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sunny さんのレビュー一覧 

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     2016/03/22

    四半世紀ほど前、秋山さん大阪フィルのモーツアルトコンサートに触れたことがあります。ごく自然体の善き演奏会だった記憶があります。東京交響楽団とは長いおつきあい、その他、大阪市音楽団、九州、広島交響楽団との活躍が、よく知られ、カナダ、ヴァンクーヴァーでも高い評価を得たと、聞いています。サイトウ・キネンのオーケストラでも最初は指揮されていました。ユーメイになるより、道を選ばれた方だと、思います。ここに録音されたブラームスでは、残響の多いホールを活かして、流麗、慌てず騒がず、ここでも自然体、余裕綽々、力瘤の少ない、笑顔の、あるべき見事な名演を聴かせてくれます。東響、日本のオーケストラの特質を活かした一つのお手本の様な演奏。美しい、素晴らしい。長年の経験あっての事でしょう。今まで聴いたことのない無欲(?)、柔らかい情念のブラームス1番に、出逢えた事が、嬉しい。モーツアルトも、何時の日か、もう一度、聴いてみたい・・・。

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     2016/03/21

    私の知ってるアラウさんは、コリン・デイヴィスさんとの遅いベートーヴェン(Philips)でしたが、ここでは、豊かな構築。若々しい、この頃から既にカンタービレの人だったジュリーニのサポートで、ロマンティック(1番2楽章の夢見心地!)、ラテン的なブラームス(EMI)。イギリスのフィルハーモニア管は、クレンペラ―の時の様な重厚な音では、ありませんが、見事な美しさ真摯で流石の演奏。2番が、特に好調。ギレリス、ヨッフム、ベルリンフィル(DG)の重厚、鉄壁の演奏も凄い。父ゼルキン、セル、クリーヴランド(CBS)の、これまた叙情と構成のしっかりした脱ヨーロッパ人による、ヨーロッパを夢見、アメリカで繰り広げた演奏が、’60年代、’70年代前半のブラームス協奏曲の3様、3本柱。録音も充分だった。これ以降の時代は、ライヴ盤が主流で、これらを超えるのは難しい。バレンボイム、チェリビダッケ、ミュンヘンの超弩級じっくりドイツ的重厚濃厚演奏位か。あんまり聴かないツイマーマン、バーンスタイン、ブフビンダ―、アーノンクール。健闘グリモ―(ザンデルリング、ネルソンス)、ポリーニ(ティーレマン、ドレスデンがなあ・・・)。サロネン音楽監督となったフィルハーモニア管で、この曲を聴いてみたい。(ハーンとのヴァイオリン協奏曲は聴きました。予想通りでした)どれだけ、音が変わっているか・・。以上、私見。

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     2016/03/16

    中低音美しく高貴、叙情豊かな一級のブラームス。流石、全盛のジュリーニ、ロサンゼルス。後年のウィーンフィルとは、1楽章展開部繰り返してないのに、このロスフィルとは繰り返しして、朗々と聴かせてくれる。逆に2楽章では、ロスではやってない。枯れた味わいはあるけれど、ウイーン程でなく、確かに推進力もある。ロスの夏は、イタリアの夏と似ているのだろうか。私には、さっぱりわからんけれど、じっくりと、アメリカ西海岸のオーケストラから、ヨーロッパ(南部)的響きも引き出している。けど、アメリカの他では聴けない音があちこちに。ジュリーニさんの歌謡性は、ここでも顕著。サロネンにも、ましてやドダメルにも不可能な暖かさ。2次大戦も知るこの時代の紳士、巨匠の響き。

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     2016/03/16

    フォーレも、もちろんいいのですが、ほの暗くゆったりと、祈るパヴァ―ヌが、絶品。クリュイタンスと並ぶほど神々しい、そして生々しい情感。明解クリーヴランド、ブーレーズを上回る。フィルハーモニア管心配したんですが、見事な演奏。小澤さん、ボストンのパヴァーヌ、フィルアップした盤ありますが、この曲に関しては、ジュリーニに軍配。この曲は、あんまり手を加えなてない(ような)演奏がいいようだ。

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     2016/03/11

    十代の頃からグリーグの音楽に親近感を抱いていたと、おっしゃる北海道、室蘭出身の田部さん。じっくり、しなやかに、力強く、きらびやかに、ダイナミックに、グリーグの奥深い、繊細なピアノの音。託されたスピリッツ、ソウル。その美しいメロディ、ノルウエ―の民謡世界、愛と喪失、幸を焦がれる心持、抒情豊かにドラマティック、ノリ、感興に至るまで表現された渾身、稀有なCD。唯一無二。耳を引くペール・ギュント、白眉のホルべルグ、余韻の抒情曲集。全て、素晴らしい。グリーグのポップ、親しみやすい、素敵な時を超える、身体、ハートに入り込む音楽。感動致しました。

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     2016/03/11

    北欧のショパンとも呼ばれたりするグリーグのピアノ・ソロ作品をほぼ網羅してくれた有り難い曲集。近現代音楽も得意、ノルウエ―生まれのアウストボさん、元よりリリック、詩的な作品、民謡調の作品、ことさら強調する事はなく、さらりと、自然に出てくるグリーグの美しさを、静かに情熱籠めて演奏されています。全194曲、叙情小曲集全曲含めて、日常、ハレ、人間の営み、感じたこと、自然、ノルウエ―の民謡、田舎のダンス、愛情、編曲物まで、グリーグが著した、心にじんわり、時にハッと響いてくるピアノの音。素晴らしい。名人。

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     2016/03/10

    グリーグ入門には、最適の盤。ヤルヴィは、エストニア、オケはスェーデンですが、北欧ノルウエ―の作曲家、グリーグのメロディの美しさと豊かさ、劇的な処、ノルウエ―の民謡そのもの、叙情の深い、心暖まる静かな音楽、フォーク、ダンスミュージックとしても。ちっとも古くない、現代ポップミュージックにも通じる様な歌謡性、日常から生まれ、自然まで感じさせてくれる音楽。重々しく、深く考え込む様な音楽でないのがいい。

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     2016/03/10

    サンフランシスコ響のシベリウスと並ぶ北欧音楽の快演。但し、CD収録時間に合わせた為か、全曲にはならず、1幕結婚式で、ノルウエ―の民族楽器(風)に、演奏される処など、数曲カットされてしまってるのが、残念。サロネン、オスロ(ノルウエ―のオーケストラ)盤は、ここを抜粋版でも、やってくれたのだけど。全曲盤は、豪胆な父ヤルヴィ、イエーデボリか、Naxosのエンゲセット、マルメ響(どちらもスェーデンのオーケストラ)か。マルメ(05年録)以外は、デジタル録音、CD発売に沸いた’80年代末の録音。
    ブロムシュテットさん、Querstandのゲヴァンドハウス管とのライヴ集で、メンデルスゾーン「スコットランド」(04年録)でも、素晴らしい演奏、聴かせてくれてます。独逸らしい重み、厚味、スケール、叙情、少し粗っぽい位だけど、ライヴの感興も含めて凄いものだった。私にとっては、以前のドレスデン時代、今一つの人でしたが、今は、ドレスデン含めて、これらの演奏聴けば、立派な巨匠。御見それしました。

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     2016/03/09

    このアルバムには、グリーグの民謡色の濃い作品はあまり選ばれていない。グリーグの民謡的要素はグリーグのキモ、大特徴だ。日本人が、イギリスのレーベルでノルウエ―の作曲家の作品を発売するというのは、なかなか勇気が要るし、賢明、或いは、仕方ないのかもしれない。田部さんは、表現が薄いといわれる日本人演奏家の中にあって、勇気と信念、アーティスト魂を持って、この作品に挑んだ。日本人としての集中度、共感、詩的な抒情性、グリーグには意外なバッハ的作品。そこかしこに出てくるグリーグらしさ、ノルウエ―らしさに、もうひとつ別の東洋からの田部さんが焦点を充てて、情熱を籠めて演奏している。素晴らしい。

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     2016/03/09

    ノルウエ―出身の現代、近代物大好きの名人ピアニストのサティ。やはり巧い。マロディの美しさ、独特の雰囲気、テンポ、皮肉、遊びもたっぷり。3つのサラバントで始まり、その後にジムノペッティ、ひからびた胎児などなどにスポーツと気晴らし、様々あって、最後の夜想曲がいい。アウストボーさんは、全集魔の様で、本国、グリーグの私大好きになったピアノ曲も、ほぼ全て、録音されてます。民謡、日常の出来事、自然、人間の営み、喪失と孤独等、短いリリカルなピアノ曲に託した小品を、ここでも丹念に弾き込んでいらっしゃいます。ソナタ形式でなく、ピアノ小品をまとめて、曲集にするというのは、バッハ以前から、メンデルスゾーン(無言歌)、シューマン、ブラームス、リスト、シベリウス、プロコフィエフなどなど、ロマン派の多くの作曲家にも受け継がれ、印象派の多くの作品も、元々ピアノ独奏曲が多かった。この流れ、サティの諧謔と共に、打ち止め、とはならず、現代日本では、吉松隆さんが、プレイアデス舞曲集として、作曲。これら小品からなる作品をレパートリーに、独自のヴィジョンとタッチを持つ田部京子さんが、折に触れて、演奏、録音もされています。

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     2016/03/09

    田部さんの音楽を聴いていたら、どうしたって聴かねばならぬ吉松作品。田部さんと同じく、北国、抒情を連想させる。和風で、ぺルト、シベリウス、グリーグ、メンデルスゾーン、ドビュッシー、メシアン、武満さん辺りの音楽がちらつく。音の数が少なくて、美しい。この作品は、白いけど、ロックやジャズ、ブルーズに近づいた作品も聴いてみたい。あまり好きな言葉ではないけれど、癒される、心のささくれをとってくれるような曲集。ハープ、フルート、ヴァイオリンのソロも、モーツアルトの様に美しい。良作。ディーリアス、ヴォーン・ウイリアムス等々いるイギリス人に、受けるのは、難しかったみたいだけど、よくぞ、日本人作曲家、演奏家で、Chandosさん発売してくれました。

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     2016/03/07

    私にまず、グリーグの素晴らしさを教えてくれたCO。最も、ピアノ協奏曲を聴くためで、グリーグの本拠、抒情小曲集を含むピアノ曲集を本格的に聴いたのは、つい最近。私が、持ってるのは、この他、若いアンスネスさんが弾いたグリーグのピアノ曲集が入った2枚組。値段は、この1枚物と変わらなかった。アンスネスさんにとっては、名刺代わり、本国ノルウエ―のグリーグは嫌でもやらされる、要求される作品。流石は、世界的アーティストとなった人の演奏。協奏曲は、キタエンコさんの指揮共々、見事ですが、オーケストラの音が薄め、この辺は、北欧のオケの特徴でしょうか。グリーグの作品は、民謡、伝統音楽、そのものなので、本国、ノルウエ―人の演奏が、やっぱり、いいです。アンスネスさんは、流石で、プラスのメリハリや味付けを籠め、一段上の演奏を聴かせてくれます。一地方の民謡、伝統音楽には、世界中の他の人々を魅了する力を持っています。当然、フィンランド人以外が演奏するグリーグにだって、いいものが沢山あります。例えば、日本の田部京子さんのピアノ演奏、スイトナー、ベルリン・シュターツカペレの演奏。私は、本国、オスロ・カメラータのホルべルグ組曲等の盤(Naxos)でその素晴らしさ、美しさ、悲しみの音楽にほだされました。

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     2016/03/07

    シベリウスにピアノ曲があったのも知らなかったが、その作品集をイギリスのレーベル一発目で取り上げてしまう北海道出身の田部さんの凄さ。また、それぞれの短い曲、演奏が、美しい、叙情、スケール豊かで繊細、以外に暗い、孤独な、真に迫った独り言の様な曲が多い、正にフィンランド人シベリウスだった。多くは自然、でも、人間がちゃんと居る。胸が打たれる、痺れる様な情緒深い曲がある。溜め息、突かずにいられようか。そして、同じく北欧、ノルウエ―のグリーグを弾く田部さんの音楽が、猛烈に聴きたくなった。メンデルスゾーンの無言歌も素晴らしかった。未だ暫くは浪漫派の作品。十年後か二十年後、バッハにも挑まれるまで、私は、生きていなければ。

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     2016/03/07

    このアルバムは、田部京子さんのデヴュー盤と言っても差し支えない位、名を知らしめた盤だったのですね。最近、Claudio Colombo と言う人のメンデルスゾーン、この「無言歌」を聴く機会があったのですが、げっそりしました。田部さんは歌、であることをしっかり表現した技情意、籠めた演奏で、日本人としては、飛び抜けた才のピアニストであることを、表明、証明した名盤、名演。後期の曲が少ないので、いつの日か全曲、録音してくれることを期待してしまう。それにしても、メンデルスゾーン、若き日から恵まれた音楽だけでない天才だったが、宗教やら、家族のこと、人生に思い、苦悩し、喪失感に悲しみ、自然を愛し、表現する、一人の人間だったのだ。「スコットランド」や「イタリア」聴いてるだけでは、分からなかった世界が、ここにある。

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     2016/03/07

    今回もジャケットからして特徴がある。展覧会の絵は、大昔のホロヴィッツ、カーネギーライヴと、ポゴレリッチを聴いていましたが、ブニアティシヴィリさんも、いつもながら、大胆で繊細、意表を突く演奏で感嘆。やはり、独自の音楽を聴かせてくれます。そして、女性的。ラ・ヴァルス、ぺトルーシュカの強い打撃、速弾き、メロディセンス、美意識に更に感嘆。

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