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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2026/09/11

    オランダのレーベル、ブリリアントが出した、リムスキー=コルサコフの管弦楽作品集。
    今では自社音源も増えたがこの頃のブリリアントは他社レーベルのライセンス音源が中心で、本CDBOX4枚ともイギリスのASVレーベルが原盤。
    但し、ASV自体は既にレーベルとして存在しないので、案外貴重なものとなっている。
    1枚目はロリス・チェクナヴォリアン指揮、アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団による演奏で収録。
    『シェヘラザード』『サトコからのエピソード』『インドの歌』を収録している。
    チェクナヴォリアンはアルメニアの指揮者で、ハチャトゥリアンの演奏で定評が高いが、ASVにはカバレフスキーやこのリムスキー=コルサコフ等の録音も残しています。
    この中ではシェヘラザードがいい味が出していて荒々しさの中に美しさもあり、隠れた名演だと思う。
    録音は1991年、エレバンのアラム・ハチャトゥリアンホールにて。
    2枚目は『皇帝の花嫁』序曲『セルビア主題による幻想曲』『交響曲第1番』『交響曲第2番』を収録している。
    演奏はヨンダニ・バット指揮、フィルハーモニア管弦楽団。
    1997年3月12日から14日、ロンドン・オールセント・チャーチにて録音たもの。
    バットはマカオ生まれの指揮者でASVの主流指揮者の1人。
    レパートリーは結構幅広く様々な作曲家の録音を残している。
    本CDはイギリスの名門フィルハーモニア管を振ったもの。
    バットの音楽は良くも悪くも大らかな演奏。
    リムスキーならではの華麗なオーケストレーションを上手く活かしているとは言い難いがオケをそこそこ鳴らし、まぁまぁ上手く纏めてあるので、悪くはない演奏だ。
    3枚目もバットの指揮。
    1曲目の『ロシア主題による序曲』が1998年にフィルハーモニア管弦楽団によって録音されたもの。
    2枚目と近い時期に収録されただけあり演奏の傾向は良く似ている。
    この他には『交響曲第3番』『おとぎ話』を収録。
    演奏はロンドン交響楽団。
    1985年録音のこの演奏は、ダイナミックなスケールな演奏が特徴です。
    ロンドン響も良く音が鳴っており『おとぎ話』はこの曲の名演の一つではないでしょうか。
    4枚目は再度チェクナヴォリアンとアルメニア・フィルが登場し、組曲『金鶏』組曲『皇帝サルタンの物語』組曲『クリスマス・イヴ』を収録している。
    いずれも歌劇からのナンバーだ。
    1枚目と同じ年に、同じハチャトゥリアンホールにて収録されたもの。
    やはり野生味溢れる荒々しい演奏だが、これはこれで楽しい。
    特に有名な曲には力が入っており、ブラスの力強い響きはいかにも旧東側らしい洗練されない音で聴きどころ。
    録音は4枚ともデジタル自体の物なので全体としては悪くないがここでは良くないのもある。
    このCDはリムスキー=コルサコフの比較的知られていない管弦楽作品を知りたいなりおすすめだ。

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     2026/09/10

    レスター・レール指揮、カリフォルニア・ウィンド・オーケストラの演奏で収録されたアルバム。
    行進曲や、愛国歌等を収録したアルバム。
    その大半がアメリカの行進曲が大半であるが、イギリスやフランスの行進曲もある。
    スーザやアメリカ4軍公式歌等の有名曲目が中心の選曲であるが、パーカー『アメリカ在郷軍人』のような珍しい作品もある。
    演奏団体のカリフォルニア・ウィンド・オーケストラは、本CD以外録音はないようで、団体の解説もライナーにないが、演奏自体はまずまず上手いと思う。
    アメリカのオケだからか、マーチだと跳ねるようなリズム感が特徴。
    とはいえ『イギリス空軍分列行進曲』『英国第8』『フランス分列行進曲』等、アメリカ以外の作品は良くも悪くもアメリカン・ナイズされており今ひとつ。
    一番良かったのは星条旗よ永遠なれで、これはアメリカの意地が感じられる。
    録音年は不明だが発売が1997年なので同年頃だろう。
    録音場所の記載もないがスタジオで録ったのか、残響が全くないわけではないが響きが少ない硬い音、加えて低音が聴き取りにくい。
    隠れた名盤というわけではないし、珍曲が収録されているわけでもなく、かといって演奏が悪いわけではないので、マーチ好き以外はおすすめしない。

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     2026/09/06

    このCDはいわゆるクラシック・マーチと言われる作品を集めた物。
    最初から1人の指揮者、1つのオケを起用して新たに制作されるアルバムもあるが本CDはドイツ・グラモフォンが保有する音源を集めた編集盤。
    但し、この手のアルバムは有名指揮者の有名音源を集めた物が多いが本CDはちょっとマイナーな音源かつマイナーな指揮者の音源も入っており、それが本CDの聴きどころとなっています。
    このマイナーな音源というのは例えばフレモーとモンテカルロ国立歌劇場管によるロッシーニ、プロコフィエフやシュタイナーとノルトマルク響によるグリーグなどです。
    前者はかなり珍しいオケ版の行進曲作品99が聴けます。
    後者はドイツを中心に活躍した指揮者で、オケは弱いが味のある演奏が聴けます。
    またライトナーのスラヴ行進曲も勢いがあって良いでしょう。
    録音年代は1960年代が中心でアナログ録音ですが年代の割には良いと思います。
    収録曲目は以下の通り。


    1.アイーダから凱旋行進曲(ヴェルディ)
    2.ハンガリー行進曲(ベルリオーズ)
    3.ウィリアム・テルから兵士の行進曲(ロッシーニ)
    4.行進曲作品99(プロコフィエフ)
    5.フィデリオより行進曲(ベートーヴェン)
    6.結婚行進曲(メンデルスゾーン)
    7.妖精の行進曲(メンデルスゾー
    ン)
    8.行進曲K.237(モーツァルト)
    9.トルコ行進曲(ベートーヴェン)
    10.スラヴ行進曲(チャイコフスキー)
    11.忠誠行進曲(グリーグ)
    12.ペルシア行進曲(シュトラウス2世)
    13.ラデッキー行進曲(シュトラウス1世)

    演奏
    アルジェオ・クアドリ指揮、ウィーンフォルクスオーパー管弦楽団&ウィーン国立歌劇場合唱団 1
    イゴーリ・マルケヴィチ指揮、コンセール・ラムルー管弦楽団 2
    ルイ・フレモー指揮、モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団 3、4
    フェレンツ・フリッチャイ指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団 5
    ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団 6、7
    フェルデナント・ライトナー指揮、カペラ・コロニエンシス 8
    ベルハルント・クレー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 9
    フェルデナント・ライトナー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 10
    ハインリッヒ・シュタイナー指揮、ノルトマルク交響楽団 11
    ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 12
    フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団 13

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     2026/09/04

    このCDはデビット・マーシャル少佐指揮、イギリス王立近衛歩兵コールドストリームガーズ軍楽隊の演奏で収録されたもの。
    中身は行進曲を集めた内容だ。
    ただ世界の有名作だけを集めたものではなく、有名な曲も勿論収録されていますが、通な行進曲ファンのためにと書かれている通りイギリスの作曲家によるマイナーな作品が多数収録、しかもどれも中々のメロディを持っている。
    指揮のマーシャル少佐は1990年にコールドストリームガーズ軍楽隊の音楽監督になり、1999年に退役するまでこの軍楽隊で指揮を取っていた。
    本CDは1999年発売で、まさにマーシャル少佐と軍楽隊の集大成とも言えるもの。
    重心の低めのその演奏はいかにもガーズバンドと言った所で、飛び抜けた演奏はありませんが、ブリティッシュなサウンドによる安定したマーチが聴けます。
    録音年は書いておらず不明ですが、エンジェル・スタジオで収録されたもの。
    音質は良好です。
    最後に収録曲は以下の通り。

    1.ワシントン・グレース(グラフーラ)
    2.スカーレットとゴールド(トーマス)
    3.アクション・フロント(ブランケンブルク)
    4.インペリアル・エコーズ(サファローニ)
    5.平和主義者(ロッター)
    6.勇者の後裔(ビドグッド)
    7.ミッチェル将軍(ホール)
    8.双頭の鷲の旗の下に(J.F.ワーグナー)
    9.闇から光へ(ラウキーン)
    10.美中の美(スーザ)
    11.壮大に(ザイツ)
    12.イギリス第8軍(エリオット)
    13.若き勇者(ロヴェル)
    14.常に最高(ヒューム)
    15.勝利の旗の下に(ブロン)
    16.国王の兵士(プラター)
    17.近衛兵の大尉(バッシュフォード)
    18.西部戦線(マーシャル)
    19.前線へ(ヒューム)
    20.聖ペトロック(マーシャル)
    21.解放者(アンクリフ)
    22.アイアン・デューク(スタンレー)
    23.ヨーロッパ連合(ツェーレ)

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     2026/09/03

    ロジャー・ノリントン指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー合唱団の演奏によるCD。
    邦題はイギリス音楽の祭典となっていますが、BBCプロムスのラストナイト・プロムスゆかりの作品を収録したものです。
    選曲面では『王冠』『威風堂々』『イェルサレム』『ルール・ブリタニア』『イギリスの海の歌による幻想曲』と言ったお馴染みの作品に加えて、スタンフォードの『海の歌』ヴォーン=ウィリアムズ『音楽へのセレナード』と言った少し馴染みの少ない作品も収録されています。
    ノリントンと言えば古楽のイメージが強いですが、ロマン派の作曲家の作品も結構録音があります。
    本CDもそのうちの1つで、モダンオケでの演奏ですが、威風堂々等、少し速めのテンポで演奏されている曲もあり、引き締まった感じのある演奏はノリントンらしいと言えます。
    またイギリスの海の歌による幻想曲は珍しくビューグルラッパのメドレーから収録されています。
    とはいえ全体的に見ればちょっと好みが分かれそうな演奏だなと言ったディスクです。
    私には刺さる曲もあればあまりピンとこないのもありました。
    尚、この録音はセッション録音のようで、プロムスのライヴ特有の熱気はありませんが、音質などははるかに良いです。

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     2026/09/02

    ノルベール・ノジー隊長指揮、ベルギー王立ギィデ軍楽隊の演奏で収録されたアルバム。
    イタリアの作曲家、レスピーギの代表曲、ローマの祭り、ローマの噴水、ローマの松の、いわゆるローマ三部作を収録したアルバムである。
    色彩的で華麗なオーケストレーションがなされている事もあり、原曲のオーケストラでは勿論、吹奏楽でも盛んに演奏、録音があるこの作品は様々な編曲がありますが、本CDではアントニオ・デリアとオッテリーノ・ラナッリの編曲による楽譜を使った演奏です。
    デリアとラナッリはレスピーギが生きていた同時代に活躍したイタリアの音楽家。
    両名ともイタリア吹奏楽の大編成による華麗な響きがするアレンジがなされています。
    演奏のギィデはベルギーを代表する吹奏楽団でフランス式の大人数のバンドから鳴るその煌びやかなサウンドと、卓越した技術と音楽的な表現力は、デリアとラナッリのアレンジを存分に活かし、管弦楽にも勝るとも劣らない演奏を聴かせてくれます。
    録音は1999年、本CDは元のレーベルから発売元を変えてリリースされた再発売盤ですが、音質等はデジタル期の録音ということもあり良好です。

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     2026/09/01

    フランスとイタリアの歌劇からメゾソプラノのためのアリアを集めたアルバムである。
    本アルバムで歌っているのは、ジディス・フォースト、伴奏はマリオ・ベルナルディ指揮、バンクーバー交響楽団。
    フォーストはカナダの歌手で、メトロポリタン歌劇場等でも活躍し、録音もオペラ物が幾つかあるが、意外とソロアルバムは少なく、パッと調べる限りはこれぐらいの様だ。
    本CDはカナダ放送協会のレーベルが発売したもので、まず最初に断るとあまり良い録音ではない。
    ソロを引き立てるためかフォーストの声は大きいのにオケは小さめの音で収録されています。
    そのためか、時折歌、オケ共に悪くない部分もありますが、全体的には至って普通かなという演奏となっています。
    録音で結構損をしたアルバムだと思います。
    また選曲面でもそれほど珍しい作品もなく、フランスからはビゼー、グノー、ベルリオーズ、マスネ、イタリアからはロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティの作品が選ばれています。
    フォーストのファン以外はおすすめしません。

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     2026/08/30

    ミクロス・ローザのチェロ協奏曲とゲラルド・シューマンの『亡命の庭』と言う2作品を収録したCD。
    この2人の作曲家は映画音楽を手がけた事で知られているが、本CDはチェロを独奏とした演奏会用作品を収録したもの。
    作品は圧倒的にローザの曲の方が良い出来と言えるだろう。
    シューマンの曲はこれ以外に録音はあるのかどうかの珍しい曲ではあるが、曲としてはそこまで面白いとは言えない。
    演奏は、ハワード・ウィリアムズ指揮、ペーチ交響楽団、ソリストはピーター・レイトです。
    演奏自体は中々良いと思います。
    ウィリアムズとペーチ響のサポートも良いですし、レイトのチェロも安定感があります。
    発売元は映画音楽が中心のレーベルですが、音は聴きやすく良いです。

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     2026/08/27

    このCDはモーツァルトが書いたピアノ作品のうち、あまり演奏されない小品や、断章と言った作品を集めたアルバム。
    8分に及ぶ作品から、15秒程度の作品まで、ピアノ作品全集でも買わないと聴けない様な作品が一枚に収められているのが聴きどころ。
    まだ幼少期のシンプルな作品からもモーツァルトらしい旋律が聴こえ、後期に行けば作品に深みも加わりこの作曲家の天才ぶりを感じさせてくれる。
    本CDで演奏しているピアニストのヴィジャイ・ヴァンカティシュはアメリカのピアニストだそうで、録音は本CDを含めても多くはない様です。
    丁寧なピアノの演奏で、モーツァルトの書いた旋律の魅力を的確に伝えてくれます。
    作品を初めて聴く人には一番良い演奏と言えるのではないでしょうか。
    録音は近年のナクソスらしい豊かな残響、音質であり、問題ありません。

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     2026/08/25

    ロバート・オーウェン少佐指揮、イギリス王立近衛歩兵スコッツ・ガーズ軍楽隊の演奏で収録されたCDで、アーサー・ブリスの作品を集めたもの。
    ブリスの吹奏楽作品と吹奏楽編曲物を収録している。
    色彩交響曲の様な刺激のある作品も書いているブリスであるが、本CD収録作品はファンファーレや行進曲、映画音楽といった作品であり、基本的にはイギリスのクラシックの伝統を受け継いだ聴きやすい機会音楽である。
    スペシャリスト・レーベルはこの手のマニアックな企画のCDをたくさんリリースしていた。
    演奏はイギリス近衛歩兵の軍楽隊の1つイギリス王立近衛歩兵スコッツ・ガーズ軍楽隊で、オーウェン少佐のタクトの下、ブリティッシュな響きと近代的なサウンドが同居した見事な演奏で、作曲家への共感豊かな演奏と言えます。
    ロイヤル・ホスピタル・チャペルで2001年5月2日から4日に収録されたもので、豊かな残響を持つ優れた録音と音質です。
    収録曲目は以下の通り。

    1~3.組曲『国王の時代』(arrエリクソン)
    4.行進曲『ようこそ女王陛下』(arrデュソイト)
    5.行進曲『偉大なる男の名誉に捧げる』(arrデュソイト)
    6.英雄のファンファーレ
    7~9.映画組曲『来るべき世界』(arrゴトフリー)
    10.ガラ・ファンファーレ(arrデュソイト)
    11.行進曲『冒険への呼びかけ』(arrデュソイト)
    12.リンバーン・エア(arrステイザム)
    13.ロンドン市長のファンファーレ
    13.王宮の音楽(arrエリクソン)
    14.都市への挨拶
    15.大行進曲『第1ガーズ』(arrデュソイト)

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     2026/08/24

    このCDはレーザーライトというレーベルが出したCDで、クラシックの序曲を集めたアルバムです。
    本CDには3名の指揮者と、5団体による演奏が収録されていますが、正しい演奏家かどうかは不明です。
    というのもレーザーライトはピルツ系のCDと同じく架空のクレジットを付けて発売されるものがあり、本CDにも良く使われる架空名義の演奏者があるからです。
    CDはまずヤーノシュ・シャンドール指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団のルスランとリュドミュラ序曲で始まります。
    シャンドールはハンガリーの指揮者で、後にカナダで活躍しています。オケはフィルハーモニア管弦楽団の旧称と同じですが、恐らく架空の団体と思われます。
    演奏自体はややゆっくりとしていますが、オーソドックスなもの。
    シャンドールはこの他に、ロンドン交響楽団を振ったとされるタンホイザー序曲と、プダペスト交響楽団を振った売られた花嫁序曲が収録されています。
    プダペスト響との売られた花嫁は録音は悪いですが、演奏に覇気があって良い。
    ローレンス・シーゲル指揮、フィルハーモニア管弦楽団はウィリアム・テルとウィンザーの陽気な女房たち序曲を収録しています。
    このシーゲルの名義は架空の演奏家名義の1つとして知られています。
    とはいえ演奏はこちらもオーソドックスなものです。
    ニュルンベルクのマイスタージンガー序曲は、ユーリ・アーロノヴィチ指揮、ウィーン交響楽団の演奏で収録されたもの。
    旧ソ連出身のアーロノヴィチの録音はあまり多くはないが、本CDでも濃密なワーグナーを聴かせており、CDの中で一番の聴きどころとなっています。
    録音はDDDとなっておりますが、中にはアナログの様な音質のトラックもあり、音質は曲によって良いのもあればそうでないのもあります。
    またレーザーライトのCDは解説書はついてませんが本CDでもそうです。

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     2026/08/23

    バリー・ワーズワース指揮、BBCコンサート管弦楽団の演奏で収録されたCDで、世界的に知られる音楽コンサート、BBCプロムスの最終夜で演奏される定番作品を収録したもの。
    一部の曲はロイヤル・コーラル・ソサエティによる合唱入り。
    この中ではホルストの祖国よ私は誓うのプロの演奏は意外とないので貴重だ。
    また威風堂々第1番はちゃんとコーラス入り。
    ここに収録された作品はイギリスの演奏家ならどれも得意中の得意と言って良い作品ばかりで、このCDでもツボを押さえた演奏となっています。
    BBCコンサート管はいわゆる軽音楽も演奏するためか、本家プロムスで演奏しているBBC交響楽団に比べややサウンドは軽く感じますが悪くはないでしょう。
    指揮者のワーズワースはナクソスで東欧オケを振った録音で知られていますが、1990年以降は著名なオケと大手レーベルにも録音を入れていました。
    この音源もそんな一枚です。
    因みにワーズワースは本家のプロムスにも出演しており、この音源はそれから3年経った1996年に収録されたものです。
    尚、このCDはプロムスの本番のライヴではなく、プロムスナイトの曲目をセッション録音したものです。
    音質は綺麗ですが、セッションなので臨場感はなく、この辺りは好みの問題かもしれません。

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     2026/08/22

    かつて開催されていたイギリス軍によるイベント、ロイヤル・トーナメント。
    軍楽隊による演奏に、兵士によるショーやパレード等を組み合わせた世界でも最大規模の軍楽祭でありましたが英国の軍事予算の縮小に伴い1999年を最後に行われなくなりました。
    イギリスのレーベルであるバンドリーダーは1989年よりロイヤル・トーナメントのCDを制作しましたが、本CDは1993年盤です。
    本番のライヴではなく事前に録音されたもので、ケント州デールの海兵隊音楽学校と、ウォールウィチ兵舎にて収録されたもの。
    臨場感には欠けるがセッション録音なので音質は圧倒的に良い。
    メインを務める軍楽隊は陸海空のバンドが持ち回りで担当しているが、本年は海兵隊で、当時存在した、イギリス王立海兵隊艦隊司令官付軍楽隊、イギリス王立海兵隊本部付軍楽隊、イギリス王立海兵隊音楽学校軍楽隊、イギリス王立海兵隊ダートマス海軍学校軍楽隊、イギリス王立海兵隊北アイルランド&スコットランド艦隊司令部軍楽隊の隊員から編成されたイギリス王立海兵隊合同軍楽隊の演奏で、J.ウェア中佐の指揮で収録されている。
    合同演奏を活かした、大編成が映える作品が多く取り上げられており、トラファルガーと題されたトラックやオープニングのファンファーレ・トランペット隊を含む、アトランティックの戦い等は聴きどころ。
    またマリーンズ定番曲も中々上手いです。
    CD3曲目から8曲目までは、騎馬砲兵隊や空軍兵士のドックショーの伴奏音楽を収録しています。
    これらはT.S.デイヴィス大尉指揮、イギリス王立砲兵隊軍楽隊の演奏です。
    この軍楽隊の演奏、非常にリズムの良いキレのある演奏です。
    特に騎馬砲兵隊や砲兵隊の伴奏時の曲は普段から演奏しなれているであろう曲なので、中々良い。
    またこの軍楽隊によるイギリス空軍分列行進曲の録音は珍しいと思うが、トリオを2回繰り返しており、大体1回で終わるのが多く貴重だ。
    この1993年は1989年のポーランド共和国陸軍ワルシャワ軍管区軍楽隊や、NATO加盟国合同軍楽隊、1990年のアメリカ海兵隊第2師団軍楽隊に続く海外の軍楽隊のゲストとして、ウラディミール・ソロダヒン大佐指揮、ロシア海軍軍楽隊が登場している。
    9曲目のメインでは歓迎ファンファーレに始まり、チェルネツキーの祖国に栄光あれ、親衛砲兵といった行進曲や、ロシア民謡などをメドレーにしたものと、14曲目フィナーレの最初にスラヴ娘の別れを演奏しています。
    いずれもロシアの魅力が十分な選曲で演奏もロシアの軍楽隊らしい分厚い低音の響きに加えて、東側の軍楽隊らしい縦の揃った素晴らしい演奏が聴けます。
    上記の様に音も良く、吹奏楽ファンや、行進曲ファン、軍楽隊ファンにおすすめ。
    尚、ライナーは曲目と演奏者しか載っていなく、楽曲解説などはありません。

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     2026/08/21

    イギリス王立陸軍竜騎兵スコッツ連隊軍楽隊と王立陸軍竜騎兵スコッツ連隊パイプ&ドラムズの演奏で収録されたアルバムです。
    この団体はロイヤル・スコッツ・グレイスと、第3カラビニエリが統合する形てわ1971年に結成され、スコットランドの軍楽隊らしくバグパイプ隊と軍楽隊の両方が一緒になって活躍していましたが、軍楽隊の方は1994年の陸軍軍楽隊の大改革時にに他の竜騎兵連隊軍楽隊と統合され新たにイギリス王立近衛竜騎兵軍楽隊が設立される形で解散しました。
    一方バグパイプ隊はその後も活動しており、2000年代にはデッカに録音を残すなど現在も活発に活動しています。
    本CDの収録音源はRCAに収録されたLPが初出で、1971年5月18日から19日に、エディンバラのレッドフォード兵舎録音されたもの。
    恐らく同軍楽隊最初の録音でしょう。
    連隊の行進曲やバグパイプのソロ曲、更に軍楽隊とバグパイプの共演に加えて、軍楽隊のみのナンバーからはイギリスのライト・ミュージックの作曲家ビンジが書いたコルネットをフィーチャーしたコルネット・カリヨンや近代イギリスを代表する作曲家の1人、アーサー・ブリスのファンファーレ『歓喜』の様な作品もあり、スコットランドの軍楽隊らしい選曲と言えます。
    CDに1曲目に収録されたアメイジング・グレースはビルボードで最高11位にまでなったヒット音源と知られています。
    バグパイプ単独での演奏も悪くはないですが、軍楽隊と共演すると音の重厚感の迫力がやはり違います。
    軍楽隊自体は年代を感じさせるやや荒削りな所がありますが、時に豪快なその演奏は近年では聴く事のない往年のイギリス軍楽の響きを存分に感じられます。
    尚、CDに指揮者の記載はありませんがLP時代の音源には当時この軍楽隊のバンドマスターだった、コリン・ハーバート准尉の指揮と記載があります。
    録音はCD発売時で30年近く前と古く、残念ながら音もそれなりの古さを感じさせる音質です。
    聴けないという事はないのですが。
    ライナーは曲目と作曲家&編曲者等が載っているだけで解説はありません。
    収録曲目は以下の通りです。

    1.アメイジング・グレース(arrフェアべアーン)
    2.ファンファーレ『歓喜』(ブリス)
    3.キール・ロー~ボニー・ダンディ(arrハーバート)
    4.バック・オブ・ベンチナー~酔っ払いたパイパー~72連隊アバレデーンの別れ~コリエコイリー~私の愛しい人、ラッシー~ランティン・ロヴィン・ラヴィン(arrハーバート)
    5.コルネット・カリヨン(ビンジ)
    6.スコットランドの勇士(arrハーバート)
    7.ヴァデニッシュから離れる~無名~ザ・ダック~エレノアーズ~ドラマーへ敬礼(arrハーバート)
    8.ロシア帝国国歌(arrハーバート)
    9.古きガリアの服装~ハーレフの男(arrハートマン、ハーバート)
    10.アニチャー・グレン~クレイグ・ア・ボダイチ~ダルナハサイグ~マグファーレンズ~ダンシング・フィート~ロス博士(マクファーソン、マックラウド、マックレナン arrハーバート)
    11.家路(ドヴォルザーク arrハーバート)
    12.夕暮れの賛歌(モンク arrハーバート)
    13.ロイヤル・スコッツ・ドラグーンガーズの起床(arrハーバート)
    14.第3ドラグーンガーズ~高地の若者(ブロフィ arrハーバート)

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     2026/08/20

    ロイ・ファルショー准尉指揮、イギリス王立陸軍竜騎兵スコッツ連隊軍楽隊、イギリス王立陸軍竜騎兵スコッツ連隊パイプ&ドラムスの収録されたCDです。
    この軍楽隊とバグパイプ隊は1971年にロイヤル・スコッツ・グレイスと、第3カラビニエリの合併により新設された団体で、翌1972年に発売したアメイジング・グレースを収録したアルバムが大ヒットした団体です。
    軍楽隊の方は1994年の陸軍軍楽隊の大改革の時に他の竜騎兵連隊軍楽隊と合併、イギリス王立竜騎兵連隊軍楽隊と名称を変える形で解散しました。
    一方バグパイプ&ドラムズの方は現在も同じ隊名で存在し、2010年代に入っても音源が発売されてます。
    本CDはお国物スコットランドの作品をメインにしたアルバムで、選曲としてはこの手のCDに良くある選曲をしています。
    このCDは、メインはバグパイプのアルバムではありますが、軍楽隊も多くのトラックで登場しており、中には軍楽隊単独の曲もあります。
    バグパイプとドラムズ単独の演奏も十分見事なものですが、スコットランドの勇士~黒熊の様にバグパイプの定番曲でも、吹奏楽による軍楽隊が入る事でサウンドに厚みが出て良いですし、軍楽隊単独の演奏だとホーリールードやモレイ・ファースの様な行進曲では、ブリティッシュな響きが良く聴こえ、イギリスの軍楽隊の演奏らしいが聴けます。
    永遠の愛では、D.ブラック伍長がユーフォニアムのソリストを務めていますが、艶のある音色はとても美しい。
    またこの軍楽隊とバグパイプを有名にしたアメイジング・グレースですが、新たにこのCDでも再録されています。
    録音年は不明ですが1992年発売である事や、ファルショー准尉が軍楽隊の指揮者になったのが1989年らしいので、発売年と同じ1992年録音なのかもしれません。
    2年後に軍楽隊は解散するので、竜騎兵スコッツ連隊軍楽隊と同バグパイプとの録音はこれが最後の音源かもしれません。
    EMIの録音ですが、デジタル期の音源なので音質は問題なく聴けると思います。
    最後に収録曲は以下の通りです。

    1.スコットランドの花(ウィリアムソン)
    2.第79連隊のジブラルタルからの別れ(arrトンプソン)
    3.100人のバグパイパー(arrファーノン)
    4.リール(伝統曲)
    5.行進曲『ホーリールード』(アルフォード)
    6.キンタイア岬(マッカートニー/レイン)
    7.スコットランド・セレクション(arrモーリーハウス)
    8.酔っ払ったバイパー(伝統曲)
    9.我が家/スカイボート・ソング(arrベート)
    10.チロルの緑の丘(伝統曲)
    11.スコットランドの勇士(arrポープ)~黒熊(arrフェアバーン)
    12.エディンバラ城~兵士の帰還(arrベート)
    13.チャーリー王子の薔薇(ブラウン)~キリークランキー~ローワン・ツリー~アランデールのバラ(伝統曲)
    14.永遠の愛(arrラングフォード)
    15.ダーク・アイランド(マクラクラン)
    16.行進曲『モレイ・ファース』(マッケンジー)
    17.コリンの牛~遠きストライ~フランダースの大地の戦没者たちに(伝統曲/マクラレーン)
    18.エリスケイの恋の歌(伝統曲)
    19.アメイジング・グレース(ニュートン arrフェアバーン)
    20.花の森(伝統曲)

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