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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2021/07/24

    シャンドスが発売している、ウィリアム・オルウィンの映画音楽集も、本作で4枚目となるもの。
    シャンドス・ムービーシリーズで1人の作曲家がこれ程取り上げられるのも珍しく、かなり力が入れられているのだろう。
    今回の収録曲はオルウィンの映画音楽でもマイナーな作品が中心。
    中東風のオリエンタルなメロディや、正統派のイギリスの作曲家らしいスケルツォや、歌手も入った人魚の歌などバラエティ豊か。
    あまりド派手な曲はなく、地味で味わい深い曲が多いのはイギリスの作曲家らしいだろうか。
    演奏は、ラモン・ガンバ指揮、BBCフィルハーモニック管弦楽団。
    第2集より担当しているコンビの演奏で、今作も安定した演奏を聴かせる。
    人魚の歌はシャーロット・トレスパスが歌っており、聴いたことのない人物だが、悪くはなかった。
    録音は2016年で、音は良い。

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     2021/07/23

    ソヴィエトの作曲家、アレクサンドル・モソロフは、活動初期には現代音楽協会に所属し、この頃に代表作の『鉄工場』を書くのですが、その破壊的な作風が当局に睨まれ、逮捕されるも、師ミャスコフスキーとグリエールにより8年後に無事生還する事ができました。
    この頃からは初期の作風とは違う、社会主義リアリズムに沿った作風となりました。
    このCDの収録曲もそう言う路線の作品です。
    1965年に書かれた『交響曲第5番』はモソロフ最後の交響曲にして、最後の大作らしく、冒頭から冷たい、いかにもソヴィエトと言ったメロディが出てきます。
    3楽章からなりますが、曲調は雄大だったり、激しかったり、落ち着いたりと表情がさまざまに変わります。
    モソロフ最後の大作に相応しい出来の作品。
    1939年の『ハープ協奏曲』は師グリエールのハープ協奏曲を手本にしたような作品で、明るくメロディアスな作品であり、丁度苦しい時期に書かれたものですが、そのような雰囲気は全く感じさせない、傑作です。
    演奏はアルトゥール・アルノルト指揮、モスクワ交響楽団。
    1990年代から2000年代半ばにかけてナクソスとマルコポーロ系列に録音を残した、モスクワ交響楽団ですが、2005年頃のコルンゴルトの録音を最後に新録は途絶えており、今回久々の新規録音での登場となったものです。
    その演奏はモソロフへの共感豊かで、それでいて分かりやすいもの。
    流暢なサウンドですが管楽器にロシアらしい野太いサウンドが見られたりするほか、フレッシュマンのハープもよく名演と言える内容です。
    尚、指揮者はオランダ出身で現在このオケの音楽監督との事。
    録音場所は変わらずモスフィルム・スタジオで、音質も良好。

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     2021/07/22

    キングレコードが2003年から発売しているシンフォニック・フィルム・スペクタキュラーシリーズもついに10枚目となりました。
    この10巻はノスタルジーセレクションという事で、比較的古い作品が収録されています。
    今までの巻に収録がなかったの?と言いたくなるような有名な曲や、オーリックやコープランドらクラシック系の作曲家が書いたスコアが収録されています。
    スコアの質は古い映画だからか、どれも一定のレベルを保ち、安定しています。
    中にはあまり録音のないスコアもあるのは、このシリーズらしい所。
    演奏は竹本泰蔵指揮、日本フィルハーモニー交響楽団。
    シリーズ最初期から関わっているベテランコンビです。
    このCDでも日本のオケらしい安定した演奏を聴かせますが、11人のカウボーイ、ライトスタッフ、サンダーバード、ローマの休日などは映画のサントラに匹敵する演奏と言えます。
    監修は変わらず神尾保行が担当、曲の解説も短く分かりやすい解説となっている。
    またこのCDからハイ・クオリティCD仕様になっているがその分値段が上がったのは残念なところ。
    録音はDSDレコーディングで録られており、ホールを意識した残響が付いた聴くためのサウンドでなかなか良い。

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     2021/07/20

    ヤッシャ・ホーレンシュタインと、ウィーン・プロムジカ管弦楽団が残したVOX録音から、ショスタコーヴィチの交響曲第5番と、ヤナーチェクのタラス・ブーリバを収録した内容である。
    ショスタコの5番は、スタイリッシュな演奏と思わせて、非常に濃い表情を聴かせてくれるのがホーレンシュタインらしい。
    ウィーンの演奏家を集めた、ウィーン・プロムジカ管弦楽団の演奏はお世辞にも上手いとは言えず、随所で粗さがあるのが残念。
    タラス・ブーリバも同様の傾向だが、幾分かオケの技術はましでこちらの方が良い。
    録音はVOXらしいサウンドで、まぁまぁ。

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     2021/07/18

    アルトゥール・ロジンスキーが、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を振ってウエストミンスターに録音したアルバムから、ドヴォルザークのスラヴ舞曲を収録した内容のCD。
    ロジンスキーは元々、オーストリア生まれ、生地は現在のクロアチアのスプリト(スッペと同じ!!)で、そのためかスラヴ圏の作曲家の演奏には良い演奏が多い。
    このスラヴ舞曲、ロジンスキーにしては大人しめに感じられるが、情緒豊かに歌いあげるその演奏はなかなかの演奏と言える。
    出来て間もないロイヤル・フィルもなかなか上手い。
    録音は古さが気になるが。

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     2021/07/17

    ルイ・フレモー指揮、バーミンガム市交響楽団が、EMIに残した録音の一つ。
    ビゼーの交響曲第1番と交響曲ローマを収録したもの。
    大体カルメンやアルルの女とカップリングされる事の多い、ビゼーの交響曲を両方集めたアルバムというのはなかなかないので、このアルバムは珍しいのではないか。
    どちらもフレモーの端正で生き生きとした演奏が際立つ好演であり、特にローマはこの曲の名盤と言って良い切れ味のある演奏と言えるだろう。
    録音も年代の割に良好だと思います。

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     2021/07/16

    1950〜1960年代に各レコード会社が発売していたオペラのハイライト盤、CD時代になってからは基本全曲盤が中心となったお陰で見かけなくなりました。
    名曲を手軽に味わえる良い物でしたが、CDになってもすぐ廃盤なので今回の復活は嬉しいところ。
    このBOXはドイツ・グラモフォンが発売した音源を集めた物で、録音時期がら全てドイツ語歌唱となっています。
    またCDはクラムシェル仕様。
    各CD簡単に見ていきますと、
    CD1→ビゼーの『カルメン』
    マルセル・クーロー指揮、バーデン州立歌劇場管弦楽団の演奏。
    これは初CD化との事。
    豪華な歌手よりもこのCDの聴きどころは6曲目のカスタネットである。
    ずしりと響く重いカスタネット、存在感は抜群。
    6曲目はつまるところジプシーの踊りなのだが、カスタネットに導かれ徐々にテンションが高くなって行く表現は見事だ。
    CD2→ダルベールの『低地』
    ハンス・レーヴライン指揮、バンベルク交響楽団の演奏で収録。
    作曲者の代表曲ながら曲自体を聴いたのは初めて。
    全体的に手堅いく仕上がっており、この辺りはオペラハウスを渡り歩いたと言う経歴のある、レーヴラインらしい演奏だ。
    CD3→マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』レオンカヴァッロ『道化師』を収録。
    2曲セットで上演される事も多いためか、これのみ一枚に2作収録されている。
    指揮はハンガリー出身のヤーノシュ・クルカ、演奏はベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団(マスカーニ)ベルリン放送交響楽団(レオンカヴァッロ)である。
    シュレムやベリーに混じって当時ヨーロッパで活躍していた長野羊奈子が出ているのも気になる所。
    演奏はこれも安定した職人的なもの

    CD4→ロルツィングの『ロシア皇帝と船大工』
    この作曲家の代表曲なので録音は幾つもあるが、この録音にはヴンダーリッヒとフィッシャー=ディースカウと言ったスター級の歌手や、当時の名花ハルシュタイン、エレクトーラのオペレッタ録音でも活躍したレンツといった録音ならではの豪華な歌手が聴きどころ。
    指揮のハンス・ギールスターはドイツの指揮者でオペラ畑で活躍したマエストロ。
    バンベルク交響楽団を振ったこの録音でも手堅い演奏。
    有名なバレエ音楽はなかなか。
    CD5→モーツァルトの『フィガロの結婚』
    フェルデナント・ライトナー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、正統派の演奏。
    CD6→オッフェンバックの『ホフマン物語』
    リヒャルト・クラウス指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団の演奏である。
    往年のバス歌手、スチュアート等が出ているが聴きどころはオーケストラと合唱。
    プロローグやエピローグで現れる『やいやい、ルーテル親父』の演奏はリズム感が良く、この演奏の聴きどころである。
    CD7→プッチーニの『ボエーム』
    アルベルト・エレーデ指揮、シュターツカペレ・ベルリンの演奏である。
    ボエーム自体あまり聴かないが、この演奏も他と同じく安定した演奏だと思う。
    CD8→ロッシーニの『セビリャの理髪師』
    ラインハルト・ペータース指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団。
    この盤ではヘフリガーが聴きどころで、明晰な歌唱が聴きやすい。
    ペータースのタクトによるオケナンバーもなかなか。
    CD9→チャイコフスキーの歌劇『エフゲニ・オネーギン』
    オットー・ゲルデス指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団の演奏。
    この演奏の1番の売りはフィッシャー=ディースカウとヴンダーリヒが共演している事であろう。
    ヴンダーリヒ最晩年の歌唱だが、その澄んだ声は健在です。
    CD10→トマの『ミニョン』
    ジャン・フルネ指揮、コンセール・ラムルー管弦楽団の演奏で収録。
    このBOX、指揮者はドイツ圏以外の人でもオケはドイツ圏という組み合わせが基本だが、これのみ指揮者、オケ共にフランス勢によるもの。
    歌手よりもフルネらしい上品なサウンドを聴く一枚で、序曲等はその良い例である。
    CD11→ヴェルディの『アイーダ』
    アルジェオ・クアドリ指揮、ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団による演奏で収録。
    これ、オケも歌手もなかなか充実した演奏で抜粋なのが残念である。
    CD12→ヴェルディの『運命の力』
    ハンス・レーヴライン指揮、ベルリン放送交響楽団の演奏で収録。
    低地でもそうだったが、レーヴラインの的確なサポートが聴きどころ。
    序曲を聴けば分かるが音楽がさまざまに表情が変わり、実力派であった事が分かる。
    CD13→ヴェルディの『椿姫』
    ブルーノ・バルトレッティ指揮、バイエルン放送交響楽団による演奏。
    このバルトレッティもオペラ畑を歩いてきた指揮者であり、サポートが上手い。
    歌手も役者が揃っておりなかなかのもの。
    CD14→ヴェルディの『ナブッコ』
    ホルスト・シュタイン指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団の演奏。
    そこそこの歌手陣であるが、このCDのヴェルディの中では普通と言ったところだろうか。
    CD15→ヴェルディの『リゴレット』
    ホルスト・シュタイン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。
    ベルリン・フィルによるリゴレットの商用録音はハイライトとはいえ珍しいのではないだろうか。
    充実した60年代のサウンドと、豪華な歌手陣による安定した演奏。

    こうしてみるとそれぞれ、ハイライト録音ながら歌手は当時のスター級が揃っており、指揮者はオペラ畑出身者(日本にも縁ある人物が多い)を起用し、しっかりと制作されており、おすすめ。
    録音は年代の割には良い方というのが多い。

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     2021/07/14

    ヴァルジャン・コージアン指揮、ユタ交響楽団によるジョン・ウィリアムズのスターウォーズ三部作のアルバムである。
    現在では著名な楽団でもレパートリーにしている事の多いスターウォーズだが、本盤が録音された当時クラシック・オーケストラでの録音は作曲者とボストン・ポップス、カンゼルとシンシナティ・ポップス、メータとロサンゼルス・フィルか、ゲルハルトとナショナル・フィルぐらいしかなかったもので、サントラ以外ではかなり初期に録音されたものとなっている。
    コージアンはユタ交響楽団の音楽監督を1981〜1984年まで務めていてその間の録音。
    知名度は低いがテンポの運びが素晴らしく、明快な音楽作りでメータやゲルハルトの録音とは違う良さがある。
    またオケもアメリカらしく、輝かしく鳴り響いており良い。
    デジタル初期にやや硬く感じる部分はあるものの、録音そのものは大変優秀。

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     2021/07/13

    日本クラウンが発売した吹奏楽大全集。
    ワンポイントレコーディングによる優秀な録音と、3自衛隊音楽隊による演奏で話題になったシリーズです。
    このCDは第1弾として出された一枚で、世界の行進曲を集めたもの。
    定番所もあるのですが、今もって珍しい曲も多く、ファンなら持っておきたい一枚です。
    陸上自衛隊中央音楽隊の演奏は、どれも安定したシンフォニックなもの。
    柔らかな『大いなる忠誠』とダイナミックな『青と黄色の旗の下に』はなかなかのもの。
    海上自衛隊東京音楽隊の演奏は、CD中最も縦ノリの昔ながらの演奏。
    正確なテンポとバスドラムによるアクセントが特徴的な演奏です。
    航空自衛隊航空中央音楽隊の演奏は、流暢な演奏。
    スペインの行進曲はちょっと不得意があるかと思うが、それ以外はなかなか。
    先にも書いた通り、録音は大変優秀なもの。
    30数年経った今でも現役で聴ける優秀な音質です。

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     2021/07/12

    20世紀半ばにかけて活躍したハンガリー出身のニコ・ドスタル。
    オペレッタの作曲で有名ですがクリヴィアと並び代表作とされるのがこのCDに収録された『ハンガリーの結婚式』です。
    この作品は先輩のカールマンの作品と同じくハンガリー情緒にあふれたロマンティックな作風で、耳馴染みの良いメロディが出てきます。
    ハイライト収録ですが、1番有名なハンガリー行進曲を含む聴きどころは全て収録しています。
    録音の感じからして最初からハイライトのみの収録でしょう。
    演奏はロマン・ドスタル指揮、フィルハーモニア・フンガリカ。
    指揮者は名前から分かるかの様にニコ・ドスタルの息子との事。
    オケはドラティのハイドン交響曲全集でお馴染みですが、オペレッタの録音も幾つか残しています。
    その情熱的な演奏はなかなかのものであり、この曲の名盤の一つと言えます。
    歌手は他のEMIのオペレッタ録音に比べてスター級こそ居ませんが、こちらも問題なし。
    年代を考えれば音はまずまずです。

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     2021/07/11

    このCDはゲルト・ヤンセン中佐指揮、オランダ王立陸軍軍楽隊の演奏で録音されたオランダ陸軍の分列行進曲を集めたというアルバムである。
    品番を見れば察せるかもしれないが、陸軍軍楽隊の自主制作盤として制作されたものでワールドウィンドミュージックが配布したもの。
    オランダ王立陸軍軍楽隊の自主盤の一部は、ワールドウィンドミュージックが自社のCDとして再発売していたりするものもあるが、これは再発はされていない。
    そのため知名度は低いが、内容は充実しており見逃せない。
    19〜20世紀にかけて作曲された作品を収録しており、割と珍しい曲もある。
    オランダの軍楽行進曲はヨーロッパの他の国に比べて明るく軽快な作品が多く、軍楽隊向き行進曲ではあるが曲としても完成されている。
    ヤンセン中佐の演奏もなかなか優れていて、ハチロク系の行進曲のリズム感の良さは見事なもの。
    名軍楽隊として知られた同軍楽隊の実力を存分に堪能出来るだろう。
    録音は1996年で、音質も良好である。

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     2021/07/09

    このCDはテイチクが保有する音源から行進曲を集めた5枚組BOX。
    音源は1960〜1970年代に録音された自衛隊音楽隊のものを中心にしたもの。
    まず1枚目と2枚目はいわゆる日本の軍歌を集めた内容で、斎藤高順1等空佐指揮、航空自衛隊航空音楽隊の演奏。
    1枚目の最後のみユニオン・ポップス・プラスバンドによる演奏だ。
    録音当時はまだ先の対戦の記憶が新しかった時代であるためか、全て池多孝春と山岡正による新しい編曲譜だ。
    演歌系の編曲家によるものとあってか、どことなく歌謡的な編曲になっており、原曲とかなり違うアレンジから原曲重視のアレンジまで様々だ。
    演奏は1970年代自衛隊らしくキレが良く軽快な演奏で、『軍艦行進曲』『君が代行進曲』『抜刀隊』『月月火水木金金』はこれらの特徴が良く出た好演である。
    続く3、4枚目はいわゆる一般的な行進曲。
    演奏者は斎藤1佐と航空音楽隊に加えて、松本秀喜1等空佐指揮、航空自衛隊航空音楽隊、片山正見1等海佐指揮、海上自衛隊東京音楽隊、斎藤徳三郎1等陸佐指揮、陸上自衛隊中央音楽隊が登場する。
    新しく登場する演奏家は1960年代の音源。
    3枚目はスタンダードな行進曲を中心にしたもので、斎藤1佐と航空音楽隊のキレの良い演奏が聴きどころ。
    途中、片山1佐の忠誠と松本1佐の珍しい作品が入るが、遅めのテンポで威風堂々とした忠誠や豪快な松本隊長&航空音楽隊の演奏もなかなか。
    尚、最後のユニオン・ポップス・ブラスバンドのラデッキー行進曲は、陸上自衛隊中央音楽隊の初代隊長にして様々な行進曲を書いた須摩洋朔氏が指揮したもの。
    好演とはいかないけど、正確なテンポの演奏は聴いておいて損はない。
    4枚目はややマイナーな曲を中心にしたもので、松本隊長の豪快なツェペリン伯爵から始まる。
    航空音楽隊の担当曲はこんにちではレパートリーから消えた珍しいアメリカの行進曲が揃っており貴重だ。
    片山隊長と東京音楽隊の演奏はスーザの海を超える握手やアルフォードの後甲板にてといった海をテーマにした行進曲のほかに、ドイツの行進曲となんでもあるが、片山隊長の自作自演、世紀の祭典の名演奏が1番の聴きどころ。
    斎藤隊長と中央音楽隊は出番は少ないが、得意のフランス行進曲2曲と、国家の象徴(珍しくリピートあり)そしてオリンピック・ファンファーレとオリンピック・マーチを演奏している。
    この中でもオリンピック・ファンファーレとマーチは初演団体という事と、オリンピックの雰囲気を色濃く伝えてくれる演奏で、その高いテンションの演奏は当時の時代が伝わってくるような名演だ。
    5枚目はスクリーン・マーチ、つまり映画の行進曲。
    一曲目、錨を上げては斎藤隊長、航空音楽隊によるスタンダードな演奏だが、他は録音用団体によるもの。
    1番多く演奏しているのはユニオン・アカデミック・ブラスバンドという団体。
    1960年代頃の戦争映画を中心としたこの音源は恐らくこれが初CD化。
    演奏は少人数のブラスバンドで正直イマイチだ。
    指揮者の記載はないがオリジナルと思われるLPには編曲者の山内忠自身が振ったとある。
    ユニオン・ポップス・オーケストラの演奏は名前通り、ポップス的要素の強いアレンジで、行進曲とは言い難い。
    フィルム・スタジオ・オーケストラはビクターから音源提供されたらしく、同社から出ている音源と一緒。
    人数はやはり少ないが意外と正統派の演奏で悪くはない。
    解説書も付いているが、楽曲解説は主要曲しかなく、この辺りは残念なところ。
    録音は新しくリマスターされただけあり、年代の割には良い音質だと思う(一部除く)

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     2021/07/08

    このCDはハインツ・ヴィンケル楽長指揮、ベルリン保安警察音楽隊の演奏で収録された、ドイツの行進曲集です。
    ヴィンケルは1914年生まれ、1948年にこの音楽隊の指揮者になり、1962年に亡くなるまでその地位にありました。
    在任中にはテレフンケンやデッカなどに録音を残しており、これはそれから復刻したもの。
    シリーズは第6集までありこれは第5巻にあたるもの。
    古い音質の割にはまぁまぁ良いが、一応いくつかの機会にわけて録音されたもので、録音場所の違いによって響きが違って聴こえる。
    生年を見ればわかる様に戦前派の指揮者であり、ここでの演奏も重厚ながしっかりしたサウンドに、豪快なバスドラム、正確なテンポ、歯切れの良い演奏とこんにちの吹奏楽界が忘れていった、この時代ならではの名演が聴けます。
    ブロン 『勝利』ラウキーン『闇から光へ』ヘンリオン『ブランデンブルク万歳』『フェールベリン騎兵隊行進曲』は特に出来が良い。
    細かい解説はなくどちらかといえばマニア向きな一枚なのですが、演奏は大変充実しており、ドイツ行進曲に興味があればお勧めします。

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     2021/07/07

    このCDはドイツの行進曲を収録したもの。
    オトマール・ファブリー中佐指揮、西ドイツ連邦空軍第3軍楽隊の演奏で録音されたものです。
    バンドはドイツのミュンスターに駐屯し、現在はドイツの軍楽隊の改編によりドイツ連邦空軍ミュンスター軍楽隊という名称になっています。
    指揮のファブリー中佐(このCDの吹き込み時は少佐)は、1964年に初代隊長、ヨハネス・シャーデ大佐から引き継いだ2代目の楽長です。
    在任歴は長く1987年に後任のサイモン・ダッハ中佐に引き継ぐまで23年間、楽長職にありこれは歴代1の長さです。
    このCDの原盤は調べてみるとコルネットというところらしく、同じ内容のLPもあります。
    コッホの復刻はイマイチですが、演奏の内容は素晴らしい。
    全曲、メリハリと推進力のついた演奏で、アンサンブルも上手く、戦前の国防軍軍楽隊を思わせるカチッとしたサウンドと空軍軍楽隊らしい軽快なサウンドが同居した、明快かつ聴かせ上手な演奏。
    特にこれらの要素が全てはまったタイケの『旧友』は白眉の出来と言っても良い。
    ライナーノーツもありませんし、収録時間も30分ぐらいですが、行進曲好きな方にはぜひおすすめします。

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     2021/07/07

    ロシアの行進曲とワルツを集めたアルバムです。
    ヴィクター・アファナシェフ中将指揮、ロシア国防省第一模範軍楽隊の演奏で収録されたものです。
    ここに収録された行進曲やワルツは帝政ロシア時代に当時のロシアの軍楽隊で演奏されたもの。
    ロシアの作曲家によるものもあれば、外国から入ってきた作品を手直ししているのもあります。
    この手の作品を集めたアルバムはロシアでは人気があるようであり、この軍楽隊がまだソヴィエト国防省第一模範軍楽隊と呼ばれていた時代、当時のニコライ・ナザロフ少将やニコライ・セルゲーエフ大佐、又はニコライ・ミハイロフ少将やアナトリー・マルチェフ大佐やアナトリー・ムハメジャン大佐らによるものがありますが、このバンド名になってからは初の録音でしょう。
    アファナシェフ中将は1947年生まれで、1972年にモスクワの軍楽学校を出て、中央アジア軍管区軍楽隊、沿バルト軍管区軍楽隊、西部方面軍ドイツ駐留軍楽隊の楽長を務めた後、1993〜2002年までロシア国防省第一模範軍楽隊の楽長及びロシア陸軍軍楽総監を務めました。
    録音自体は少なく、ドイツ駐留軍楽隊とアモスに2枚、ロシアン・ディスクにロシア国防省第一模範軍楽隊との当盤とディエフのCDがあるぐらいです。
    このCDではロシアらしい分厚い低音が特徴でかつてのソヴィエト時代の熱気は後退しましたが、時折行進曲でそれを彷彿とさせる響きがします。
    また選曲面でも定番の作品に加えて、グリンカ『第27キエフ竜騎兵連隊行進曲』シャトロフ『青い夜』アガプキン『早朝』クシュニル『1月9日』などの珍しい作品を収録しています。
    録音年は不明ですが、2000年頃の発売なのでその頃でしょう。
    ややデッドなサウンドですが、音自体は綺麗に撮れています。
    また映画圏向きにかバンド名が、アーティストがロシア国防省ブラスバンドという団体名になっていますが、ちゃんとロシア式の吹奏楽編成です。

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