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eroicka さんのレビュー一覧 

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     2009/09/16

    別レーベルで出ている音源が大半だが、ひとつにまとまっているのは嬉しい。この値段だと手持ちのCDとかなり内容がダブっていると知っていてもつい買ってしまう。アンダやパウムガルトナーとの2台のための協奏曲(orfeoからも発売)は恥ずかしながら初めて聴いたが、音質のよさに驚いた(もちろん演奏もこの曲の代表的名演といって良い)。他の音源も音質はまずまずで、値段を考えると損した気分にはならない。すべてがライヴ音源ばかりではないようだが、ハスキルのモーツアルトを俯瞰するにはあっても損はないはず。

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     2009/09/16

    特筆すべきは20番。寡聞にしてこれは始めて聴いた音源だ。オケの出だしから尋常でない雰囲気が漂い、ソロとオケの緊張感に満ちた丁々発止が繰り広げ、思わず引き込まれる。ハスキルのこの曲の別音源はいくつもあるが、フリッチャイやマルケヴィッチらとの数々の名演奏を超える出来だ。録音はリパッティのブザンソンリサイタル並みの音質だ。が、それさえ我慢できればソロの雰囲気や会場の豊かな残響やフィルハーモニアの管楽器の見事な響きも垣間見ることができる。エアチェック音源のように思われるが、正規の放送局音源が発掘されることを願う。27番はアンドロメダ盤のセットものの方が音質は良く、ピッチも適正だ。27番より、余白のバッハ(ゲザ・アンダやガリエラとの共演)はセッションらしく良い音で演奏も楽しめた。

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     2009/09/15

    モンテカルロ歌劇場管とのチャイコフスキーやフランス音楽はオケや録音が今ひとつ物足りず、マルケヴィチの精妙さの中にある覇気や狂気などが見えてこない嫌いがあるが、日フィルとのメンデルスゾーンなどはオケの響きに魅力が薄いが直向さは伝わる出来栄えで健闘しており、意外に上出来だ。生産中止となり、廃盤になりそうだか、迷う向きは今のうちにご入手を。

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     2009/09/04

    ターリッヒとチェコフィルの1941年録音「わが祖国」を聴くだけでも価値がある。1929年盤は古めかしく、1954年盤は極めて完成度は高いがややよそよそしい感じがする中で、この盤はターリッヒの3種類の録音の中で最もロマン的で楽しめる演奏だ。(Documentレーベルのスメタナ10枚組にも入っている)

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     2009/09/04

    かなり長い間廃盤だったものだが、50年代後半はシューマンの交響曲全集ならこれ、という位置づけだったらしいセットだ(と、いうか1番や3番、4番など好きな曲を録音しても、全集に挑戦する指揮者は当時少なかったようだ)。中古LP店で第一番だけは入手したことがあるが、このようなCDで「珍品」が全部そろうのはありがたい。一見、端正そうな表現の中に大胆なアゴーギクもあり、生き生きした演奏だ。音源はEMI所蔵のテープではなく板おこしかも知れない。特に4番はひずみが目立つなど、音質面では惜しまれる。クレツキにはモノラル期、メンデルスゾーンの3番も録音しており、そちらも復活してほしい。いずれにせよマニア向きアイテムなので、興味ある人は早めの入手を勧める。クレツキは後年ステレオでベートーヴェン交響曲全集やマーラーの巨人(ウィーンフィル)や大地の歌なども残しているので、興味のある方にはそちらもお勧めする。

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     2009/09/04

    ライヴの4、7、8、9番はクナらしい巨大なスケールの呪縛的な魅力にあふれた演奏だ。オケの巧さも大きい。しかし、5番はなぜデッカ原版のスタジオセッションを使用したのか理解に苦しむ。ファンは持っていても損はあるまい。

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     2009/09/04

    数種類あるクナのブラームス3番は遅いテンポと激しい強弱の振幅に圧倒されるものばかりだが、これはフルヴェン時代のベルリンフィルだけあって、オケの反応もよく、とりわけ壮絶な爆演だ。音楽に均整美や巧緻な美のみを求める向きにはまったくお勧めできないが、これを知らずに、聴かずに、一生を終えるのは実に気の毒にさえ思える一枚だ。

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     2009/09/03

    同じシリーズの録音も演奏も今ひとつなブルックナー4番とは格段の違いの優れた録音である。高域の古めかしさやヒスノイズは目立つが、オケの響きは自然に捉えられ好感は持てる。演奏はロマンティックで重厚なドイツ風味のもので、バンベルク交響楽団の引き締まったアンサンブルや木管の巧さが好ましい(逆に言えば、ブル4の駄目さ加減の原因の半分は弛緩したVSOのアンサンブルに負うところが大きいともいえる)。このシリーズを聴いて感じたことは、コンヴィチュニーについていうなら、オイロディスク(with西側オケ)よりも東独のエテルナ社(withLGO)の録音が技術・演奏内容ともに優れていたのではという印象だ。カタログにこういうマイナーな録音が続々復活するのは歓迎すべきだが、いささか玉石混交の感もある。

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     2009/09/02

    LGO盤とVSO盤は同一というのは初耳でライナーノーツは参考になった。ヒストリカルものは数多く聴いているので度量は広いほうだが、このステレオ録音は弦の高音が耳障りでバランスが悪く、ヒスノイズも気になり、音の広がりも今一つであまり楽しめる代物ではない(Westminsterのクナのブル8を思い出す)。61年録音というのが信じがたいほどだ。むしろ、上質のモノラル録音の方がましではないか。真摯な歌いまわし、端正な造型など聴き所は少なからずあるのに、適切なリマスターが施されたのか不明だが、こんな雑な音ではコンヴィチュニーが浮かばれまい。モノラルでも他のライヴ盤が発掘されることを期待する。

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     2009/08/29

    圧倒的な打鍵の迫力に打ちのめされる。ホロヴィッツの両曲の異演はほかにも聴いているが、この未発表ライヴはそれらが霞むほど、より激烈な演奏だ。星5つでは足りないほどの感銘度だ。1948年というテープ時代なのにアセテート盤録音…スクラッチノイズが耳障りだが、マイクのセッティングは成功しているようで、巨匠が眼前で演奏しているかのごとく実に打鍵の重量感や生々しい輝き、臨場感を録音に刻み込んでいる。ホロヴィッツの最盛期はSP時代〜モノラルLP期だったということを改めて再認識させられる。このシリーズの続編が楽しみである。

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     2009/08/28

    このバーンスタイン=ウィーンフィル盤は少年時代、少ない小遣いで楽しみに新譜LPを買ったもので、思い出深いが、このコンビの全集で一番よく聴いたのはこの「田園」だ。優美な弦の旋律の深い緑の中に、艶やかな木管のさえずりが生き生きと浮かび上がるような趣だ。自然のくっきりとした描写の中に、癒し・恐れ・喜びという人間の心が息づく。このころまではウィーンフィルの響きは独特の芳香を放っていた。余談だが、オリジナルのジャケット写真は、バーンスタインが指揮棒を上げ、恍惚の表情を浮かべている魅力的なショットだ。できるなら、再発売の折には、元のジャケットの写真に戻して頂きたい。

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     2009/08/28

    まず音質だが、DG盤よりも弦の質感や解像度が格段に増しており(同時にヒスノイズも幾分目立つのだが)、寒色系の響きになっている印象だ。THARAとしては万人に受け入れられる秀逸なリマスターだろう。楽章間のノイズや拍手も入っているのも臨場感があり、嬉しい。だが、その分、高域を押さえ気味にしているDG盤(特にLP)の暖色系のサウンドが放つ熱気は、いつものTHARA流にやや漂白されてしまった印象があるのが惜しい。どちらが元の響きに近いのかは知る由もないが、この演奏を愛するファンは手元にあっても損にはなるまい。演奏だが、フルヴェンには、この他にも前年のNDR響盤や、2週間前のウィーンフィル盤という白熱の名演があり甲乙付けがたい出来栄えだが、個人的にはこの演奏が最も気に入っている。

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     2009/08/18

    清澄なタッチ、繊細な表現、ノーブルでナイーブな感性がこの人の美質だ。最近の若手としてみれば、ミスタッチも目立つのだが、前述の美質が高く評価されたのだろう。ブラームスやシューベルト、フランク、ドビュッシー、バッハなどもっと渋い曲をぜひ聴いてみたいものだ。年齢的にもまだ成長途上にあり、障害者の快挙=美談として騒ぐ世間やマスゴミやら、アンチの批判・中傷やら、演奏家のヒューマンストーリーを重視する音楽業界の商業主義やら、そういう雑音を一切無視して、地道に心と技を磨き、研鑽して、大家へと育つことを期待したい。

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     2009/08/16

    ヴァイオリン協奏曲第4番だが、素人のエアチェックかと思いきや、44年当時のウィーンの放送録音のようで、この種のものとしては標準的な音質で安心した。バリリとクラウスの演奏は予想に反して、遅めのテンポで旋律を丁寧に歌っていくかのごとき演奏だ。なかなかの掘り出し物だ。プロハスカ指揮の協奏交響曲は普通に速めのテンポでなかなかフレッシュだ。音質もプライザーらしく幾分聴きやすく加工されている。

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     2009/08/14

    プライ壮年期の名盤。サヴァリッシュ伴奏のものを長く聴いてきたが、このエンゲル盤もよい。脂ののった声の艶が魅力的で理屈ぬきにみずみずしい歌の魅力を楽しめる。晩年のビアンコーニ盤の熟した表現は味わい深いが…。古くはドゥハンからFデイースカウ、ヴンダーリヒら名盤がひしめく中でもプライの名盤たちは一つの模範として後世に語り継がれるだろう。

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