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ユローヂィヴィ さんのレビュー一覧 

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     2019/09/12

    1930年代に生まれた3人の作曲家、ナゴヴィチンにスロニムスキイにウスペンスキイのヴァイオリン協奏曲を収録。

    ウスペンスキイの『ファンタスマゴリア』はタイトルにはないが、実質は2台のヴァイオリンのための協奏曲と言える。

    3人の作曲家の中で知名度のあるのはスロニムスキイだけかもしれない。成る程、これら3つの作品の中で一番個性を感じた。最終楽章では新古典主義のような音楽になったり、なかなか楽しませてくれる作品だ。

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     2019/09/12

    第1楽章をしばらく聴いていて、これはなかなかしんどいぞと感じ始めた頃から、この交響曲の面白さのようなものに引き込まれ、約1時間を聴き通してしまった。
    第2楽章以降はなかなか耳を惹き付けるものがある。

    この交響曲は全5楽章からなり、アナトーリ・ナイマン、アンナ・アフマートヴァ、マリーナ・ツヴェターエヴァ、オシップ・マンデリシターム、ウラディーミル・レヴィソンの5人の詩人の作品がソプラノとコントラルトによって歌われる。

    ロシア語が分かったらこの作品の印象はだいぶ違ったものになるだろう。と言っても日本語訳の詩を見ながら聴くのではなく、聴きながら詩が頭に入ってきたのなら、音楽と詩の融合で聴こえている音だけではない世界が観えることだろう。

    コントラルトのエレーナ・ルービンの低音はまるでテノールのようで、数秒間、これは男性歌手が歌っているのではないかと錯覚した。

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     2019/09/11

    ボリス・アラポフはショスタコーヴィチの1歳年上にあたり、ユージナにピアノを学び、レニングラード音楽院で教授も勤め、交響曲は7番まで残しているがその作品はほとんど知られていない。

    『ヴァイオリン協奏曲』も『ヴァイオリン、打楽器と室内管弦楽団のための協奏曲』も、アラポフ独自の音楽で、もっともっとアラポフの作品を聴いてみたくなった。

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     2019/09/11

    ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、弦楽四重奏団の為の作品と、室内楽作品集とあるのになぜが『幻想曲』(チェロと管弦楽の為の作品。)に『トランペット協奏曲第1番』(トランペットと管弦楽の為の作品。)が入っている。

    無伴奏ヴァイオリン・ソナタと無伴奏ヴィオラ・ソナタは、ヴァインベルクの芸術を知る上で特に重要な作品だろう。

    ここにはヴァインベルク自身がピアノを弾く貴重な録音も含んでいる。
    メロディアにはソヴィエト時代に録音されたヴァインベルクの作品がまだまだ眠っているはずだ。今後の発売を期待したい。

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     2019/09/10

    スヴェトラーノフ指揮によるラフマニノフの交響曲第2番の録音は数種持っているが、同じ指揮者でも随分違う音楽を創りあげるということをこの演奏を聴いて改めて感じた。

    この録音の演奏を簡単に説明すると意外とテンポが早く激しい演奏だ。
    ロマンチックに歌わせる部分よりも、力任せという部分が少なからずあることが印象に残った。

    第3楽章でもスヴェトラーノフらしく、ゆったりたっぷり歌わせるのかと思いきや、早めとはまでいかないが、立ち止まらずに淀みなく流れている。

    ただこの演奏はライブならではの勢いもついているのかもしれない。演奏後、会場はかなり沸いている。聴衆に大きな感銘を与えたことは間違いない。

    音質は悪くはないが、全体的に平面的に感じられた。

    音楽とは関係がないが、ジャケットの写真もいいのだが、この演奏である1978年当時の若きスヴェトラーノフの写真にして欲しかった。
    また、バックレインの曲目等の字体が大きくてスマートでないのと、CD帯の配色が悪くてタイトルなどが読みづらく、素人っぽいデザインなのが残念。

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     2019/09/10

    『夜想曲』の第2曲「祭り」を聴いているとまるで軍隊が攻めてくるような雰囲気があり、ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」のように聴こえる。どうしてこうなるのか不思議だ。

    また、『夜想曲』と『海』の第3楽章ではドビュッシーというよりスクリャービンの音楽を聴いているようだ。

    さすがスヴェトラーノフ。

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     2019/09/09

    レナエルツの演奏は実に見事。
    一音一音の粒の美しさと、その繋がりが真珠をイメージさせる。

    名曲『アランフェス協奏曲』はやはり原曲のギターの印象があるのでハープだと軽やかでどこかエレガントになってしまい、ギターの音色の持つ哀しさは出せないものだと感じた。
    ハープはトレモロは出来てもビブラートが出来ないからだろうか?
    逆にハープがソロを弾いていると、オーケストラのパートがとても引き立つように聴こえた。

    グリエールとジョンゲンの『ハープ協奏曲』はいずれも素晴らしかった。

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     2019/09/09

    世界初録音になる2曲ともに演奏が素晴らしく、録音の音質もいい。

    『セレナード』は明るく楽しい作品で、ロシアへの愛をこめてセレナードと名付けられたのだろうか。
    これまで録音されていなかったのが不思議なくらいだ。
    ヴァインベルクの職人的な作曲技術を味わうことも出来る。

    『交響曲第13番』は母親の思い出に作曲された作品とのことだが、この音楽を聴く限り、ヴァインベルクは母親に対して複雑な思いを持っていたのかと勝手に想像してしまう。それとも母親が歩んできた大変な人生を描いているのだろうか?

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     2019/09/08

    素晴らしい演奏者がこのロシア・ナショナル管弦楽団に揃っているということを改めて感じた。

    管楽器の個々のソロのパートがとても綺麗だ。
    弦楽のセクションも第2幕第14曲のコーダの部分を聴いていて思わず「おお!」と声を出してしまったが、素晴らしいアンサンブルを随所で聴かせてくれる。

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     2019/09/08

    ラフマニノフの交響曲第2番はこうあって欲しいと、個人的にとてもしっくりきた演奏。

    若々しさを表現した部分と、しっとりとした深い美の世界の部分との両方がバランスよく表現されている演奏は少ないように思うが、この演奏はまさしくそれらのバランスが上手くとられているように感じた。

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     2019/09/08

    ステンハンマルのピアノ協奏曲第1番は演奏時間が50分近い大作だ。
    オーケストラ・パートも充実していて、第3楽章はピアノ以上に聴かせ所があるように感じた。そして意外とピアノの部分がシンプルなような気がした。

    壮大な第1楽章と違い、第3、4楽章でのひっそりとした部分がステンハンマルらしさなのかもしれない。ロマンチックだが大袈裟でないところがいい。

    ピアニストがロジェストヴェンスキイの奥さんであるポストニコワでなく、マッツ・ヴィードルンドなのが珍しい。
    スウェーデン生まれのヴィードルンドはステンハンマル以外に北欧の作曲家の作品の録音が多数あり、北欧の音楽に特に力を入れているようだ。

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     2019/09/06

    長らくボロディンの交響曲第3番はアンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の録音が好きだったが、このロジェストヴェンスキイ指揮による録音が自分の中で一番多くのことを教えてくれる演奏になった。

    第1楽章の静謐とも言える演奏からはロシアの大地や魂を感じる。

    第2楽章はロシアの人々の営みを描いているのだろうか、楽しみから悲しみまで様々な感情や景色を観るようだ。

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     2019/09/06

    組曲第1、2番は音楽を愛する多くの人々のために作曲された作品なのだろう。
    明るく楽しい曲が並び、時折、洒落たフレーズが現れる。

    管弦楽作品集1とあるが、その後、作品集2以降が発売されていない。立ち消えてしまったのだろうか?

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     2019/09/06

    シュニトケの作品の中でもこの『合奏協奏曲第6番』と『交響曲第8番』は親しみやすく、それでいてシュニトケの音楽を深く味わえる作品だと思う。

    特に『交響曲第8番』はシンプルだが多くの思いが込められている作品のようだ。

    ロジェストヴェンスキイはシュニトケの交響曲第1〜4番と第8番の録音を残しており、ショスタコーヴィチ以降のソヴィエトの作曲家の中で特にシュニトケの音楽には思い入れがあったようだ。
    ロジェストヴェンスキイの弟子のポリャンスキイが交響曲第6、7番の録音をCHANDOSレコードにしているが、ロジェストヴェンスキイが交響曲全集を残せなかったので、師弟で全集を完成させて欲しい。(残りは第0番と第5番=合奏協奏曲第4番と未完成で補筆されている第9番だけだ。)

    そう言えばポリャンスキイはCHANDOSに沢山のロシア・ソヴィエト音楽の録音があるが、それらをまとめたBOXが出ないかと待ちわびている。

    待ちわびていると言えば、ロジェストヴェンスキイのCHANDOS録音全集やメロディアでの録音全集、そして読売日本交響楽団との公演記録やロジェストヴェンスキイとモスクワ放送交響楽団等の来日公演の録音がNHKに残っていたら商品化されないものか?

    スヴェトラーノフは亡くなってから次々に商品が世に出続けているが、スヴェトラーノフと同じかそれ以上に日本にゆかりのあるロジェストヴェンスキイが没後1年たっても追悼の企画商品が無いのがとても寂しい。
    権利の問題等があるのだろうか?

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     2019/09/06

    室内交響曲第3番の第1楽章「レント」には興味深い静けさがある。
    その静けさの中にあるのは瞑想か悲しみか、それとも祈りなのか?
    聴き手を作品の中に引きずり込むような静けさだ。
    ちなみに室内交響曲第4番も第1楽章は「レント」だ。

    室内交響曲第4番はクラリネット協奏曲のような要素もあり(特に第2楽章)、クラリネットにヴァインベルクその人を重ねて聴いてしまうのは私だけだろうか?

    第3番は1991年に第4番は1992年に作曲されている。ソヴィエト連邦崩壊から新生ロシアの時代をヴァインベルクはどう見、何を感じていたのだろうか?

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