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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/21
オーストリアのプレイザー・レコードが出す、ツィーラー・エディションは同社の人気作品で、このCDで26枚目を迎える。 本CDも演奏は、ハンス・シャーデンバウアー指揮、オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団が担当。 一部の曲ではユリア・コチとクリスティアン・ドレッシャーが参加している。 ツィーラー・エディションの売りの一つは知られざる作品が沢山入っているという事であるが、本CDでもここでしか聴けないような作品が多数入っている。 表題にもなった『写真のワルツ』や『敬意のワルツ』『バリソン行進曲』等、中々良いメロディを持った作品もある。 またツィーラー3大ワルツの1つ、『へラインシュパツィールト』は元々オペレッタのメロディを流用した作品だが、ここでは冒頭のメロディの原曲のアリアが収録されており貴重だ。 オケは中規模ぐらいの編成で、演奏はシャーデンバウアーのメリハリある巧みなサウンドとウィーンらしい柔らかなサウンドが聴きどころ、もちろん作品を初めて知るには十分。 尚、作品の殆どはツィーラーのオリジナルの譜面ではなく、他人が手を入れたもの。 録音年は不明だが、音質自体は良い。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/20
アーサー・フィードラー指揮、ボストン・ポップス管弦楽団がRCAに録音した音源を復刻した物で、行進曲を集めたアルバムです。 過去何度か発売されている音源ですが、本CDはクラシック・マーチを中心にした選曲となっています。 演奏はまさに1960年代のアメリカのオーケストラらしい健康的なサウンドと躍動感が溢れるメリハリのついた演奏でこのコンビがらしいと言えるのではないでしょうか。 『ボギー大佐』『サンブル・エ・ミューズ連隊』『忠誠』『星条旗よ永遠なれ』『国家の象徴』といった吹奏楽での演奏が主な曲はオーケストラに編曲する事により、より充実した響きの演奏で良いですし、冒頭の『ラデッキー行進曲』の跳ねるようなリズム感と絶妙なテンポの演奏は同曲の隠れた名演と言えるのではないでしょうか? 同種のアルバムはそこそこありますが、これはおすすめの一枚です。 録音は1960年代頃ではないかと思いますが音は十分聴ける水準です。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/17
このCDはポニー・キャニオンが発売した小学生向きのクラシックCD。 この手のCDは各社から意外と出ていたりするが、結構マニアックな音源が使われていたりして、見逃せない。 本CDはその殆どが日本の演奏者によって録音されたもの、しかも指揮者に外山雄三や石丸寛といった著名な指揮者が振っており、オケもシャンブル・サンフォニエット、読売日本交響楽団や新日本フィルハーモニー管弦楽団と言った有名どころが担当しています。 全体的にクラシックの小品中心で、一昔前の定番曲が並び懐かしい。 演奏も安定した水準が続き、どれも味のある演奏だが、ラデツキー行進曲や旧友のように推進力のある行進曲や、千葉馨がソロを取ったモーツァルトのホルン協奏曲の様に名演奏もあり観賞用としても十分聴ける。 恐らく録音からそれなりに経っているのだろうが、十分聴ける水準だ。 収録曲は以下の通り。 CD1 1.おもちゃの兵隊(イェッセル) 2.アマリリス(ルイ13世) 3.おどる子猫(アンダーソン) 4.子犬のワルツ(ショパン) 5.おもちゃの交響曲第1楽章(L.モーツァルト) 6.ユーモレスク(ドヴォルザーク) 7.かっこうワルツ(ヨナーソン) 8.トルコ行進曲(ベートーヴェン) 9.鍛冶屋のポルカ(ヨゼフ・シュトラウス) 10.ガボット(ゴセック) 11.くまんばちの飛行(リムスキー=コルサコフ) 12.ウィーンの音楽時計(コダーイ) 13.メヌエット(ヘンデル) 14.旧友(タイケ) 15.金婚式(マリー) 16.軽騎兵序曲(スッペ) 17.春の歌(メンデルスゾーン) 18.ロンドとポロネーズ(バッハ) 19.トランペット吹きの休日(アンダーソン) 20.メヌエット(ベートーヴェン) 21.クラリネット・ポルカ(ベネット編) 22.アイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章(モーツァルト) 23.マドンナの宝石より間奏曲(フェラーリ) 24.ラデツキー行進曲(シュトラウス1世) 25.四季より第1楽章(ヴィヴァルディ) CD2 1.皇帝円舞曲(シュトラウス2世) 2.G線上のアリア(バッハ) 3.白鳥(サン=サーンス) 4.四季より第2楽章(ヴィヴァルディ) 5.ホルン協奏曲第1番第1楽章(モーツァルト) 6.ノルウェー舞曲第2番(グリーグ) 7.タイスの瞑想曲(マスネ) 8.ペルシャの市場にて(ケテルビー) 9.ウィリアム・テル序曲(ロッシーニ) 10.朝(グリーグ) 11.ソルヴェークの歌(グリーグ) 12.道化師のギャロップ(カバレフスキー) 13.トロイメライ(シューマン) 14.モルダウ(スメタナ) 15.ハンガリー舞曲第5番(ブラームス) 16.未完成交響曲第1楽章(シューベルト) 17.新世界交響曲第4楽章(ドヴォルザーク) 演奏 石丸寛指揮、シャンブル・サンフォニエット CD1.1、2、14 CD2.8 手塚幸紀指揮、新日本フィルハーモニー管弦楽団 CD1.3、9、13、19、24 CD2.5、6、10~12、17 山岡重信指揮、東京ゾリステン CD1.5、12、22 山岡重信指揮、シャンブル・サンフォニエット CD1.7、10、11 秋山和慶指揮、シャンブル・サンフォニエット CD1.8、15、17 CD2.13 山岡重信指揮、読売日本交響楽団 CD1.16、23 CD2.9、15 ピーエル・ラーパン指揮、カメラータ・ロマーナ CD1.18 石川皓也指揮、ノエル・チェンバー・オーケストラ CD1.25 CD2.1、2、4、7、14、16 小林仁(ピアノ)CD1.3 矢島富雄(チェロ)橋本正暢(ピアノ)CD2.3
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/16
シュトラウス・ファミリーと並ぶウィンナ・ワルツの作曲家、カール・ミヒャエル・ツィーラーは、ワルツを始めとした作品を560以上も残しましたがその作品は一部を除いてこんにちでは知られていません。 このツィーラー・エディションはそんな知られざるツィーラーの作品に紹介していくシリーズで発売元の人気シリーズ。 このCDで22枚目になります。 演奏はハンス・シャーデンバウアー指揮、オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団。 作品の殆どはツィーラー自身のオリジナルの楽譜ではなく、他人が手を入れた楽譜を使っている。 本CDでも収録曲は知られざる作品ばかり。 『技術軍団行進曲』やタイトルにもなった『ウィーンの人々と生活』等、中々に良いメロディを持った作品もあります。 尚、12曲目『ヴェルナー・マントラ博士行進曲』と16曲目『ドイチェマイスター連隊』はツィーラーの作品ではなく、前者はシャーデンバウアーが、後者はユーレクが書いたもの。 特に後者はツィーラーがドイツェ・マイスター連隊の軍楽隊隊長時代に、同連隊に在籍した作者の著名な作品で珍しい管弦楽版だ。 シャーデンバウアーの演奏はメリハリが付いており、作品を知るには十分なもの。 録音年は不明だが、最後の曲の終わりにあきらかにライヴとわかる拍手があり、実は書いてないだけでライヴ録音盤なのかもしれない。 音質は問題ないが。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/15
ジャック・オッフェンバックの喜歌劇『ポム・ダピ』の全曲盤。 エマニュエル・コック指揮、ソリスト・デ・リエージュの演奏、アンドレ・パヨル、クローデン・グレンジャー、ジャック・デュクロの歌で収録されたもの。 このポム・ダピという作品は1873年に初演された1幕物の喜歌劇で、CDは永らくロザンタール盤のみで、近年ヴィレンズ盤が新しく録音された位だと思っていたが、もう一枚あったとは驚き。 と言っても新録音ではなく1983年に録音されたものでロザンタール盤と同時期の録音。 指揮のコックはベルギーのヴァオリニストだそうで、ソリスト・デ・リエージュを永らく率いていたそうだ。 近い時期に同じコンビで、オッフェンバックの『テュリパタン島』を録音しており、室内管弦楽団らしいキレのある演奏を聴かせてくれましたが、本CDでも各楽器の技量の高さ、キレとメリハリのついた伴奏を披露しています。 歌手はほぼ知らない人で、ベルギーやフランスあたりで活躍した人物なのではと思うが、なかなかの熱演ぶり。 トータルでなかなか良い盤だと思うが、一つだけダメな所が。 CDが進むにつれて、雑音が目立つ様になります。 恐らくCDの原盤にキズでもあったのでしょうか。 これがなければ満点のCDだった。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/13
ジャック・オッフェンバックの喜歌劇『ペリコール』の全曲盤です。 マルク・ミンコフスキ指揮、ルーヴル宮音楽隊とボルドー国立歌劇場合唱団の演奏で収録されたもの。 ミンコフスキはオッフェンバックの演奏家としても知られており、今までチェロ協奏曲等を収めたアルバムをアルヒーフに録音した他、EMIには『天国と地獄』『美しきエレーヌ』『ジェロルスタン女大公殿下』を残している。 久しぶりとなったオペレッタの録音は代表作品の一つであるペリコールで、この作品の現時点で最も新しいCD。 ミンコフスキが残した他のオペレッタと同じく、ルーヴル宮音楽隊の小気味の良いテンポと、軽いサウンドが非常にオッフェンバックの演奏に合っている。 昔の演奏ではバンドの様な推進力が溢れる演奏もあったが、ミンコフスキも年を重ねたからか若干テンポは遅くなった代わりに、ゆったりとした曲はより深みのある演奏をしていてなかなか良い。 歌手も今をときめく新進気鋭の歌手が起用され、とても楽しい仕上がりになっている。 またこのレーベルの特徴とも言える洋書の様な丁寧なブックスタイルにCDが収められており、少々取り出しにくいが、解説は作品、セリフ、写真等がふんだんに使われていて大変に詳しく、これだけでも十分に価値がある。 録音は2018年10月13日に、ボルドー国立歌劇場で収録されたライブ録音。 音質は最近ということもあり全く問題ない水準だと思う。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/12
ここ最近ナクソスは、フランツ・フォン・スッペの知られざる作品の紹介に力を入れているのか、既に2枚のアルバムがリリースされている。 3枚目となるこのCDはスッペの演奏会用作品と舞台作品の管弦楽作品集。 まずメインである『交響的幻想曲』は、事実上の交響曲と言える作品で永らく忘れられていたのをこのCDを振った指揮者のルードナーが発見したもの。 作品はスッペのオペレッタの序曲の様に馴染みの良い旋律が次々と出てきます。 形式的にはしっかりと交響曲で、多少のシリアスはあるものの、オペレッタの作曲家らしい歌心ある交響曲です。 もちろん世界初録音。 同じく世界初録音なのが、『カール劇場の展示会のための序曲』で、これも演奏会用の作品だが、今にもオペレッタが始まりそうな作品。 舞台作品からは『詩人と農夫』『水夫の帰国』『ウィーンの朝昼晩』を収録している。 水夫の帰国は近年全曲盤が出た珍しい作品ですが、詩人と農夫及びウィーンの朝昼晩は昔からの定番曲。 演奏はオラ・ルードナー指揮、低地オーストリア・トーン・キュンストラー管弦楽団。 指揮のルードナーはウィーン・フォルクスオーパーと来日してウィンナ・ワルツのコンサートを開催するなどウィンナ・ミュージックのスペシャリストとして知られている。 ここではオケはトーン・キュンストラー管弦楽団ではあるが、演奏は非常に丁寧に演奏されている。 2つの世界初録音もこの水準なら十分作品を知れるし、著名な2つの序曲も悪くないが、水夫の帰国の前奏曲が1番充実した演奏で良い。 録音は2022年と新しいので音質も問題ない。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/10
オーストリアの作曲家、カール・ミヒャエル・ツィーラー。 生前はシュトラウスの後継者として著名でしたが、没後は一部の作品を除いて忘れられています。 プレイザー・レコードはそんなツィーラーの作品の紹介に力を入れており、その名もツィーラー・エディションという名のシリーズを販売、同社の人気作となっています。 このCDは28枚目となる現在最も新しいもの。 ベルンハルト・へーエル大佐指揮、ウィーン親衛大隊軍楽隊の演奏で収録されたものです。 ウィーン親衛大隊軍楽隊は1955年に創隊され、既にツィーラーエディションに何度か登場しており、オーストリア連邦陸軍チロル軍楽隊、オーストリア連邦陸軍ザルツブルク軍楽隊と並ぶ同国の著名な軍楽隊である。 指揮者、へーエル大佐は1997年よりこの軍楽隊の第2指揮者を務め、2002年に第1指揮者に昇進、現在に至ります。 少なくとも日本でへーエル大佐の音源はこれが最初ではないだろうか。 このCDは僅かに、ポルカとワルツが収録されている以外は行進曲を集めた内容となっている。 演奏は軍楽隊お得意の行進曲集と言う事もあり、中々メリハリがついており良い演奏だと思う。 もちろん、ワルツやポルカも本場と言う事もあり上手い。 オーストリアの吹奏楽団は中低音域の楽器が充実した独特のサウンドをしているが、このCDでもそのサウンドは存分に楽しめる。 録音年は2022年と言う事もあり音質面も不満はない。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/08
オペレッタの父として知られている、フランスの作曲家、ジャック・オッフェンバックは、元々若いときは凄腕のチェロ奏者と知られ、自身が演奏するためにチェロを主役にした作品を多数残しました。 特にチェロ二重奏曲は、オッフェンバックのチェロ作品の中で重要な作品で、過去何人かのチェリストが録音を残しています。 このCDで録音・演奏しているのは、ジョヴァンニ・ソッリマ、アンドレア・ノフェリーニです。 この両名、オッフェンバックのチェロ二重奏曲の録音に積極的で、2012年から2013年に作品49、51、54を録音し、2014年同じブリリアント・レーベルから、発売したのを最初に、イタリアのマイナーレーベル、アマデウスに2009年録音で作品54をそれぞれ録音、この7枚組はそれに続くもので、全曲2020年から2021年にイタリア・バルトーク・スタジオで新規録音されたもの。 こちらの7枚組は現在唯一のオッフェンバックの二重奏曲の全集です。 比較的録音のある作品54や殆ど録音のない作品78や、作品19、作品20、作品34等も入っており、資料的な価値は高い。 ソッリマ、ノフェリーニの日本のチェロの掛け合いも良く、どれも作曲家への熱意が感じられる、好演奏である。 録音年は前記の通りで新しいだけあり音質は綺麗。 CDは近年のBOX物によくある厚紙に入った仕様となっています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/04
毎年新年を祝う、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による、ニューイヤー・コンサート、2016年はマリス・ヤンソンスがタクトを取りました。 ヤンソンスは2006年に初登場、2012年に再登場、そしてこの2016年に3回目の登場でしたが、2019年に亡くなったため、結果的に最後のニューイヤーとなりました。 ヤンソンスのニューイヤーは選曲が上手いと言いますか、シュトラウスファミリー以外の作曲家の作品も程よく入っていて、このCDでもロベルト・シュトルツやエミール・ワルトトイフェル、更にヘルメスベルガー1世らの作品が取り上げられています。 シュトラウスとは一味違うこれらの作品を楽しめるのが、2016年の ニューイヤーの楽しみと言えるのではないでしょうか。 尚、シュトラウスを含む、ニューイヤー2016初登場曲は8曲と例年より多めです。 演奏はヤンソンスらしく、よく整えられたもの。 ウィーン・フィルの演奏なので、流石に技術的に不足はない。 シュトラウスらしさはちょっとないですが、新年を祝うコンサートなので、これはこれで良いのではないでしょうか。 録音も良好です。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/03/01
プレイザー・レコードが発売するツィーラー・エディションは、同社の人気シリーズの1つとして、またカール・ミヒャエル・ツィーラーの作品を知れる貴重な一枚ですが、20枚以上が既にリリースされており、これは25枚目にあたるもの。 ハンス・シャーデンバウアー指揮、オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団による演奏で収録されたものです。 本CDもワルツやポルカ、マーチ、更にオペレッタからのナンバーまで、ツィーラーが書いた様々な分野の曲がたくさん収録されています。 本CDの収録曲は、その大半は知られざる作品で、冒頭の行進曲『ヴェルヘルム太公』等、中々良いメロディを持った作品もあります。 演奏団体はツィーラーの作品を演奏するために2003年に結成されたオーケストラです。 現在までシャーデンバウアーが指揮者を務めており、ツィーラー・エディションシリーズの主力オケです。 編成は中規模編成ですが、オケの演奏はしっかりとしており、シャーデンバウアーの指揮もメリハリがあり安心して聴ける演奏と言えるでしょう。 ツィーラーによるオリジナルの楽譜は2曲のみで残りは他人が編曲したもの。 指揮者ハンス・シャーデンバウアーが1曲、アレクサンダー・フィッシャウアーが8曲、フランツ・キュンネルが1曲、ローランド・スピンドラーが1曲、ロベルト・ニューマンが3曲とそれぞれ編曲しています。 録音年の記載はありません。 しかし、デジタル録音なので音質は良く問題なく聴けるでしょう。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/02/29
アドルフ・シーベル指揮、大舞踏管弦楽団の演奏によるCDで、フランスとオーストリアの作曲家によるカドリーユを集めた内容となっています。 これらは19世紀に流行ったオペラとオペレッタのメロディを編んだもの。 非常に有名な作品からこんにちでは知られてない作品まで様々だが、親しみやすく聴きやすいメロディを持っている。 指揮のシーベルはフランスで活躍した指揮者であり、1950年代から1970年代に録音を残している。 このCDで振った大舞踏管弦楽団、恐らくは録音用の団体だと思われる。 当時のフランス・オケの独特な音色が特徴的で、勢いのあるその演奏は個人的に悪くはない。 ただ、録音はノイズを無くす代わりに音をよりそり落としたかの様な復刻で聴けない事はないが最上とは言えない復刻だ。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/02/28
ニコラウス・アーノンクールは、バロックや古典派を音楽をピリオド楽器で演奏する演奏家として知られていたが1980年代より、ヨハン・シュトラウスの音楽を取り上げるようになりワーナー・ミュージックに録音を残していますが、このボックスはそれらを集めた内容のCDです。 1986年に収録された、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による作品集、翌年に録音された喜歌劇『こうもり』と1994年録音のウィーン交響楽団との喜歌劇『ジプシー男爵』、1999年に録音されたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との作品集、2001年のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤー・コンサートまでワーナー録音のほぼ全てを収録しています。 もちろんただのシュトラウス作品集というわけでなく随所にアーノンクールらしい所があり、ラデッキー行進曲やピチカート・ポルカが原典版で普段とは一味違った仕上がりになっていたり。 演奏も意外とよく推進力があり、ワルツはシンフォニックな充実した響きをしている。 選曲もちょっとこだわりがあり例えばベルリン・フィルとのアルバムは、ベルリンに関連する曲を中心に集められている。 一方で今までのアルバムを持っている方は特に音が良くなったとかいうわけでもなく、また解説書もない上、ニューイヤーのアンコールはカットされており、わざわざ買い直す必要はないと思う。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/02/26
ハンス・シャーデンバウアー指揮、オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団の演奏で録音された、カール・ミヒャエル・ツィーラーの作品集。 オーストリアのプレイザー・レコードの人気シリーズのひとつ、ツィーラー・エディション・シリーズの記念すべき第1集がこのCD。 本CDには表題となった、ワルツ『わが心はウィーンに』を含む全14曲を収録。 ヨハン・シュトラウスの後継者と知られたツィーラーは600程の作品があり、また軍楽隊にも在隊した事もあり、ワルツやポルカの他にマーチもかなりあるが、本CDではそれらが上手いにバランスよく選曲されている。 また、マリア・ローゼンドルフスキーと、マルコ・デ・サピアが歌うオペレッタからのアリアやデュエットもある。 尚、使用楽譜はツィーラーのオリジナルではなく他人が手を入れた楽譜を使っている。 編曲者はハンス・シャーデンバウアー、クルト・ルンプフ、エドゥアルト ・シェルツァー、ウド・ジヴォフェラー。 演奏団体は名前からわかる様にツィーラーの作品の演奏に特化した演奏団体として、2003年に結成された団体だそうで、本CDの録音年は不明だが、発売が2004年なので、2003年から2004年頃の録音と思われる。 オケの人数はそれほど大きくない様であるが、演奏自体はウィーンの香りのする軽快な演奏で良く、特に最後のシェーンフェルト伯爵行進曲は中々のもの。 ツィーラーの作品はあまり録音がないのでこの水準で聴ければ充分。 録音、音質も良好。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/02/25
毎年新年の元旦に開催される、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサート、指揮者持ち回りで開催していますが、2019年は現代ドイツを代表する指揮者となったクリスティアン・ティーレマンが初登場で担当しました。 近年のニューイヤー・コンサートは楽しい演奏とそうでない演奏と2パターンある様に思いますが、この2019年はその間位だと思います。 ティーレマンの演奏は全体的にシンフォニックで、これはワルツでは良い様に作用していますが、ポルカだと時折ハテナとなる曲もあります。 良くも悪くも重厚なドイツさとウィーン・フィルらしい柔らかなサウンドが同居した演奏だと思うのですが、真面目さが出ていてこれは良いなという曲がないのが難点かもしれません。 また初登場曲は5曲と例年並みで、 その他の作品もニューイヤーでは何度か取り上げられる作品が多く、選曲面でも珍しさがあまりない様に感じる選曲で、前年のムーティの様に選曲面で良ければまだ良かったのですが。 尚、ラデッキー行進曲は例年通り、レオポルド・ヴェニンガー編曲版が使われていますが、翌2020年からはウィーン・フィル版の譜面に変わっており、恐らくこのニューイヤーが最後のヴェニンガー版のラデッキー行進曲の演奏となるでしょう。 録音はソニーだけあり、ライヴながら充分綺麗に録れています。
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