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ユローヂィヴィ さんのレビュー一覧 

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     2018/09/12

    この作品はカトリックのミサの形式を参考に作曲しているとのことだが、前衛的と言うか暴力的な音楽だ。

    第1〜4楽章(それぞれの楽章がひとつの交響曲となっているようだ。)まで約70分間ほど、嵐のような音響世界に呑み込まれた後に第5楽章の音楽を聴いてやっと救われた思いがした。

    実演で聴いたら第5楽章で感動するかもしれない。録音で集中して聴き通すのはかなりの忍耐力がいる。

    なんとも形容し難い音楽だが、第4楽章のジャズを茶化したような部分が面白かった。アメリカ音楽やブロードウェイの音楽に対する皮肉なのかとも思ったが、実際はどうなのだろう。ツルゲーネフの小説『アーシャ(片恋)』の一部を朗読しているので、アメリカとは関係がなさそうだが、音楽的にはどうなのか。

    1978年11月17日のライブ録音で咳払いやら椅子の音などが入っていて音質は良くない。

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     2018/09/11

    20世紀のバレエ音楽はストラヴィンスキイの登場で踊りのお約束(決まり事)から音楽が自由になったように思うが、このバレエ音楽『七人の美女』は作曲の段階から振り付け等の制約がある中で生まれた作品のように感じた。
    逆に音楽だけで踊りがイメージ出来るようだ。

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     2018/09/09

    第1番や第6番を聴いて始めは個性的で異色の録音なのかと思いきや、けして人とは違う変わった事をしようというような小細工がなく、それでいて他とは違う世界を創っているところが素晴らしい。

    曲の構造を聴かせることももちろんだが、それよりも旋律を目立たせて面白さを引き出しているように感じた。

    ショスタコーヴィチのこの作品は一曲一曲にドラマ(物語)が感じられるような気がする。

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     2018/08/30

    バッハを普段聴くことがないので、詳しい所は分からなかったが、カット版とはいえ『マタイ受難曲』の入門には良いのかもしれない。

    英語で演奏することについても個人的には意味があると思った。
    英語圏の人々にとっては自分達の言葉で直接訴えかけてくるので感動が大きいと思う。

    ただ、対訳が現代語ではなく聖書独特の古く、堅苦しい文体になっており、物語として自然な訳にしないとバーンスタインが意図したところが伝わらないように思う。

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     2018/08/30

    『当惑したナイチンゲール』という変わったタイトルだが、聴き手が当惑するような音楽ではなく。穏やかな作品が並ぶピアノ小品集だ。

    心を落ち着かせてくれる素敵な音楽が並んでいる。
    どの作品も上品と言うか趣味がいい。

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     2018/08/22

    マスネの協奏曲はまあまあといった所だが、アーンの協奏曲のなんと美しいことだろう。

    この作品を埋もれさせておくのはもったいない。
    録音も増え、演奏する機会が来ることを期待する。

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     2018/08/18

    ピアノ協奏曲第2番はチャイコフスキイの協奏曲を参考にしているように感じた。
    作曲家の名前を伏せて聴いていたらロシアの作曲家かと思うくらいロシアの匂いがする。

    メランコリックなピアノ独奏曲『Second Modern Suite』もいい。これまたロシア的な要素に溢れているように感じた。

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     2018/08/17

    重厚でなかなか味わい深い作品。作曲家の知名度が低いだけで、作品自体の価値は高く、演奏会で取り上げられないのが不思議なくらいだ。

    第3番のスケルツォや4番のフィナーレなど、茶目っ気のある明るい部分に特にひかれた。

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     2018/08/12

    交響曲第2番の演奏が素晴らしい。感動的だ。
    アイヴスを敬う強い思いが演奏からも解説からも感じられる。

    この時期のバーンスタインの指揮はスマートで、作品をひねくり回すこともなく、とても素晴らしいと思う。

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     2018/08/10

    自然をテーマとして作曲された作品は数知れないが、ダンディの『山の詩』はエレガントで甘くロマンチックだ。

    『旅の画集』は管弦楽編曲版より、オリジナルのピアノ版の方が控えめで、聴いていて心地よい。

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     2018/08/05

    ベートーヴェンの交響曲の中で第3番だけがどうしても好きになれなかった。
    名指揮者による録音を幾つか聴いたが、このバーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルによる演奏で初めてこの作品が傑作であることがわかった。

    第1楽章の生き生きとしたリズム。
    第2楽章の深み。
    勢いも美しさも兼ね備えたニューヨーク・フィルの魅力も味わえる演奏だ。

    楽曲アナリーゼはこの作品のほんの一部の解説なので、全曲にわたっての分析をして欲しかった。

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     2018/08/05

    交響曲、管弦楽曲、オペラのアリア、室内楽曲、声楽曲とボロディンを知るならこの1枚から。

    名曲、名演奏揃いです。

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     2018/08/02

    スクリャービンの友人で作曲家・評論家のレオニード・サバネーエフが書き、ラフマニノフも読んだという名著がついに日本で出版された。

    スクリャービンの音楽と人を知るための最高の本だろう。

    ただし、スクリャービンの創作の上で欠かせない神智学に関しての話も多く、評伝のように生い立ちや個々の作品解説をしているわけではないのでスクリャービン入門としては向かないかもしれない。
    また、音楽に関する専門的な知識があった方が楽しめる内容になっている。

    この本で特に興味をひかれたのが『プロメテウス』についての部分だった。
    光りとともに演奏するという考え方は現代のプロジェクションマッピングのアイデアのようだ。
    そして『プロメテウス』の演奏では、オーケストラの団員のポーズに多くの演劇性が必要だと言ったり『法悦の詩』で指揮者クーセヴィツキーに「もだえ」を示す身振りを指示したとあるが、これらはシュニトケの先駆けのようだ。

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     2018/08/01

    近年、有名レコード会社では作曲家の作品全集や指揮者、演奏家の録音全集が発売されているが、CHANDOSレコードからはそのような全集が発売されなかった。

    今回やっとネーメ・ヤルヴィのBOXが出たと思ったら録音全集ではなく選集だったというのが残念だ。
    どうせなら録音全集を出して欲しかった。
    そういう意味で☆を4にした。

    今年(2018年6月)にロシアの名指揮者ロジェストヴェンスキイが惜しくも亡くなった。ロジェストヴェンスキイもCHANDOSレコードに多くの素晴らしい録音を残している。それらを是非、ロジェストヴェンスキイ録音全集として発売して欲しい。

    ネーメ・ヤルヴィはまだまだ活躍中で、その意味でまだ録音全集が発売されないのだろう。

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     2018/08/01

    これは繰り返し観たいレクチャーだ。

    ハーバードの学生向けだけに、音楽楽に関わらず専門的な用語が出てくるものの、音楽ファン必見の素晴らしい講義だ。

    レクチャー2、3では音楽を言語学から分析していく講義が実に興味深い。

    モーツァルトの交響曲第40番の録音を流しながら分析する所は感動的だった。
    モーツァルトがいかに天才なのかも改めて実感した。
    また、バーンスタインが作品をどのように解釈・分析しているのかも興味深い。

    音楽をいかに説明するかという難しい問題に取り組み、西洋音楽はどのような方向に向かっていくのかという、過去の音楽遺産のみに焦点をあてるのではなく、未来の音楽について、「答えのない問い」について常に問い続けるという姿勢が素晴らしい。

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