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京都のタケさん さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/08/15

    なかなか、おもしろい試みですね。 シェーンベルクらの、私的演奏会は、経費の都合で、演奏者の人数を最小にして、必要最小限の音の数だけで、演奏させた。 それでも、足りないところは、ピアノやハルモ二ウムで、音数を埋めたわけです。 その、必要最小限の音という発想を残し、元の作品に使われていた管弦楽器を、使って演奏したのが、これ。 まず、古典派の作品にして、これだけ、管楽器が動くのが、ちょっとした驚きです。 通常のオーケストラでは、わからない動きが耳で確認できます。 かなり、上級者用の音源かもしれませんが、作品を、深く理解するには、絶好の音源でしょう。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/01/06

    まず、プラネスの、音楽的センスの良さが光ります。 アンテルコンテンポラン出身の、ピアニストには、エマールなどもいますが、フランス的な詩情では、こちらのほうかも。 ピリオド楽器も、こなす名手ですが、やはり、現在のスタンウェイのほうが、やりたいことが、できているようです。 個人的には、ブリュトナーより、ベヒシュタインのほうが、ドビュッシーが好んだこともあり、シックリきている気がします。 ブリュトナーのほうは、あくまで、こういう行きかたもある、と、いったところでしょうか? 共鳴弦を持っているが、基本、ドイツっぽい響きなので、幻想的なところはありますが、異質な気もします。 若い頃のベロフの録音が、目の覚めるようなテクニックと、深い洞察力で、いまだに、個人的にNo.1ですが、それに、勝るとも劣らない名盤だと思います。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/09/03

    クラシックを、聴きこんだ人ほど、このアルバムは、楽しめる、いや、楽しくてしかたないはず。 フルヴェン張りの、「英雄」で有名な、ケンペンとの「ラデツキー行進曲」、貴重なマルケヴィチとのロシア物、ハーグ・フィルを世界レベルに押し上げたオッテルローとのフランク、若きハイティンクの才気煥発な音源郡、そして、極めつけは、ベイヌムとの、「星条旗よ永遠なれ」。 どれも、聴きのがせないが、特に、「星条旗・・・」は、本家の、イーストマン・ウインド・アンサンブルやボストン・ポップスも真っ青な、ノリノリの名演です! これがあるから、このレーベルは、見逃せないんです。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 19人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/08/15

    「よくまあ、ここまでのクオリティを。」と、言うのが素直な感想です。 すべて、50年以上経っている音源なので、そうとう劣化しているはずなのですが、ていねいなマスタリングと補正で、自然で奥行きもあり、各パートの粒立ちも、これまでのリマスターの中で最高だと思います。 特にステレオ録音のものは、ハイレゾ音源で配信してもいいのでは?と言うぐらいの仕上がり。 これにより、クリュイタンスのスタイルの全貌が、理解できると思います。 オーケストラの違いによる、サウンドの変化も、はっきりとわかり、聴いていて、楽しいことこの上ない。 クリュイタンスが、フランス物のみならず、全てのレパートリーで、高い水準で、独特の個性を刻印していたことが、証明されました。 これぞ、後世に残す音楽遺産です。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/08/12

    フランス近代好きには、有名だけど、全曲を聴くのが、なかなか難しい曲、「ジャンヌの扇」。 ラヴェルやミヨー、プーランクあたりは、音源があるが、他の作曲家のものは、そうそうお目にかかれない。 最初に、ジェフリー・サイモン指揮フィルハーモニア管で、リリースされたが、廃盤のよう。 全曲版の現役CDは、これのみで、しかも、フランスのオケとくれば、買わないわけにはいかない。 さすがに、指揮者はフランス人ではないが、20世紀作品を得意としていて、フランスの地方オケであるロワール・フィルから、まとまりのある魅力的な響きを、導いている。 10人の作曲家の個性も、しっかり表現していて、この時代の、フランス音楽の充実度が、耳でわかる。 もちろん、作曲された経緯が経緯なので、ウィットに富んでオシャレです^^b

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/05/23

    一言でいって、「いなたいフュージョン」ですw
    モダン・ジャズ時代から、ソウルフルでアーシーなプレイが魅力の、スタンリー・タレンタイン。 このアルバムも、その魅力をたっぷり堪能できる仕上がりです。 どれを聴いても、ニコニコ顔のタレンタインおじちゃんがいます。 聴いてみると、あなたもきっと、こう言うでしょう、「あ〜〜、ええなぁ〜〜〜〜(タメイキ)」。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/05

    先ごろ亡くなったプレートルのお買い得ボックスセット。 ’60〜’70年代のEM Iへの録音と、その後の、エラート、ワーナーへの録音が収録されています。 オーケストラは、フランスは中心でも、独墺系、ロシア、チェコ、アメリカの作曲家のものも収録され、それぞれ、完成度が高く、壮年期から、第一級の指揮者だったことが、うかがえます。 作曲家から、お気に入りに指名された、プーランクを含むフランス近代は、さすがの高水準。 「フランスのエスプリ」シリーズで、リリースされたカスティヨンのピアノ協奏曲などというレアな曲もあり、プレートルの魅力をてっとり早く知るのには格好のセットでしょう。 ただ、音質は、普通の、デジタル・マスタリングなので、単売のアルバムの方が、いい音のものがあります。

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     2016/12/28

    しなやかな音、匂いたつような表現、精緻で躍動的なリズム、それらは、フランスの室内楽の伝統を、正当に継ぐ資格が十分にあると言えます。 過去の、フランスの名四重奏団の長所を尊重しながら、より精密に、躍動的にしたもの。 ほんの少し、自分たちの主張も加えながら、最上級の、ドビュッシー、ラヴェルを、表現しています。 実演で、ドビュッシーを、聴いた時、すべてが、完璧にハモる演奏に、驚きをかくせませんでしたが、アルバムで聴くと、ラヴェルの方が、より素晴らしく思えます。 ただ、フォーレに関しては、あと20年くらいしてから、再録音希望(笑 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/04

    ガッティ指揮聖チェチーリア国立O.の面目躍如たる演奏で、繊細な響きから、雄大な表現まで、過不足がない。 前述のレビューにもあるように、当時としては、最先端の20bit録音で、エンジニアも、気合を入れて録音したであろう、すばらしいダイナミックレンジで、強奏でも十分クリアで、弱音時の粒立ちもいい。 この演奏よりも、機能性のいいオケは、あるけれど、多彩な音色と、マッジヴな表現は、自国の作曲家の作品を、プライドを持って、十全に表現した演奏者に、敬意をはらいたい。 ここには、ドイツでもない、フランスでもない。まさに、イタリアの音がある。

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     2016/11/13

    これは、1990年代に、VOXが録音した音源のリイシューです。 目玉は、なんといっても、2枚目。 1810〜20年ごろに、ウィーンを中心に大流行したテルツ・ギターを、使っているところ。 普通もギターより小ぶりで、1音半高く調弦される楽器からは、なんともかわいらしい響きがします。 しかも、テルツ・ギター・デュオ作品ばかりを収録。 これがまた、かわいらしくもバランスの取れた響きで、とりこになる人は多いでしょう^^b 作品も、ジュリアーニ、メルツ、ペトロレッティと、ギター好きなら聴いてみたい作曲家ばかり。 興味がある人は、即ゲットしましょう!(業界の回し者ではありません(笑

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/09/22

    その、もの憂く、せつなげではかないヴォーカルは、唯一無二。 アップテンポの曲より、穏やかなものが多く、サウンドもAOR風だけど、曲により様々なジャンルを、感じさせるサウンド・クオリティとともに、後生大事に、所有している人も多いことでしょう。 そっと、CDラックに納めて、時折り聴きたいアルバムです^^b

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/08/28

    とにかくすごい! E・ギター1本で演奏することに挑戦したアルバムは、数あるが、これほど、自然に聴かせるものは、ないのでは? その上、バカテクw クラシックのギタリストも青ざめるほどの表現力で、ビート感もバッチリだから、これ以上いう事はないですね。 例えば、1曲目の、マン・イン・ザ・ミラーは、ゆったりと始まり、徐々にヒートアップ。 最後には、リズムをとる自分に気付くことでしょう^^b

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/08/25

    いやほんまにw スゴイ演奏ですわw ピリオド楽器で、ピリオド奏法なのに、現代楽器にも負けない表現力。 そこに、一期一会だからこその、熱気が乗る。 特にジュピターの終楽章は、最強じゃないでしょうか? アンサンブルの緻密さも奇跡の出来ばえ。 もう1回やれと言われても、できないかも。 録音も、900人ほどの中ホールなので、この編成には理想的です。 各声部のバランスや粒立ちもちょうどいい。 

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     2016/04/11

    スヴェンさんは、あの、ディヴィッド・マンロウに楽器を提供した人で、マンロウが、スェーデン来訪時、スヴェンさんの自宅で、ジャズのセッションをしたこともあるそうです。 古楽奏者は、手がかりの少ない部分を、現代の様々な音楽を、研究することで、手助けとしましたし、バロックの通奏低音も、数字だけで、独自にフレーズを作り上げるため、ジャズができる古楽奏者は多いのです。 特に、スヴェンさんは、若い頃から、ジャズとクラシック両方になじんだため、自身の中で、自然に融合してます。 その自然さは類が無く、楽しく効いていると、実は、とても大胆な和声だったりします。 中世の曲など、初めと終わりが、規則どおりなら、あとは何をやってもいいので、ジャズ的な解釈も、アリになるわけです。 時に、古楽、時に即興、時には、ウエストコースト・ジャズの風合いさえ感じさせ、楽しい事このうえないw 本当の意味の、クラシカル・クロスオーヴァーと言ってもいいのでは?

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/04/01

    PHILIPS盤で、持ってますが、これ、即物的な解釈の最右翼だと思います。 生前、モントゥーは、「チャイコフスキーは、曲自体ロマンティックなのだから、指揮者は恣意的にする必要はない。」と、いうようなことを、いっていました。 まさにこの演奏は、それを具現化しており、即物的でありながら、曲の内包するロマン性やドラマを、深く表現しています。 だからといって、なにもしないのではなく、例えば、終曲のエンディングで、ホルンの吹流しを、強調し、光のように表現するところなど、この曲を、十二分に理解していなければ、できないことでしょう^^b

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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