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ムーミン・パパ さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/25

     この盤は1970年代にLPで購入しました。CD時代になってもいっこうに発売される気配がないのを残念に思っていましたが、このたび発売されることになり大変喜んでいます。この盤には有名な曲は入っていませんが、60年代のアーノンクールはこういう地味な曲を盛んに録音していました。この時期の彼の演奏によって古楽愛好家はずいぶん視野を広げてもらったものです。Tr.1のハイドンはリチェルカール・コンソート、クリストフ・コワン、エスターハーズィー・アンサンブルなどのCDがありますが、ウィーンの雰囲気という点ではこの演奏が一番です。ホルンの太い音も魅力的で、当盤随一の聞きものです。Tr.4、Tr.8のモンとガスマンの曲では初期の弦楽四重奏曲の様子を知ることが出来ます。チェロ協奏曲などでも有名なモンの曲は2楽章しかありませんが佳曲です。ガスマンの曲も作品の質が高く、演奏も緻密でいながら窮屈なところがありません。ウィーンの伝統が古楽の世界にも生きていることが分かります。Tr.6のヴァーゲンザイルのトロンボーン協奏曲は現在でも珍しい組み合わせだと思います。管楽愛好家には現代とバロックのトロンボーンの違いを大いに楽しむことが出来るでしょう。これらバラエティーに富んだ曲をCDで聴けるのは貴重な体験になるでしょう。しかも、それが上質な演奏で味わえる。このような曲は現在のマーケットでは録音される機会がほとんどないでしょうから、是非入手されることをお薦めします。

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     2013/12/10

     この曲集は全曲ブロック・フレーテで演奏されることがあまりないので注文してみた。入手してみて気がついたのであるが、このCDの録音は1970年!楽器もあまり名器ではなさそうである。演奏も一昔前のもので、素朴といえば素朴。かといってフェルディナント.コンラートほどではないし、あちらの方が心温まる。単調さを補うために繰り返し部で装飾をつけるがあまり成功しているとは思えない。アンリエット・バルベという懐かしい名前の奏者が弾くチェンバロもモダン楽器で繊細さのかけらもないもの。落胆のだめ押しである。なお、「忠実な音楽の師」からソナタハ長調、ヘ短調の2曲が入っている。ところで、この演奏者のマルティン・ツュルヒャーという人はどんな人なのだろう?海外のネットで検索しても見当たらない。スイス人みたいだからバーゼルででも学んだ人なのだろうか?商品が届くまで11ヶ月も待たされたのに残念!!

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     2013/05/17

     私はジャズのマニアではないので、的外れかも知れませんので、割り引いて読んで下さい。このアルバムは以前にDATで販売されていたので、そちらも持っており、とても良い音で入っていました。このSACDも鮮度は多少落ちますが、良い音です。左にミルト・ジャクソン、右に増田一郎とはっきりと分かれて前方に位置し、ベース、ピアノ、ドラムスがかなり後方に引っ込んでいるところは最近の録音とは一線を画します。また不思議なのは2曲目の面白いリズムのイントロの次の2回繰り返すコーラス部の2回目(0分42秒〜48秒位)、同様の3カ所(1分24秒、6分02秒、6分42秒からそれぞれ数秒間ほど)で、あまりにも極端な録音側のフェード・アウトは作為的で演奏家が良く認めたものだと首をかしげてしまいます。また、増田氏の独奏での力みが目立ち、鍵盤が浮き上がり、フックに接触して「ギィ〜ン」という見苦しい音になる部分がかなりあります。とくに6曲目の3分59秒あたり。このノイズについて、DATでは、熱演のあまりであり、録音時や製造工程でのミスではないとの説明がありましたが、本盤では、解説書にもどこにも触れられていません。これらの点とベースの音がもう少し太く録られていれば、ということを除けば二人の演奏は素晴らしく、どの曲も名曲ですし、退屈なものは一つもありません。特に1曲目の「アイ・オウジュア」は何度聴いてもミルト・ジャクソンの素晴らしい音で魅了されます。以上を考慮して4点にしました。

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     2012/10/20

    この演奏をFM東京だったかで聴いた頃が懐かしい。解説の皆川達夫先生ですら当時ハルノンコールトとのたまわっていた時代であった。現在でもアーノンクールなどといっているくらいだからたいして変わりないとも言えるだろう(もちろん教養のある人はアルノンクールと言うはずだ。ただし、当地ではハルノンクールが正しいようだ)。当時のLPで聴いた時には第2番などはずいぶん下手な演奏だと思ったものだったが、ヴァルター・ホリーのトランペットは柔らかい音でちゃんと楽譜に忠実に演奏していて、素晴らしいことに気づいた。第5番で大好きなレオポルト・シュタストニーのフルートも彼の晩年のバッハのフルート・ソナタに比べると不自然なビブラートもなく終始しっかりした音で素晴らしい限りだ。また第1番でのホルンの野性的な響きはこれまでのどの演奏も凌駕することはなかったように思う。これが64年に録音されたという事実に今更ながら驚く。カール・リヒターもこれには衝撃を受けたことだろう。彼の死期を早めたというフィッシャー・ディースカウの指摘は頷けるところだ。昔、私の知り合いはこの演奏を聴いて、村祭りの囃子の様だとたとえたが、19世紀以来の絶対的なヨーロッパの世界観がアルノンクールによって相対化された記念碑的演奏ではなかろうかと思う。この演奏によりヨーロッパ音楽が決して絶対的なものではないのだと宣言したところにこの演奏がどの演奏にもまして価値のあるものなのである。

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     2012/08/17

    フランスのクラリネットというとジャック・ランスロのようにヴィヴラートのたっぷりかかった演奏を思い浮かべる方も多いだろうが、この演奏ではそうではない。実に質実剛健というか、はったりのない演奏で違和感がない。フランスにも様々な流派があったということなのではないか。テヴェのホルンも思ったほどヴィヴラートが濃厚ではない。テヴェはクリュイタンスが指揮するラヴェルの「亡きき王女のためのパヴァーヌ」などではたっぷりとヴィヴラートのかかった演奏をしていて、今では味わえない素晴らしい演奏が有名であるが、モーツァルトではヴィヴラートを押さえ、古典的な美を前面に出していて、好感が持てる。実に素晴らしい音である。解説者はコル(フランス式のホルン)のことをほとんど知らないと書いているが、コルの専門家はネットでもかなり面白い記事を載せている。そういう人たちに解説させたら相当面白い解説になっていただろうと思うと少し残念である。 

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     2012/04/16

     「スウィーディッシュ・ペイストリー」でご機嫌に始まる。藤井のヴァイブは暖かくふくよかな音で,前面に左右一杯に広がる。ただ,3曲目の「オールモースト・ライク・ビーイング・イン・ラヴ」では音量レベルの設定を間違えたのか,少々音量が小さいのが抵抗感を覚えるが,演奏自体は立派。しかし,このCDでの一番の聴き所は4曲目の「アイ・リメンバー・クリフォード」だ。藤井のヴァイブの他に竹内直のフルート,酒井潮のオルガンがソロを取る。特にここでオルガンを使用したことがものすごく生きている。酒井のソロが何とも魅力的。オルガンの真空管の状態も良いのか音も素晴らしい。武内のフルートも決して美しい音とは言えないが痛切な気分に満ちあふれ,クリフォード・ブラウンを追悼するこの曲にふさわしい。他の曲もベテランらしく手慣れた演奏だが,手垢が付いた感じがしない良い演奏である。オーディオ的にも凝った機材を使用しているらしく優秀録音である。

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     2012/03/09

    これは誰が聴いても楽しめる曲集です。二つの独奏楽器をソロとする協奏曲集で,特に有名なブロックフレーテとファゴットのためのものは自在なブリュッヘンと少々きまじめなフライシュマン(トゥルコヴィッチのバロック・ファゴットの先生)との対比が面白い。また二つの狩猟ホルンのための序曲は未だにこのCDだけしか録音がないのではないでしょうか。これは第1楽章のレントが多少かったるいのですが,この後のアレグロになったとたんいままでのストレスが一気に発散されて,これを聴いて爽快感を覚えない人はテレマンの世界とは無縁な人だと言えるぐらいです。ここでのヘルマン・ローラーとホルスト・フィッシャーのナチュラル・ホルンはまさにウィーン・フィル(あるいはシンフォニカー)のホルンの原形と言える様な懐の深い見事な音です。この頃のアルノンクール(本当はフランス式でない「ハルノンクール」と本人は言ってほしいらしい。またアーノンクールという言い方はどこの国の発音なのでしょう?)の録音はこの時期のテレフンケンの「ロイヤル・サウンド」のしなやかな音がしています。

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     2011/08/22

     内容的には何の文句もない。音質の点でも確かに良くなっていてよりゴージャスな感じになっている。ただ,どなたも指摘していないが,この盤には通常盤と異なっている点がいくつかある。まず歌詞・対訳が付いていない。彼女の写真を載せた解説書もない。かわりにほとんど関係のない当盤のLPの話しを延々と述べたあまり面白くない解説が付いている。次に,曲により聞き苦しい箇所があるが,マスター・テープに起因するという但し書きがある。これは通常盤でヴォーカルに歪み感があったことと関係するのかも知れないが,この盤ではどこが悪いのか現段階ではよく分からなかった。最後にボーナス・トラックの「アイ・シュッド・ケアー」も省かれている。これもいい音で聴きたかった。この盤の紙ジャケットはシリーズ共通のものなのだろうがあまり扱いやすいとはいえないし,高級感もない。もっと内容にふさわしいモノとしての魅力がほしかった。ということであえてマイナス2ポイントにした。

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     2011/04/11

     ヘンデルの「水上の音楽」と並ぶテレマンの水にまつわる名曲「ハンブルクの潮の干満」がメインになっているSACD。この盤では往年のリコーダーの名手ハンス=マルティン・リンデが指揮をしている。どの組曲も表題をことさら際立たせたものではなく,純音楽的な解釈で通している。それがこの盤を何度聴いても飽きさせないものとしている。リンデ自身も活動の末期にはその特徴であったヴィヴラートも控えめになり,現在の古楽の傾向に近いものになっていったが,この盤でもカペラ・コロニエンシスが往年のアルヒーフ時代の録音とは異なり,完全に世代交代が進んでいることもあり,現在の古楽のイディオムにより演奏されている。ただ,そこにはリンデの意志もあり過激な表現は避けられており,穏やかな円満さが支配している。これは他の組曲も同様で,「アルスターのエコー」でも,動物や鐘の音など特に強調された表現がなされてはいない。それでもさすがに音楽的充実感は並々ならぬものを持っており,年季を感じさせる。しかも全体的に暖かい音でどの瞬間も不愉快な音のない録音もきわめて優れたもので(2チェンネルSACDで聴きました),これがこの値段なのと思うと会社もつぶれたことだし,今のうちですよと声を大にして言いたい。

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     2011/04/01

    最近のアスペレンはコピー楽器ではなく,本当のオリジナル楽器を使用して演奏することが多いようである。このCDもクリスティアン・ファーターのオリジナルを用いている。ルセのアンブロワジー盤も光彩陸離たる演奏で素晴らしいが,この演奏も風格があり,聴けば聴くほど味わいが深まってくる種類の音楽だ。チェンバロの音はかなり枯れた音といって良いだろうが,決してぼけた音ではない。音像は近めにほぼ実物大に広がる。どの曲も比較的早めに奏されている上に繰り返しも省かれている。2枚組にしても良かったのではないか。でも,これがSACDで聴けるのが何よりもうれしい。また,解説書に日本語があるのもうれしい。ただし,「“小”アンナ マグダレーナ バッハのための小曲集」(アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳)や「アハトフースレギスター」(別に間違いというわけではないが,普通はドイツ語で言わないでしょう。8フィートのレジスターとでも),フランス組曲をピアノ曲と訳しているなど本当に判って訳しているのかしらと思うところとワープロの変換ミスが本当に多々あるのだ。まさに画竜点睛を欠くというところ。演奏内容そのものは素晴らしいのだが,次に書き直すほどには売れないんだろうなあ。

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     2010/10/11

     どの曲もすでにコザート・ファイン夫人の手でCD化されたものを持っているが,どうもLPで聴いていた音とは異なって違和感を感じていた。特に低音がぱっさり切られていてバスドラなど小ぶりになっていた。今回オープン・テープから復刻したこのCDが出て溜飲が下がった。もちろん現代の水準から言えばテープのサーフェイス・ノイズが気になるのだろうが,それを上回る生々しい音がする。特に低音の分厚さは特筆もの。空間も大きく広がり,音が生き生きとしてせせこましいところが全くないため,パレーの男性的で神経質なところのない演奏がより楽しめる。どの曲もいつまでも聴いていたいと思わせる演奏である。現代の演奏家のものでこういう気持ちになることはほとんどない。これで「牧神……」が收められていれば言うことなしだったのだが,テープの状態が悪く復刻できなかったというのが残念だ。他の演奏も是非テープから復刻してほしい。

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     2010/08/06

     ヘンデルとバッハを除けば楽しめるCD。両者でこれほど中身のない演奏をする奏者も今時珍しい。この人に形而上学的思考を望むのはそもそも無駄ということだろう。他の曲ではそれに対してどれもレガートとムラのない音,有り余る技巧でピッタリという感じである。ゴセックやブリッチャルディなどの曲ではこのような曲芸的な演奏でなければ栄えないのだから。ラフマニノフの「ヴォカリーズ」は遙か以前にNHKのFMで放送された江守徹の朗読番組「夜の停車駅」のテーマにアンナ・モッフォと並んで使われたので懐かしさ一杯である。また,浅田真央が使用したことで有名になった「仮面舞踏会」の「ワルツ」も収められている。このようなCDでは難しいことを言わずにバック・グラウンド・ミュージックとして聴くのが一番である。ただ,コンピレーション・ディスクのつねであるが,フルートが中央に来るはずの曲でもかなり位置があやしいものがあり,いかにもやっつけ仕事でやりましたという感じがするのが惜しい。録音自体の質はそう悪くはない。

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     2010/08/05

     ドイツ人の演奏家は好奇心が旺盛なのか,古楽器を演奏する奏者が増えているような気がする。しかも単に演奏してみましたというのではなく,内実の伴った本格的な演奏になっている点に好感が持てる。音色はどれもまろやかで品のあるものだ。ヘンデルではナチュラル・トランペットを演奏し,ハイドンの協奏曲ではキード・トランペット(クラッペン・トロンペーテ)を見事に演奏している。特にハイドンは同じタイプの楽器を使用したラインホルト・フリードリッヒにも劣らない出来だ。ジョリヴェでは有名なトランペット奏者のハンス・ガンシュが指揮をしている。また使用楽器についてはカラー写真入りの独・英,二つの言語で解説されているため,47ページもある豪華さだ。そのほかにはマルチェルロの編曲ものからアイーダ,ジャズを含む現代曲まで幅広く収められていて選曲にも工夫が見られる。ただ,このCDのライナー・ノーツには曲の順番だけでトラック番号の表示がないのが少々不親切だ。

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     2010/04/27

    音質が良いのでそれだけで気分が良くなるというディスクがある。これがそう。よく演奏が良くないのに音だけを云々しても意味がないという人があるが,それは半分ぐらいしか正しくない。生演奏で指揮者や演奏家は細心の注意を払っているのにそれを十分くみ取れない録音だとしたらと考えると,やはり音質は無視できないのだ。装置が良くなるとこの人実はこんな立派な演奏をしていたんだと思うことがあるし,隠し味が分かることがある。このCDで聴くライスキーがただものではないということは良い音だからこそ分かるのだ。さんざん聞きあきたと思えるような『運命』,『田園』が新鮮な装いをまとって出現してくる。録音は多分2チャンネルの場合だと思うが,2本のノイマンM49真空管コンデンサマイク+エックミラーW85フェーダー+テレフンケンV72真空管マイクアンプ+ADコンバーターというシンプルなラインナップで調整卓を経ていないと書かれてある。このような構成がこのCDの素晴らしい音質につながっているのであろう。このベートーヴェンのシリーズはどれを聴いてもすっきりとした純音楽的な初々しい演奏で素晴らしい。(わたしはSACD2チャンネルで聴いた。)

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     2010/04/25

    このところヘンデルのリコーダーソナタを何枚か購入して集中的に聴いている(その点ではHMVにずいぶん貢献した)。SACDでは意外なことにオーバーリンガー,テル・スヘヘットなどのものしか見あたらない。この人の場合,前二者に比べると相当レベルが落ちる。聴いた途端に一流のプロの水準ではないということがすぐに分かってしまうのだ。装飾音が多すぎる点に文句をつける気はさらさらないが,それが曲の魅力を高めることに貢献していなければ,毎回聞かされるこちらにはたまらない。それは技巧的にぎりぎりのところで演奏しているために全体を見渡して装飾するという余裕がないのが原因ではないだろうか。共演のイーガーも最近は多くの録音を手がけているが,どうして人気があるのか私にはよく分からない。音楽への踏み込みがいつも浅いのだ。このアルバムに入っている「調子のよい鍛冶屋」を含む「ハープシコード組曲ホ長調」を聴けば水準以上のものでないことが分かる。録音もモノ的な音で空間の広がりが感じられない。音質を売り物としているリンのものとしては残念な出来だ。上記の二人のものが演奏も録音も素晴らしいだけに余計に見劣りするのだ。

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