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ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/05

    さて、すでに出ておりますレビューと全く正反対の印象です。「?」だらけの問題ディスクではないでしょうか。何よりも表現意欲に乏しく、特に第4楽章はただただ緩んだ調子でダラダラ進むのみ。他の楽章も閃きや屈折に乏しく、まるで真剣な取り組みが感じられない。甚だ残念な出来です。録音も妙な残響がついていて不自然極まりない。おかしいなあ。とりあえず音響的な迫力はありますので、そこは多少なりともアピールしますが、どうにもいかんな。なんかねぇ、この曲、ロシアの指揮者の演奏にかえって不出来なものが多い気がするのですよね。ロストロポーヴィチ、ドミトリエフ、テミルカーノフ、といずれもダメなんだな。あるいはうかつにのめりこめないのかな。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/03

    ショルティの「ミサ・ソレムニス」は、もう例によって予想通りの出来。きっちりした拍節のもとによくコントロールされた管弦楽と合唱が鳴り響いてゆく、というところ。でもねえ、やはり音楽はそれだけでは足りないってことですかねぇ。クーベリックではまことに美しく陶然とさせられたベネディクトゥスもなんだかさっぱり心に響いてこない。全般に破綻もない代わりに感動もない、という調子。このアルバムではむしろシャイーの指揮するハ長調ミサが魅力的でした。正直まるでなじみがなかったのですが、大いに聴き惚れました。ベートーヴェンも交響曲よりこれら二つのミサの方が私には魅力的であります。総じて高水準のアルバムですが、上記のように物足りなさはあります。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/03

    一言で評すれば「鮮やかなり!」というところかな。それは第1楽章に顕著で、緻密に楽譜を追いながら、しかしマーラーがそこに書きいれた恐れや憧れ、強い意志と襲いかかってくる力、といったものをよく表現した実に見事な出来。大いに感心しました。第2・3楽章は比較的すいっと展開し、第4楽章はやや重く、そしてフィナーレ。曲のいびつさが露わにならないようにまっとうな再現に心がけ、輝かしいコーダへと進んでいきます。声楽陣もみな結構でしょう。不満なし。ハープがよく聞こえるのはなかなかに効果的で、大編成を見事にとらえた録音もまた結構。カリスマ性とか高揚は今一歩にも思えるので星は4つですが、総じてかなり高水準のディスクと申せましょう。よいと思います。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/03

    セッション録音に続き、このライヴ盤も超久々に聴いてみました。意欲と力感にあふれた名演だと記憶していましたが…。この盤の後、実演およびディスクでこの曲の名演をたくさん聞いたせいか、むしろ不満が感じられてなりませんでした。やはりどうも「不慣れ」感があって、特に第1楽章は手探りが続いているような印象です。第2・3楽章も特に特徴は薄く、第4楽章はさすがにオーケストラの能力を生かして渾身の演奏になっていますが、それでもどこか曲の内包する世界と距離があるように思えました。全体としては特別に優れた演奏とは言えないなというのが結論です。技術的な破たんなどはもちろんないわけで、何だかぜいたくな希望だったかもしれませんが、でもこのコンビが最高の力を以て臨めばもっとホントに恐るべきものができたのではないかなという気はします。編集で丸くさせられたかな。だとしたら残念。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/27

    なかなかに頑張った演奏。第1楽章開始早々、引き締まったオーケストラを巧みに鳴らした大変見事な展開に驚き!ところが、あとになるほどなぜか弱くなってしまうんだなあ。特に、第1楽章の楽想が復活する第4楽章では、第1楽章ほどの力強さがない。どうしたのかな。第3楽章ももっと思い切ればいいのにな。とはいえ、全体はなかなかに立派な出来です。若手指揮の廉価盤でしょ、なんて片づけてはいけません。オーケストラも、ネームヴァリューから言えばちっともいいとこじゃありませんが、ここでは立派な演奏を行い、その秘めた力を発揮しています。ま、マンフレッド、魅力的ないい曲なのですよ。お試しに購入なさるのには、これはとてもいいなあ。お薦めしましょう。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/22

    超久々に聴きなおし。記憶では、カラヤンが精力を傾注した相当な凄演だったと思ったのですが…。今回聴いてみて、どこかまだ、カラヤンなりの見通しがしっかりと定まらない感じで、テンポの揺れや今一歩の迫力の欠如など、いささか拍子抜けした次第です。奏者の露骨な演奏ミスも気になりますし、ベルリンフィルも実力を出し切っていない感じ。こんな演奏だったかなあ。なんだかがっかりです。「浄夜」はねっとりした名演。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2011/03/21

    マーラー交響曲全集を初期に完成したことで知られるアブラヴァネルさん。マーラーでは特にほめられる演奏が一つもない(ToT)という状態だったので、これも期待せず。安いので、チャイコフスキー好きとしてはまあ買っておこうかなというくらいで購入し、品物が手元に届いてからもやっぱりやめればよかったかなと思うくらいにホントに期待なし。ところが!1枚目(2番と5番という変な組み合わせ)を聴きだしてすぐ、「あ、これはいい!」と一気に高評価。オーケストラをしっかりと鳴らし(チャイコフスキーではこれが重要)、表情付けもなかなかに凝っていて、大いに楽しめました。2番はチャイコフスキーの交響曲の中では、個人的には最も魅力を感じないのですが、意外に楽しめました。5番もよし。マンフレッドはちょっともてあましたかも。1・3・6はツボというか勘所をよくおさえた演奏。名演とか言ってもてはやすようなタイプではありませんが、曲に必要なもの、曲の表そうとしているものを理解して、表現しようとしております。4番はちょっと元気が足りないかな。オーケストラも少し弱さが見えるかも。小品はいずれも好演でしょうか。総じてなかなかに立派な全集でした。たとえるなら、アブラヴァネルさん、町の定食屋という感じかなあ。定番メニューをまさに客の期待するイメージ通りに作り上げてくれます。そりゃまあ、究極のメニューに載るようなものではないけれど、今はやりのB級グルメってやつで、満足度は高いのではないかな。職人指揮者の一人であって、激しい表現意欲を持ったタイプではなく、また、巨大なレパートリーには必ずしも向いてなかったのかもしれませんが、決して軽視してはならない音楽家なのですね。録音はいかにもアナログの音だなあ。ツヤというかテリというか、そんな輝きがあります。このアルバム、聴後感はなかなかに満足。買ってよかった、と心から思います。なんだか嬉しいね、こういうの。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/19

    冒頭はめったやたらに快速テンポながら、その後は曲想に応じて適切なテンポになりまして、単に快速で駆け抜けた演奏ではありませぬ。基本はダイナミックで第1楽章の行進も大迫力で強烈!一転、第3楽章はなかなかしみじみと歌います。ラストは、この巨大なドラマを終わらせるべく、雄大で力強い、大クレッシェンドで果てます。すごいなあ。ただ、いささか「剛」に傾き過ぎで、もう少し「柔」の面が再現されればよかったかな。でもこの演奏、相当に高得点であります。「レニングラード」好きの方はぜひ!

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/15

    正直なところ、聴いて呆れてしまいました。多くの交響曲で慣れ親しんだマーラーの響きがここには聴かれませんね。サマーレ&マッツーカのコンセプトは、ブルックナーの交響曲に対してシャルクが行った改訂と同じであるように思えます。抑揚や強調で変化をつける、「鳴り」をよくして効果を増す、といった、「飽きさせずに盛り上げて引きつける」という狙いが見え見えです。おかげで全体はひどく安っぽい、映画音楽的な出来となりました。二人の仕事は「マーラーの交響曲第10番の素材に基づく幻想曲」とでも位置づけるべきで、「マーラーの交響曲第10番の補筆完成版」などでは決してない!というのが私の偽らざる感想です。クック版は「音が薄い」と言われますが、これは逆に「音が過剰」です。「過ぎたるは及ばざるがごとし」で両者は同じでしょうか?やはり全然違うというべきでしょう。変な喩えですが、クック版は「具が少ないカレー」であるなら、この版は「カツとハンバーグを乗っけてさらにナポリタンも添え、塩分と辛み過剰のルーをぶっかけたメガ盛りカレー」という感じかな(やや比喩大げさ)。クック版は、素材をしっかり吟味して愛情込めて奏でると、美しさに満ちたとても感動的な作品となります。「具の不足」を、「いまあるもの」への徹底したこだわりで補えるのですね。ところがこの版の「過剰」はどうにもならない。正直、「志の低さ」としか私には受け取れないのであります。試みとしては結構ですけど、それ以上のものではない、という結論です。演奏については何も言えません。このコンビ、第6交響曲では感心しませんでしたが、今回も多分そのレベルかな。なお、BOXもので聴いたので、解説は読んでおりません。妄言多謝。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/15

    久々に聴きなおし。やはり他のディスクとは一線を画する大演奏で、感動を新たにしました。豊富な感情を隠すことなく、ときに叫び、ときに泣き、ゆっくりとではありますが遅滞することなく荘重に音楽は進んでゆきます。ちょっとした乱れは見受けられますが、ま、傷というほどではありますまい。それにこれでもずいぶんと修正しているのではないかな?ライヴそのままで出していたらもっとすごかったはずだなあ。というのも、私も同時期の来日公演の第9番を聴いたからなのであります。あの時の鳥肌の立つような恐ろしさはこの盤にはないのですね。そこは不満だけど、逆にそれがディスクに残ってしまったらその方がいっそう恐ろしい気がします。それはさておき、バーンスタインが最後に到達した第9交響曲の姿がはっきりとここに刻されることとなりました。この曲に充分馴染んで、いろんな演奏に親しんで、その後でこの盤を手に取るのがよいか、と個人的には思います。やはり特別な位置に立つ演奏です。

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     2011/03/14

    第1番は「けっこう大きく出たな!」という感じの構え方が印象的。表情付けはやや勿体つけて、終結部も大みえ切る感じ。この曲はこれでいいでしょう。第6番は、「悲愴」ではなくて、第6番。嘆きや悲しみはここにはない。激情も沈潜もない。交響作品としての交響曲第6番があるのみ。さっぱりしていてもたれません。でも逆に感じるものも残るものもないんだなあ〜。この名曲(個人的にはあまり好きではないけれど)の演奏としては不足が多いかな。残念。さてこの妙な組み合わせのアルバム、そこに意味は感じがたいのですが、それは措いとくとしても、既存のディスクに伍して固有の価値を発揮するのは難しいかな。録音は良好だが、優秀とまではいかない。総じて「イマイチ」かな。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/10

    うむ、これはいいですね、名演です。何よりもテンポが適切で、安心して聴けます。ダイナミクスもまた適切。変に力んだり暴れたりしないのもまた上品でよろしい。オーケストラ、特に魅力は感じませんが、また弦が少し細身な印象ですけれど、技術はしっかりし、よく歌います。全体に、実にニュアンス豊かに表現していてほれぼれいたしました。ワールト先生、いい仕事です。巨匠風ではなく、職人的技の最高のところが出たという感じかな。録音はややクールなタッチですが、優秀です。これはよいディスクではないでしょうか。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/09

    ま、予想通りの演奏。いや、予想以上の演奏かな。大オーケストラと合唱をガンガン鳴らし、きっちりした拍節の上に遅滞なく曲を進行させるという毎度のショルティさんのスタイル。アナログ最末期の録音もそれを見事にとらえていて、効果バツグン。その結果、これは「レクイエム」という意義を完全に喪失し、「大オーケストラと声楽のための大交響作品」という趣となりました。この曲にはそういうスペクタクルな要素もありますけれど、それだけではいかんなあ、というのが素直な感想。独唱陣は男声はいいけど女声はいかんね。総じて、予想通りにして、なおかつ、予想以上の(悪い意味で)演奏。残念です。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/08

    オペラの映画仕立ては個人的には好きではなく、また演出もなんだか冴えない気がするのですけれど…。しかし、このディスクは演奏において実にすばらしい!最強の歌手陣には最高の賞賛を差し上げましょう!中でも光るのはなんたってグルベローヴァ!もう完全に主役ですな。そして(個人的ひいきでもありますが)ルネ・コロ!見事な美声で惚れぼれします。もちろん、ベーム&ウィーンフィルだってすばらしい!小編成なのに迫力も十分だし、そもそも何と美しい音色!音楽に酔うとはこういうことを言うのかしら。これ、リマスタリングして音だけ(できればSACD)で出してくれないかなあ。名曲の名演、存分に堪能しました。みなさまもぜひ!日本語字幕はないけれど、そのへんは予習すればいいってば。これを視聴しない方が損失ですよ。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/08

    知る人ぞ知る、傑作オペラ。何といっても圧倒的なのは冒頭の「天上のプロローグ」。25分ほどですが、音響的な壮麗さ、スペクタクルな興奮、あまりのすごさに絶句します。ここだけでヴェルディ「レクイエム」やマーラーの交響曲第8番に匹敵する(ないし超えた)大世界が描かれていると言えましょう。ここに優秀な録音と卓越した歌手陣(特に強力な男声陣!)によるこのディスクを得たことはまさしく大変な喜びであります。もちろん、ずいぶん前に来日したイタリアオペラで聴いた懐かしい名前のファブリティースの指揮もまた立派です。いや〜すごいすごい、何だかほかに言葉が出てこないね。お薦めしましょう。言っちゃあ悪いけど、ヴェルディのへなちょこ作品(オテロとファルスタッフ以外)を聴くよりかはずっと充実した感動を得られますぜ。(-_-;)

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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