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ヘルベルト・フォン・ベーム さんのレビュー一覧 

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/09/16

    1969年のライブ録音とは思えないほどの鮮明な録音。弦楽器の圧力がすごい。
    当時のBPOのおそるべき合奏力をまざまざと見せつけられる感じ。カラヤン色に染まっていただろうこのオーケストラを、短期間の稽古で完全に自分のものとして掌握してしまうベームの手腕は、見事の一言では済まされないようなすさまじいものを感じる。こうゆう録音を聴くと大指揮者のやる仕事はすごいなぁと思ってしまう。演奏はVPOのDG盤と比べると全体的にテンポは速めで(特に2楽章)前へ前へと進む。4楽章まで一気に聴かされる感じ。ライブのベームをとらえた録音と言えると思う。でも、私はVPOのDG盤(1976年録音)の方が好きだ。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/16

    このCDは1953年に録音された。
    バックハウス69歳、ベーム59歳、フルトヴェングラーは
    まだ生きていた。
    リヒャルト・シュトラウスが亡くなってまだ4年。
    19世紀の香りが色濃く残るこの演奏は人類の宝とも言える。
    私は第2楽章の演奏が特に好き。
    シューマンの死を悲しみ、後に残ったクララと子供たちの幸福を祈る
    思いから、ブラームスの草稿には“主の御名において、来たれるものに
    祝福あれ”と書き込まれているそう。
    そのブラームスの思いをこれほどの深い慈しみと共感をもって演奏された
    例は、他には無いのではないか?
    なおモノラル録音ではあるが、聴いているうちに気にならなくなる。
    良質な音で記録されている。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/24

    昔、LPで購入し愛聴していた。いかにも放送録音っぽい痩せてティンパニだけが異様に目立つ音。それでも、フルトヴェングラーの気迫みたいなものが演奏には宿っていて、いつ聴いても鳥肌ものだった。
    今、この懐かしいジャケットを見ながらSACDを聴くとなんだか低音が電気的に付加された様な音になっていて違和感がある。それで、アンプのbassのつまみを少々マイナスにしたら昔聴いたLPの音にすごく近くなった。こういう貧しい音をSACDプレーヤーとSTAXで聴くのはちょっと滑稽な気がするけど、聴いているとそのうち何も気にならなくなり、演奏にぐいぐい引き込まれていく。フルトヴェングラーの演奏っていつ聴いても初めて聴くような新鮮さがあるから不思議ですね。作品を心から愛している人のなせる業です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 15人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/08

    このカラヤン60のCDは購入してから1枚1枚聴いているが、特筆したいこと。
    このセット、どれも音が素晴らしい。なぜこんなにいいのだろう?
    聴いているとアナログ時代にLPで聴いていた音と同じ気分になってくるのだ。弦が弦らしく聴こえる。音場に奥行きがありすごく生々しい。
    フォルテが全然うるさくないからいつまでも聴き入ってしまう。
    60年代のカラヤンのレコードに込めた『気』みたいなものがじかに伝わってくる。
    古いアナログ録音をCD化するときリマスタリングエンジニアは聴き映えを良くするために音をいじり過ぎているのではないか?
    その点、このカラヤン60は何もいじってないオリジナルなんではないか?
    いろいろ考えても今の自分にはわからない。
    とにかくこのカラヤン60は間違いなく素晴らしいセットだ!
    この調子で70年80年代のセットも出してほしいものだ。

    15人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/19

    この演奏が1000円しない!!信じられない…私が知る限り最高ランクの演奏である。クレアカレッジの学生たちの声も天使のようだが、何よりも指揮者ブラウンの音楽性がすべてであろう。このCDはひっそりとたたずんでいるようだけれど、後に続く者との間には誰も越えることができないような深い谷が広がっている。まさしく孤高の存在だ。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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