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mid-massa さんのレビュー一覧 

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/07/17

    この演奏を聴いて何も感じないという人はブラームスに興味がない人と言ったら言い過ぎだろうが、4番は演奏自体は確かにオケの厚みがなく、室内楽のように聞こえるが、これが彼の持ち味なのだと考えれば何ともない。この4番の人類普遍の哀しみを表現できるバルビは本当に素晴らしい!それよりあのうるさい(当時は特にそうだったはず)VPOからこんな素晴らしいアンサンブルを引き出せたのだから、バルビはやはり「大物」だったのだろう。2番も同様で、素晴らしいのひとこと!ある意味ではこのボックスの白眉はこの2番ではないだろうか?1番はとにかく遅いが、迫力不足などと言わせない信念を持った演奏!豪快に一気呵成に行ってしまう竹を割ったようなミュンシュパリ管も別の意味で素晴らしいが、このバルビ節一徹の1番は穏やかに流れるように進んで行くという意味で、こういうやり方もあるんだ、という気にさせられる。3番には小生興味がないのでまったく聴いてないので書けません。古き良き時代のブラームス、と言ってしまえばそれまでですが、カラヤンはじめ他の大半の指揮者のように次世代には全く忘れ去られてしまうことはない、と断言できます。後世に長く残せるいいボックスだと考えます。

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     2016/05/07

    ケンプのブラPC2は全く残響がないので、音がずいぶん固く聴こえるし、実演ならではのミスも散見される。ケンペンの伴奏も残響のなさで同様であるが、このコンビでライブのCDが聴けるだけで納得しましょう。1955年といえば小生が生まれてまだ3歳になるかならないかの年代である。SPレコードの運命や田園を父が持っていたのを勝手にかけてこっぴどく怒られたのもわが幼少の頃の思い出、となれば録音もこんなものでしょう。オケがフランスのオケというのも珍しい。やはり祖国オランダでは演奏拒否をされたとかで、帰りにくかったんでしょうか?一方、マーラーはこれまた珍しいイタリアRAIトリノのオケということですが、こちらもオケがちょっと落ちる気は否めない。しかしケンペンの迫力は十分伝わってくる。ケンペンはもうちょっと長生きしてくれればオランダにも帰れただろうし、COSAとももっといい録音を残せたかも知れない。エロイカやチャイコ5番等、この曲のベスト3に入れてもおかしくない演奏(個人的にですが)を残してくれているからブルックナー等ももっともっといい録音を残せたんじゃないかと考えると非常に惜しい気がする。しかしこんないい録音が残っていて良かったというのが素直な感想です。

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     2016/05/07

    ミュンシュの面目躍如たる演奏で、思わず、こちらもうなってしまいました。ミュンシュのナマの声が聴こえるだけで嬉しくなってしまいます。元々スタジオ録音でもダイナミックな演奏が売りのミュンシュですから、ライブならではの迫力はたまりません。エロイカも、ブラ2もこの指揮者ならではのダイナミックな表現は素晴らしく、また録音年代を考えると、十分な内容と云えます。紹介にも書かれていますがブラ2のフィナーレでの拍手のフライングは楽しくなってきます。(得意曲かも知れませんが、ドビュッシーには小生全く興味がないのでパスさせていただきます。)

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     2016/05/07

    先に書かれた方はずいぶん辛口に批評されていましたが、小生はむしろライブならではの迫力に感動しました。特にマーラーの6番はこの年代の実演盤としては文句のつけようがないように思いますが、いかがでしょうか?実演ならではのミスもありますが(ワルター/VPOの1948年「復活」などその代表でしょう)、そんなことにケチをつけるようなケツの穴の小ささではよくありません。この時代にこのマーラーの大曲を演奏し、ましてやそれがテープに残っていたそのことに感謝すべきでしょう。ブルックナー第八も同時期のスタジオ盤とほぼ同じ内容で、フィナーレの出だしなぞ、後継のハイティンクがRCO、いや当時はCOAですが、全集で全く同じような手法であったことからもこの演奏を参考にしていたことは想像に難くありません。マーラーの6番の4楽章の圧倒的な素晴らしさも特筆ものです。昨今の録音環境の良さだけで救われている演奏のあまりの多さに辟易している者にとってこんな熱い演奏はたまりません。まだマーラーの信頼熱きメンゲルベルクの影響を色濃く残していたであろうCOAそのものではありませんか?ブル8もライブであることを割り引いても内容は確かに荒っぽく、問題のある演奏ではありますがそれを上回る熱気です。小生、ブルックナーに入ったのがこのべイヌムの9番のLPレコード(30年以上前のことです、当時1000円盤)だったのでそれ以来ブルックナーにのめりこんでしまう原因となった指揮者です。懐かしい指揮者の良い演奏がまた入手できてうれしい限りです。今回はあまり入荷が多くなかったらしくすぐ売り切れになっているようですが、入手できなかった方々に代わって書かせていただきました。同時に入手できたケンペンやミュンシュのCDと合わせていい買い物をさせてもらった喜びでいっぱいです。

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     2016/05/05

    5+7のところでも書かせてもらいましたが、これもライブで迫力満点!このご老体がフィナーレの最後の最後で大見得を切るところなど、ほほえましくなってくる。オケもそんなに上手くないようだが、熱気で押し通してしまった感じ。版は例のベーレン何とからしいがジンマンのくだらない演奏に比べればよっぽどましだ。昨今中古CD屋さんでジンマンの全集を大量に見かけるが皆さんの気持ちを代弁しているのではないか?実はかく云う小生も友人の勧めでかつてジンマンの全集を買わされたことがあり、聴いてすぐ、売りに出してしまった経験があるので、大きなことは言えませんが・・・。メニューインは若いころからフルヴェンとコンチェルトを録音していたから偉大な指揮者の影響もあるのだろう、とにかく1回聴いてみて下さい!損はしませんよ!

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     2016/05/05

    なぜこんな名演がこういう位置に置かれいるのだろう?ヘルヴィッヒは実力はブルックナー等で証明されているはずなのにどういうわけか人気がない。よく似た名前のヘレヴェッヘなんて、ただ変わったことをしているだけの指揮者が妙に売れているのに比べてあまりの人気のなさに開いた口がふさがらない。この演奏の白眉は何といっても第2楽章!ホルンのソロ?の部分で大々的に鳴らしてくれるのがたまらない!もちろん3楽章のホルンも良く鳴っている。フィナーレも素晴らしい!この演奏は当盤ではなくロイヤルフィルシリーズで極めて安価で入手した。当初は「安かろう悪かろう」の代表のように思っていたが、聴き始めてビックリ!特に2楽章の上記の部分のすばらしさ!皆さん、といってもこのレヴューを見てもらえるような人はめったにいないだろうから、もう持って見えますわな?初めて見た人が見えたらだまされて1回聴いてみてください!

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     2016/05/05

    この演奏、小生も初めは「レッパード?なんや、室内楽の人やないか!」と考えて聴き始めました。何せ値段も別のロイヤルフィルシリーズだったのでたったの300円少々。「安かろう、悪かろう」と全くの期待もせずに買ったものでした。同シリーズにマッケラスの革命、幻想、シベ2、そしてヘルヴィッヒの英雄などがあったのでそれらの「ついでに」買ったようなものでした。しかし、見事にこの演奏はその「期待」を裏切ってくれました。他の大指揮者の全集つくりの一環としての「第九」ではなく、この1曲に賭けたとさえ思われるようなレッパードの演奏に「脱帽」「最敬礼」ですわ!美しく、かといってダレない、華麗な演奏、と言ったら褒めすぎでしょうか?いや、このレヴュー見てもらった数少ない物珍しい皆さんに感謝感激ですわ!1回買って聴いてください!カラヤン、ベーム、ショルティ、アバド・・・そしてジンマン、ラトル等のベーレン派のくだらない演奏に飽き飽きした方、だまされて、ぜひ1回聞いてください!

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/01/23

    この指揮者はどの曲を聞いても同じようにしか聴こえない。何か一つ、いや二つ足りない気がする。「ドラマがない」「華がない」うまく書けないが何かそんな感じがする。正しく「無国籍音楽の代表」って感じだ。NHKSOの指揮者でよく耳にしたが聴きたくない指揮者の1人だ。この盤を含めて、持っていたCDはすべて友人にあげてしまった。この3番も、同じスイスのアンセルメの盤の方がどれほど美しいか・・・。聴かず嫌いではなく、聴いて嫌いになったので仕方なく、コメントさせてもらおう。★をゼロにしたいがそれだとレヴューされないので仕方なく1個つけておく。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/01/06

    諸兄の批評を参考に購入した。しかし、聴いてみてガッカリさせられた。ハース版をもとに・・・と言っているくせに、クライマックスのあのうるさいシンバルは何だ?常識を疑うよ!このシンバルについて書かれているレヴューがなかった?ので間違って購入してしまった。長さだけはとりわけ、確かにアダージョは前代未聞の長さではあるが、だらだらとした演奏にしか聴こえない。これなら比較するのは失礼だがチェリの方がよっぽど素晴らしい!オケのウッパタールといえばわがクナ先生の生誕地である。クナ先生も草葉の陰で「こんなものが通用する世の中になったのか!はっはっはああああ・・」と高笑いしていることだろう。長けりゃいいってもんじゃないですわ!

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/09

    このセットを購入した理由は第7番のカイロ盤がほしかったことに尽きる。これでフルヴェンのブルックナーが全部揃うからだ。ただの記録上の自己満足でしかないことは判っていても、音源が存在し、CDとして出ている以上は、欲しくなるのがファンというものではないだろうか?このカイロ盤の内容はU氏によればローマ盤の方がましだそうであるがあるが、文献的価値で持っていたいのである。他の曲については多くの方々のコメントがあるのでここでは省略させていただく。但し8番については個人的にはこの中のものより最後の1954年のものの方が迫力があり、半年先の死を前にしての最後の熱演という気がするのである。確かに49年3月14日や15日の方が良いのかもしれない。しかし小生は54年の方が好きである。乱暴なフィナーレの出だしなどうれしくなってくる。4番も彼としては意外にも名演であり、惜しくも第1楽章の脱落した6番も小生大好きである。現代のようにブルックナーがたくさん演奏され、比較が簡単にできるような時代ではなかったのに結構数を残してくれたことにまず感謝したい。余談ではあるがあとは数あるフルヴェンの「第九」の中で唯一手に入れていない1951年1月7日の1枚のみが欲しいと思う昨今である。音の悪さは判っている。それでもなお彼の第九はすべて持っていたい、と思うのは小生だけであろうか?

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/07

    買った後で、以前に買ったのを忘れているのがあったのに気づいたが、まあ、仕方ないか・・。それでも2種類の1番はうれしく、また、9番もNYPということで演奏時間も結構長くうれしいところだ。2番は日付からかつてテスタメントで出ていたものと同じと思うが、音は同盤と格段の差はない。また7番もBBCレジェンドでブルックナー9番との組み合わせで2枚組で出ていたものと同じと思う。音質も同等であろう。ただ、前盤からそうであったが、録音年代を考慮しても、あまり良い音とは言えない。が、まあ、こんなものかな?内容は2番はややソリストの出来が荒っぽい感じでジャネット・ベーカーはこんな歌い方する人だったかなあ、という気が前盤からしていた。シュターダーも同様で、録音のせいもあるのか、ちょっと気になる。全体に管楽器が強く録音されており、フィナーレの最後でも合唱が消されてしまいそうに入ってくる。ここは個人の好みもあろうが、あまり管が強いときれいな合唱が消えてしまって良くない気がする。セッションとライブの違いはあっても、同じNYPを振ったワルターの2番の合唱の美しさからこの曲に入った小生にとっては、残念な気がするが、実演を聴いていたらもっと違うかも知れず、断言はできない。あくまで録音されたものだから・・・。対照的に7番は素晴らしい。但し、こっちはBBC盤は1960年マンチェスターでの公演とあったと思うが、当盤はロンドンになっている。多分、マンチェスターが正しいのだろう。9番も得意の曲とあって素晴らしい出来だ。2つ入っている1番も、もう少し音が良ければ、と思うがこの時代なら仕方ないだろう。何せ50年以上前の録音なのだから・・・。今の恵まれた環境ですら、バルビローリ以上の演奏ができる指揮者などほとんど見当たらないのだから・・。先ほどの方も書かれてあったが、第1弾とあるからには第2弾も出るのだろう。ぜひ期待したいが、何せこのレーベルだから、セッションのものが混じってくる可能性もあり、油断できない。特に6番など実演があればぜひ聴きたいものだ。期待を込めての星4個かな?

    11人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/23

    安かったので、買った。しかも新しい録音である。スラットキンは前回の同オケとの幻想がけっこう良かったので、というより第2楽章を2通り入れてくれていたのが嬉しかった。聴けばなるほど、詳しくはわからないが、コルネットとかいう楽器が使われているのと、いないのとがあって面白かった。こういうサービスもたまにはあっても良い。さて今回の3番だが、まず、ひとこと。なぜ、3番が一番ラストなの?死の舞踏のオルガン版も良い、糸杉も良い、でもやっぱり、それらの前に3番をおいて欲しかった。小生はコピーして3番を一番前に持ってきた盤を作って聴いている。内容はもともと軽いスラットキンだけに、あまり大きな期待はしていなかったので、オルガンの音の綺麗さは目立った。速さはそんなにゆっくりじゃありません。小生はゆっくりしたのが好きで、たとえば、プレートル/パリ音楽院(古いけどプレートルではこれが一番!)とか、アンセルメ/OSR、マルティノン/フランス国立(EMI)のようなテンポが気に入っています。スラットキンは普通よりやや遅いか、普通くらいか、という感じです。また、第4楽章のオルガンが華やかな主題を演奏するバックのティンパニのだんだん強く叩かせるのは大賛成です。珍しい曲、編曲ご聞けてこの値段なら星5つ献上しても「甘いぞ!」なんてお叱りはないのでは・・・。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/06

    そうだったんですか・・・ALTUSから出ているものの再発売だったんですか・・・。どちらにしても、まあ、小生にとっては安くいい演奏が聴けるということで満足です。EMIのガスタイク盤も持っていますが、音はこちらの方が良い気がします。まあ、小生の装置は普通のCDプレーヤーですから、シングルレイヤーだの、SACDだのとは無縁の世界ですので、その方面の通の方からは、お叱りを受けるかもしれませんが・・。7番と同時購入しましたが、7番にはあまりレビューが書かれてなかったのですが、これはどういうことでしょうか?7番は他では出てなかったんでしょうかね?まあ、この100分近い名演にガタガタ言うのも何でしょうから、とにかく聴きましょう!小生個人的には第1稿が最高と思っていますが、これを聴いているとノヴァーク版とか、ハース版ということを忘れて音楽にどっぷりと浸かれる気がします。ガスタイク盤はこれ以上に長くゆったりしていますが、前述のとおり、やや音がこもって聴こえる気がします。ALTUS盤との違いは持ってないので何も言えませんが、最後の拍手が早すぎるとのことですが、小生には特に気にはなりませんでした。いやむしろ、興奮のあまり、つい拍手してしまった、という感じではないでしょうか?小生も年末の第九であまりの感動に1番先に拍手してしまった経験がありますが、気持ちはわかります。もちろん、消え入るように終わるブル9ではこういうことは絶対にないと思います。とにかく、いい演奏が安く入手できて大満足です。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/06

    ノヴアーク版の演奏であるがアダージョのクライマックスの打楽器群は意外にうるさくなく、この指揮者のデリカシーが感じられる。ゆったりとした演奏、と先の方が書かれているがまさにその通り!これだけゆっくりしているのにだれてこないのはさすがだ。第1楽章の集結も圧倒的に盛り上がって終わるので(チェリのかけ声が生々しい!)素晴らしく、これに比べると、史上最長の第7と言われる上岡/ウッパタール盤の演奏は、たしかに長さだけはこれ以上だが、聴いていてだれてくる。そこへアダージョでは打楽器がこれでもか!と言わんばかりに鳴らされるので余計に聴く気がなくなってしまうが、チェリは聴き手を飽きさせない。芸域の深さの差であろう。こんな演奏が1000円で聴けることは信じられない。これだけの演奏をナマで聴けた人たちはもっと満足できただろうと思う。個人的には1年後のガスタイク盤はこの盤よりもうちょっとだけしつこい感じもするが、カップリングのテデウムが特に気に入っているので両者には甲乙がつけがたい。いずれにせよ後世に残せると思える良い盤がまた1つ増えたことはうれしい。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/03

    値段の安さにつられて、また諸兄のご意見を参考にして購入。そして聴こうとして、いや、まいった!一番聴きたい交響曲が一番最後に入っているじゃありませんか!ううん、どうなんかなあ?小生は仕方なく、コピーして順番を入れ替えたものを作って聴いている。内容は諸兄の言われるとおりの素晴らしい内容!まず音の良さ!最近購入したスラットキンの同曲もかなり良い音であったが、それに勝るとも劣らない。もっとも小生の装置は古式ゆかしいテクニクスの装置(30年以上前の装置、レコードプレーヤーがついていた!)に、無理やり安物のCDプレーヤーを繋いだだけで、昨今流行のSACDなぞをかけても音の良さの違いは判らないものゆえ、あてにはならないが・・・。しかしフレモーの式は素晴らしい。かつては今で言うテロリスト並みだったとかいう履歴はともかく、幻想symも素晴らしかったし、この指揮者もっともっと評価されても良いと思う。個人的にはこの第3番についてはプレートルのパリ音楽院の旧盤が最高と思っているが、マルティノンのフランス国立とガヴォーティの盤もそれと双璧と思う。オケとオルガンの別録りについて意見を言われた方がみえたが、まさに財津一郎氏のギャグではないが「そのとおおおーーり」と言いたい。マルティノンのフランス国立とガヴォーティの盤はアンバリッドでの同時録音であり、マルティノンのフランス国立とガヴォーティの盤その時同時くらいに出ていたバレンボイムとシカゴ、リテーズのものが別録りだったと、諸井誠氏の本で読んだことがある。マルティノンの盤には感動し、バレンボイムのはそれを知る前から綺麗だが軽い演奏だなあ、と思っていたので改めて納得した記憶がある。プレートルの旧盤はどうだったかは知らないが、このフレモー盤も素晴らしい。録音・音処理の技術も超進歩して、SACDは当たり前で、今では1音づつでも修正できると聞く。ライブでも何日か分の中からの、いいところ録りも多いという。しかし、そんな音楽からは感動は少ないと思う。綺麗なだけの音楽なら、かつてカラヤン氏が何度も実行している。そういった時代にこのフレモー盤は同時録音と聞いてそれだけでも感動した。音繋ぎをしているかどうかは不明ではあるが・・・。まあ、いいCD聴かせてもらいましたわ。満点献上ですわ、これなら・・。

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