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検索結果:1067件中1件から15件まで表示
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2026/08/06
ヨッフムの音楽は、現代のスマートな快速演奏のイメージは一度捨て去る必要がある。ここに鳴り響くのは、ドイツ伝統のいぶし銀の響きをまとった、ドッシリとした超重量級のサウンドだ。その歩みは一見、重心が極めて低く、大地を踏みしめるような重厚さを見せる一方で、音楽が熱を帯びるやいなや、その巨体からは想像もつかないほどの猛烈な瞬発力で、一気にテンポを加速させて突っ込んでくる。まさに「意外と速く走る力士」の襲撃。重戦車がターボエンジンを吹かしてダッシュしてくるかのような、野生的なパッションとスピード感のギャップに、聴き手はただ圧倒されるほかない。コントロールされた綺麗事の音楽ではない、肉体と魂がむき出しになった爆発力を体感できる、唯一無二の劇的名盤群だ。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2026/08/02
フルトヴェングラーを「最高の指揮者」として神格化する風潮は、歴史の客観的な事実によって修正されてもよいであろう。彼の大成の本質は、本人の卓越した音楽性と、「ドイツ中心主義」という当時の特異な価値観、そしてナチス政権によるライバル排除が最悪の形で噛み合って生まれた、構造的な結果である。まず、彼がナチス台頭以前の1920年代に、すでに実力でベルリン・フィルやウィーン・フィルの頂点に立っていた事実は無視できない。楽譜の裏にある精神性を引き出し、即興的な音のうねりをつくり出す彼の指揮は、政治とは無関係に聴き手を圧倒する力を持っていた。しかし、その実力だけで戦後の「絶対的な神話」まで登りつめたわけではない。1933年以降、ブルーノ・ワルターやオットー・クレンペラーといった同格のユダヤ系巨匠たちがナチスによって強制追放されたことで、音楽の中心地であったドイツ国内には巨大な「空白」が生じた。ナチスはフルトヴェングラーの名声をプロパガンダに利用すべく破格の特権で囲い込み、結果として彼は、競争相手のいない焼け野原で主要なポストと名声を一人で独占することとなった。ライバルたちが亡命先でゼロからの闘いを強いられる中、彼が「本場の利」を独占的に享受した事実は冷徹に見つめる必要がある。戦後、亡命組の復帰やカラヤンら新世代の台頭、さらに客観性を重視する即物主義へのシフトによって彼の独占は終わりを迎える。しかし、皮肉にも「激動期に本場の伝統をワンオペで守り抜いた」という歪んだ物語が、彼を戦後も免罪し、過剰に神格化する装置として機能してしまった。フルトヴェングラーの大成とは、純粋な芸術の勝利でも、単なる政治の虚像でもない。稀代の才能を持った音楽家が、時代の排他主義と利権の独占によって「絶対的巨匠」へと仕立て上げられた、20世紀の歪みそのものなのである…、と、私は思います。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2026/07/29
アーノンクールからの強い影響が感じられます。とりわけ、劇的に突っ込んでくる強烈なアクセントや、硬く乾いた音で炸裂するティンパニ、言葉のようにアーティキュレーションを激しく変化させるアプローチは非常に刺激的でスリリングですが、決して耳障りな音にはなりません。
パヴァロッティの全盛期の輝きを凝縮したベスト作品です。クラシックの枠を超えて愛された理由が、この1枚に詰まっています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2026/07/05
その瞬間に感じたことをそのまま音にしているのが伝わり、恣意的なものを感じませんね。考えてしたのではなく、心のまま弾いている感じで、聴き手の心を鷲掴みにします。現代の演奏家では聴けない音楽ですし、ともすると批判の対象となってしまうかもしれませんが、これぞ音楽!と私は思います。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2026/05/30
隙間セールだったのか、半値以下で購入できました。カンタータ目当てでした。数枚は以前から聴いてきて、興味が増したところだったので、ちょうど良いタイミングでした。ヘレヴェッヘの柔らかさとも、リヒターの重厚さとも、リリングの明るさとも違っていて、派手さはないものの落ち着きがあり、気がつくと作品の中に自然と入っていけるような感じでしょうか。バッハのカンタータは、有名で親しみやすい曲も多い一方で、全体としてはわかりやすいジャンルではなく、とっつきにくい部分もあります。ただ、決めつけずに気に入った曲から少しずつ広げていくように聴いていくと、徐々に面白さが見えてくるように感じています。聴き比べもしながら、ゆっくり理解していこうと思います。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2026/04/01
編曲作品で親しんできましたが、今回初めて原曲を聴き、その曲の歴史に触れることができました。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2026/01/10
幸運にも何らかの事情で売れ残ったものが入手できました。力が入りすぎず、非常に聞きやすい演奏でよかったです。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2025/12/26
最初に耳を引くのは、ふっと香り立つような音作りです。弱音の扱いが非常に繊細で、響きが自然に立ち上がる瞬間には思わずハッとさせられます。音色の移ろいを丁寧に描こうとする姿勢が感じられ、落ち着いた美しさを大切にした演奏だと受け取れます。 一方で、表現そのものには、まださまざまな方向性があり得たのではないかとも思います。端正で抑制の効いたアプローチは魅力的ですが、より強いコントラストや大胆な表情づけも可能だったのではないかという余地が残ります。特に、より劇的な解釈を行う指揮者の演奏を知っていると、その印象の強さが比較の基準となり、こちらの落ち着いた解釈が控えめに感じられる場面もあります。 また、あっという間に聴き終えてしまうという印象には、演奏の自然な流れによる素晴らしさもありますが、単純に収録時間が比較的短いという要因もあります。作品の性質上、深く沈潜するような長大さではなく、凝縮された世界がそのまま提示されているため、気づけば終わっていたという感覚が生まれやすいのだと思います。 総じて、過度な演出を避けながら、音楽の佇まいを美しく提示しようとする姿勢が感じられる演奏です。強烈な個性を求めるリスナーには控えめに映るかもしれませんが、静かな魅力を素直に味わいたい方には、落ち着いた良さを備えた内容だと感じます。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2025/12/26
教会録音ならではの豊かな残響と、柔らかいタッチが印象的な演奏です。音の立ち上がりは丸く、響きが空間にゆっくりと広がるため、全体に落ち着いた雰囲気が漂います。瞬間ごとの音色の美しさや、内省的なムードを重視したアプローチは、個性として明確に感じられます。 一方で、この音響設計とフレージングの方向性は、変奏ごとのキャラクターの差を控えめにし、音楽の推進力をあえて抑える結果にもつながっています。構築性や明晰さを求める聴き手にとっては、音が溶け合うような質感が長時間の集中を持続させにくいと感じられる場面もあるかもしれません。 総じて、バッハを構造的に描くというより、響きの美しさと静かな情感を前面に出した解釈となっています。瞑想的な音の広がりを好むリスナーには魅力的に響く一方で、変奏の明晰な対比や緊張感を重視する聴き方には、やや弛緩した印象を残す可能性があります。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2025/03/30
単なる顔写真をジャケットにするのではなく、デザインにひと工夫を加えたことで、魅力的に仕上がっています。鮮やかな配色が印象的で、アート作品のような雰囲気を醸し出しています。この配色は、彼の演奏が持つ多彩さやエネルギーを象徴しているかのようです。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2025/03/08
私にとってはオリジナルジャケットか否かはモノとしの価値(購買意欲)が大きく変わります。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2025/02/22
三十数年前、まだ街にレコード店があった頃、店員からすすめられて聴いたことを思い出します。それ以来、毎年そのCDをかけてきました。今回このライブ盤に触れて、本当にあのウィーン・ヴィルトゥオーゼンなんだ、音楽っていいなぁと感激します。幸せを運んでくれます。
三十年以上ぶりに聴きましたが、全く古びた感じがしませんでした。パワフルなギターワークと力強いボーカルは、今でも心を揺さぶると思います。このアルバムは賛否両論あるらしいですが、私は傑作と思います。その魅力は色あせることなく、多くのリスナーに愛され続けていると思います。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2025/02/22
この曲と彼の演奏の両面での最高傑作と思います。特に、第2交響曲は久しぶりの充足感でした。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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