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かんたあびれ さんのレビュー一覧 

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     2019/11/17

    コリン・ディヴィスがウィーンフィルと残した名演奏。C.ディヴィスは男性的でマッシブな音楽を奏でる人だが、そこにウィーンフィルの美音やアンサンブルが加わり、ダイナミックさと明晰さが見事に融合されている。C.ディヴィスの幻想交響曲は情熱的だが、節操のない爆演ではない。ダイナミックだが、バランスが絶妙。RCOやLSOの共演も聴いてみたい。

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     2019/11/07

    極めて魅力的なドヴォルザーク。まず8番、レヴァインは名門オケを自在にコントロールしながら、絶妙な語り方で音楽を進めていく。第一楽章。交響曲でありながら、まるでドラマのシーンが次々と展開していくように、聞き手を飽きさせない。オペラを得意とする指揮者だからだろうか。その音楽センスの良さは抜群で、泥臭さは無縁。所々管楽器を控えめに鳴らし弦楽器の美音を聴かせてくれる。第三楽章は歌い回しが素晴らしいし、間合いも絶妙。終楽章もオケの分厚い音色を活用しながら、実に生き生きとした音楽を聴かせてくれる。9番も緩急自在のメリハリのきいた音楽。そこにオーケストラの重厚さが加わり、そのスピード感にワクワクする。決して恣意的でなく自然な音楽になるのは、やはり指揮者の天才によるものか。第二楽章は精緻なアンサンブルで音楽は滔々と流れる。ノスタルジーよりも、幼き日の思い出と表現すべきか。第三楽章は引き締まった音楽、終楽章はオーソドックスなテンポで始まるが、変幻自在な音楽。フレーズの一つ一つにセンスが感じられ、説得力がある、オーケストラが自発的にて音楽を奏でていく。指揮者の音楽性と伝統あるオーケストラとの見事な融合。もっと早く出会えば良かった。

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     2019/11/03

    セルのラストレコーディングは、素晴らしい音楽だ。オーケストラが一つの楽器のように、深い共感に満ちたドヴォルザークを奏でる。指揮者の統率と団員の音楽性が見事に調和し、緻密なアンサンブルとスケール感が両立している。

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     2017/11/25

    ブルックナーを心より愛する者の一人として、この指揮者の遺したブルックナー録音が少ないことはとても残念だと感じさせるディスク。息の長いフレーズ、弦楽器の艶やかな響きの上に木管楽器が対話する辺りはブルックナーファンにとっては涙が出るほど感動的だ。第一楽章のコーダもしかり、第二楽章にも随所でこうした美しい音楽が流れる。第三楽章は直線的にならず広がりを持ち、躍動的で雄渾な音楽は本当に87歳の指揮者によるものかと驚かされる。全体的に音楽はゆったりと流れるが、その流れがとても自然で、恣意的にならない。このマエストロがこのように素晴らしいブルックナー録音を遺してくれた事に心から感謝したい。最後に、シュツットガルト放響はこんなに美しい響きをもつオーケストラだったのかと自分の認識不足を恥じ入るばかり。

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     2017/01/02

    とても良い演奏。デュトワ指揮の同じ三曲を収めたCDも持っているが、ヒコックス盤の方が明晰でプーランクの音楽の和声や各声部の動きが明瞭に聴こえる。デュトワ盤はオーケストラも合唱団もリッチな響きなのだが、それがかえって裏目に出て、音楽が厚化粧になってしまっている。それはソリスト(ソプラノ)にも言えること。立派で色彩感豊かなのはデュトワ盤、線が細いがクリアーで静謐な「祈り」が表現出来ているのはヒコックス盤だ。グロリアの5曲目Domine Deusやスターバト マーテルの一曲目を比べるとよくわかる。プーランクの演奏ならヒコックス盤の方が相応しい(同じフランスものでも、ベルリオーズならおそらくデュトワの布陣の方が良い結果が出るだろう)。それとヒコックス盤は録音が優秀であることを付け加えておこう。

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     2016/12/11

    ここでのレビューを眺めていて、如何にカラヤンの遺した録音が多くのリスナーに支持されてきたかがわかる。リヒャルト・シュトラウスの演奏をカラヤンが得意にしていたことは知られているし、事実彼の録音は群を抜いて多くのリスナーに聴かれている。その素晴らしさを否定する気は毛頭ないが、カラヤンの音楽は楽曲を自分の手の内に収めてしまうところがあって、どんな曲もカラヤン調になる嫌いがある。その点カラヤンの美質とシュトラウスの音楽はとても相性が良くて、名演奏が生まれるべくして生まれていると思う。さて、この盤について述べると、ジンマンは深くスコアを読み込んでいると思われ、各声部をバランス良く鳴らし丁寧な音楽作りをしている。シュトラウスの音楽に重厚さだけを求めると聴き逃すかも知れない細かい声部の動きが良く聞こえる。例えば「四つの最後の歌」。歌手のスケール感ではヤノヴィッツ等歴代の名歌手達に及ばない。一方、オーケストラを良く聴くと、ジンマンの指揮ではカラヤンでは残響の中に埋もれた音が良く聞こえるし、転調がビシッと決まっている。録音は解像度が高く明晰。それと引き換えに雰囲気とか過度な重厚さは感じられない。それが物足りないと感じるリスナーがいるのもわかるが、「死と変容」をカラヤン(72年)とジンマンで聴き比べると、和声が聞き取りやすいのはジンマンの方だ。カラヤンの録音はイエス・キリスト教会である事もその理由の一つだと思う。ジンマンの演奏は「リヒャルト・シュトラウスの音楽はそもそもこういう音楽だ」という考え、明確に打ち出されている。私はジンマンの演奏に触れて初めてシュトラウスの音楽の本当の良さに触れた気がした。

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     2016/11/17

    以前からモーツァルトのピアノ協奏曲全集が欲しかった。シュミット女史のことをよく知らないまま、このサイトの評価を頼りに購入したが、結果大正解。レビュアーの方々の確かな耳に感謝するしかない。演奏は極めて直裁な表現で心地良い。例えば、最後に書かれた27番変ロ長調。この曲には「白鳥の歌」的過ぎて、聴いていて滅入ってしまう演奏もあるが、シュミットのピアノはとても健康的で瑞々しくて素晴らしい。そう、こういう演奏が聴きたかったのだ。ドイツ・シャルプラッテン時代の録音をリマスターした音源だが、ピアノとオーケストラのバランスも良いし、解像度が高いので、シュミット女史の音が明瞭に立ちあがる。指揮のマズアの評価が低いのレビューがあるが、少なくとも自分はそう思わない。余計なことをしていないし、音楽は程よく引き締まっている。グルダと組んだアバドの指揮より好きだ。繰り返し聴きたくなる演奏。10枚セットで1,800円足らずで購入させてもらった。すべてiPhoneに入れて、朝の通勤時間に聴いている。1日が清々しくスタートする。

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     2015/10/25

    私がクラシック音楽を聴き始めた30年前において、フォーレのレクイエムの名盤と言えばクリュイタンス盤とコルボ旧盤が双璧だった。あんなに感動して聴いていたクリュイタンス盤。今となってはロマンティックで濃厚な演奏は古臭いスタイルに感じられるのも事実。エキルベイが指揮するこの盤は正にイマドキな演奏。最近優秀な合唱団のCDが増えたが、accentusもまた実力者揃いの集団で、ピッチのバラつきがなく、極めて精度の高いアンサンブルを展開する。指揮者のセンスが光り、音楽の流れが滞ることなく自然。小編成の1893年版を採用しているのも吉と出て、ヴァイオリンソロが効果的だ。ソリストも良い。特にソプラノのピオーはボーイソプラノを思わせる透明感ある歌唱で理想的。合唱団のカラーとマッチしている。ラシーヌも素晴らしい。テンポはやや早めながらレクイエム同様、音楽の流れが自然なのでせかせかした印象はない。こちらはオケの音色が良いのも聴きもの。同曲の愛聴盤が増えたことを素直に喜んでいる。

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     2015/10/20

    90年代にヴィーナスレコードから発売された盤を所有しています。素朴ながら味わい深い演奏です。合唱は洗練されていないし、オケのアンサンブルが精密でもないのですが、何故か惹かれます。おそらく時代がかったコッテリ演奏ではないからです。ソプラノはヴィブラートの少ない古楽を思わせる声でOK。バリトンはコルボ旧盤のフッテンロッハーまでとは言わないが、商業録音なんだからもっと上手い奴いないのか!レベルだが、かと言って嫌味ではない。独唱者は指揮者の選択か。アニュス・デイはテンポを落とし過ぎずサラッと入るのが自然なんだけど男声合唱が素人っぽくてテンポ引きずります。その分女性合唱が控えめで美しく穴埋め。全体的に誇張がなく自然体な演奏。雰囲気たっぷりでちょっぴり昔っぽい演奏がお好きならどうぞ。

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     2015/10/07

    ケンペの音楽が大好きで迷わず手に入れた。嬉しかったのはブルックナーの8番がSOMMレーベルのものに比べ音質が良い事。あらためてこの演奏の素晴らしさに惚れ惚れとして聴いた。ケンペのブルックナーは男性的で直裁、人間味溢れる音楽だ。他の指揮者が金管を柔らかく鳴らすところを堂々と雄弁に鳴らす事も厭わない。弦楽器も大きくうねる様に歌うが、ブルックナーの本質を鷲掴みにした指揮者に見事に統率された音楽は深い感動をもたらしてくれる。8番の第三楽章は本当に素晴らしい。5番は四半世紀前に買ったテイチク盤の方がアナログ的音色で好みなので捨てられない。

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     2015/09/02

    都内某所のCDショップのワゴンセールにて掘り出し物を見つけたものを所有している。指揮者も団体の事も知らなかったが、直感で購入。結果は大正解。そもそも北欧は合唱が盛んで、優秀な団体が多いが、その中でもこのカーモス室内合唱団は素晴らしい。全てa cappellaだが、これだけ上手いとピアノ伴奏すら邪魔に感じる。ピッチが正確でハーモニーが美しいだけでなく、声質も愛らしく魅力的。中欧以南の合唱団に比べ女声は線が太くなり過ぎず、ある意味日本の合唱団に近いのだが、男性の厚みのある音質は日本人に敵うわけもなく、低音部を支えること山の如し。楽曲に馴染みがなくとも一聴の価値あり。

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     2015/01/08

    少年合唱の美点はビブラートが少なく、純粋なハーモニーが得られることだが、子供なので音程が不安定になりやすいデメリットもある。そこでタリススコラーズのように成人男女でビブラートの少ない発声のアンサンブルに優れたグループが高評価となるのだが、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊のここでの歌唱は音程がとても正確で理想的だ(指揮者オドンネルの手腕なのだろうか?ほかの指揮者で聴いたことがないのでわからない)。ハモリが心地よく、パレストリーナの素晴らしいポリフォニー音楽が安価で楽しめるCDだと。特に疲れているときに聴くと、睡魔が襲ってくること間違いなし。静かな部屋で聴くことをお勧めいたします。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/12/31

    ベートーヴェンの演奏には強い「意志」が必要だと思う。交響曲に限らず、ピアノソナタでも、弦楽四重奏でも同じじではないか。この演奏には強靭な意志を感じる。HMVのサイトを通じてこのCDに出逢うまでパウル・クレツキのことは良く知らなかった。他の曲の演奏も触れたことがない。しかしこのベートーヴェン演奏だけで素晴らしい指揮者であることは疑う余地がない。ベートーヴェンの書いた一音も無駄の無い音符達が、ここまでも生き生きと躍動し、それでいてトゥッティでは一糸乱れずなる様に唖然とする。普通ならジャン!と鳴る所がゴン!と鳴る。60年代のチェコフィル恐るべし。録音当時はカレル・アンチェルが主席指揮者を務めていた時代。このオケとクレツキとの関わりがどの程度だったのかは分からないが、チェコフィルは指揮者の意図を充分に理解し音にしている。メロディーに隠れがちな対旋律や低弦など説得力があるし、弦楽や木管の美しさは惚れ惚れとする。最後の録音が行われたのは1968年1月。この数ヶ月後ワルシャワ条約機構軍がチェコ国内に侵入し占領する…理不尽な暴力に人生を翻弄された指揮者の演奏がこのような時期に行われたことを考えるとき、平和の尊さを感じずにいられない。

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     2014/10/05

    以前ヴィーナス・レコードから発売されていた盤を所有していました。当盤に収録されている楽曲が3枚に分売されていたものですが、お世辞にも音質が良いとは言えず、ドリーに至っては、6曲がまとめて1トラックに編集されるなど、商品として首を傾げる内容でした。それに比べ当盤はノイズが減り、音質がクリアーになりました。スリムケースに2枚に収まり、省スペース、オリジナルジャケットの採用など嬉しく思います。1960年代のティッサン=ヴァランタンの繊細なピアノは緩徐楽章で特に美しく、それに歩調を合わせ、寄り添うように奏でる弦楽も素晴らしい。これぞフォーレの世界。叶うことならアナログ盤の音を聴いてみたい。

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     2014/01/01

    人間は一人一人の生命の重さに軽重は無い。しかし、持って生まれた才能や、周囲の環境は平等ではない。佐村河内守氏の経歴を考えながらこのCDを聴いた。彼は自分の身体的ハンディキャップにばかり注目が集まるのを嫌うようだが、彼が背負った宿業と音楽は密接に結びついている。この時代にあって、商業主義的な音楽から距離を置きながら、調性音楽を基盤とし、時にロマンティックで甘美なメロディを奏でる独自の音楽。祈りに満ちた音楽は、東日本大震災を目の当たりにした我々の魂の救済になった。一方で弦楽四重奏曲第一番で聞かせる前衛的な(この言葉も過去のものか?)響きはどうだ?楽器のメカニズムにも通暁しているからこそ生み出せる人間の不安を駆り立てる様な不気味な音の世界は人間の魂の慟哭だ、世の中が上辺だけのボジティヴマインドを叫ぶのを良しとしても、佐村河内氏には哀しみの中にある人の側に寄り添い、真実を語り続けて欲しいと心から願うばかりだ。

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