&モントリオールが王座を分かち合っている。さすがに当時の録音機材の限界による高域の硬調感は否めず、バスドラムの超低域方向の伸びもいまひとつではあるが、ソロ楽器のトランスペアレンシーと演奏ノイズも含めた臨場感では本盤に軍配が上がる。
    さらに演奏の魅力を加味すると、ライナーの深いスコアの読みと無慈悲なまでに正確な指揮は本曲の持つシニカルな魅力を最大限引き出しており、黄金期のシカゴSOの名人芸の魅力と併せて本盤の価値は計り知れない。名盤だ!

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/22

    黄金期のデッカ録音の技術を継承する最後の名人ジョン・ダンカーリーによる圧倒的な優秀録音である。最近はピアノの音像や距離感が異様に不自然で、音色も金属的で耳触りなピアノ録音が蔓延っているが、さすがダンカーリー、最新の機材を使い切ってデッカ伝統のサウンドを見事に現代に蘇らせている。冒頭から、豊かなホールレゾナンスと演奏ノイズに伴って現れる、
    実物大のヤマハコンサートグランドのサウンドはあまりにリアルであり、自分がリスニングルームにいるのか録音会場に居合わせているのか、次第に分からなくなり、演奏者の力強い打鍵によるダイナミクスに、ただただ唖然とするばかりである。ダンカーリーが収録した上原彩子のディスクは残念ながら本作のみであるが、結果として演奏と録音が最高の状態で結晶した本デビュー盤は、今後も録音史に名を残すことになるに違いない。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/03

    音そのものはレジェンズ盤とウリ二つなので、オリジナルアナログマスターからのDSD変換ではなく、レジェンズで使用された96khz24bitデータからDSD変換されたものと思われる。とはいっても御大K・ウィルキンソンによる名録音のSACDがまた一枚増えたことを素直に喜びたい。SACD化のメリットは左右奥行き方向へのサウンドステージの圧倒的な広がりと、ピアニッシモ部分のミクロダイナミクスの拡大にあるが、このメリットはウィルキンソンのようにホールの空間をまるごとマイクに収録する優秀録音でより顕著に確認することができる。シューマンのコンチェルトの冒頭に、何か物を落としたノイズが、キングスウェイホールの豊かなレゾナンスを伴いながら自然に減衰していく部分など、気味が悪くなるほどリアルだ。録音の古いチャイコフスキーもレジェンズ盤で聴かれた高域のピーク感が見事に解消され、ナチュラルかつスウィートなサウンドなった。Decca録音好きにとってマストバイの名ディスクだ。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/23

    これまでデッカの達人J・ダンカーリーによるSACDは、唯一シャイーのトゥランガリラがあったが既に廃盤であり、本盤は非常に貴重なディスクだ。
    ダンカーリーのような豊かなレゾナンスとディテールの精緻さを極めて高い次元で両立させた、録音の真価はやはりSACDでないと分からない。
    本ディスクも小音量再生では、なんの変哲もない平凡なサウンドに聴こえるかもしれないが、ボリウムが原音量域に近づけば近づくほど、
    リスリングルームがユスターシュ教会の空間と丸ごと置き換わる様を体感することができる。慣れ親しんだデッカのCDと比べると音色はやや地味に聴こえるが、これはEMIのリマスタリングエンジニアの好みであり気になる範囲ではない。アルゲリッチのファンのみならず、オーディオファイル必携の優秀録音だ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/08

    録音の神様ケネス・ウィルキンソンとその一番弟子であるコリン・ムーアフット、二番弟子ながらもその後師匠に勝るとも劣らない技術で、黄金のDecca時代の最後を担った名手ジョン・ダンカーリーらが協力して収録した、まさに夢のような録音。そして予想通りその音響たるや、最新のDSD録音すら寄せ付けない驚異的な高みにある夢のような超ハイファイ録音だ。ラフマニノフの多彩なオーケストレーションのディテールと迫力をここまで完璧に納めた録音は存在しないといって過言ではない。通常のCDより1オクターブ以上伸びた低域と高域、コンセルトヘボウのたっぷりとしたレゾナンスとミクロディテールとの信じ難いような両立だけをとってみても、この録音の凄さが分かるだろう。この後ダンカーリーはコンセルトヘボウでシャイーらと「夜の歌」「マンフレッド交響曲」「展覧会の絵」といった超優秀録音を生み出していくのだが、その源流には師匠と一緒に録った本録音があったとはうかつにも認識していなかった。凡庸の権化ともいえるアシュケナージだが、ここでは意外にも濃厚かつダイナミックな表現でラフマニノフのロマンティシズムを描ききっており、彼の指揮者としてのベストフォームを見ることができる。ラフマニノフの交響曲は本ディスクだけあれば他はいらない。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/08

    出だしのホルンはなんとナチュラルホルン!続いての木管は弦より前に定位するなんともユニークな音場。演奏も相当手練手管を尽くしていると思われるが、音楽自体は自然に流れていくし、録音もナチュラルなので、聴き終えても非常に心地がいい。ただし、これが何回も取り出して聴きたいと思うディスクになるかどうかは、今度はスコアを片手にもう一回じっくり聴かないと評価しづらい演奏だ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/28

    ロンドンのヘンリーウッドホールでの元デッカクルー、サイモン・イードンによる収録である。楽器との距離感や音像の大きさは適度で、ホールトーンとのバランスも良好だが、やや硬質でメタリックな印象の音質はやや刺激が強いように感じる。尤もこれは録音というよりは楽器の調律やアムランのタッチによるものかもしれないが、アナログ全盛期からデジタル初期にかけて、ウィルキンソンやダンカーリーらによるアシュケナージやボレットの録音で聴かれるような、ピアノが置かれた空間ごと切り取ってきたかのような超リアルなサウンドステージの再現はもはや望むことはできないのかもしれない。アムランの演奏は研ぎ澄まされたテクニックで正攻法で作品に向かっており、不自然なアゴーギグやダイナミクスとは無縁の堂々たるものだが、やはり減点対象は、細身で冷たいピアノの音色である。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/06

    この美人女流は意外にも力強いテクニックとオーソドックスな表現による正攻法でリストに挑んでおり、聴いていて実に安心だが、ピアニスティックな魅力にはやや欠ける。これには音像が肥大化し、強奏で混濁気味な録音にも原因があると思われ、非常に残念だ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/17

    毎度ウィルキンソンネタで恐縮だが、ワルトシュタインと告別がウィルキンソンで、テンペストはウィルキンソンの一番弟子であるダンカーリーによる収録である。しかも録音会場はすべてキングスウェイホール!アシュケナージの演奏は、いつものように常識的で優等生の域を出ないが、録音が演奏の格をグイと高めている。ここではフェルトハンマーが3本の弦を叩く際の打撃音と、それと同時に発生する弦の振動、そしてその振動が鍵盤を通してのピアニストへのバックフラッシュとともに、スタインウェイのボディを伝って、共鳴板で増幅され、キングスウェイホールのやや脆弱な木床に伝っていく様が、身の毛がよだつほどリアルに収録されている。ダンカーリーによるテンペストも御大よりもやや細身ながら、信じられないほど高レベルのトランスペレンシーを聴かせてくれる。本当に素晴らしいディスクである。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/17

    このディスクの魅力は7番と23番の録音場所とそのエンジニアである。クレジットにはロンドンオペラセンターでの、ウィルキンソンとムーアフットによる収録とあるが、この録音の直後にかの有名な「超絶技巧練習曲」が、同じくオペラセンターでムーアフットによって収録されている。つまり超絶技巧練習曲は、本ディスクでウィルキンソンからマイクセッティングを教わったムーアフットが、忠実に業務を遂行して生まれた結果だったのである。当然本ディスクでも超絶技巧と全く同じサウンドステージが展開される。豪エロクァンスのリマスタリングも丁寧でオリジナルマスターを忠実に再現しているように感じられる。ちなみに8番のみエンジニアが異なり、録音の質もガクンと落ち、演奏の質まで落ちたように感じる。否、ウィルキンソンの録音がアシュケナージの凡演を芸術の域まで高めたのである。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/17

    このアルバムの素晴らしさは、アナログ絶頂期に、当時円熟期にあった伝説の名ミキサー、ケネス・ウィルキンソンが、メディナ・テンプルより音響に優れた(但しシカゴから遠かったため1シーズンで使用中止になった)クラナートセンターで収録したこと、そして楽譜に書かれた音を忠実に鳴らすことにかけて、当時最高の技術を有していたショルティ、シカゴSO、アシュケナージによる演奏であること、この2点に尽きる。リスニングルームに再現される原寸大のサウンドステージと、真珠のようなマットな輝きを放つスタインウェイの高域のトーンの魅力に関し、本ディスクを凌駕するものは今後も永久に現れないような気がする。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/02

    冒頭から不自然かつ恣意的なアゴーギクとディナーミクにうんざりしてしまう。それにやたら腰高でキンキンと耳障りな録音が聴覚と脳神経をズキズキと刺激する。相当腕は達者で腕力もあるので、もっと自然体で弾けばいいのにと思うが、とにかく人と違うことをやりたい性格なのかもしれない。全曲満遍なくギクシャクした落ち着きのない演奏であるが、なぜか「幻影」一曲だけは素晴らしい。いきなりffで始まり、テンポもほとんど動かさず最後まで大音量を貫き通す演奏は真に巨匠的。シフラ以降様々な超絶技巧を聴いてきたが、最近はこのような不自然な演奏が多いのはなぜだろう?早速アシュケナージやボレットで口直しをせねば・・・。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/03

    名盤の誉れ高いディスクだがまず録音が良くない。トーンマイスターは名匠ヴィルトハーゲンだが、異国の慣れないシンフォニーホールの音響に苦労した模様で、近接マルチマイクによるドライな音にうっすらと長い残響が付加された異様なサウンドステージはなんとも不自然である。ク−ベリックの演奏もpomika氏の指摘にある通りなんともよそよそしく、モルダウ冒頭の木管にも詩情が感じられない。個人的にはバイエルンとのライブを所有している人にはお薦めできない。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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